特別展「昆虫」特別展 昆虫


特別展 昆虫をみてきたこと

午前5時30分起床。浅草は晴れ。昨晩は「国立科学博物館」で行われている『特別展「昆虫」』へ行ってきた。前回同様、あたしと家人の二人で2名で2,000円の「金曜・土曜限定ペア得ナイト券」を購入した。土曜日の夜だ、流石にカップルが多いかと思いきやそうにあらず。

子供連れの若い夫婦が圧倒的である。

今回のテーマは「昆虫」である。やはり子供が目立つ。夏休みに入ったばかりだしなと思う。それに、そんなに混んでもいない、とかなんとか話ていると、あたしたちを大きな「昆虫」の模型が出迎えてくれる。「昆虫」の展示館へ来たなという思いが強くなる。

展示物はそのものずばり「昆虫」である。それ以外になにがあろう。

あたし達が話す内容も、過去にであった虫の話ばかりだ。オニヤンマ、ギンヤンマ、そしてシオカラトンボを夏休み中、毎日とっていた話。ウチワヤンマとゲンゴロウに出合った話、そしてカブトムシにクワガタムシ。あげくにスズメバチを捕らえたのはいいが袋の中から刺された話……。

そして獲りに行ってくると云って買ってきたヘラクレスオオカブト。

いや「昆虫」との思い出話は尽きない。やがて歩いていて気がついく「Gの部屋」。そうここは「ゴキブリ」の展示室なのだが、なぜか見たくない人のために固室になっていたりする。家人は無論パスだが、あたしは喜んで見させていただいた。

「昆虫」はあたしにとっては過去にしか生きてはいない。

決して未来には存在しないもになのである。だけれども、「思い出」は自分とのかかわりのなかだけで「存在」する。この『特別展「昆虫」』へ来た子供達がもつ昆虫との「思い出」は、果たして60年経ってからも、誰かに話されることがあるのだろうか。

大きな蜂

Gの部屋

標本

標本

国立科学博物館
東京都台東区上野公園 7-20