狭いカウンター狭いカウンター


立呑み 晩杯屋 鶯谷店で昼間から呑む

午前5時30分起床。浅草はくもり。土曜日、あたしは上野から帰るのにわざわざ鶯谷駅まで足を延した。鶯谷から歩いて帰ろうと云うのであるが、何時もの南口では降りず北口から歩く。途中「なんだこれは」と思いながらオレンジ色の派手な看板を見つけた。ふり返れば「レバフライ 130円」の文字がある。あたしはわざわざ戻って店の中に入った(笑)。

店の名前は「立呑み 晩杯屋 鶯谷店」と云う。全席立ち席、偽りのない立呑みの店だ。まだ出来て間もないのだろう、店内は綺麗である。この手の店としては誠に正しい鶯谷(根岸)という選択。それはそれでめでたい。あたしは早速ビールをもらい、注文用紙に最初の注文を書く(ここは最初の注文は注文用紙に書いて渡すのだ)。「マグロの刺身」と「ポテサラ」である。

成る程(料金をみたらびっくりするのだが)、キチンをしたものが出てきた。(あたしは)これだよ、これでいいのだ、この手の店では特別なものはいらない、とビールを呑んだ。暫くして酒肴はなくなるし酒もなくなった頃、それではと温かいものをお願いしてみた。「ハムカツ」と「レバフライ」だ。

2回からは口で注文である。酒はウーロン割りをお願いした。そしたらこれがもの凄くいい。「ハムカツ」はしっかりと厚く、贔屓の「レバフライ」はレバーの味がしっかりとする。この「レバーの味がしっかりとする」というのが案外と難しく、ともするとソースの味でレバーの味が何処かへ消えてしまうのだ。

しかし、この「レバーカツ」のソースはしっかりとレバーの味を残している。これで130円で良いのかとも思う。ということで呑み終えたら長居は無用、おあいそだ。酒類を2杯と酒肴とで合計1000円代前半という安さ。帰りは鶯谷から「めぐりん」にのるという失態をやらかしたのだが、いや、又一つ鶯谷に行く云い訳ができたのだ。

オレンジ色の看板にレバフライ

ハムカツ

レバフライ

立呑み 晩杯屋 鶯谷店
東京都台東区根岸3 丁目5-7