冷やし中華山口屋の冷やし中華


山口屋の冷やし中華

午前5時30分起床。浅草はくもり。「山口屋」で「冷やし中華」を食べた。先にここで食べたのは4年前のことで、その時が4年ぶりだったから、あたしは8年の間に2回しかこの奥浅草の「冷やし中華」を食べていない。あんなに好きだったのに、と思うが、糖尿病になってしまっては仕方がない。しかし、この日はあんまり暑かったものだから、たまにはいいだろう、と「冷やし中華」を食べに出掛けたのだ。

その「冷やし中華」の姿はみごとに4年前と同じ姿だった。その4年前に姿はまた4年前と同じだから、あたしの知る限りはすっと同じ姿と云ってよいだろう。細く切られた玉子焼き、何処にでもあるようなハム、あたしが一番好きな胡瓜、それにもやしと緑色のわかめと赤い紅しょうがと白い胡麻。これら全てが麺の上に乗っている。

しかし、「冷やし中華」の麺はやわらかい。そのやわらかい麺は「盛岡冷麺」の麺を食べているものには信じられない様なやわらかさなであり、そして限り無く甘いときた。何処をどうつつこうが甘いのである。これは身体には良くないのは充分に分かっているが、それでも「山口屋」の「冷やし中華」だ、一杯丸々食べてしまう。店は壁、柱、天井共に、いくらか古くなった様でいぶし銀の様に光っていた。[浅草でランチ]

冷やし中華

山口屋
東京都台東区浅草5丁目30-10