[店主戯言055] 2001/01/01〜2001/01/31 "There goes talkin' MOMO"

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【桃知利男の現場IT化戦略 KEN-Platz 建設現場情報局連載コラム】


2001/01/31 (水)   
【最後の新年会にいってきたよ】

昨晩は,山崎@建設崩壊さんのところの新年会のおよばれで四ツ谷まで。
シャール・ボヴィス・インクのジョン・ディキソン日本代表のPM・CMの話,エリアリンクの林尚道社長の,「金持ち父さん」の話が楽しかった。

まあ,参加されている方々が皆さんが,建設会社の社長さんばかりなので,それぞれ特徴のある楽しい話が聞けたが,どちらかというと,この変化の時代に,自らの居場所をどこにもとめていいのかが,分からない方が多いのではないだろうかと感じた次第。

時代が変わるのか,変わらないのかという話題では,私は急激な変化を感じている方なのだけれども,多くの方々は,感じてはいらっしゃらないようであった。

特に,自治体の公共事業に依存されている方にその傾向が強いのは当り前といえば当り前すぎて面白くもなんともないのだが,その方々に,時代の変化の兆候の話をするには,この席はあまりにも不似合いだし,私がむきになって話す義務もないだろうから,やめた。

それは,自らの住むドメインとそのドメインの持つメトリックの問題なんだろうなぁと思う。
自らのメトリックで生きていかれるのであれば,それは正しいことなのだろう。
そうとしかいいようがない問題なのだな,これは。

山崎氏からは,今は行政よりも政治が強い時代であるという話があった。
まあ,政治が強くなったというよりは,行政が自信を失ったとしかいいようのないのが,今という時代なのだと私は思う。

私は市場主義者だけれども,その根拠は「政治に経済をよくすることはできない」「できないことをあたかもできるように吹聴するのは,アホか詐欺師である」という仮設であって,この仮説に沿えば,いくら政治が強くなっても経済は良くならないのである。むしろ政治が前面に出れば出るほど,経済は良くならないのであり,この部分で言うと,山崎理論は私と矛盾しなくなるなぁ。(笑)

さて,私は本日は,甲府へ。
2月20日に予定されている山梨県建設業協会さんでの講演打合せ。

終了後,ようやく駒ケ根市へ。
徹夜でも仕事を終えてしまう予定である。

2001/01/30 (火)   

【私は明方ハムをどう食べたか】

郡上から明方ハムの食べ方について質問があったのでお答え。
私は,1CM位に切って,ステーキ状にしたものと,生で厚めに切って食べましたが,生のほうがおいしいと思います。
   
おはようございます。建設業協会での講習と大垣での講習大変楽しい(?)時間を過ごさせていただきました。

桃知さんのお陰(?)だと思うのですが、今まで社長室の置物だったノートパソコンがやっとパソコンとして活動し始めました。感謝です。

これは前置きです。本題は、桃知さんは明方ハム(あえてどうしても明方ハムなんです)をどうやって、食されていますか?薄く切って生で?

明方ハムは私が少女の頃(たぶん桃知さんも同じ頃少年)には、小さな工場で細々と作られていてマイナーな八百屋さんにしかなくて1本500円もしなかったのです。

ですから土曜のお昼ご飯の時には、2pぐらいの厚みのハムステーキをばくばく食べていたんです。それが妙に人気がでてきてそれと同時に価格もどんどんつり上がり、今ではミリ単位のスライスを、大切に食べる高級品(大げさではない)へと変貌したのです。

明宝ハムと明方ハムがある理由は,前田会長から教わって知ってはいたけれど,地元の方は,やはり明方のほうが好きなのでしょうね,っていうか肩入れしたいとこがあるのでしょうねぇ。

2001/01/29 (月)   
【ももちどっとこむ通信116号を発行】

メールマガジンの発行とあわせて,下の【ISO】を一部書き直す。
ここ(Web)は,お気軽モードなのだけれども,メールマガジンはどうしても力が入る。



【新しいコラムの連載開始】

KEN-Platz 建設現場情報局(http://info.nikkeibp.co.jp/genba/index-kenplatz.html)に,予告どおり,コラム連載開始。

お題は『桃知利男の現場IT化戦略』,第1回目は,「序説 なぜ,今現場のIT化なのか」です。

今後、月1回のペースで連載をしていきますので,御贔屓くだされば幸甚です。
また,ご意見ご感想も,店主へメールでいただければ,これまた嬉しく思います。



【ISO】

2001年1月29日付けの建設通信新聞のトップ記事は,『ISO取得企業に広がる優遇措置』『主観点数に加点,割増し』『来年度新たに6都道府県導入,検討中も12府県』である。

ISO9000sや14001の特徴は,本来のISOの目的であるところの製品規格(モノ)ではなく,マネジメント・システムをその対象にしているところだろう。

それらは,つまり,品質や環境を管理するための個々の業務手順について,その責任や権限の所在が明確になっているかを判断するという,全体の仕組み(機能)の有効性を判断するための一つの基準である。

その企業が自らつくった管理の仕組みが,ISOが定めた規格に合致するかどうかを判断するのは,ISOでも企業自体でもなく,審査登録機関という第三者であるところに,このシステムの特徴がある。(なのでISOビジネスが成立する)

したがって,ISOは,その「企業が自らつくった管理の仕組み」から生まれる製品やサービスの品質などが,ある一定のレベル以上のものだとものだと保証するわけではない。

私は,基本姿勢としてはISOの取得を推進しする立場である。ただし,私のそれは,建設業経営がマネジメントの世界にデビューするための「きっかけ」としては,ISOの取得はよいのではないか,というレベルである。

建設業の経営は,お世辞にも(P・F・ドラッカーの言うような)マネジメントの世界にあるとはいい難い。いや,むしろ,遠くかけ離れているところにあると感じている。

そういう方々(つまり,建設業の経営者や公共事業発注者もだな)に,マネジメントというものを理化しいていただく「きっかけ」としてはISOは良い道具だと感じている。

ただし,ISOを入札要件とするという流れにはいささか反論もある。つまりISO過信は禁物であろうということである。

ISOの取得は,品質保証,環境管理を実現する道具の一つであり,つまり,これはお墨付きではないのである。

私は,地方自治体発注の公共工事(指名競争入札)に関していえば,ISOを入札要件とする必要ないと考えている。「ISOを取得すれば仕事が増える」というような幻想を与えるような政策は如何かと思う。

あくまでも,発注者としてのアカウンタビリティは,『「企業が自らつくった管理の仕組み」から生まれる製品やサービスの品質』を対象として語られるべきであろう。つまり,ISOの向こう側にこそ,本来入札要件となるべきものはある。

ISOは手段の一つである。ISO以外の,別の手段で製品やサービスの品質を確保する方法があっても当然なのであり,その道を閉ざすような政策は誤りである。

さらに,ISO取得は公共事業の場合,差別化の要因にはなり得ないのであろう。今回の新聞報道にあるようなISOに対するインセンティブというのは,決して長続きするものではないと思う。

考えても見て欲しい,例えば,ISOによる入札要件が常識化したとすれば,日本国中の公共工事受注業者が全てISOを取得するだろう。その全ての業者がISOを取得した段階で,それは,インセンティブや差別化,競争の要件ではなく,単なる免許の要件(建設業許可要件)としかならない。

つまり,ISO取得は運転免許でしかない。運転がうまいのか,違反常習者でありながら運良くつかまらないのか,それを判断する基準はISOではない。そこには,また別のメトリックが必要なのだ。

そこで考えることは,はたしてISOは本当に公共事業の入札要件となりえるものだろうか,ということだろう。グローバルな規格であるISOを入札要件とするのは,せいぜい意向確認型以上の工事であろうと私は考えている。

むしろ,官公需法による保護の意味合いの強い,指名競争入札の要件にISOが入ることにでもなれば,法律は完全に矛盾することにならないだろうか。

それは,ISOを取得できないような中小零細企業のための公共工事が,ISOによる入札制限がついたらどうなるのかということである。

CALSにおいてもISOは運転免許にしかすぎない(それも,かなり限定付きの免許である)し,建設CALS/ECにおいても,当然にISO取得は必要であろうというのが私の立場である。

しかし,その論拠は,CALSでは指名競争入札はないということに立脚していることを強調しておきたい。つまり,CALS的な調達(世界中から,より良いものを,より安く,より早く,公正に)では,グローバルなメトリックとしてのISOは調達参加の前提条件となりえるということである。

そのことは,逆説的には,今回の新聞報道にあるような自治体によるISOによるインセンティブ政策は,自治体における公共事業がCALS化されていこうとする一つの現象だと考えてもらえばよいわけであるが,ここには,官公需法的視点による公共事業の前途多難さが見えてこないだろうか。皆様の意見をお聞きしたいところである。


【今日も駒ヶ根行きは中止です】

長野県伊那谷方面は,どうやら大変な大雪のようで,窪田建設の羽場さんからは,陸の孤島状態ですとのメールが入る。

中央道がだめなようである。飯田線は止まったまま。
中央線は,一部しか動いていない。

本日に予定(変更)されていた,駒ヶ根行きはまたしても中止。

2001/01/28 (日)  
【今週の読書】

ももちどっとよむ12月分をまとめてみた。
成る程ねぇ,というラインナップだなぁ。

経済書ばっかしでつまんないという感じもするが,それはしかたあるまい。
昨年末は結構,脳味噌が腐っていたし,どうしても整理がつかないところがありすぎたし。

と,いうところで,今週の読書である。

『江戸の見世物』,川沿裕,2000年7月19日,岩波書店

私が,見世物としての「芸」に惹かれれるのは,『押しとどめようがないものを,押しとどめようがないままに』としての芸事の歴史のエネルギーにあると感じている。

『押しとどめようがないものを,押しとどめようがないままに。たかが見世物と思ってしまうとたくさんのものが見えなくなるし,これだけが見世物だといっているといつのまにか抽斗(ひきだし)に押し込めている。しかしそれでも,見世物自体は勝手に支流や伏流さえつくって流れ続け,それを面白がるひとに,あちこちでよろこばれているのだと思う。』

見世物で何が悪い。という開き直り。
そこに人間扱いされない河原者が人間として生きていく凄みをいつも感じる。

ああ,私は,芸,そして,芸人が好きだ。(笑)

