ビビンパビビンパ


炭水化物の夜

午前4時40分起床。浅草は晴れ。この日の夜は「なると」であった。食べた物と云えば「ビビンパ」なのである。この見るからに身体には悪そうな炭水化物の塊を、5分の1程もらって食べた。それから「チチミ」である。このチチミは「野菜チヂミ」なので少しはましだろうが、これも炭水化物の塊だ。この二つをたべると身体中の血液が沸騰していくのがわかる。血糖値が上がるのである。あたしの場合は底なしにである。

そこで「レモンハイ」を呑む。「レモンハイ」を呑むと血糖が下がるのだ。これは「レモンハイ」に限らずアルコール類全般に云えることだが、蒸留酒を使ったものならば、血糖値は見事に下がる。だとしたら、ひたすら酒を呑んでいれば良いだろう、ということになるだろうが、そうは問屋が卸さない。あたしの究極の病は脳梗塞なのである。脳梗塞のおかげでこのような塩梅なのだ。

つまり、脳梗塞は動脈硬化のために血液が流れにくくなって起こる病気であり、糖尿病はその動脈硬化の進行を早めてしまう。 動脈硬化が進むと血液が流れるスペースが狭くなり、血栓ができやすくい。血栓によって血流がせき止められると、その先の細胞は酸素や栄養が届かないので、間もなく死んでしまう。これが「梗塞」だ。 脳や心臓の細胞は再生しない。梗塞のために死んでしまった細胞が司っていた働きは復活せず後遺症残る。

それはアルコールの取り過ぎでも同じ結果になる。アルコールには利尿作用があるので、体が水分不足に陥りやすい。脱水状態になると、血液の粘度が増して血栓が出来やすくなり、脳梗塞を発症する危険性が高まるのだ。だから、ここが難しいのである。酒は一週間に二度までと云われている。それも2杯までだ。その二度をうまい具合に調整しながら、この淡水化物の夜を乗り切ろうとしている。毎日身体のことを考えることが日常になった。まったく哀しきおやじになったものだと思う。[浅草グルメマップ]

野菜チヂミ

なると
東京都台東区浅草4丁目39-2