非自発的ひきこもり、若しくはへその緒がつながらない。
午前8時起床。浅草は晴れであったが、肌寒い日であったらしい。
"らしい"と書くのは、今日は一歩も外に出なかったからだ。それは「ひきこもり」と言えば「ひきこもり」と言えないこともないが、今日の状況は、外へ出たくとも出られない、なのである。
その状況をつくったのは、何を隠そう私自身なのである。だから自発的と言えば自発的なのだが、それはできればやりたくない自発的なのであり、それを(たぶん)自発的とは言わない。
つまり、ひこもりたくない「ひきこもり」を非自発的にやっているのである。しかしそれは-×-が+になるように、携わっているうちにけっこう夢中になれてしまうのであり、なんともやこしい事態なのである。
それで現状は、ネットにつながっている時間も取れない。つまり私の臍の緒は先ほどまで、インターネットという心地よい接続場所(子宮的構造)を無くしてしまっっていた――流石に今は一服中である。
それはほんとうは気分の悪いことのはずなのに、-×-が+になるというのは恐ろしいことで、ただ置かれている境遇に没頭してしまうのである。人間とはいいかげんなものだ――だから生きていけるのだろうけれどもね。
ということで、この状況は今晩から明日一杯まで続く予定であり、今私は、非常に連絡のとりにくい人になってしまっている。メールも何件も頂いているのだが、返事はポツポツとしか書けていない。明日締め切りのものもある。
わかってはいる――ほんとうは、ご迷惑をかけて申し訳ございません、と書けばよいのだろうにね。