そして,もう一冊。

『増補版 「アメリカリズム」の終焉―シヴィック・リベラリズム精神の再発見へ』,佐伯啓思,1998年9月7日,TBSブリタニカ

日本という国の今をどう考えるのか,に対して一つのメトリックを私に与えつづけている本である。
そして,これは,私の思想体系の一つの種明かしでもある。

我々は,一体どういうシステムの中で「生かされている」のか。
私の興味の対象は常にそこにある。そして,これには「思想」が必要なのだ。

『マルクスはかつて,世界を解釈することが大事なのではない,世界を変革することが大事なのだ,といった。だが今必要なのはそれはちょうど逆のことである。世界は自動的に変化しているのである。問題はそれを解釈する思想の方にある。』

『本当のことをいえば,現代ほど「思想」が求められている時代はないのである。しかし,現実をいえば,現代ほど「思想」が力を失っている時代もない。』

『しかし「思想」そのものは,決して終焉したわけではない。混乱しているだけなのだ。だからこそやっかいなのである。思想などというめんどうくさいものが安楽死してくれれば,という気分はわたしにもある。』

『だが,実際には決してそれは死になどはしないのである。だからわれわれは,いささかめんどうであっても,このことにかかずりあわなければ仕方がないのだ。』

私は,公共建設市場の変革を考えるというアプローチから,建設CALS/ECを考察する作業をしている。

特に自治体の行う公共事業については,『我々は,一体どういうシステムの中で「生かされている」のか』を考えることで,アメリカリズムの一つ象徴でもあるCALSが,公共事業に適応されるときの影響とその対応策を模索している。

だから,問題は,その『市場の変革』というものの本質なのであり,『市場』の理解なのである。
つまり,建設CALS/ECはCALSが問題なのではなく,CALSという現象が,『市場の変革』という抽象的で曖昧なものの輪郭を(ぼんやりではあるが)明らかにしてきている,と捉えることが大切なのだろうと思う。

2001/01/27 (土)    
【続・雪】

明日の駒ヶ根行きは中止。
そのココロは,大雪のせい。

まあ,私にとっては,降って沸いたような休暇でありがたいといえばありがたいのだが,その分仕事は確実に遅れることとなる。

しかし,今年は正月から雪ばっかりだなぁ。
先週も岐阜で大雪にあったし。

まあ,こういうこともあるなぁ。



【雪】

蕨は雪が降っております。



【いただきもの御礼】

仙台から「抹茶クリーム喜久福」という大福の中に抹茶クリームの入ったものが届いた。
これは,朝から空腹時に食べるものでは無いとは思うのだが,食べてみた。
胸がむかむかする。(T_T)

愛媛からは,「かまぼこ」と「てんぷら」
これは,かなりいけますなぁ。特にてんぷらは,いわしの黒はんぺんをさつま揚げ状態にしたようなもので,おいしい。かまぼこはまだ食ってない。

小樽からは海産物。何が入っているのかはまだ未確認だが,今日は,いくらで朝飯としようと思っている。
取らぬタヌキの皮算用にならないといいのだが。

そして,郡上からは,明宝ハムと明方ハム。
あははは,二種類(二社)あるんですねぇ。これが。
このハムは,最近の私の大フェバリットアイテムなのだ。大好き。

というところで,送ってくださいました皆様,ありがとうございます。m(__)m
私は,何一つ粗末にする予定はございません。ありがたく食べさせていただきます。



【VISIO寿司】

昨日は,午前中,戸塚建設さんでシステムメンテナンス。

帰りに,掛川茶をいただいた。いつも,いつもすいません。
宣伝しときますが,掛川茶は,安くて日本一うまいと思います。

お昼の時間がちょこと空いたので,掛川駅西口の「あじすけ」というラーメン店で昼食。
ここは,以前に竹下@戸塚建設さんに連れてきていただいた,竹下さん曰く,掛川で一番おいしいというラーメンのお店。

昼時とあって大繁盛していて満席。私は運良くすぐにカウンターのはしこっへ座れた。
玉子そば(650円)を食す。

とんこつ醤油系+にんにく強烈なスープに,太めの麺。それに煮玉子一個を縦割りしたもの(笑)。
私の好みとしては,和歌山の井出商店よりもいいかもしれないなぁ,とふと思ったのだ。

以前は逆だったのだけれども。何でだろう?

午後からは,こだまに乗って新宿まで移動し(当然,東京駅で一度降りているので,そのへんの突っ込みはなしね),3月1日2日の打合せ。
なんだか,いよいよ切羽詰ってきたなぁ。(T_T)

その後,四谷のVISIO寿司(爆笑)で,寿司を食う。
このVISIO寿司(正式名『後楽』)は,久々に物凄くうまいなぁ,と思える寿司屋であった。

料理に工夫があって,それが楽しいし,うまさに繋がる。
気取りのない,肩のこらない店であって,うまさに繋がる。

多分,今日の晩飯もVISIO寿司だなぁ,こりゃ。

2001/01/26 (金)   
【大阪独演会】

アリババさんからMailが届く。
難航していた,大阪独演会ですが,ようやく開催のめどがついたようです。

おはようございます、桃知様。アリババです。
2月13日OKですよ。
会場も押さえました。私共の営業所はあまりに狭いので、頻繁に利用する会議室を借りました。
9:00〜17:00まで使用可能です。
桃知さんのセミナーを午後に開いて頂いて、午前中は私共のセミナーをと考えております。如何なものでしょうか。

きっちり5時に返さなくてはなりませんので、4時半ぐらいが終了時刻かと思います。
会場のスペースは じばしん 4F セミナー室1 45席 です。
http://www.jibashin.or.jp/

ということで,2月13日で決定としましょうか。
詳細は後程。


【掛川だよ〜ん】

昨晩は,午後7時42分発の「こだま」で掛川まで。
午後9時34分着。掛川は雨でした。

ホテルは駅前に君臨する。掛川グランドホテル。
ツイン・シングルユースで1万円位。(急な予約でこれしか空いてなかった。^^;)

朝食は1500円。
いいホテルだよ。窓からは,ライトアップされた掛川城がきれいに見えるしね。

でも近くにコンビニがないのと,近所で食べるところが少ないのが難点かな。
掛川駅付近は,夜が早いし。

JR東海のグリーン車サービス雑誌は「WEDGE(ウェッジ)」というのだが,これがなかなか良い。
2月号がサービスされていたので,さっそく,いただいてきた。

2月号では,『続「リーダーの研究」「説明責任」を重視せよ』,飯塚昭男,p54-56が面白い。

『指導者にはビジョンと対策を明確に示すことが求められる。』

『つまり「未来へのメッセージ」を具体的に語る必要があるのだ。こうしたアカウンタビリティー(説明責任)は,どのような分野のリーダーであれ,リーダーと称される人たちには欠くことのできない必要条件といえよう。』

『この変化の激しい時代にあって,自分の伝えたいメッセージを適切な言葉で説明できる能力がどうしても必要なのだ。』

『自らビジョンを示すことなく,うまく時代の波に乗ろうとする,サーファー型リーダーは,21世紀には通用しないのだ。』

飯塚氏は,日本の政治的な指導者には,このアカウンタビリティーが欠如していると言う。
一方,このアカウンタビリティーに秀でた政治家として,イギリスのトニー・ブレア首相を挙げている。

そして,多くの経営者にも(リーダーとして)当然のようにこのアカウンタビリティーが必要であるとしている。
いい経営者の代表としてHPのCEOである,カールトン・フィオリーナ女史を挙げ,彼女の言葉を引用している。

『リーダーは,まずビジョンを設定して,方向性を示すことだ。第2は,会社の弱みと強みを知りつくすこと。そこから具体的な方法論が生まれる。そして第3は,社員自身の声をよく吸収して,やる気を出させることである』

そして,ソニーの出井CEOもフィオリーナ女史と同じことを言い,実行しているとしている。

『まずビジョンを示すこと。次は短期目標を与え,それを成功させること。そして第3は部下を説得することである』

『社長はコミュニケーション業だと思う。会社がどこにいて,どこにいて,どこへ行くのか。折にふれてメッセージを出していくことが必要だ。それで初めて社員を引っ張っていける。最初はみんなが『あれっ』と思うけど,少し後で『なるほど』と納得がいくようなキャッチフレーズを出すのがいい』

そして,こう締めくくる。
『引っ張るのでなく,うまく乗ろうとする,サーファー型リーダーは,21世紀には通用しないのだ。』

2001/01/25 (木)   
【怒りの桃知?】

新潟から,一端事務所へ戻る。
これから掛川へ移動です。掛川着は,午後10時ごろかなぁ。

ご苦労様です。毎日拝見させて戴いてますが、お忙しいようですね。
お体お大事にしていただいて、今年も我々の指針となって戴きたいものです。

ところで、桃知さん、相当ベンダーに頭に来てらっしゃるようですが顧客第一、システム組みっぱなしの会社だけじゃないことも知っていただきたいと思います。松山の時にもベンダーの話しをされていたので、気になりメールを送信させて戴いてます。

我々業界のものも反省してしかるべきと肝に銘じておきます。
ところで、今度、日程は未定なのですが、岐阜のCALSセンターを勉強に行こうかと思っております。
また、お会い出来ると宜しいのですが。

最近、「怒りの桃知」と感じるのは私だけでしょうか?
その分桃知さんがお元気の証拠と思ってますが。
寒さも相変わらず、続きますがお風邪を召されぬ様にと祈っております。
拙文で失礼しました。

あはは。。。怒りの桃知である。
って,本心,私は怒っている暇もないのです。^^;

ベンダーさんとかSIerさんっていうのは,アタリもあればハズレもあります。
同系列でも,県が違うとレベルが違ったりすることもあります。

それはね,こういうものっていうのは,意外と個人の技量に左右されるものだからなのだと思うのです。
つまり,大切なのは「@の左側」って言うやつですね。
○○○@は >_____ということです。

しかし,悲しいかな,「@の右側」でしか仕事のできない方々が多いのは事実です。
それは,当然に,よいことも沢山あります。

でもね,私はいつもpinkhip@どっかのプロパイダ―(今はso-net)であるように,所属する組織体なんて,本当は大した意味はないのではないでしょうか?と。それが言いたい。

まあね,優秀な個人@の集合体としての組織は,認めるけれども。(というよりも無視できるわけがない)

ということで,皆さん,愛社精神ってなんでしょうかねぇ?(いまどきこんなもの強要する経営者もいないとは思うけれど)。
私は,優秀な個としての自分自身の実現こそ,愛社精神だと思うのです。

逆説的には,そういう自己実現ができないような会社なのであれば(若しくは,それを必要とされていないのであれば),その組織に自分の身を置くことは,百害あって一利なしではないでしょうか。

そういう個人とそういう会社が沢山あると,世の中もっと楽しいと思いませんか?



