三次のパトリのたべものである「わに」を食べる。

わに

わに広島県三次市の山中さんより、「わに(鮫)」を送っていただいた。ありがとうございます。

先月、『三次では「わに」を食べる。』でも書いたように、鮫を常食とする文化は、地域性でしかなく、第Ⅳ象限であり、「わに」はパトリのたべものなのである。

このパトリ性が、なにかの拍子に円環の外へ飛び出したとき(情報として発せられられたとき)、それは他者に対して〈情報/伝達〉の差異のとなる――なんでこんなへんなものを「うまい」と云って喰っているのだろうかのと 。

つまり、三次の日常はわたしの非日常なのであり、あたしはその非日常性をもって、広島県三次市吉舎町を知ろうとする。そのきっかけをつくった山中さんはハブHUBであり、これが、社会システム理論(ルーマンのだね)の云うコミュニケーションということだろう。

刺身とフライ 

早速、刺身とフライにして食べてみた。

わにの刺身 わにのフライ

刺身は生姜醤油で、フライはタルタルソースで食べてみたが、(あたしは)どちらもうまいと思う。「わに」はマグロに近い食感で、云われる程臭くもなんともないのである。マグロと比べれば脂が少ないので、ねっとり感はないけれど、その分マグロよりも鉄(血)臭くもない。なので、フライはかなりイケてる。「わに」は、これからの季節が旬らしい。
『わに』ページ