へぎそば。(長岡小嶋屋:新潟県長岡市)

へぎそば

へぎそば今年うどん星人二号さんからへぎそばを頂いた。長岡小嶋屋のものである。ありがとうございます。

へぎそばについては今更説明は不要だろうが、へぎそばは、別名「越の海藻挽(くさび)きそば」であり、海藻だけをつなぎにした、越後のパトリである。

のどごしは滑らかで、コシが強つよく、独特の旨みがある。私的には、江戸のそばよりも好きだったりするのだから、このいただきものはうれしいのである。

山菜山菜

そしてありがたいことに、山菜も同梱されていたのである。それは、ふきのとう、たらのめ、こごみであって、春の自然の恵みである。

当然天ぷらにして、へぎそばと一緒に食べてくれ、といっているわけで、届いた早々、今晩の夕餉にいただいたのである。

へぎそばと天ぷら へぎそば

へぎそばの由来と盛り方

hegi-new.jpg新潟でへぎそばを食べると、麺を重ねないで盛る。うちでは大きな容器がなかったので重ねてしまったのだが、ほんとうは右の写真のように一口づつ並べた方が、最後までおいしい。(画像は長岡小嶋屋のHPより拝借)。

越後地方では、剥ぎ板で作った器のことを「へぎ」と呼ぶわけで、その四角い器に、食べやすいように一口ずつ丸めて並べたそばが「へぎそば」の名前の由来らしいのだが、なぜ四角い箱に一口ずつ丸めて並べるのかと言えば、その方が最後まで、そばがうまいからだと(私は)思う。