朝食と明治という国家(上)。

午前7時起床。浅草は大粒でスピードの速い雨。

明治という国家(上)「明治」という国家〈上〉

司馬遼太郎(著)

1994年1月30日
日本放送出版協会

ボンクラなんて、怪鬼という漢語よりも実感があって、人間のにおいがありますな。ボーとして、たそがれのように昏(くら)いことでしょうな、たぶん。(『「明治」という国家〈上〉:p23』)

W杯イングランドvsトリニダード・トバコ戦をTV観戦しながら、ブログのスタイルシートに手を入れていたら午前3時を過ぎていました。

しかし、どんなに夜更かししても、我家は7時起床、7時朝食なのです(時々例外はありますが…二日酔い等)。今朝もそれは同じであって、私はようやく起きることができたわけです――つまりたたき起こされました――。

朝食を食べることが、よいことなのかどうかはわかりません――悪いという話を聞いたこともあります――が、習慣というものは恐ろしいものであって、胃袋に米粒が落ちるだけで、寝ぼけた頭が少しだけしゃんとします。

そしてこうして朝にブログを更新することで、また少しだけ脳みそに火が入るのでして――くれぐれも、よいことなのかどうかはわかりませんが――なんとかつかいものになる朝になるのです。

私は自営業者ですから、一日をどう過ごすかなんてことは自分で決めることができますし、そして私はそもそもが怠惰な性格なものですから、一日中ボンクラでいることなんてお安い御用なのです。と云うよりもボンクラ状態が大好きです。

しかしそれは今の社会では非日常な生活態度なわけです。朝食はそもそもがボンクラな(非日常的な)私の普段における日常のようなものかもしれません。