辛麺辛麺屋 輪の辛麺


辛麺屋 輪の辛麺

午前5時10分起床。浅草は晴れ。宮崎のおみやげにあたしが買って来たものは辛麺屋 輪の辛麺なのである。宮崎で一番有名なものは(個人的には)「チキン南蛮」であり、二番目は「冷や汁」であるが、何と云っても「辛麺」は(あたしの)三番目の宮崎名物なのである。

「チキン南蛮」はおぐら瀬頭店で食べ、「冷や汁」は懇親会が行われた杉の子で頂いたのだが、あとは「辛麺」だけだな、と考えていたら、二次会会場は辛麺の「東風」が近くだったので、終わったら行こう、と思っていたのだ。

しかし二次会会場で、「辛麺なら輪ね」、と女の子が云うので、あたしは俄然「」に行きたくなった。何故そうなのかは知らないが、「」と云う名前は初めて聞いたのであり、頭の中は「」で一杯になっていたのだ。だが、そうはいかないのが世の常で、結局は焼酎バーで酒を呑み、あたしはこの日は満了となったのである。

辛麺屋輪の辛麺しかし翌日空港でおみやげをみていたら、「辛麺」が2種類あったのだ。1種類は「桝元」で、これはよく見かける辛麺屋であるが、もうひとつパッケージ上に女性が描かれたものが「」のものだったのだ。

あ-これは天の思し召し、とあたしは早速買って帰ったのである。そして翌日(日曜日だが)家人に作ってもらって食べたのが右の写真なのだ。しかしこれが本当に良く出来ている。

だいたい糖質制限食のあたしが、ラーメンを食べていいのか、と家人に聞かれたのだが、「それはカンコク麺だから大丈夫だよ」、と根拠の無い言い訳を云い(そば粉は確かに入っているが)、たぶん辛さで云えば3辛ぐらいのこれを覚悟を決めてエイヤ、とばかりに食べたのである。註1

それは食べれば"もの凄く辛い"のであり、家人曰く、「かあちゃんのものだ註2」なのであり、「あー宮崎の味がする」、と宮崎をこれっぽっちも知らないあたしをにわか宮崎通にさせるのだ。

あたしは麺だけを咽せない様に「すすった」のではなく「食べ」、そしてスープはコップの水と一緒に飲んだのだが、いや辛くて飲めるものではなかった。しかし確かにこれは「辛麺」なのである。いいおみやげを買ったよな、と誰も褒めてくれないものだから、一人で自画自賛したのだった。

  1. あたしは辛いものは苦手なのである。東風で食べるときには何時も1辛だったのだ。
  2. 友達の「かあちゃん」はこの手の辛さは十八番である(たぶん)。