新しい日本型資本主義 
エジプトめし、コシャリ
エジプトめし、コシャリ
午前5時10分起床。浅草は晴れ。土曜日は上野公園をのんびりと散歩していた。上野恩賜公園の大噴水の近くで催しものが開催されていて、その客の胃袋を満たすための屋台の車が何台かでていた。その1台が兎に角破格だったのだ。曰く「エジプトめし、コシャリ」である。あたしは「エジプトめし？」「コシャリ？」で脳味噌中「？」が山ほど出来ていた。
早速食ってみるか、と行列に並ぶが、このキッチンカー「エジプトめしコシャリ屋さん」と云うらしい。何故か京都ナンバーである。途中にメニューが出ていたが、その写真を見るとどうやら炭水化物の集合体に見える。ちょっとその体裁に怯えたあたしは（予定を変えて）「1個にするよ」、と家人に伝た。シェアしようと考えたのである。
漸く屋台に辿り着き「エジプトめし、コシャリ」を貰う。あたしはもっと強烈な香りと辛さを予想していたのだがそれほどでもなかった。ただかき混ぜて食べてください、とのことだったのでかき混ぜると米の下にはマカロニがある。それにトマトソースである。これは間違いなくイタリアンの影響だろう。日本で云えばナポリタンのようなものだがそれに米が付いている。
ただ、ナポリタンにごはんは旨い。炭水化物 on 炭水化物だ。それを繰り返し今の身体になった。中身は米、マカロニ、ヒヨコ豆、揚げた玉ねぎ（？）とトマトソース。そしてそれらをぐちゃぐちゃに混ぜる。炭水化物on炭水化物の旨さがあたしを襲う。身体にはすこぶる悪いのは分かっていたが、天気が良く半袖ポロシャツのあたしは何処かでスフィンクスを見ていたのだ。
エジプトめしコシャリ屋さん
上野恩賜公園 大噴水の近く 東京都台東区上野公園（4月29日30日）
