バレニンたっぷりのクジラカツをつくる。

クジラカツ
クジラカツ

バレニン

くじら肉昨日、吉池で鯨肉を調達してきた。先日、お昼のみのもんたの番組(おもいっきりテレビ)見ていたら、バレニンという持久力をアップさせる物質が、鯨の赤肉にはたくさん含まれていて、それを効果的にとることのできるクジラカツを紹介していた。まあそれをつくってみようと思ったのだよ。(私は最近すっかりおばさん化している)。

吉池では、イワシクジラの赤肉が特売中だった。特売とはいえ350円/100gもするのは調査捕鯨しかできない状況ではしょうがないだろう。今となっては、売っているだけもうけもんだ

クジラカツ レシピ

(以下は、かなりあやふやな記憶である)。

  1. まず、鯨肉を漬ける漬け汁をつくる。醤油、日本酒、おろし生姜を適量まぜる。大切なのは生姜であって、生姜はタンパク質を分解し易くしてくれるらしい。バレニンは筋肉の中、つまりタンパク質に覆われているので、それを取り出しやすくする働きをする。
  2. そこに、厚さ2センチ程に切った鯨の赤肉を30分ほど漬けておく。
  3. 小麦粉、溶きたまご、パン粉の順に赤肉につける
  4. 高めの温度(190℃)で、10秒程度揚げる。この時間の短さが大切で、鯨肉は外側に熱が通るぐらいで十分。中は勿論レアである。鯨の赤肉は50度程度で最もバレニンが吸収しやすくなるらしい。
  5. レモンを絞って食べる。

レモンを絞るのは、酸が消化吸収を助けるかららしいが、確かではない。それよりも下味がついているので、レモンで十分なわけだ。

食べてみると、これはかなりうまい。散々黒くて硬い鯨肉を食べさせられてきた身には衝撃的でさえある。レア状態で食べるのがミソで、(もしつくってみようとするならば)揚げ時間には十分に注意して欲しい。

追記

2007/03/02追記

くじらかつなんと、余ったくじらの肉が冷凍保存されたままだったことに気づき(3ヶ月は経っている)、じゃっかん肉は黒く変色していたけれども、そんなことは無視して、またくじらかつをつくった。 

上の写真と比べると、だいぶ色が白っぽいのが分かるヵと思うが、これは揚げ時間をできるだけ短くして、超レアで食べようという魂胆からだ。

その目論見は非常にうまくいき、レモンをぎゅっと絞って食べるとなんともうまい! また鯨を探しにいかなくちゃいけないな。