【新潟にて二日目】

和歌山で,東さんと晩飯を食べていて気が付いたことだけれども,茹でたエビを良く食べられる。
まるで,枝豆のように。
聞くところによると,子供の頃からおやつ代わりに食べているとのこと。

これを聞いて思い出したこと。
そういえば,福井の方々はセイコガニを良く食べられる。

これも子供の頃から食べているとのこと。
おやつ代わりにね。

岐阜のそれはなんだろうか?
鮎か?

新潟はそれじゃ何をたべるのだろうか?
鮭か?いや,酒のようなきがするなぁ。(笑)

今日は新潟二日目。
午前中,新潟県設備工事協同組合さんのシステムメンテナンス。

午後から,掛川へ移動。
明日は,午前中戸塚建設さんへ。

午後から,新宿へ。

明後日は,駒ケ根の窪田建設さんへ。
夜は,久しぶりに飯田へ。

2001/01/24 (水)   
【少々おつかれ】

昨日は,午前中東組さんで勉強会。
その後,13:00関空発のANAで羽田まで。

羽田から,京急で横浜まで。
横浜から根岸線で関内へ。

神奈川県中小企業団体中央会にて,2月9日の講演の打合せ。
その後,別件打合せ。

3月23日に東京でセミナーを行う予定となった。
それで,結局家に着いたのは,午後10時30分。

今朝は5時起き。
7時6分大宮駅発の『あさひ』で新潟へ。

新潟から新発田までは,石井さんの車にお世話になる。
新潟も新発田も雪が沢山。

午後5時まで,きっちりと新発田建設さんでイントラネットの勉強会。
午後6時,石井さんの車でホテルまで送っていただく。

さすがに強行軍が続いている。
少々お疲れ。はよ,寝よ。

2001/01/23 (火)   
【和歌山にて三日目】

昨日は,東組さん@和歌山のシステムの確認。
のはずだったのに,なぜかシステムの設定となってしまった。

これは,まあ,ベンダーさんのイマジネーション不足ゆえだろうが,きちんと勉強せんといかんよ。>R社。
仕事が粗末過ぎる。

結局,ほぼやり直し状態で,夜7時までかけて再設定。
おかげで,予定していた初期導入研修ができなくなってしまった。

なので,本日仕切りなおしで,勉強会。
但し,私は横浜へ寄る用事があるので,午後1時に関空を経つ飛行機に乗らなくてはならない。

なので,朝は大忙しである。
午前8時30分には東組さんで勉強会を開始しなくてはならない。

結局ベンダーの悪いところは,納品したらおしまいというその態度にある。
IT化は,ハードがそろっただけではできないのだ。

それは,始まりも始まり。
入り口に立つ前提条件のようなものだ。

その前提条件さえろくにクリアできない。
日本のIT業界の底の浅さを見せ付けられた思いである。

いくら,建設業向けASPだポータルサイトだと言ってみたところで,肝心の顧客サポートができていない。
いままで,何十件とこういう事例を見せ付けられている身にもなってみて欲しい。

私のベンダー不信は益々進むのであった。

さて,本日は,東組さんでの勉強会の後,午後3時30分までには,神奈川県中小企業団体中央会へ移動。
2月9日に予定されている講演の打合せ。

その後,横浜で打合せ一件をこなして帰宅予定。
さて,何時になることやら。

明日は,以下の予定で新潟県新発田市へ移動。
6:41 京浜東北線 大宮(埼玉) 6:56
大宮(埼玉) 7:06 あさひ 303号 新潟 8:53

明後日は,午前中新潟。
もしかしたら,25日中に掛川へ移動。

26日は午前中掛川。夕方は新宿で打合せ。
27日はオフ。
28日29日は駒ケ根市にでシステム設定。

2001/01/22 (月)   
【The Tyranny of “Community”】

昨日,新大阪駅で購入した柿の葉寿司で朝食。^^;
今朝の和歌山はとてもよい天気なのだけれども,だんだん悪くなるとの予想。

さて,先週は,時間もなくて書きたいことが余り書けなかった。
特に,これは書かなくてはと思っていたことがたくさんあったのだが。

そのうちの一つを忘れないうちに。

週刊東洋経済2001/1/20号,p95.96に掲載されている,『The Tyranny of “Community” トップダウンの弊害』(アート・クライライナー)は,興味深い。

日本語訳が,『トップダウンの弊害』なんてなっているので,勘違いしそうだが,この論文は企業「コミュニティ」論なのだ。

『この一〇年ほどの間,企業の間で小さな村のようなコミュニティの雰囲気を導入する動きが流行してきた。この「コミュニティとしての企業」という概念のルーツは,メアリー・パーカー・フォレットやダグラス・カクレガーといった20世紀初頭の経営哲学者にまでさかのぼる。』

『企業が「コミュニティ」概念を導入しようとすると,同時に企業とは,「本質的に相容れない何か」が発生し,これに企業組織がアレルギー反応を示すようなのだ。』

『企業にとって持続可能なコミュニティ構築手法があるとするなら,その出発点は,逆説的であるが,「企業はコミュニティそのものにはなりえない」ということを理解することだ。』

『これは,企業が,株主や経営陣をはじめとして,優先的に考慮しなければならない利害関係に縛られていることによる。』

確かにアメリカの大企業はこうだろう。
日本においても,規模が大きければ大きいほどその傾向も大きいと言えるだろう。

しかし,コミュニティ型会社(企業ではない)の典型的なモデルである,地場型中小建設企業においても,「企業はコミュニティそのものにはなりえない」という命題は既に自らの問題になりつつあるのではないだろうか。

つまり,企業は(もはや)運命共同体にはなり得ない。
翻って考えれば,日本の高度成長期を支えたものとは,「コミュニティ」としての「会社」(繰り返すが「企業」ではない)であった。

つまり,『80年代に「日本的経営」が欧米で注目されたときも,その目玉の一つは「誰もが居場所を持つ,大きなコミュニティとしての職場」であった。』

それは,右肩上がりの経済状態においてのみ有効に機能し,右肩上がりを予想できる状況でのみ存在が可能であるといえるのかもしれない。

日本的経営擁護論者は,この成功体験を幻想のように追いつづけているに過ぎない。
しかし,既に企業を取巻く全ての環境は,高度成長期のそれとは激変している。

ここで語られるべきは,新しいコミュニティ論であろう。

例えばそれは,例えばナレッジマネジメントを発端にしたものである。(しかし,正確に言えば,それは,1900年代初頭にメアリー・パーカー・フォレットによって指摘されていたことだけれども)

『重要なノウハウは企業のコンピュータ・データベースなどではなく「社員間の何気ない会話に潜んでいる」』

『予算作成や戦略策定のような高レベルの業務よりも,うわさ話や自発的な協力といったコミュニティベースの低レベルな活動のほうが,企業の成功を大きく左右していたのだ。』

それでは,どのようにしたら社員からコミットメントを得られるのだろうか。
アート・クライライナーは次のように言う。

『その第一歩は,社員との契約事項を遵守することだ。そして,新しい重要な価値が登場したら,社員を価値づけで縛る前に,これに適応するための機会を与えなければならない。』

『次にできる限り権限を委譲すべきだ。企業の資金や人的資源を活用して現実のコミュニティ(地元の町など)に貢献することによって,社員がその企業以外に助けを求められる場所を確保することも重要である。』

『最後に,社員に態度を変えるように命令したり,社員それぞれの成長を仔細に監督することをやめなければならない。』

まあ,この解答が100点満点さなんて私はとても思えないけれど,マネジメントにおけるコミュニティ概念は,無視できないものであり,その意味でも,我々はコミュニケーションの持つ重要性を再確認する必要はあるだろう。



【Who Moved My Cheese?】

『チーズはどこへ消えた?』,スペンサー・ジョンソン,門田美鈴(訳),2000年11月30日,扶桑社

  変化は起きる
   →チーズはつねにもっていかれ,消える

  変化を予期せよ
   →チーズが消えることに備えよ

  変化を探知せよ
   →つねにチーズの匂いをかいでいれば,古くなったのに気がつく

  変化にすばやく適応せよ
   →古いチーズを早くあきらめれば,それだけ早く新しいチーズを楽しむことができる

  変わろう
   →チーズと一緒に前進しよう

  変化を楽しもう!
   →冒険を十分に味わい,新しいチーズの味を楽しもう!

  進んですばやく変わり,再びそれを楽しもう
   →チーズはつねにもっていかれる

アメリカの人っていうのは,こう言う「物語」が好きなんだろうなぁと思う。
100ページに満たないこの本の言っていることは,単純明快である。

それは,たとえ失敗したとしても,変化することは善であるということだ。

それは,わかっている。十分すぎるぐらいわかっている。
でもねぇ,人間っていうのはそうはできていないんだなぁ。

『自分のチーズが大事であればあるほど,それにしがみつきたくなる』
そういうもんだ。

この本はね,チーズを建設市場とかね,公共事業とかに置き換えて読むと深読みできます。

まあ,それは別に建設業でなくともいいのだけれども。
つまり,私自身の問題だと思って読むことが大事だということなのだなぁ。

  変化は起きる
   →チーズはつねにもっていかれ,消える

2001/01/21 (日)   
【和歌山】

桃知@和歌山であーる。
ホテルにチェックイン後,取り急ぎ「井出商店」まで中華そばを食べに出かけ,約15分程,寒風吹きすさぶ道路で待たされ(つまり行列していたということ),一杯500円の和歌山ラーメンを食べて帰ってきた。

しかし,問題は,まだ,ホテルに送った宅急便が届かないこと。
ということは,明日以降の着替えがないのだ。

しょうがないので,隣の近鉄デパートであれこれ調達してきた。
下着類(つまり,パンツ,シャツ,靴下),それとカジュアルなアウター。

下の今週の読書,柴田昌治氏の柴田が,新発田になっていた。^^;
取り急ぎ訂正。



【今週の読書】

『なぜ会社は変われないのか』,柴田昌治,1998年1月23日,日本経済新聞社

この本は,社風の問題を取り上げている。経営における社風の重要性,企業文化の大切さを考えるには良い本だと思う。

つまり,こうだ。(以下は,Ken-Platz「建設現場情報局」の為の書いたコラムの一部分である。全文は,近日中にKen-Platzにて公開される予定なので,興味のある方は読んでいただければと思う。)

