夕やけだんだんから朝に望む夕やけだんだんより朝に望む


夕やけだんだんより朝に望む

午前5時30分起床。浅草は晴れ。「夕やけだんだん」とはただの階段であるが、この階段が突然現れることで車は行く手を遮られる。その為、この先にある「谷中銀座」は車の走らない商店街となり、これ幸いとばかりに人が集うのだ。しかしここは小さな商店街だ。まだ、朝の9時30分、買い物客どころか観光客もいない。この階段は御殿坂の延長線上にある。階段の傾斜は15度で緩やかである。

段数は36段あるこの階段を訪れたのは、記録によれば2009年04月以来だが、それ以来、脳梗塞のリハビリを兼ねて何度か訪れている。階段上から「谷中銀座」を見下ろす風景は有名なもので夕焼けの絶景スポットにもなっているし、階段の下には「谷中ぎんざ」と書かれたゲートがある。猫で有名な街でもある。でも、この日の風景は朝である。野良猫も、飼い猫も一匹もいないし、当然に夕焼けなどあるわけはなかったのである。

2009年04月の写真2009年04月の写真

夕やけだんだん
東京都荒川区西日暮里3丁目13付近