鰯


午前5時55分起床。浅草は晴れ。魚編に弱と書いて鰯(イワシ)である。イワシは弱い魚であり、つまり、弱し(よわし)が転じてイワシになったと云われているが、あたしはこの魚が好きだ。この日もイワシを頼めば、「大きなイワシでしたから」と2カンが揃ってでてきた。「すし処 清司」では元々2カンずつ出てくるのだが、あたしは1カン主義者なのでおもわす目を見張る。

その2カンを見れば、1カンは腹を。もう1カンは皮を表に握ってある。それは何時も2カン貰うアナゴでも同じだということに初めて気付く。

あー2カン握ってもらうとこういう違いが分かるのか、と食べた。うはー、これがうまいのだ。大きいとは云え小型の魚だ。脂ののった身を食べれば思わず声がでる。「たまんねー」。しかしこの魚、旬はいつなのだろ。年中鰯がある気がするが、鰯を食おうと思って食べているのは歳になったせいだろうが、この鰯のうまさをもっと若いころから知っていれ、ば何かが違っていたのだろう。[浅草グルメマップ]

小鰭

穴子

すし処 清司
東京都台東区浅草3丁目22-12 新坂ビル1F