指宿市営唐船峡そうめん流し。

午前7時20分起床。山鹿は雨。旅館寿三にて目覚める。

唐船峡そうめん流し

指宿市営唐船峡そうめん流し私はいろんなところで、いろんなものを食べてきたつもりだけれども、この指宿市営唐船峡そうめん流しほど、笑える食べ物、そして場所をみたことがない。

一昨日林さんに、お昼は「そうめん流しです」といわれて、私はふつうのそうめんを想像していた。

しかしそこにはなぜか、観光バスまで来ている。

「観光バスで、そうめん食べに来るか、ふつう。」と何も知らない私は思ったのである。

札幌ビール園のそうめん版?

ゲートをくぐり、長い階段を下りると、そこは私の想像を超える世界が広がっていたのだ。 いってみれば、サッポロビール園のそうめん版なのである。

指宿市営唐船峡そうめん流し そうめん流しマシン

そしてテーブルはといえば、そこにはうわさのそうめん流しマシン。水がものすごい勢いで回っている。(なんだ、これは!)なのである―呪術か?

なんだこれは?岡本太郎

それで、そうめんメニューは、なぜかすべてセットメニューなのであって、どれもがご飯ものがついている。(そうめんとご飯を一緒に食べるか、ふつう)―この後、鹿児島県建築協会の皆さんとお話したら、これは鹿児島では「ふつう」のことなのだという。まさに、僕の日常は君の非日常なのである。

そうめん流しメニュー そうめん流しのそうめん
鯉こく 鯉のあらい・虹鱒の塩焼き・おにぎり

それで味だけれども、これはうまいわ!

特にタレがうまい。鹿児島の甘い醤油が生きていていて、思いの他そうめんによくあう。市販されているらしので、是非手に入れてみようと思う。

付録―池の魚

ここは自然に湧き出している水を使っているわけで、当然のように池がある。

この池には、鯉や鱒や、なぜかチョウザメまでいるのだけれども、この魚たちの餌は、食べ残したそうめんのクズらしい。

チョウザメ たくさんの鱒

流しそうめんマシンの中央には、穴があいていて、薄くなったタレをそこに捨てるのだが、それも池に流れて魚の餌になるらしい。

そしてこれらはやがて料理されるわけだが(たぶん、除くチョウザメだな)、つまりここの魚には最初からダシが利いているのである。

ここは本当に面白いわ。

付録―開聞岳

開聞岳(かいもんだけ)は、鹿児島県の薩摩半島の南端に位置する標高924mの火山で、日本百名山の一つ。

開聞岳(車窓から) 開聞岳(車窓から)

指宿市営そうめん流し (麺類(その他) / 開聞)
★★★★ 4.0
鹿児島県指宿市開聞十町5967
0993-32-2143

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