ベネッセのリテラシー定義

ベネッセのリテラシー定義

logo_literacy.gifこれは偶然に見つけたものなのだが、ベネッセのリテラシー定義は、かなりいい。(ベネッセという会社については特別な興味はないが)。

その定義を端的にいってしまえば、「知識を組み合わせて使いこなす力」ということができる。

つまり私のことばでは、ハイブリッドとか、マッシュアップとか、エンコードと表現しているもののことであって、つまりは創造性のことだ。

創造性についての参考記事:「神話のアルゴリズム―創造性エンジン(改)」若しくは「情熱としての創造性―5月19日チームバイタリジェンス in 仙台での即興的PPT」。

子どもたちのこれからのために、本当に身につけてほしい力。今、社会そして入試でも問われ始めている、そんな力が「リテラシー」です。

  • 解き方を覚えるのではなく、違う問われ方でも知識や技能を使いこなせる「応用力」。
  • 情報を正確に読み取り、問題点を整理しながら筋道立てて考える「思考力」。
  • 自分の考えを、相手に対してわかりやすく伝える「表現力」。

机の上の学びだけにとどまらない、自分の生活の中の課題を見つけ、解決していく力。そんな力を進研ゼミは、独自の教材とカリキュラムで伸ばします。

【リテラシー(literacy )】
社会生活をおくる上で必要不可欠な力。従来は「読み書きできる能力」を指していましたが、国際化・情報化が進む現代、「知識(情報)を組み合わせて使いこなす能力」と進研ゼミでは捉えます。

すでにこうした力は「入試」でも問われ始めています。本サイトでは岡山操山中適性検査の問題分析をもとにご紹介しています。

考える技術

バロックの館このベネッセのリテラシー定義は、「今、社会そして入試でも問われ始めている」と書かれているよに――つまりこれは普遍的な定義なのであり――非常に汎用性の高い概念なのだと(私は)思う。

その昔、「IT革命」なんて言葉がもてはやされた時代には、リテラシー(ITリテラシー)といえば、読み書き算盤に例えられた。

そんな時代も、もう過去のことなのだな、としみじみと思う。今やリテラシーは、創造性――考える技術を指し示している。

基礎基本 

そしてベネッセの図には、個人の応用力、思考力、表現力が働くには、基礎基本が必要なのだと、ちゃんと書いてある。「阿武教子先生に教わる」。

その基礎基本を、バロックの館の1階部分(種)のことだといっているのが、「考える技術」なのだが、つまり基礎基本は個人だけでは身に付かないのである。

そしてそれは、わたしたちが取り組んできた「考える技術」においては当然のことでしかなく、これがゼマンティクとして意味・機能するのであれば、私には、少しだけ勇気を与えてくれるものとなる。