パンの田島浅草ROX2G店パンの田島 浅草ROX2G店


パンの田島 浅草ROX2G店

午前5時36分起床。浅草は晴れ。ROX2Gに「パンの田島 浅草ROX2G店」がオープンしたので、早速日曜日に行ってみた。この店を見て、(あたしは)盛岡の「福田パン」思い出していた。あたしは、それこそ盛岡に行くようになってから「福田パン」を知ったのだが、下河原さんという、「福田パン」で育ったような人が(運良く)あたしの周りにいたのだ。

そのせいか「福田パン」はこのブログでもよく取り上げているが、それは盛岡という地方都市で繁昌する「地場のパン屋」の凄さを皆さんに知ってもらおうという(余計な)あたしの魂胆からである。一方、この「パンの田島」はドトールの子会社が経営しているようなのだ。つまり大手と云ってもいい。

その大手が、どういう展開で「コッペパン」を売ろうとしているのだろう。店内はノスタルジックな学校のイメージで、多くの店員さんが白衣を着て働いている。メニューは黒板をイメージしたもののようで、ここは学校のシミュラークルになっているようだ。問題は、お客さんは来るのか、だった。

オープン間もないこの店は、そんな心配を余所にひたすら混んでいた。それも客単価が凄いのだ。平均2000円ぐらいだろうか。あたしらは1130円だった。「厚切りハムカツ」と「コンビーフポテト」、それから「ラムレーズンバタークリーム」と「揚げコッペきなこ」を買った。

いい天気だったので、松屋の屋上でパンを食べることにした(混んでいて行くまでが大変だったが)。ベンチに腰掛けて、スカイツリーを見ながら「厚切りハムカツ」を半分だけ食べてみた。

はっきり云おう。
これがうまいのだ。

ハムカツを挟んだコッペパンもうまい。なんの「歴史」もないのにだ。あたしはこれが何らか(福田パン)のシミュラークルであることは知っている。知ってさえいれば大丈夫とも云えないことも知っている。突然、浅草のロクックスに出来たこの店を、まだ信じる気分にはなれないのだわ。

メニュー

店内

店内

揚げパン

厚切りハムカツ

コンビーフポテト

パンの田島 浅草ROX2G店
東京都台東区浅草1丁目24-9