WもつそばWもつそば


Wもつそば

午前6時15分起床。浅草は晴れ。風邪の方は熱が37度まで下がったが、お腹の調子が悪すぎる。1時間おきにトイレに行くようで、それが改善されないと外出もできない有様だ。非常にまいっていのだ。

さて、この蕎麦の姿(写真)は凄まじい。東京で食べたくともまず手には入らない(たぶん)。名前は「Wもつそば」といい、処は岩見沢市大和の蕎麦屋「希林」の産である。

蕎麦は(この日は)田舎蕎麦を貰ったが、その蕎麦よりなによりも、その表面を覆う「鶏もつ」の凄まじさにあぜんとするのだ。きんかん(たまご)なんて何個のっているのかがわからない。数えるのもいやになってくる。

そして鶏特有のもつがわたしを待っている。その独特の香りにまずやられるのだが、ここは腹を決めて「Wもつそば」を食べはじめれば重い十字架がのしかかってくる。いや、大リーグ養成ギブスといったほうがよいかもしれない。

頭の片隅で声がする。曰く、「ぜったいにのこすなよ」と。その重い十字架を払いさるように只管に食うのだ。喰う、喰う、そしてたぐる、たぐる。なかなか減らないこの「Wもつそば」をようやく食べ終えれば、あーとなりの客は蒸籠にして「もつそば」をくっているではないか。その手があったのか、と思ったのだ。

希林
北海道岩見沢市大和一条7-3-3