ざるそばざるそば


手打ちそば かしわや

午前5時10分起床。浅草はくもり。盛岡での〆は「ざるそば」だった。ホテルの目に前にある「手打ちそば かしわや」でのことである。この蕎麦屋には初めて入るが、まず全面の構えが実にいい。絵に描いたような街の蕎麦屋である。そこで頼んだのは「もりそば」ではなく「ざるそば」だった。なぜ「ざる」にしたのかは、これが〆だということからだ。

〆には塩分が欲しい。でも、あたしの身体を考えたら、今日は塩分は取りすぎだろうと。そこで塩分を少しだけ含んだ海苔をちらした「ざるそば」をもらったのだ。ここの蕎麦はちょっと太めだし、決して特筆すべき蕎麦などではないが、あたしの舌にぴたりとくる。相性がいいのだ。

葱の切り方も楽しい。汁も辛めでどこか浅草の蕎麦屋を思い出させてくれる。そして特筆すべきは「そば湯」であった。「かしわや」ではそば湯専用の茶碗が一緒に出て来るのだ。そば湯専用である。あーここはあたしの「そば湯」の呑み方を知っているのかと思ってしまう。

あたしは「そば湯」でつけ汁を割るのを好まない。「そば湯」は「そば湯」だけを飲むに限る。最初から「そば湯」を楽しむ。何処でも可能な限り同じ様な「そば湯」の飲み方をしている。from そば湯の飲み方。(ゆで太郎本所吾妻橋店:墨田区吾妻橋3丁目)

この「かしわや」は夜も遅くまで営業してる。そしてあたしたちが行ったとき(たぶん夜10時頃だと思う)には、7割程のお客さんと店の夫婦と若い男性2人が働いている。村上さんの話だと、最初に「そば湯」が出てくるらしいのだが、この日は蕎麦が出てから「そば湯」だった。まあ、順番はどうでもよいのだが、あたしゃ気に入ってしまっのだ。

ざるそば

そば湯

かしわや

手打ちそばかしわや
岩手県盛岡市大通1丁目9-21