タロとジロ八年ぶりの再会。

午前6時40分起床。浅草ははれ。

06080900 (2).JPG昨日は雨の中、タロとジロに会いにいってきた。上野の国立科学博物館で開催されている「ふしぎ大陸南極展2006」にその剥製が展示されているのだ。

この二頭の剥製が、そのタロとジロだ(この写真どちらがタロでどちらがジロかは忘れてしまった)。普段タロは北海道大学に、ジロは国立科学博物館に収蔵されていて、二頭が一緒になるのは八年ぶりのことらしい。

高倉健の「南極物語」を知っている世代には、この二頭はたまらない存在だろう。その存在だけでウルウルしてしまう年寄りキラーである。

一九五八年に南極の昭和基地に置いていかれたのは十五頭のカラフト犬だった。そしてタロとジロの兄弟だけが、無人の基地で南極の冬を生き延びて、一年後にやってきた越冬隊員と再会した。

しかし生き残るということは大事なことだなと思う。なにしろ南極で置き去りにされ死んでしまった十三頭は、名前さえ知られていないわけだからね。