ぞうりぱん。(郡山市:元祖橋本屋 舞木ドライブイン)

ぞうりぱんとくまたぱん

くまたぱんとぞうりぱん
ぞうりぱんとくまたぱん

福島から、くまたぱんとぞうりぱんを頂いた。 どちらも福島のパトリ的和菓子である。写真左がくまたぱん(須賀川市)。写真右がぞうりぱん(郡山市)。今回は、ぞうりぱんを食べてみた。

ぞうりぱん

ぞうりぱん
ぞうりぱん

舞木の「ぞうりぱん」とはうまいネーミングだと思う。この恐ろしくレトロな姿をしたお菓子は、まさに「ぞうり」のような姿をしている。はっきり言えば、今更、何処にこのお菓子の需要があるのだろか、と考えざるを得ないような姿をしている。

進化をやめてみた?

ぞうりぱんぞうりぱんとくまたぱんとは、「種」としては同根のものであるだろう。ぞうりぱんもまた、しっかりと砂糖を纏い、砂糖そのものが貴重だった時代のご馳走が、進化を忘れて存在し続けているかのようである。つまりもの凄く甘い!

ただぞうりぱんは、食べてみると甘食(あましょく)の味がする。それがくまたぱんよりもチープな味を演出していて、郷愁を誘うのもたしかだ。だが、また書かずにはいられない。今更、何処にこのお菓子の需要があるのだろか、と。でも、ずっと生き残っていて欲しいなと切実に思わせられるのも確かで、不思議な存在感をかもしだしている、不思議なお菓子なのである。

元祖橋本屋 舞木ドライブイン
郡山市舞木町字宮ノ前42-1
024-956-2137
舞木ドライブイン