梅むらの豆かんは浅草一おいしい。(浅草3丁目)
梅むら
今日はグランドさんでランチ後、梅むらに寄って豆かん――450円:正式名称は豆かんてん――を食べて脳みそを喜ばせた。
グランドさんを出たときには、お腹は一杯だったのだけれども、食後の甘味というのは別腹なのである。
豆かん
まめかんはじつにシンプルな甘味である。豆と、かんてんと、黒蜜だけで出来ている三位一体だ(ボロメオの結び目か)。w
それ故に、この三つのバランスが大切なのは、いうまでもなく、それぞれがバラバラに主張しあっていては成立できない、単純であるが故に、難しい甘味なのだと思う。
梅むらの豆かんは、この三つのバランスがとてもよいのは当然なのだが、主役の豆の出来が、なんといっても素晴らしい!
東京で一番おいしい
じつを云えば、子供の頃はこの豆が嫌いだった。うまいともなんとも思わなかった。みつまめやあんみつにある豆はむしろ邪魔な存在でしかなかった。
あたしはそれをずっとひきずってきたのだが、この梅むらの豆かんに出会って、あたしの豆観は劇的に変わってしまったのだ。
大人の甘味とは、こういうものをいうのだろうなと思い知らされる。あたしは、浅草しか知らないけれども、梅むらの豆かんは、東京でいちばんうまい豆かんだと思うのだ(たぶん)。
梅むら (甘味処 / 浅草) |