流水不腐。

午前8時起床。大阪は晴れ。

8時起床とは云え、まだ眠たいわけで、これからまた寝ようかな、と考えたりしているが、それは浅草に戻ってからにしよう。

新聞を読めば、和歌山の談合問題が大きく報道されていて、こうして公共事業という産業の信頼はまた失われていく。

流水不腐、流れる水は腐らず。閉じた円環は流れない水のようなものなのだろう。

円環の限界

だから自らの「ひねり」が必要なのである。

〈他者〉からのひねり――〈他者〉からひねられることは、円環を破壊するだけでしかない。

しかし公共事業という産業がこのひねりを自らできないのは、想像力が働かないからだろう。

想像力とは〈他者〉を思う心である。

多くの方は、背に腹は代えられぬ、と云う。

それは、大事なもののためには、他のものをあきらめるしかないことである。

けれども、不変――変えてはならない大事なことが、わかっていない。

だから、公共事業という産業は、時代の流れから置いてきぼりをくらってしまっている。

水腐る。