チャーシュー半人前チャーシュー半人前


チャーシュー半人前

午前3時50分起床。浅草はくもり。この日の夕餉もまた末っ子である。この日はチャーシュー半人前を頼んでレモンハイを呑んだ。このチャーシューはうまい。肩ロースの固まりが厨房のまな板に見える。すると親父さんがこれを薄く切って皿に盛ってくれるのだ。

甘いタレを掛けられたチャーシュー半人前があたしの前に出てくる。一枚とって食べる。いつ頃からかは知らないが、たばこをやめて6年も経つと、細かい味覚の輪郭が、細かいザラザラした感覚のように甦る。まったく不思議なものである。

この日は餃子も食べた。そしてホルモンの盛合わせも食べた。これらのメニューははじめっていった時から変わらない。不動なのである。その不動のメニューを不動でないあたしが食べる。

人間は不動ではない。変わるものなのだ。その変わるものである親父さんが造るメニューも、本当は違うはずなのだが、全然変わらないものとしてあたしの目に舌に訴えてくる。「今も昔もうまいだろう。」 そう云っている音が聞こえる。[浅草グルメマップ]

餃子

ホルモン盛合わせ

末っ子
東京都台東区浅草5丁目17-8‎