THE pinkhip WORLD    「中小建設業情報化講座」 第10回 補足|戻る 著作権|   

第10回 情報化推進の段階的取組み
補足


補足事項
第10回の以下の記述について補足します。

私は、できれば自社の社員で、インフラの構築・運用・管理を行うような指導をしています。建設業の場合、特に現場でのLANでの構築・運用・管理は、現場でPCを使うものが自ら行うことが大原則だと考えています。

自社の情報化をベンダー側にすべてまかそうとした場合でも、多くのベンダーの場合、実際問題として中小建設業の情報化をトータル的にサポートできる体制は整っていない様に思えます。

原因1 「手離れの悪さ」と「金払いの悪さ」
ハードの購入対価で全てのサービスがついてくると考えられる方が建設業界には多いような気がします。
PCのセットアップ、アプリケーションのインストール、アプリケーションの操作指導は、れっきとしたベンダーの商品であり、当然そのサービスに対して対価を支払うべきものです。
そのサービスに対する対価を認められない場合が多いとの話をベンダーさんから良く聞きます。また、いつまでも無料でサポートを求められることも多いとの話も聞きます。
この様な状況から、中小建設業を敬遠するベンダーさんがたくさんいらっしゃるようです。

原因2 ベンダー側の建設業に対する勉強不足
一方、ベンダー側の中小建設業に対する勉強不足も否めません。
中小建設業界は、建設CALS/ECをキーワードに、多くのアプリケーションメーカーやベンダーにとっては、非常に魅力的な市場に映っているようです。
しかし、その多くは単品を提供するだけで、それらをインテグレードし、統合的な中小建設業の情報化を提供できる能力に欠けていると言わざるを得ません。


Monday, 28-Sep-98 22:27:34  情報化講座第10回を読む



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