糸入りニシキ障子紙ってなにものだ糸入りニシキ障子紙ってなにものだ


糸入りニシキ障子紙ってなにものだ

午前6時40分起床。浅草はくもり。これは岩手県建設業協会広報委員会IT部会が行われた日だが、いつものように最後に訪れたのは「見聞録」だった。

この日は「BLACKADDER RAW CASK」の25年物を久々に呑ませてもらい、上機嫌だったあたしの目に突然マスターが着た「糸入りニシキ障子紙」と刺繍された法被の不思議な圧力が突き刺さった。

法被に書かれた「糸入りニシキ障子紙」ってなんだんだ、と疑問が首を擡げてきたのだ。「糸入りニシキ障子紙」である。糸入りなのだから糸が入っているのだろうが、それがニシキの障子紙を形造っている、という塩梅なのだろう。

しかしその「ニシキ障子紙」とはなんなのだろう、とひとりでぐるぐると考えてしまう。まるで黒い頭の「ブラックアダー」の永遠の蜷局とぐろのようにだ。

酒と酒肴

見聞録
岩手県盛岡市南大通2丁目6ー12