■IT化は風土改革
 
 建設業は,現場代理人に代表される現場への権限委譲を前提としたシステムであり,必然的に分散型組織形態を形成している。それは企業規模の大小とは関係無く,建設業は分散型組織形態を最初から持ち得ている事業形態例として特色的であるということなのだが,建設業におけるIT化の目的とは,その分散型組織を如何にして「自律分散型の知識創造組織」とするかにある。
 
 しかし,『自律分散型の知識創造組織をつくることはこれからの企業の課題であるわけですが,風土の問題の解決なくしては変革は不可能です。それなのにほとんどの経営者は風土改革について実践的な理論を構築できていません。』と柴田昌治氏が「なぜ会社は変われないのか」(1998年1月23日,日本経済新聞社)において指摘する通り,「自律分散型の知識創造組織」をつくりあげるには,企業風土の変革という大問題が存在している。

 『企業の改革を植物を育てることにたとえてみるならば,@土壌を耕す,A種子を蒔く,B水をやり,C肥料をやる,D花が咲き,実がなる―とううようになる。この第一段階の「土壌を耕す」というのが風土・体質の改革だというようにイメージするとよい。では,耕されている土壌と耕されていない土壌とでは具体的にどんな差があるのだろうか。』
 
 『ひと言で言うと「言い出しっぺが損をする」と思う人がどのくらいいるのか,「言うだけムダ」と思っている人がどれくらいいるのかで,風土・体質的にその組織がどの程度問題をもっているのか,つまり,土壌がどのくらい耕されているかがほぼ分かる。その割合が多ければ多いほど,土壌が耕されていない,つまり重症と言うことができるだろう。』(柴田昌治,前掲書)

 それでは,この「自律分散型の知識創造組織」の達成を可能とする企業風土を,現時点で,どこに求めることができるのであろうか。我々は,『表層的な知識や議論に振り回されず,変化の本質を深く見つめる』ことで,IT化の文脈においては,その変革の源を,田坂氏のいう「三つの革命」(インターネットの本質)に求めることができるということができるだろう。
 
 それは,工業社会からIT社会への変革(つまりIT革命)において,社会,企業,個人が立脚する精神的な支えとしての精神文化にほかならないのであり,自ら情報を取得し,自ら情報を活用し,自ら情報を発信するという極めて自律的なIT時代の行動原理の立脚基盤でもある。
 
 つまり,自社の企業風土は,時代の精神文化としてのインターネットの精神文化を,自らの企業精神文化に反映させることで耕され,初めて成功という幸運の種子を引き寄せることが可能だということである。



【ダウンロードのページ更新&etc.】

ダウンロードのページに,建設通信新聞01/01/19建設論評『公共事業市場変革とは何か』を掲示しました。

昨日の雪も止み,岐阜は良いお天気です。
ホテルの窓から見える長良川の河川敷が白く眩しく輝いています。
しかし,なぜか金華山には雪はありません。

昨晩はなかなか眠れなくて,結局寝たのが,本日の午前3時。
本日は8時起床でしたから,まあ,5時間は眠れましたので良しとしましょう。

旅の生活が長いとはいえ,毎日違う枕で寝るというのは結構大変なのです。
まあ,寝酒が足りなかったのかとも思うのですが。(笑)

先ほど,朝食を取りにいって,懐かしい方にお会いしました。
宮四郎さん。ご存知でしょうか,ピンカラ兄弟。

話す声も,例の声でね,とても朝から聞くもんではありませんが,でも,演歌やる人はこれでなくちゃいけません,っていう感じですね,存在が。
こういう渋い芸人は好きです。

さて,私は,これから和歌山へ移動です。
予定では以下のような感じですが,今日は移動だけなので,その辺で道草しているかもしれません。

岐阜 12:21 東海道本線(熱海−米原) 名古屋 12:45
名古屋 12:52 ひかり 151号 新大阪 13:47
新大阪 14:03 くろしお 19号 和歌山 14:59

2001/01/20 (土)   
【雪】

なんか知らんが,岐阜は大雪。
大垣のドリーム・コア付近は,昼近くから,サラサラした雪が本降り。

研修を終えての帰り道,大垣や岐阜は雪で大渋滞。
郡上建設業協会の平井さんの車で帰るが,さすが高鷲の方,雪道には物凄く強い。

腕もよければ,道具もいい。
クラウン・エステートの4WDなんて初めて乗った。

あれだけの雪道を,なんの破綻もなく走れるというのは,私にとっては驚異的でさえある。

帰り道,県庁近くの松屋にて夕食。
飛騨牛のサーロインを食べる。

いい店。
さすがに私たち以外に客はいなかったが(笑),また来たいと思った(岐阜では)数少ないお店。



【芦屋】

TVから流れた名前はいつか聞いたことのある名前。
芦屋の富田助役。建設省(国土交通省)から出向されていたはずだ。

面識がある方だったので,なにかなぁと思ったら,震災復興事業の入札の便宜を図ったお礼を業者から受け取ったという贈収賄。

なんという。。。。
私よりも二つ年上の方だったのだけれども,そんなことになっていたとは。

彼の華々しいキャリアもこれで終わってしまうのだろう。
結局,配分ルールのシステムは,こうして人間を潰してしまう。

CALSであればなぁと思う。
そういえば,彼は建設CALS/ECをほとんど認識していなかった方だったなぁ。



【岐阜ルネッサンスホテル】

昨日,本日と郡上建設業協会さんの協会イントラネットの勉強会で,岐阜にお邪魔している。

昨日,研修会場であるドリーム・コアのコンピュータから,イントラネット画面が見えないことに気が付いたのは,研修開始2時間前。

急ぎ,大垣から郡上八幡町まで,前田会長の運転で飛んで行って,システムセキュリティレベルを変更。
終了後,また飛んで帰ってきた。

前田会長,ありがとうございました。

約45分ほど遅刻して,研修開始。

その間,間を持たせてくださいました高橋副会長,平井さん,建設CALS/EC研修センターの皆様,お世話さまでございました。m(__)m

教訓→事前確認はやっぱり大事。

郡上建設業協会の皆さんは,総じてリテラシィは高く,悠々と研修を受けられているようだ。

イントラネットを構築する以前に,すでにほとんどの会員さんは,メールアドレスをお持ちであり,協会の連絡事項の伝達等も,既にメールを利用して行っていたということ。

なにか,スポンジが水を吸収するように,協会でのIT化の取組みの理解を深めくれているようで,とても頼もしく感じる。

一日目の研修終了後,取材を受ける。
ドリームコアのミーティングルーム使用。

しかし,なんでもあるなぁ,この施設は(笑)。

前田会長と私が椅子を並べて対談という形なのだが,なんかねぇ,いまさら顔を見合わせてね,喋るっていうのもなにか気恥ずかしいものなのでした。

この対談は,日経コンストラクションに掲載予定。
予定だよ,予定。(笑)

本日は,研修の二日目。
24名,2時間の研修を3セット。

多分結構大変ですが,頑張っていきましょう。

しかし,宿泊している岐阜ルネッサンスホテルは,立派&快適なホテルである。
どうやらマリオット系のようである。

これだけ岐阜に来ていて,こんな素晴らしいホテルがあるのを始めて知ったというお粗末。^^;
旅の窓口でも出てこないしねぇ。

岐阜駅からのアクセスが悪いけれども,ここは常宿にしてもいいかなと思う。

2001/01/19 (金)   
【今日も岐阜へ】

6:34 京浜東北線 東京 7:07
東京 7:21 ひかり 201号 名古屋 9:15
名古屋 9:24 東海道本線新快速(熱海−米原) 岐阜 9:41

4時起床,私はこれから,岐阜出張です。
ご覧のように,朝から大忙し。

なので,いろいろ書きたいことはあるのですが,それは新幹線の中でということにします。

2001/01/18 (木)   
【大阪独演会で困る】

大阪独演会の日程がなかなか決まらない。
こんばんわ桃知さん、アリババです。

2月6日 大阪営業所はセミナーで使用しているようです。
いっそのこと私の所属する大阪南営業所がある堺での開催ってのはどうなんでしょう?

本当は2月6日に,福井コンピュータさんの大阪営業所での開催を企んでいたのだけれども,アウト。
こうなりゃ,本当に堺でやろうか?

でも,日程的にだいぶ苦しくなってきているのも事実。
2月開催もあやしいなぁ。

2001/01/17 (水)   
【岐阜から帰る】

岐阜出張から帰る。
本日の成果は,私たちにはあまりにも時間が足りないということがわかったこと。

3月1日,2日に岐阜市で開催される,『IT CITY PLATFORM in GIFU』に向けての準備をしているのだが,残された時間は約1ヶ月というところ。

あせっても仕方がないが,日々確実に仕事を進展させないとどうしようもないことも確か。
とにかく3月にはベストな状態で皆様と岐阜でお会いしたいと思う。

明日は,午前中は東銀座へ。(歌舞伎座の近くね)
午後からは,日本橋小船町で座談会。

夜は,新年会。
と,また忙しい。

問題は19日からの大ロード。
19日,20日は岐阜は大垣のドリームコアで,郡上建設業協会さんの協会イントラネット勉強会。

これには取材が二件入る予定。

21日は和歌山への移動日。
22日は東組さんで,システムの確認と,イントラネットの社内研修。

23日は和歌山からの帰りがけに,横浜の神奈川県中小企業団体中央会さんに寄ってから帰る。

24日は新潟は新発田市の新発田建設さんで,システムの確認とイントラネットの社内研修。
25日は新潟県設備工事協同組合さんで,システム設定。

26日は新宿で打合せ予定。

稼ぐなぁ。^^;


【本日は岐阜出張】

本日は岐阜出張である。
8:34 京浜東北線 東京 9:10
東京 9:21 ひかり 211号 名古屋 11:15
名古屋 11:24 東海道本線快速(熱海−米原) 岐阜 11:41

蕨→東京間の時間帯が悪いなぁ。
京浜東北線地獄の鯖寿司の時間帯である。

帰りは,何時だかわからない。^^;
例によってメールだけは読めるので(返事は遅れる可能性大),皆様,連絡に気を使われる必要はございません。

昨日,苫小牧から講演の打診あり。
3月中旬から下旬の予定とのことだが,喜んでお引き受けした。

北海道というところは,私の興味の対象としては,岐阜県に次ぐぐらい大きいのである。
それは,北海道開発局→国土交通省の変化と,道庁の官製談合の後遺症(ランダムカット方式入札)の問題があるからである。

北海道には,2月17日に札幌で,北海道建行協さん主催の講演のご依頼もいただいている。
これについては,近日中にオープンセミナーのご案内で紹介したいと思うので,札幌近郊の方は楽しみにしていて欲しい。

