中小建設業情報化特別講座
中小建設業情報化特別講座
建設省の99〜2000年度入札参加資格申請は、いよいよインターネット方式により行われます。
この資格審査には、「経営事項資格申請」（以下「経審」といいます）の結果が必要ですが、この経審の審査基準が7月1日から改正されます。99年〜2000年度の入札参加資格申請に必要な経審は、この改正後の審査基準で受けた経審（以下「新経審」といいます」に統一されます。
今回の特別講座は、99〜2000年度の入札参加資格申請をインターネット方式で行うにあたって、新経審での注意事項をまとめてみました。
インターネット申請に必要なアプリケーション等の配布は11月に予定されているようです。
■建設省直轄工事99年〜2000年度入札参加資格申請
インターネット方式 12月1日（火）〜12月25日（金） 土曜日、日曜日及び祝日を除く 文書郵送方式 12月1日（火）〜12月25日（金） 土曜日、日曜日及び祝日を除く 文書持参方式 12月9日（火）〜1月29日（金） 土曜日、日曜日及び祝日並びに12月28日（月）〜1月4日（月）を除く。
今回公表された日程で入札参加資格申請を行う場合、どの方式で行うにしても新経審の結果通知を、申請時点で受けておく必要があります。
入札参加申請時点で、手元に新経審による結果通知書が届いていない、ということにならないためにも、下記の「決算期による注意点」で、自社の決算期による注意事項を再確認されることをお勧めいたします。
■決算期による注意点
決算期 前回経審有効期限 予定される経審受審月 結果通知予定 インターネット方式への対応 9年7月〜10年１月 経審は既に受審済みか申請中 7月1日以降に新経審基準で再審査が必要 知事許可 9月
大臣許可 10月○可能
ただし、再審査を絶対に忘れてはならない。
建設省では、再審査の申し立て期間を従来の改訂から30日以内から120日以内へと延長する予定。
従って、再審査の申し立て期間は7月1日〜10月28日までとなる。再審査は無料。10年2月 10年9月 7月1日以降に新経審で受審 知事許可 9月
大臣許可 10月○可能
6月に経審を受け、9月早々に新経審を再受審するのが本筋だが、1ヶ月で審査基準が変わってしまうので、7月早々の新経審での受審の方が二度手間も省け良いと思われる。
ただし、前回の経審の有効期限が10年9月なので、7月のなるべく早い時期に新経審を受ける必要がある。新経審での結果通知が届くまで「空白期間」が生ずる可能性もある。
経審の有効期間切れ期間は、公共工事の受注はできない。
10年3月 10年10月 7月1日以降に新経審で受審 知事許可 9月
大臣許可 10月◎可能 10年4月 10年11月 8月 知事許可 10月
大臣許可 11月◎可能 10年5月 10年12月 9月 知事許可 11月
大臣許可 12月△早めの経審受審が必要
大臣許可の場合、インターネット方式に間に合わない可能性がある。
ただし、文書持参方式には間に合う。10年6月 11年1月 10月 知事許可 12月
大臣許可 11年1月▲経審受審時期に注意が必要
10年6月決算の会社だと、10月の経審受審では、知事許可の会社でも、インターネットでの申請には間に合わなくなる可能性がある。
大臣許可の場合、文書申請も難しい可能性もある。
6月決算の場合は、9月か10月のなるべく早い時期に新経審を受審する必要あり。
＊経審の受審から、結果通知までの期間を、知事許可2ヶ月、大臣許可3ヶ月としている。
Thursday, 18-Jun-98 20:35:50
桃知商店
(c) Copyright TOSIO MOMOTI 1998.All rights reserved
pinkhip@dc4.so-net.ne.jp