湯あがり娘湯あがり娘


湯あがり娘

午前5時30分起床。浅草は晴れ。花火の日「湯あがり娘」が届いた。新潟産の枝豆のことである。送り主は「うどん星人二合さん」、毎年贈られてくる与を楽しみにしている。(あたしは)この枝豆が好きだ。茹であがりの熱々を団扇でパタパタやるときのムッとした香りの素晴らしさを誰が知ろう。あたしの小さな楽しみとして団扇でパタパタは毎年の行事なのである。

残念ながらこの日は雨だった。でも花火はあがる、雨の中を出歩く気にもなれず、まあ、しょうがねぇわな、と家で7chの花火大会のTVを見る。なぜか音が遅れて聞こえないとう不思議さに、「湯あがり娘」を食べる手も一層早くなり、あっと云う間にかごが空になる。もうすぐ花火もおわりかなと云うときに雨も弱くなり、それじゃ外へ出てと花火をみた。

「湯あがり娘」はもう1回分だけある。今晩食べうと、外へ出た次いでにビールを買う。この全ての行動が、まるであらかじめプログラミングされているように過ぎてゆく。これが暦なのかと思う59歳の夏だ。

おいしい茹で方

  1. 枝豆は洗わずにボウルに入れて塩をふり、よくもんで15分から30分ほどおいてなじませる。
  2. 塩を洗い流す
  3. 沸騰したたっぷりのお湯(枝豆250gに対して、お湯1リットルと塩大さじ1)に枝豆を入れ、ふたをしないで強火で茹でる。
  4. 茹で時間は5分が目安。少し固めがちょうどよい。
  5. ざるに上げて水気を切り、冷ましながら、まだ温かいうちに塩を振って混ぜる。団扇で扇いだり、冷房に風を当てて急速に冷ますと色よく仕上がる(水で冷やしてはいけない)。

湯あがり娘

湯あがり娘