鰹


午前4時40分起床。浅草はくもり。はしべくんと最後に訪れたのは(これも何時もの)「すし処 清司」である。「居酒屋浩司」と「すし処 清司」はまるでセットのようなもので、70%の確率で一緒に行く。しかし「清司」から「浩司」へ行くことはなく、ひたすら「浩司」から「清司」である。それは誰が決めたのかと云えば、勿論あたしであり、でも、それが何故かはあたしも知らない。

「すし処 清司」では「抹茶ハイ」を頼む。この「清司」で呑む「抹茶ハイ」に特別の意味があるはずもなく、ただ日本酒が完全にオミットされてしまったので、寿司を酒肴にする時うまいと思える酒なのだ。当然に酒肴の一品目は「蛸の薄造り」を貰う。茹でた蛸のこの薄造りこそが「清司」のパトリであり、「清司」と云えるものだろう。つまり「すし処 清司」と云えば「蛸の薄造り」なのだ。

しかし、日本酒を呑まなくなった理由は、勿論あたしが糖尿病だからだが、その説明も説明にはなっておらす、そもそも寿司を食うこと自体が褒められたものではない。その褒められたものではない寿司だが、やっぱりうまい。その中でも、この日うまいなぁと思ったのは「鰹」だった。鰹はタタキの状態であったが、これを薄く二枚におろし、そしてニンニクの茎を細かく切って乗せて出してくれる。勿論煮切りは塗ってある。あまりに鮮烈なこの味に思わずおかわりをお願いしたのだ。[浅草グルメマップ]

小鰭 鯖

蛸の薄造りと抹茶ハイ

穴子 赤貝

シャコ パパセット

すし処 清司
東京都台東区浅草3丁目22-12 新坂ビル1F