北海道での過去のオープンセミナーは,どうしてもコンサルタントの皆さんが中心で,施工業者の方々は極端に参加される方が少なかった。

今回の札幌は,是非とも施工業者の方々にも多くおいでいただければと思う。

2001/01/16 (火)  
【今日の出来事】

結局,散髪はした。が,どこもかわらない。(あたりまえだけれども)
それと,Ken-platz向けの寄稿原稿を書き上げた。

スーツを新調しようとした件は,なぜかジーンズ2本と,タイツ2枚になった。(笑)
理由→最近,寒いから。

Ken-platzの藤川さんからメール。
建設現場情報局の,静岡の戸塚建設さんの紹介記事が出来上がったとのこと。

→http://info.nikkeibp.co.jp/genba/index-kenplatz.html
みんなも見てね。

明日は,3月1日,2日に開催されるIT City Platform In Gifuの打合せで,岐阜県庁までおでかけ。
マッキャンエリクソンさん(外人ではない)同行。



【メモ:ネット革命を読み解く三つの方程式】

『これから日本市場で何が起こるのか』,(田坂広志,1999年12月23日,東洋経済新聞社)から。

インターネット革命の本質を次の三つとしている。
・情報バリアフリー革命
・草の根メディア革命
・ナレッジ共有革命

情報バリアフリー革命
→だれでも,テマ,ヒマ,カネをかけずに情報が入手できるようになる。

草の根メディア革命
→だれでも,テマ,ヒマ,カネをかけずに情報が発信できるようになる。

ナレッジ共有革命
→情報バリアフリー革命や草の根メディア革命でやりとりされる情報の中身が,単なる「データ」のレベルの低付加価値の情報ではなく,「ナレッジ」のレベルの高付加価値の情報になっていくという革命。
→蘊蓄(うんちく)を傾けられる。専門家がその高度な知識を語ることができる。

そして,このネット革命が,いま,企業,市場,社会に浸透しつつある。

市場における情報バリアフリー革命
→企業のホームページ開設から始まった。
→株主や顧客に対して公開すべき経営情報を公開している。
→それを行わない企業は「デスクロージャー」の遅れた企業とみなされる。
→「商品」に対する詳しい情報を公開する。
→顧客はその気になれば,欲しい商品情報を手軽に入手できる。

市場における草の根メディア革命
→顧客コミュニティ
→特定の商品に関する自分の声や意見を,市場全体に対して容易に発信できる。
→顧客の声に耳を傾けることが必要

市場におけナレッジ共有革命
→電子ショップは,専門家が高度な知識を提供する場となる。

これらのネット革命の市場への進展で起こること。
→ガラス張りの市場が出現する。
→一物一価
→跳ね返り→低価格競争の極限化は,高付加価値競争へとリバウンドする。
→相互学習が可能→差別化戦略の賞味期限が短くなる。
→ビジネス・モデル特許→知恵の競争

ガラス張りの市場が生出すもの
→戦略的顧客
 →情報武装をしたスマート・コンシューマ(賢い顧客)が市場に増える。
 →顧客が戦略的であるために必要なもの。→情報。

これまでおとなしかった顧客戦略的になるのか。
→道具が意識を進化させる。
→切れ味のよいハサミを持つと,紙を切りたくなる。
→インターネット→切れ味のよいハサミ。



【行きずりの連帯】

凄い言葉を見つけてしまった。
「行きずりの連帯」である。

日刊ゲンダイ2001年1月16日号の7面に,森毅京大名誉教授による「行きずりを大事に楽しむ」というインタビューなのか,コラムなのかなにか分からないものが(笑)掲載されている。

日本の都市化の進展は,「ムラ」を崩壊させ,生まれた場所で死ぬことはできないような仕組みになってきている(確かに,私も生まれたところで死ぬ予定は今のところない)。

これからは,決まった場所で決まった相手と付き合う「ムラ」ではなく,いろんな場所でいろんな相手と出会う「行きずりの連帯」の中に身を置くようになる。というのだ。

まさに,そのとおりだろう。
ネット社会は,サイバー空間でのそれを後押ししているとも言える。

ところが,この流れに逆行して,そんな,『だれでも自由に出入りできるサロンのようなところは安心できんゆう人が増えています。』

『ワケの分からん異質なもんに立ち向かうときの身のこなし方が分からへん』ということらしい。

こういう方々に対して,森氏は『発想が進路指導的になっています。目標に向こうて道が一本伸びているゆう感じです。しかし現実には道は一本やないし,ハッキリした正解もない。』といいます。

『行きずりの出会いが増えれば増えるほど「答え」は無数に近づくし,その都度しなやかに対応してゆくことが必要になる。決まったシステムに乗らないとダメやと思い込み,仕事も凝り固まった手法でしか進められない人は,21世紀を生きるのはシンドイでしょうな。』

これは,ネット社会での仕事の仕方の基本ではないでしょうか。

ここでいわれていることがイマジネーションの大切さなのだと思う。
「行きずりの連帯」というのは,バーチャルカンパニーのことだと私は理解した。

そしてとどめ。
『「いまさら面白そうなものをかぎわけるセンスを身につけるなんて難しい」というオジサンは,ケッタイなヤツを受け入れることです。』

ケッタイナヤツだそうです。ケッタイなね。(笑)

2001/01/15 (月)   
【沢山ある】

明日はつかの間のオフ日であって,やりたいことは沢山ある。
まず,散髪をしたい。

スーツをオーダーに行きたいし,新しい靴も欲しい。
H"を新調したい。

マッサージにも行きたい。
明後日の岐阜行きのチケットも購入しなくてはならないし,19日から23日までのロード(岐阜→和歌山)の準備もしなくてはならない。

18日は,久しぶりに気の置けない仲間との座談会で,夜は新年会だし,溜まっている寄稿原稿は明日中に書くのが正解だろうなぁ,と思う。

あれこれやりたいことばかりなのだけれども,多分どれ一つもできないのがいつもの常なのだ。
いつもやりたいことばかりが頭の中に沢山あって,それを「To Doリスト」に書くような,几帳面な人間なのだな,私は。(笑)

でも,それが全然手付かずで,期限はとうに過ぎているなんていうのばかり。
こういうことを繰り返して四十いくつになってしまった。

一生このままなんだろうか。
たぶん,このまんまなんだろうと思う。


【これから日本市場で何が起こるのか】

田町の建築会館までおでかけ。
建築設備綜合協会さんにて,来月15日の講演の打合せ。

当日の会場にて,PHS(H”)の状態も確認。
アンテナ2本。なんとかなるだろう。

このゼミナールには,遠く青森からの申込もいただいているようで,誠にありがたく思う。m(__)m
私のセッションの時間は短い(1時間20分)のですが,参加された皆様には,絶対に満足いただけるような内容としたく準備を進めているので,ご期待願いたいと思う。

往復の京浜東北線で,『これから日本市場で何が起こるのか』,(田坂広志,1999年12月23日,東洋経済新聞社)を読む。

『いま,日本の企業が,世界的なネット革命の波に乗り遅れそうになっているのは,経営者が「インターネット音痴」だからではありません。』

『経営者やマネージャーが,「ネット革命」によって,これから日本市場で何が起こるのかを正しく理解していないからです。』

『では,どうすれば,それを理解することができるのでしょうか?』

『表層的な知識や議論に振り回されず,変化の本質を深く見つめればよいのです。』

これに対して,私が,「まったくその通りである。」というであろうことは,当サイトの熱心な読者の皆様であれば,容易に想像できるところだろうが,まったくその通りなのである。(笑)

変化の時代である。
本質を見極められないものが成功を収められるはずもない。

それが経営者であるならばなおさらである。
メッキでごまかしていたものや芯のないものが,淘汰されるだけである。

それの何が悪いというのであろうか。
いい時代ではないか。

我々は,そういう時代を待っていたのではないのか?
しかし,我々の本心は,その根底のところで,それを望んでいないのではないだろうか。

実は,IT革命による変革を望んでいないのは,ほかならぬ貴方自身であるという認識からしか,何も始まらないということだろう。

2001/01/14 (日)   
【今週の読書】

桃知@のぞみ4号で帰還。
帰りがけに,京橋の美々卯にてうどんすきを食べる。

風邪がだんだんひどくなる。
とにかく,咳が止まらない。
喘息のような状況である。

来週もハードスケジュール。
気が重い。

『「日本」の終わり』,竹内靖雄,2001年1月5日,日本経済新聞社(日経ビジネス人文庫)

今週は,こればかり読んでいた。

この本は,日本社会主義論であり,日本型社会主義からの決別の書である。
私がCALSを勉強していて,行き着いた壁のようなものが,その原因を含めてとても分かりやすく書かれている。

この手の本としては,珍しく読み物としても面白いと思う。
政治とプロレスの同義性をついているところなど,ただならぬ観察眼だし,著者の懐の深さを十分に堪能できる。

今の日本を分析する際の,基礎的な視点を必要とされる方は一読してみたらどうだろうか?

2001/01/13 (土)   
【郡上八幡で勉強会】

郡上建設業協会さんで,勉強会。
掘建設CALS/EC研修センター長から,入札・契約適正化促進法,電子入札の動き(今年10月からの国土交通省直轄工事の一部での開始),岐阜県内のデジタル化に対する動き,PFI研究会の動き等,CALSにとどまらず,建設業界を取巻く動向についての話。

そして,本業の岐阜県版建設CALS/ECアクションプログラムについて。
平成12年度は60箇所の情報共有実験であったが,平成13年度は,情報交換実験(P2P)を全ての建設工事及び業務委託について行う。

平成13年度の情報共有実験(建設CALS/EC研修センターにあるServerを活用した情報の共有)については,一担当者について4箇所(工事3,業務委託1)で計720個所を予定。

電子納品実験(調査委託)は,一担当者に付き1箇所で計180個所,工事についても一担当者1箇所で全県下計180箇所を予定。

問題は,県側のPCの古さ。(笑)
これを,新規導入を現場優先で行うとのことで解決をはかるらしい。
(現場の情報化の視点である)素晴らしい!

電子入札は2002年度からの一部実施。
その前段階として,入札参加申請のデジタル化を行う予定。

それから,建設CALS研修センターのカリキュラムについて,現場代理人クラスの研修につて,研修が一般的すぎて,学べるものがないとの意見がある。
もっと具体的な操作方法を学びたいという要望もあるが,なにを持って具体的というのだろうか?

