デミグラスソースハンバーグ定食+カキフライ
ハンバーグ定食+カキフライ 880円


御徒町食堂

午前7時起床。浅草は晴れ。昨日の昼餉(ランチ)は、御徒町ガード下の御徒町食堂に入った。お昼ちょっと前だったのだけれども、テーブルは客でほぼ一杯で、正午を回れば、益々人で溢れてくる(ただし殆どがサラリーマンか、御徒町的オヤジであって、若い娘さんは皆無だ)。

店内は元気のよい(けれどもかなり古い)女性二人の切り盛りで、この二人の元気の良さが、この「街的」な店の磁場を、陽に向けて引っ張っている。

おかずはどうします?

あたしは初めてなので、無難なところでハンバーグ定食を頼む。しかし驚きはここからで、婆さんは「おかずはどうします?」と聞いてくるのである。

あたし的には、おかずはハンバーグ、なのだけれども……。けれどもここは、定食にはもう一品おかずがつくらしいのだ。それならばとあたしは、壁に貼ってあるメニューからカキフライを選んだ。

味噌汁はシジミに限る

デミグラスソースハンバーグハンバーグは、デミグラスソースの煮込みで(この店には、ほかに和風のおろしハンバーグもある)、やわらかいそれは、ご飯がすすむくんなのであった。

洋食屋のハンバーグとはあきらかに違うけけれど、箸で食べるのならこれでいい。醤油味のデミグラスソースの煮込みとでもいえばいいのか、かなりはまる。

付け合わせのマカロニサラダの郷愁感はほぼ反則で、もうひとつの"おかず"である大振りのカキフライの身もプリプリだ。トンカツソースをかければ、これもまたご飯がすすむくんなのである。

その上味噌汁はシジミなのであって、あーわかっているな、と。この手のこってり油通しor肉系のおかずには、シジミの味噌汁こそがベストなのだ。

食べ終われば長居は無用、皆さんサッサと席を空ける。あたしもサッサと立ち上がり勘定――880円也――。いやー、この店は御徒町的「街的」を、身体を張って表徴してしまっている。近所にあったら間違いなく先発ローテーション入りだ。隣の人が食べていた、ラーメンセットも、チャンポンの単品も、異様ににうまそうに見えた。また行こう、というか、行かなくちゃ。

御徒町食堂 (オカチマチショクドウ) (定食・食堂 / 御徒町) 

★★★★ 4.0
東京都台東区上野5-20-5

03-3832-0451
営業時間 11:00~16:00 17:00~20:30
御徒町食堂

御徒町食堂
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