ぴょんぴょん舎の冷麺。(盛岡市)

ぴょんぴょん舎

セットの焼肉本日のランチは、盛岡駅前のぴょんぴょん舎で冷麺と焼肉のセットであった。思い起こせば、私が初めて盛岡で冷麺を食べたところがはぴょんぴょん舎なのである。 

そのぴょんぴょん舎も今や、銀座や川崎にも店を持つ、東京で最も有名な冷麺の店となったし、東京で買える冷麺といえばぴょんぴょん舎なのである。

冷麺

ぴょんぴょん舎の冷麺そのぴょんぴょん舎の冷麺と久しぶりに対面したのである。その姿を見れば、盛楼閣同様、きちんとした構造=文法を持っていることがわかる。

丹精で非常に美しい姿をした冷麺であり、味が姿に表出していることで、おいしいのは当たり前なのである。

スープは透明感のある醤油色をしていて、盛楼閣とは対極を成す。それは醤油の酸味が強いのだが、これにキムチを入れ、卵の黄身を溶かすと旨味が増すのである。(盛楼閣のものはキムチ無しの方がよいと私は思う)。

温麺

温麺ご一緒した向井田さんのオーダーは温麺であった。これもまた非常に美しい姿をしている。

それは盛楼閣のものとは、見た目が全く違う――盛楼閣のものは見た目がビビン麺である――ことで、私のこころを惹きつけている。次回は、この温麺を是非食べてみたいと思うのである。

盛岡ミーム

それにしても盛岡である。不思議な、そして魅力ある食のミームの進化系をいつも見せてくれる。このミームが郊外化の波に押しつぶされて、無くならないように、そしてぴょんぴょん舎のように、東京へ進出できることを願わずにはいられない。そのためにはなによりも、地元の皆さんに愛されていなくてはならない。

今日のお昼の店内は、たぶん出張族と思われる方々で一杯だった。それはそれで素晴らしいのだが、はたして地元の皆さんは、冷麺をどう思っておられるのだろうか。まあ、なんとなく気になったので書いておこう。

ぴょんぴょん舎 盛岡駅前店 (麺類(その他) / 盛岡)
★★★★ 4.0
盛岡市盛岡駅前通9-3
019-606-1067

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