「莫久来」、これは「ばくらい」と読むのだが、なにものかご存知だろうか。
莫久来とは、ホヤの塩辛のことだ――実は私も、昨日(06/07/12)の夜まで知らなかった(笑)――。
すこし凍ったままをを、日本酒(冷酒)とやる。
最初のシャリシャリ感と、やがて舌の上に溶け出すほろ苦さが、なんともいえず、酒がすすむ。
酒は地元菊の司酒造の手造り七福神大吟醸であった。
昨晩は、盛岡の方々にお集まりいただいてのオフ会。
なんのオフ会かはよくわからないのだが、そんなことはどうでもよいのである。
そこにはアジール的なエネルギーが必ず生まれる。
このアジール的宴会の場所は、大通の「忘々」(ぼうぼう)であった。
そして昨晩のキアスム(創造性)は、これだった。
トマトの中に肉そぼろが詰まっていて、和風のソースがかけてある。
トマトの味が、消されるのではなく、逆に引き立つ見事なハイブリッドである。
忘々 (居酒屋 / 盛岡)
★★★★☆ 4.0
盛岡市大通1丁目6-16
019-626-0345
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