テポドンですか?

午前4時起床。浅草はくもり。

今朝は早起きして、W杯、イタリア vs ドイツを観ていた。私的には、イタリアの勝利は嬉しいのだが、それに水をさすように、北朝鮮のミサイル発射のニュースが流れていた。

それは興醒めだろうがなかろうが、近所には平気でミサイルをぶっ放すような無粋な一家が存在する。まったく困ったものである。

しかし考えてみれば、この異端の一家は特別としても、我家は総じて近隣とはうまくいっていない。どちらかと云えば、近所づきあいの下手な一家であることはたしかだろう。

それが小泉さんの性格的なものなのか、米国を含めたブレーンの戦略なのかはわからない。ただ小泉さんは、靖国参拝というスイッチを持っていて、そのスイッチを押すと、笑えるぐらいに、近隣は反日感情をむき出しにしてくれるのは経験的にわかっている。

それは、近隣が自国世論をまとめるために(つまり政治的に)、この靖国スイッチを逆利用しているせいでもあり――反日感情を政治的に利用している、と云った方がよいかな――、小泉さんは小泉さんで、その逆利用を逆利用して、例えば謙韓や反中のように、我家の世論をまとめて支持率を上げようとしているようにも見える。

小泉さんのやり方は、いつでもこの単純なキアスムに徹している。つまり逆利用の逆利用である。それをポピュリズムと呼んでよいかと思うが、本当にベタなマーケティングである。しかし、それが結構(この国では)有効であることを、彼はこの五年間で証明してしまった。おかげで公共事業という産業も、地域社会も壊滅的な打撃を受けてしまったのだから。

さて、この北朝鮮のミサイル発射とは、情報の発信でもある。ここにはコミュニケーション欲望を見て取れる。まあ、米国は外交レベルでは、無視しているわけだが、無視されればされるほど、彼らは情報を発信してくることだろう。

小樽に寄港していたキティホークは、何処へ向かうのだろうか?