秋刀魚秋刀魚


大人舌

午前5時起床。浅草は雨。今年も釜石の前川さんから「秋刀魚」が届いたのだ。丁度夕餉の時間に「さんま」が届いたものだから、急いで一品追加となった。「秋刀魚」といばまずは焼き物である。であれば例によって「おろし」だな、とダイマスに出掛けて大根を1/2購入してきた。

これだけで済むのである。

「さんま」は勿論ワタごと食べる。残るのは頭と尻尾と中骨だけという簡潔さだ。そして、今年は息子が初めてワタを食べた。今まではワタは捨てていたのだが、今年はちゃんと食べた。

うまい、と云う。

彼の舌もやっと大人になったのだ。子供の頃にははワタは苦くて食べられなかったのだが、今年で丁度20 歳、「旨いか、もっと食え」である。いい香りがする、と云う。勿論、前川さんからの「秋刀魚」だからだが、いや、めでたいなと思う。

残りは醤油煮にしたのは何時もの通り。これは砂糖とみりんも使わずに、「ラカント」だけを使って煮込むのだが、抜群にうまいのである。

秋刀魚

醤油煮

鎌田水産株式会社
岩手県大船渡市赤崎町鳥沢164-2