ペンギン食堂の石垣島ラー油は辺銀さんがつくっている。

午前6時起床。浅草はくもりかと思ったら雨が降り出した。雷まで鳴っている。目の状態は相変わらずだ。

06082403 (13)s.jpg浅草松屋の九州・沖縄物産展で、ペンギン食堂の石垣島ラー油を調達してきた。一個750円(税込:たぶん東京で一番安いが24日限定とのこと)、五個購入。

このラー油は、次郎さんから沖縄のお土産でいただいてからはまってしまったもので、とにかくごちゃごちゃといろんなものが入っていて香りが良いのである。そしてあんまり辛くない。

島唐辛子、ウコン、ピパーチ、石垣島の塩、黒糖、ニンニク、白ゴマ、黒豆で作った味噌、山椒、オリーブオイルとサラダ油。こんなものでできている。

これは(沖縄のことばでは)チャンプルーである。チャンプルーとはハイブリドであり、マッシュアップのことだ。つまりは雑種なのではあるが、よくできた雑種の特徴は適応能力が高いことであり、だからどんな料理にもあうのである。

ペンギン食堂の石垣島ラー油問題は入手の困難性にあって、浅草は界隈ではなかなかお目にかかれない。私は代替品として、わした上野店で購入できる石垣島産とうがらし入りらー油を使っているが、やっぱりペンギン食堂の方がおいしいと思う――わした上野店にも時々ペンギン食堂のものは入荷するが不定期であり、あっというまに売り切れてしまう――。

しかし今回は五個入手できたし、私はこのラー油で、菜苑のタンメンが喰いたいと常々思っていたので、ポケットにこれを忍ばせてそれを実行する日も近いのである。(笑)

問題はこの容器は液漏れすることで――ちゃんとその旨容器に書いてある――なにか適当な容器をカッパ橋にでも探しにいかないとポケットがラー油だらけになってしまうことだ。そしてもうひとつ、菜苑の親方にみつかったら怒られそうなのである――菜苑のラー油も自家製であり、親方の魂がこもったうまいラー油なのだ――。

ペンギン食堂の石垣島ラー油それにしてもペンギン食堂という名指しは、ユーモアさえ感じられ、親しみやすく、覚えやすい。しかし、なぜペンギンなのかは知らないままで、ペンギンでも飼っているのかと思っていた。

今回容器裏のラベルをまじまじと眺めていて驚いた。ペンギンはあの鳥類のペンギンではなく、製作者のお名前であることを知った。辺銀暁峰さんというのだ。調べてみると、辺銀はちゃんと「ぺんぎん」と発音するのだ。素晴らしい!!!