Movable Type3.31‐jaへバージョンアップ。
Movable Type3.31‐jaのリリースが、12日にアナウンスされていた。
http://www.sixapart.jp/movabletype/news/2006/07/12-1500.html
当サイトも、一昨日、バージョンアップしてみた。
私は、MovableTypeを使い始めて45日程度の初心者であって、このブログ・プラトホームについては、素人も同然である。なのでよくわからないことは、極力やらないことにしている。
つまり、先に3.3がリリースされたとき(6月28日)も、その修正版がリリースされたとき(7月3日)も、とりあえず見送った――まだ早いと思った。
しかし、今回、3.31でバージョンアップに踏み切ったのは、多分、ちゃんと動くだろう、と思ったからで、それは別に根拠のあることではなく、ただの「カン」である。
バージョンアップは、手順も確認しないでやってしまった。まず、ダウンロードしたファイルを解凍し、「~.cgi」(mt-config.cgi-originalを除く)ファイルの、perlのパス記述を、私の借りているサーバ(ファーストサーバ)にあわせて書き換える。
#!/usr/bin/perl-w を #!/usr/local/bin/perl5.8-w に書き換える。
mt-config.cgi-originalを、環境にあわせて編集し、名前をmt-config.cgiに変更する。
06/08/03 追記:
3.2からの移行の場合、mt-config.cgiは、3.2のものでよいようだ。
AltTemplate feed results_feed.tmpl を追加記述する。
参考→既存環境からのアップグレード
そして全てのファイルを上書きでアップロードし、新しいcgi ファイルのバーミッションを755に変更。
その後、mt.cgi にアクセスすれば、自動的にアップ・グレードが開始された。
私は最初のトライで、このアップ・グレード処理画面が開かず(画像が表示されない)、アップグレードがうまく行かなかったのだが、原因は、mt-config.cgiのStaticWebPath の記述を変更していなかったためだ。
それを環境にあわせ変更することで、バージョンアップは、あっけなく終わった。
06/08/03 追記:
StyleCatcherとWidget Managerプラグインのcgiファイルのperlのパス記述も必要に応じて変更が必要(私の場合、エラーが出たので調べたら原因はこれだった)。
/plugins/StyleCatcher/stylecatcher.cgi
/plugins/WidgetManager/widget-manager.cgi
新しい機能では、「エントリタグ」をまず使い始めている。その管理画面を見ると「いたれり、つくせり」である。
ただ、旧バージョンの3.2では、キーワードは付けていたが、タグ付けはされていない(機能が無かったので当然だが)。
なので、タグを付けは、新たにしなくてはならない。
そのための便利なツールもあるようだが、私はエントリー数もたいしたこともないので、一つひとつのエントリーを確認しながら、タグ付け作業をしている。
私はブログ投稿クライアントには、BlogWriteを使っていて、その最新バージョンは、「エントリタグ」機能に対応している。
その機能では、今までのキーワードの前に、tags: と記入するだけでよいので、たいした作業ではない。
ただ、改めてキーワードを見てみると、その一貫性の無さに愕然とするわけで、修正は余儀なくされている。
ついでに、エントリ内容も編集したくなり――誤字脱字も多い、参照することの多いエントリは、小見出しをつけたり、内容も修正を加えている。例えば「日本語の構造」や「象徴の貧困」等。
こんな風に、いったん書いたエントリに修正を加えることは、旧サイトではなかったことだが、この変化を私にもたらしたのは、Movable Typeであり、Web2.0ミームであり、つまり技術である。
その技術に下支えされ、私は(少しだけ)データを大事にするようになった。
まさに、Web2.0ミームの決まり文句(buzwords)でいえば、Data as the intel inside:データこそが"intel insaide"なのである。
それはロングテールかもしれないし、とても個人的なものかもしれない。
しかし、Movable Typeは、それを実現できるシステムに、また一歩近づいてきているのは確かだろうと(私は)思う。