天ぷらそば+そば1枚追加天ぷらそば+そば1枚追加


天ぷらそば+そば1枚追加

午前6時10分起床。浅草はくもり。「土風炉」という店は浅草にもある(というよりも至るところで目にする居酒屋のような店だ)が、わざわざ錦糸町の「土風炉」に入ったのは、丁度餉時で、何を食べようと考えていたのが錦糸町だったからで、他に大して意味はないのである。その「土風炉 錦糸町店」でランチにしたのであるが、それは十割蕎麦があったからだ。それも北海道の幌加内産の蕎麦を謳っている。

幌加内産の何が良いのかなんて全然分からないが、とにかく蕎麦を食べたかったのだ。それも「もり」で10割でである。

ここの蕎麦は江戸前と田舎蕎麦の二つの切り方を選択できるが、ここは素直に江戸前をお願いした。それと通常なら2段(2枚)でワンセットなのだが、ここは「大畠家」に倣って1枚プラスの3段をお願いし、ついでなので「天ぷら」も追加して「天ぷらそば」とした。

3枚やってきた「もり」は、やや茹ですぎで蕎麦が若干柔らかい、それに「香り」は弱目である。ただ「天ぷら」をちゃんと食べてくれ、とばかりに、天つゆは別になってでてきた。これが「天ぷら蕎麦」ではあたりまえの仕様なのだが、こと「立ち喰い蕎麦屋」(のようなもの)でばかり蕎麦を食べているとすっかりこのことを忘れてしまうのだ。

味はそれなりだった。つまり、この(本来は)蕎麦屋ではない処でさえ、こうして古いしきたりを守って蕎麦を出すのだが、残念ながら技は蕎麦屋には及ばないのである。

もり

天ぷら

土風炉 錦糸町店
東京都墨田区江東橋4-27-14 東京楽天地ビル LIVIN錦糸町3F