豆を扱う店には
それは一の酉の時偶然に見つけた、というか、店が開いているのにはじめて出くわしたのである(だから普段はどんな営業をしているのかは知らない)。
偶然出くわしたのを幸いと店を覗けば、やってくれましたの量り売り、あたしは(かつてひさご通りでそうしたように)条件反射で花豆とカレー豆を買った。これはあたしの大好物、見た瞬間に絶対にいけてると確信したのである。
その確信はどこから来るのか、ということはどうでもよいこと(つまりはインスピレーション)でしかなく、結論を急げば、それは目論見通りに見事にうまい。
それで、ボリボリと毎日食べていれば、豆が無くなるのは当然の節理で、三の酉(12月29日)のときにでも、また寄ってみようと思うのだ(たぶんお酉さまの夜は営業しているはずだから)。
但馬屋 太田垣商店 |
注記
※1 但馬屋とは、豆を扱う店の総称(名指し)なのかもしれないな、と思うのだけれども、そのあたりは今後調べてみることにする。