[閉店]チャングムとテレビ―韓流ショップソウル館。(浅草2丁目・ひさご通り)
午前4時40分時起床。浅草はくもり。
昨晩、居酒屋浩司で一緒に飲んだお客様は、『宮廷女官チャングムの誓い』にはまっておられて、ひさご通りにある、韓流ショップソウル館で、チャングムグッズを買い揃えておられた。
ソウル館では、店頭でVTRを流していることがあり(日本語版ではない?)、そこでは、みんなが丸椅子に座って、行儀よくブラウン管に見入っている姿をみることができる――街頭テレビ。
私もこの番組は何度か見ているが、なかなかおもしろいと思う。
何よりこの番組は、〈他者〉とのリアルな会話のネタになるという点で中景的なのである。
今になれば、その昔は一台のテレビを家族――複数人で見るという円環的なところがあった。
それは極めて三丁目の夕日的な(つまり絶滅危惧種の)家庭(中景)的なメディアだったように思える。
それはWeb2.0にはないもののひとつで、つまり自分の父親に向かってYouTubeのはなしをしても、会話にもならないだろうということだ。
たしかにテレビのやってきたことは酷いことも多い。
しかしテレビから流れるどうでもいいようなことに、リアルな世界(家庭)で集団的にかかわれたことは、それが中景的なものであったことを(今は)疑いも無い。
しかしもはやそれも希少種――というか絶滅危惧種であることも疑いもなく、ワンセグの登場や野球中継の減少がそれを象徴している(と思う)。
■2007/03/05追記:何時の間にか居酒屋になってしまっていた。残念!