荒挽き田舎そば荒挽き田舎そば 1枚目


蕎麦料理 はやうち

午前7時10分起床。浅草は晴れ。右足のふくらはぎをつってしまい「痛てー」、という悲鳴と共に起きたのだが、2日続けてちょっと時間が取れないので、後で書きます、と書くあたしは、いったいなのをしているのだ。

ということで、時間の合間をみてこの蕎麦屋について(「鴨すき」よりもはやく)書いてみる。

昨日長浜から大阪に電車移動して来たあたしは、伝耕さんの「黄色い家」(あとで書く)に寄るために、谷町線に乗り、四天王寺前夕陽ヶ丘で降りたのだ。

しかし四天王寺前夕陽ヶ丘というのは凄い名前だな、と関心し、まるで、浅草が浅草寺朝日ヶ丘じゃないけれどスカイツリーが眩しいぜ、になったみたいだなぁ、と思いながら4番出口を出たのだ。

そこは四天王寺への参道で、おなじみの漬物の「西むら」があり、そして少し離れたところに「蕎麦料理 はやうち」があった。大阪で「まさかの蕎麦とは」、と半分驚いて引き戸を開けて中に入ったあたしは、静かなそして小さな店内にまた驚いたのだ。

荒挽き田舎そば

あたしは「荒挽き田舎そば」を2枚たのみ(1枚だと800円なのだが2枚だと1200円になる、という算数のすばらしさ)、2つ重ねて出てくるのかと思いきや、まず1枚と出されてた蕎麦をみて、2枚目のそば「ほー」と納得したような、しかしなんだがわからないため息をつくと、ずるずると音をたてていただいたのだ。

蕎麦の味など分かるわけもないのだが、この蕎麦「うまい/まずい」の二項区分から云えば「うまい」ほうに入るだろう。

しかし、そのうまさが、ザラザラとしたこの蕎麦の食感から生まれて来ているのか、いやそれとも打った感じのちょっとネットリとしたところから生まれているのかは分からない。

それは、あたしが普段食べている「弁天」の蕎麦とは全然違うのだし、ましてや「本陣」のものとも違うのだし、同じ蕎麦でも、「うまい」でも、これらはみんな違うのだ(だから面白いのだが)。

蕎麦というのも個性がでるもんなんだね、と大阪の蕎麦に教わるあたしは2枚目をもらうと、2枚目はなぜか入れ物が違っているところが、「蕎麦料理 はやうち」の、2枚目を食べる人への飽きないように、という工夫なのだ、と東京の下町にもない洒落た店(でも小さい)をみて思うのだ。

蕎麦料理 はやうち
大阪府大阪市天王寺区四天王寺1-12-16

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