建設CALS/ECで基本となるのもは,インターネットだけである。
電子メールが使える,ブラウザが使えることが大切である。

それで十分でではないだろうか。
問題は,建設CALS/ECが推進されればどうなるのかと言う問題であろう。

例えば,CADの操作研修につて,CADの問題点と,図面の流れ(案)を考える。

問題点
・CADの導入では,職員研修,ハード・ソフトの購入費,維持管理でお金がかかる。
・それに,常日頃CADを使っていないので,CADの操作が非効率的である。
・また,図面がいい加減であると維持管理に使えないという問題もある。

そこで,図面の流れ(案)とて以下を提案する。
・発注者・建設業者は図面閲覧のみにする。
 →見れればよい
・図面の加工・訂正・修正は設計業に委託する。
 →アウトソーシングによる費用軽減
・維持管理はGISベースのDB化する。

こう考えた場合,CAD講習の意味はあるのか?

以上、掘所長の誠に楽しい話であった。

尚,私はいつものとおりである。^^;

2001/01/12 (金)   
【郡上八幡にて】

美濃大田駅を17:29発の一両編成の長良川鉄道に揺られること1時間20分,郡上八幡駅に着く。
時間柄か,学生さんが沢山乗っておられて,寂しい感じはないし,実際車内はにぎやかなものであった。

しかし,いまどきの素足の女子高生は一体どういう体温保存システムを持っているのか?
わたしゃ,1分も持たないぞ。

郡上八幡駅に着くと,そこは一面の銀世界。
さすがに寒いし,寂しいので,駅前にタクシーを呼んでさっさとホテルへチェックイン。

ホテルの部屋は暖かいけれど,窓の外は,雪が降りまくっている
明日の朝は,はたしてどうなっているのだろうか。

ホテルでは,ご飯が食べられない状態。(レストランは閉まっている)
今晩は,美濃太田駅で購入した,おにぎり二つで飢えをしのぐしかない。(笑)

ホテルの電話は,なぜか外線が通じない。
フロントへ連絡して,ようやく復旧。

ここは「H'」がだめなのだ。
なので,モバイルはアナログ回線に頼るしかない。

今回は,非常用に携帯も準備してきたのだが,モデムがない。(間抜けである)
急遽,帰りがけ亀井さんにお願いして,美濃加茂のギガス・カンサイへ連れて行ってもらい,OMRON ME96KTIを購入。

が,このデバイスのWindows2000用ドライバが,CD-ROMで提供されているというお粗末。
ThinkPad240Xには,CD-ROMドライブなどないのだよ。

結局,外線が通じるようになったので,OMRONのホームページからドライバをダウンロードしたけれども,外線が通じれば携帯はいらないじゃないか,ねぇ。^^;



【美濃加茂市にて2】

美濃加茂市建設業協会さんにて,Server set up中であーる。
とはいっても,システムが勝手にset upしている間は,結構暇なのだ。^^;

亀井行政書士さんから,建通新聞,2001年1月3日号,岐阜県特集版を見せていただいた。
この新聞には,岐阜県建設CALS/ECについての特集があり,そこに,私が今取り組んでいるProjectの三団体の長の皆さんへのインタビュー記事が掲載されている。

岐阜県建築士事務所協会の向井会長,美濃加茂市建設業協会の宮下会長,高山管設備工業協同組合の砂田理事長。

皆さん,先進事例団体として’貫禄’がついてきたように思う。
しかし,これで安心しないで,先頭を走りつづけていって欲しい。頑張りましょう!

今回のProjectには,この三団体に+1,郡上建設業協会さんが昨年の暮れから加わっている。
明日は,郡上の皆さんへの最初のセミナー。

お題は「事業者団体でのIT化の取組みについて」。
本来,IT化は個々の会社が取り組むべきものですが,中小企業が行うIT化の問題点を,なるべく最小限に抑える取組みが,事業者団体ベースの取組みなのだ。

ここでは,インターネットの基本精神,オープン(解放性),ボトムアップ(平等性),ボランティア(自律性)といったグラスルーツ(草の根)の精神文化の理解が絶対不可欠。

このあたりをどうご理解いただけるように話すのかというのが,私の明日の課題なんだなぁ。

ところで,この新聞には,梶原岐阜県知事のインタビュー記事も当然に載っていまして,それが過激でとても嬉しい。

『ただ分かっているのは「IT革命」というのは人類の歴史始まって依頼の大革命だということだ。好むと好まざるに関わらずこの大きな流れに乗っていかなければならない。』

『人類第2の頭脳革命,人工頭脳すなわちコンピュータを一般大衆まで使えるようになったからには,これを早く使いこなした者の勝ちだ。好き嫌いと言っていては取り残されてしまう。しゃにむに第2の頭脳を使えるような能力や条件を備えることが理屈抜きで大事な事だ。』

梶原知事のリーダーシップは,理論に裏打ちされた実行力の凄さ,みたいなところにあるのでね,本気でこういった部分の推進は,理屈抜きで推進されていくことだろう。

その一つが岐阜県建設CALS/ECにほかならないのだけれども,理屈抜きなのだ,ITなんていうものは。
使わない理由,IT化しない理由をいくら聞いても,誰も貴方を素晴らしい方だなどと賞賛する人はいないということなのだなぁ。



【美濃加茂市にて】

シティホテル美濃加茂にて5時起床。
喉が痛い。部屋中が乾燥しまくっている。

フィニッシュ・コーワAを「あー」と発音しながら,喉に噴射。
気休め程度には効く(つまり,気休め程度にしか効かない。^^;)

昨日から美濃加茂市入りしていて,美濃加茂市建設業協会さんのシステムのセットアップを行っている。
MN128-SOHO PALというルーターを始めて触ったけれど,なんかいまいちピントこないやつであるなぁ。(笑)

ところで,昨日はポカポカととても暖かい日だったけれど,今日は寒い日になりそうなので,体調には十分に気をつけないといけない。

今月は,本当はなんにも予定を入れないはずだった(真冬のバケーションの予定だったのだ)のだけれども,やっぱり駄目で,ほとんど休みが取れなくなってしまっている。

こういう時に,ひどい風邪などひいてしまうと,かなり長引くのが常なので,本当に神経質ぐらい注意しないといけない。

本日は,美濃加茂の仕事が終わり次第,郡上八幡町へ移動。
明日は,郡上建設業協会さんへの,事業者団体での情報化に対するセミナー,勉強会。

帰りは,日曜日の予定。

ところで,昨日の株価の終値はなんだ。
3月末が思いやられる。

ところで,ところで,窓の外は雪だ!

2001/01/11 (木)   
【オープンセミナーのご案内】

■第79回建築設備綜合ゼミナール セッションT−4
【演題】『電子市場化に伴う中小規模建設業の受注戦略と問題点・対応策』
【日時】 2001年2月15日(木)  15:00〜16:20(1時間20分)
【料金】 有料
    本ゼミナールは2001年2月15日,16日の二日間に渡り開催されるものです。
    桃知のセッションは,15日のセッションTー4に設定されています。
    受講料については下記のサイトで確認をしてください。
    → http://www.momoti.com/gyoumu/semi_annai.htm#010215
【会場】 建築会館ホール 東京都港区芝5-26-20
【主催】 社団法人 建築設備綜合協会
    後援:社団法人 日本建築学会・新東京設備設計事務所協会
    社団法人 日本火災報知機工業会
【お問合せ・申し込み先】
    社団法人 建築設備綜合協会
    〒108-0014 東京都芝区5-26-20(建築会館6F)
    TEL 03-5445-4266・4267
    FAX 03-5445-4272
    申込書ダウンロード DocuWorks自己解凍文書→semi010215.exe(2154KB)
    → http://plaza28.mbn.or.jp/~pinkhip/semi010215.exe

2001/01/10 (水)   
【永田町自治会】

謹告
この付近に頻繁に出没し被害を及ぼしておりますタヌキ・キツネ・サル・ハイエナ・カラス・コウモリ・ハエ・サメなどの生き物につきましては,この夏,皆様の民意に基づいた一斉掃討策作戦を実施する予定です。もう暫くのご辛抱をお願いいたします。
二千一年正月  永田町自治会

宝島社の全面広告「この国には,まだ掃除しきれていない20世紀が,いっぱいあると思う。」シリーズは,正月早々刺激に溢れている。

上記は昨日発行(10日付け)の日刊ゲンダイに掲載されていたものであるが,私は。これをファミレスにて豚キムチ鍋定職を食べながら見て,思わず食べたばかりの真っ赤な豚肉と白菜とを口から吹き出しそうになってしまった。

この他,「選挙にいこう」と「国をきれいに」というパターンも確認しているが,どれもウイットに溢れながらも,強烈な主張を感じることができる。
久々に見た広告らしい広告だと思う。

主張できるとということは,大切なことだなぁとつくづくと思うが,主張というと,私はこの時期,どうしても「青年の主張」というのを思い出してしまう。

同じ主張でも,あれはパロディ以外のなにものでもないと,若い頃は感じていた。
どこか,偽善の匂いを感じていたのだ。

しかし,あれは,あれで結構ガチンコな主張だったのだろうなと,今になれば思うのだ。
そして,むしろ,宝島社の主張の方が,本当は偽善なのかもしれないとも。

今日は,埼玉の英雄「小柳ユキ」のアルバム(EXPANSION)を聞きながら,また例によって論文をまとめていた。
明日から,岐阜行き(美濃加茂→郡上)で,ロードが続くので,今日中に仕上げて納品してしまうつもり。

でも,どうも駒ケ根でひいた風邪の具合が悪くなる一方で,頭は痛いし,朝から咳は止まらない。
かなりしんどい状態で頭を酷使しているので,ますます体調は悪くなるばかり。(T_T)

そうそう,駒ケ根から「しみどうふ」が届いた。
私の大好物なり。窪田建設さんありがとうございます。(^o^)丿

2001/01/09 (火)   
【Nifty】

本日は,大森のニフティ本社まででかけて,取材を受ける。
といっても,ほとんど私が勝手に2時間程,しゃべりまくっていただけだが。

お題は,「建設CALS/ECに対し中小建設業はどんな準備をすればよいのか」(昨日書いたものだね)
これについては,ちょうど同じような内容の論文を依頼されていたので,その草書(といっても25,000文字もある)を持っていって参考としてもらうことにした。

話の内容も,この草書に沿ったもの。
しかし,われながらよく喋る奴であると思った。>自分

放っておけば,この手の話を延々と喋ることは確実なのである。
なので,4時間なんていう独演会を企画したりするんだなぁ。

ところで,この取材が何にて紹介されるのかがわかってない。^^;
つくづく,いいかげんな奴である。>自分

帰りに,@Niftyのロゴ入りPCバックをいただいてきた。
ご機嫌。^^;

