とんかつの食べたい日
昨日はゆたかのロースカツ定食でランチであった。あたし的には「浅草でいちばん好きなとんかつは」といえば〈ゆたか〉のロースカツということになる。
しかしあたしは好んでとんかつを食べることはなく、 けれども無性に豚肉の脂身の味が恋しくなるときがある。そんな日はとんかつを食べにいく。昨日はそんな日であったわけだ。
かろやかなとんかつ
ゆたかのとんかつは、(たぶん)浅草でいちばんかろやかである――つまりあっさりとしている。
けれどもしっかりと豚の味がするのである。特にロースの脂身がうまいと思う――もっともあたしは、ロースかつしか食べないのだけれども。
ゆたかはまごうことなき浅草のとんかつ有名店である。しかし昨今の近代的なとんかつ屋に比べれば、客も味もいささか古臭いと感じられるかもしれない。
しかしなぜこの店は年寄りの客が多いのかを考えてみればよい。つまり年寄りでも食べられる柔らかさとあっさりさを兼ね備えた〈とんかつ〉なのである。
こういう渋いとんかつ屋が性に合うのは、やはりあたしも歳をとった故(せい)なのかなと思う今日この頃なのだが、そんなことはどうでもよいのである。
老いも若きも、食えよトンカツ!なのである。 [浅草グルメマップ] [浅草でランチ]
ゆたか
台東区浅草1-15-9
03-3841-7433
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