ジャルジージャルジー


名前はジャルジーと云う

午前5時50分起床。浅草は晴れ。25日はクリスマスだった。あたしは仕事で遅くなってしまたが、クリスマスケーキは家人がスイーツスタジオ ベルノートから買ってきてくれていた。

このケーキは名前をジャルジーという。ジャルジーとはなんだ分かる訳がないのだが、その上、糖尿病でこのケーキを食べられないときている。そんなものだから、このジャルジーというお初のケーキの味がさっぱり分からないのだ。

そこで、家人と息子に食べた感想を、つまりは味を聴いてみる。しかし二人に聴いても「おいしい」だけで後が続かない。

しかし、ケーキを食べて「おいしい」という言葉は最上の褒め言葉ではないだろうか。いやケーキだけではなく、あらゆる食べ物に対して、「おいしい」という言葉は絶対なのだ。

あたしは法大で「考える技術」の勉強会をしていたとき、「おいしい」を「おいしい」という言葉を使わずに表現しよう、というようなことを云っていたが、しかし、今になって考えてみれば、「おいしい」を「おいしい」と云ってなにが悪いのだろう、と思う。

要は受け手側の問題なのだ。受け手が聴いてそのイメージが浮かぶかどうかなのだ。

しかし、今のあたしはケーキは御法度である。ジャルジーと聴けば直ぐにでも食べて味を覚えるのに、それが駄目なのである。イメージが沸かないのである。あー来年のクリスマスには、糖尿病のあたしでも食べられるようなケーキを探してきて、おもいきり「おいしい」と書いてやりたい、と思うのだった。[浅草グルメマップ]

スイーツスタジオ ベルノート
東京都台東区浅草3丁目38-5サンクタス浅草レジデンス1F ‎