帰宅後,論文の清書を始めたら,あっというまに午後9時。
沢山メールが届いていますけれど,返事は少し遅れます。

それから,早坂さんから鎌倉ハムが届いてた。
ありがとうございます。m(__)m

留守が多くて,宅配受領が遅れてしまった。^^;

2001/01/08 (月)   
【コア・コンピタンスとはなにか】

『コア・コンピタンス経営』(ゲイリー・ハメル&C・K・プラハラード)が,文庫本になっていた。
日経ビジネス人文庫,一条和男=訳(2001年1月5日)
である。

以下は,コア・コンピタンスがらみの私の論文草書。
読んでみます?(笑)

IT化の目的,つまり,建設CALS時代の中小建設業の経営戦略とは,差別化とコア・コンピタンスの経営による極めて市場主義に忠実なものでしかない。

中小建設業に対して公共工事の市場主義化を彼方のものと感じさせているネポティズム的公共事業システムは,自治体CALSの導入とともに,近い将来に縮小若しくは消滅せざるを得ないだろう。

それゆえに,建設CALSの名のもとに要求されるIT化とは,他の産業界が既に直面しているIT化と,根本的にはなんら変わるものではなく,IT化は「技術と経営に優れた建設企業」実現のためにある。

IT化に際しては,建設業だけは特別な市場にあるという意識は早々に捨て去る必要があろう。
 
・コア・コンピタンスの確認
コア・コンピタンスを見つける方法は極めて簡単である。それは,自社がこれまでやってこれたその基盤はなんなのだろうかと自問してみることだ。

その答えこそが自社のコア・コンピタンスなのだが,問題はその答えがCALSにおいて通用するのかということである。

例えばこれが談合調整力や政治的な影響力という答えでは,市場の変化への対応は極めて難しいといわざるをえない。

中小建設業の場合,市場主義が強く働く市場で通用するコア・コンピタンスを持つ企業はほとんどない。それどころか,本来,競争優位の技術や経営システムを生み出すプロセスこそが企業にとってのコア・コンピタンスであるにもかかわらず,この部分に対しての理解や意識的な取組みを行っている企業も稀である。
 
・コア・コンピタンスの本質とIT化の目的
ここで指摘できることとは,競争優位の技術や経営システム自体がコア・コンピタンスだというのではなく,むしろ,その技術や経営システムを生み出すことを可能ならしめている社内プロセス(組織であり,企業文化であり,社風である)に注目しなくてはならないということだ。これこそがコア・コンピタンスである。

それは個々の社員の創造的活性化とその有機的な結合を推進要因かつ推進エンジンとしていることで,あらためてマネジメント(経営)の重要性が指摘されることとなる。

つまり,IT化の目的とは「創造性ある個の有機的結合体としての創造力と競争力のある組織・組織文化の生成」にあるといえるし,これは差別化とコアコンピタンスを指向するマネジメントの目的だということもできよう。

IT化はマネジメントの問題なのであり,マネジメントのためのツールとしてITは存在する。IT化における視点は,常に「人」に対してであり,それは個人の創造性の発揮を要求しながら,その有機的な結合体としての組織・企業の実現を目的としているのだ。



【May Be I Think So Much】

「建設CALS/ECに対し中小建設業はどんな準備をすればよいのか」というのが,私の明日までの宿題。
簡単に言えば,「文化,組織,意識」をIT化を行うことで変革していきましょう。というのが答えか。

建設業界に向かって,こればっかし言いつづけて三年になる。
つまり,私がこの仕事を初めて三年になろうとしている。

ずーっと同じことばっかし言いつづけている。
そろそろ飽きられてもいい頃なのだが,私はますます忙しい。

三年前と何が違ってきただろうか。
とにかくハッキリとしていることは,国と地方自治体をあわせた借金は,ついには640兆円を超えて増えつづけてきたということ。(100年経っても返せないなぁ)

なぜそんなに増えつづけなくてはならないのだろうか。
この問題を,私たちが先送りすることは,将来の日本,そして我々の子孫に対する冒涜である。

私たちが,ここ数年で確認してきているものとは,『「日本型資本主義」あるいは「日本型社会主義」の終わり』(『「日本」の終わり』,竹内靖雄,2001年1月15日,日本経済新聞社)なのだろうと思う。

地方の公共事業を担ってきてたシステムである,日本型社会主義は,税金の範囲内で行われる配分の作業を超えて,借金に依存しつづけている。

そこが問題なのだ。なぜ,そこまでしなくてはならないのか。
その根拠はなにか。どこまでそれを続けなくてはならないのか。

その(日本型社会主意の)一端を担う公共事業は,存在意義そのものを,「日本型社会主義の終わり」において問いただされているに過ぎない。

IT革命という推進エンジンを得て表面化している公共事業の市場主義化が建設CALS/ECだとすれば,そこにおいて「中小建設業はどんな準備をすればよいのか」という質問への答えは,本気で資本主義をやってみましょうか,とう市場の答え(国民の意識)に,どう答えていくのかということではないだろうか。

2001/01/07 (日)   
【バトラーツ】

後楽園ホールまで,バトラーツを観戦に行ってきた。
今年最初のプロレス観戦である。

永六輔曰く,『相撲の人気が落ちているのも,勝手に国技と名乗り,ひたむきさだけを要求する風潮が原因であろう。
格闘技なら,プロレスの工夫こそ,芸人,それも大道芸・放浪芸の魅力に溢れている。』(『芸人』(1997年10月20日 岩波新書,P89)

プロレスは格闘藝である。
選手同士の創意工夫,観客とのイマジネーションの戦いにこそ,その興行としての本意がある。

ところで,この『芸人』に掲載されている芸人のことばというのが,実は楽しい。
例えば,

『「うちの師匠は焼酎でうがいをするんです。
それはいいんですが・・・・・・
コップに戻して弟子に飲ますんです。
ありがたく飲めって・・・・・・』

『☆師匠が師匠である証拠に,弟子に無理難題を押し付けて楽しむ話がたくさんある。
それを乱暴だと言ってしまうと野暮になるところがあって,弟子はどう対応するかが勝負になる。
そこが学生の一気のみとは違うのだ。
学生は普通の人だが,芸人は普通の人ではないのである。』

つまりだ,芸というのは,自分以外の第三者がいて初めて成立するもんなのである。
人様に対して見せなくてはならないものだから,芸は磨く必要があるんだなぁ。

そこで,試されるものとは,オリジナリティとイマジネーションなんだと思う。
バトラーツは今,これを失っているように思えた。

ただ,戦えばいいってもんじゃないんである。
それでは普通の人のルールありの喧嘩みたいなものだろう。

プロレスラーは普通の人ではないのである。



【ダウンロード】

ダウンロードのページに,日刊 建設工業経済新聞 2001年1月5日寄稿原稿『カギ握る自治体CALS』を掲示。



【ゆで卵のむき方】

駒ケ根発10時の新宿行きの高速バスで帰る。
本日は,乗客が多いらしく増発便が出ていた。

私は,その増発した2号車にのってきた。
所要時間は3時間50分ほど。

双葉パーキングエリアで15分の休憩。
私はゆで卵を購入した。

ところで,皆さんは,ゆで卵をきれいにむく方法はご存知だろうか。
卵のむき方→



【今週の読書】

駒ケ根にて,午前3時に目覚める。
長野はTV放送はNHKしかなくて,しかたなくNHKを見ていた。

TV放送中に手話の時間があり,そこで「インターネット」に関する手話の説明をしていた。
構文は,

『近頃は,インターネットが盛んで便利になったね』
『列車やホテルの予約もスムーズにできて助かるわ』

手話の世界も,IT革命に伴う新しい単語がどんどんできてきていようだ。
「ホームページ」「eメール」「デジタル」等。

これもIT革命か?

さて,意外とファンの多い(笑),今週の読書である。

『新人はトイレを磨け 読むクスリ28』 上前淳一郎 2000年12月10日 文春文庫

あまりに素晴らしいタイトルにつられて,西川口駅のキヨスクで購入。
昨日の移動時間中ずっと読んでいた。

上前淳一郎氏の「読むクスリ」シリーズは,まあ,はずれはない。
それと,完結明瞭な文書は,ちょとした時間つぶしや,移動のお供,爆裂脳味噌の休息にはもってこいの本だと思う。

その中から,面白かったはなし。
日本電産の永守社長のことば。

『人間には三つの種類がある。と僕は思うてます。
一つは,自分で燃えることができる人。発火装置を持っていて,自分で火をつけて燃えられる人です。
ただ,そういう人は全体の三パーセント。百人の従業員のうち三人だけやね。』

『二番目に,自分では燃えられないが,火をつけてやれば燃え上がることのできる人。
これが八〇パーセントで大半を占めます。
この八〇パーセントにどう火をつけるかで,会社の将来はきまりますな。
トップが,わしは燃えとるから,おまえたちも燃えろ,いうて引っ張っていかなあかんのです。』

『残りの十七パーセントは,発火装置を持っていないし,こっちで火をつけても燃えない,せいぜいちょっと暖こうなるぐらい。
この燃えない症候群が全体の二五パーセントになったら,会社はあかんようになります。
一〇パーセントに抑えたら,会社は伸びます。』

2001/01/06 (土)   
【なぜ死ぬんだ】

駒ケ根市にて,窪田建設さんのスタートアップセミナーを行う。
ドカピンの天候なれど,寒い!

セミナー終了後,市内の精養軒さんにて会議&会食。
初代の窪田が建築されたという,歴史もんの部屋で,なぜかあぐらをかきながらホークとナイフで洋食をいただく。

タンシチューが非常においしい。
駒ケ根名物のソースカツ丼もいけるとの話。是非,機会があったら食べたいと思う。

ホテルに戻って,メールチェックと新聞社のサイトチェック。
中島洋二郎氏の自殺報道が目に飛び込む。

三木助も中島氏も私と同世代。なんだかなぁ。
なぜ死ぬんだ。
無意味に腹が立つ!



【国土交通省スタート】

北海道庁のランダムカット方式はまだ続いているのだろうか。
昨年の暮れ,小樽の皆様にお会いしたときには,ランダムカット方式はまだ続いているとの話であった。

それにしてもひどい入札方法だと思う。
責任を業者側に転化している。
発注者のアカンタビリティなんか微塵もない。

経営戦略は,環境により変化せざるを得ない。
ランダムカット方式のもとで,どのような経営戦略がなりたつというのだろうか。
建設業界を馬鹿にした話である。

北海道は,もう一つの発注機関である,北海道開発局が国土交通省となる。
私からみると,タイプの異なる二つの発注機関を同時に持つことになるように感じるのだが,実際のところはどうなのだろうか。(たぶん,なにも変わらないという話を聞かされそうだが)

私見だが,北海道庁の責任逃れ的な入札方法に比べ,国土交通省の行う様々な建設マネジメント施策は(その浸透度合いは疑問符がつくが),2004年度からの建設CALSの導入,ISO9000シリーズ・14000シリーズの試行,性能規定発注方式の試行,PM(プロジェクト・マネジメント)CM(コンストラクション・マネジメント)VE(バリュー・エンジニアリング)等のマネジメント技術の導入を模索し,「より良く,より安く,より早く,公正に」をスローガンとした公共工事の確立を指向していると考えるし,さらには「技術と経営に優れた建設企業」の実現を発注者側の視点から推進しようとするものである。といえよう。

欧米流マネジメント手法であるこれらの施策は,公共工事における発注者説明責任(アカンタビリティ)を達成しようとする国土交通省の目的の上に展開されているともいえる。

ここにおけるIT革命とは,公共工事の市場主義化への推進エンジンとして機能していると考えるのが妥当であろうが,道庁はここまで頭が廻っているのだろうか。

「公共工事入札・契約適正化促進法」による国・自治体の公共工事に関する統一ルールの成立は,自治体発注の公共工事にも,より現実的にIT革命による市場変革(市場主義化)の影響を与えることとなる日が以外に近いことを我々に教えているのだと私は考えている。

2月17日に,北海道建行協さんのお招きで,札幌で講演をさせていただくことになった。
地元の皆様と,このあたりの意見交換もさせていただければと思う。

2001/01/05 (金)   
【オープンセミナーのご案内】

今回ご紹介しますセミナーは,一般参加(会員以外)への参加枠が有りますのでご注意ください。

■2001年2月5日 愛知県半田市
【演題】 21世紀を生き抜く中小建設企業
     〜IT革命は建設業をどう変えるのか?〜
【日時】 2001年2月5日(月)  15:00〜17:000(2時間)
【料金】 無料
(但し,会員以外の方の参加は10名程の限度枠がありますので,会員以外の方で参加を希望される方は,事前に主催者様までお問い合わせの上申込ください。)

【会場】 半田商工会議所3階大会議室
【主催】 半田商工会議所建設部会

【お問合せ・申し込み先】
  半田商工会議所
 TEL 0569-21-0311
 FAX 0569-23-4181


【IT化と情報化】

最近の私は,IT化と情報化を明確に区別することにしている。今年は,この区別を徹底して話をしていきたいと思う。
尚,これについては西垣通氏の以下の解釈に拠っている。

「六〇年代の情報化と二十一世紀のIT化とでは,社会的スケールが違うのだ。この点は銘記しなくてはいけない。端的には前者は「生産者=公」の領域のみのコンピュータ化であるのに対して,後者は「消費者=私」の領域を含む,より広いコンピュータ化なのである。」

「ここでなにより大切なのは,日本の景気回復といった短期的な話題と,長期的なIT革命と混同しないことなのだ。今おきつつあるIT革命とは,三〜五年にわたる経済現象というより,むしろ三十〜五十年にわたる地球規模の文明的な事件なのである。」

西垣通「IT革命後の社会」,中央公論,20001年1月号,p58,59



【雇用の流動化】

IT基本法成立に伴う,IT研修関連補正予算の成立は,地方に混乱を招いているようだ。
私は,年末年始と各地の地方紙を読む機会があったのだが,そこに書かれている,この補正予算に対する,各自治体の姿勢はかなりネガティブなもの多い。

その理由は,研修のための会場と講師不足につきる。
そして,この予算で配置されるパソコンが,公民館のような場所に設置されることが規定されていて,そこで研修を行う必要があることで,各自治体は準備不足に頭を痛めているようだ。

この予算は,平成12年度と13年度の予算なのだが,今年度は間に合うわけもなく,実質来年度から,各自治体はIT研修会を開催することとなる。

研修人員は,人口割だから,全ての国民が均等に受講できるわけもなく,私はそれが心配だったのだが,各自治体が一番心配しているのは,受講者が定員を満たすだろうかということのようである。

これをみるとIT後進国日本のモラルハザードも極まった感がある。

2001年1月5日付け日本経済新聞は,IT分野に関しての「雇用のミスマッチ」が拡大していることを伝えている。
『IT分野を中心に求人企業が増えているにもかかわらず,能力の備わった求職者が少ない』との指摘は,雇用の流動化の必要性と,政府の雇用政策転換の失敗を示しているといえよう。

雇用吸収力のある産業は時代とともに変化しつづけている。
ITの時代には,それにふさわしい産業が勃興し,雇用を担うのは当然のことである。

その変化に対応できる教育政策,雇用政策を行うのは,政府の当然の仕事である。
その抜本的対策を抜きにした,つけ刃的な,趣味のパソコン研修的な,今回のIT研修がどれほどの効果をもたらすのか,私は非常に懐疑的である。

2001/01/04 (木)   
【雪と運転】

官庁や多くの企業では仕事始めだったせいでしょうか,当サイトのアクセス数も正月休が終わったようです。
あらためて,今年も宜しくお願いいたします。

私は,今日は東北の地にいるのですが,今朝,目覚めたら一面の大雪でした。
積雪は3、40センチメートルぐらいでしょうか。

それで思いついたのが,だれも走っていない雪道を4WDで走ってみようかということ。
言っておきますが,私はほとんどペーパードライバーですから,雪道を走るなんて芸当は,本当にもう何年ぶりでありました。

それも車はマニュアル車。これもどちらかというと苦手。
感想は,私はやはり運転は好まない,ということでありました。

やっぱり,運転は上手な人に任せましょうね。私は,ほとんど走る凶器ですわ。
運転している本人は狂気ですし。^^;

雪の多い地方の皆さん,雪道の運転はくれぐれも慎重に。

2001/01/03 (水)   
【ダイナソー】

皆さんは,ディズニー映画「ダイナソー」はもうご覧になっただろうか。
この米国製の映画は,その特殊映像処理の凄さで語られることがほとんどだろうが,弱肉強食的な思想に対する,協調と連帯の話としてみても,今の米国を象徴する話として面白いと思う。

弱肉強食の権化は「クローン」である。
イグアノドンの彼は,隕石落下から生き残った恐竜たちを率い,"楽園(生命の大地)"を目指すリーダーである。

群れから遅れそうになる恐竜に対しては,弱いものは死ぬだけだというのであり,カルノタウルスの追撃を受けた時には,群れから遅れたものもの達が犠牲になれば,少しでもカルノタウルスを足止めできる。なんていうのである。

一方,主人公である「アラダー」は,イグアノドンながら,キツネザルに育てられたせいなのか,協調と連帯の思想の持ち主で,その象徴として存在している。

群れから遅れそうになるものには歩調を合わせ励ます。
勇敢で,明るく思いやりのある主人公である。

終盤近くには,カルノタウルスに対して,アラダーが戦いを挑むと,草食恐竜の皆さんが団結して戦うのだが,このあたりは,米国人好みというばそうなのであろう。米国娯楽映画の永遠のテーマといってもいいだろう。

こういうわかりやすいイデオロギーの対決図式というのは,実は資本主義のしんどさの裏返しとして存在しているのだろうなぁと思う。



【岐阜県について】

『成功する地方自治』(角間隆 2000年10月1日 小学館)

本書のサブタイトルは『岐阜「夢おこし県政」の現場から』である。
文庫本なれど,岐阜の本屋さんでは,どこでも店頭に平積みされている。

知事選が近いから,などという野暮な理由はともかく,私のような岐阜県外の人間が読んでも結構楽しめる。
なにせ,岐阜県というのは,私をひきつけて離さない県なのだから。

その,なぜに私をひきつけるのか,岐阜県にはあって,他県にないものは何なのかが,この本には書いてあると思う(まあ,多少のデフォルメ的脚色はあるけれど)。

端的にいえば,それは,梶原知事のいう(情場:じょうじょう)理念である。
この情場理念は,他県においては,理念を題材とすることなく,ソフトピアジャパンやVRに代表されるような,ハコモノ行政の面を強調して話される傾向がある。

それは,ハコモノとしか見えない,貴方の勉強不足と想像力不足を露呈されているだけなのだが。(笑)
だから,私に対しては,うかつに「岐阜県はハコモノしかない」とかは言わないほうがよいかもしれない。

この議論をするには,岐阜県のIT戦略について相当熟知する必要がある(なんといっても,それは岐阜県の職員の方でさえ理解できていない方がいらっやるのだから(笑))。

私がなぜに岐阜県に多くの時間の費やしているのかを知りたい方は,こういう本を読んでいるのも一興かもしれません。

2001/01/02 (火)   
【芸人,商人,職人】

『職人』(永六輔 1996年10月21日 岩波新書)をようやく読んだ。
これで,『商人』(永六輔 1998年4月20日岩波新書),『芸人』(1997年10月20日 岩波新書)と並べて岩波商法「人」シリーズ読了。

私自身は,それじゃ,芸人,商人(あきんど),職人のうち,どのカテゴリに入るのかというえば,間違いなく「芸人」だと思っております。

私は在野の研究者(?)ではありますが,学者先生ではありません。
なにか肩書きを振りかざしているような野暮でもありません。

分類をされるなら「藝人」と呼ばれたいと思っています。
永六輔は,自分自身を講演芸人と呼ぶのですが,私はとてもその域にはありません。

せいぜい,サイバー芸人とか,IT芸人とか,Web芸人とか,まあ,なんだかわからないものであるでしょう。
でも,なんでもいいから「藝人」でありたい。

それは,職業の肩書きとしてではなく,生き方としてです。


【これでいいのだIT革命】

「これでいいのだIT革命」(久保田達也 2001年1月1日 インプレス)

表紙の髭面(くぼたく)が,私に似ているという理由で購入した本。
内容はたいしたことはないが,これでいいのだ。本当に。

帯には白地に赤く「技術にだまされるな」と書いてあるし,本文第1章は「うまい団子が基本」であり,第2章は「社内をインターネット体制にする」である。素晴らしい!

「うまい団子が基本」っていうのはなにかというと,しょせん,IT利用産業(建設業もそうだよ)においては,商売のコアはITにあるのではなくて,リアルスペースにあるということである。

最近,これを勘違いしている建設業の方々を良く見かけるが(新聞とか雑誌とかに出てくるものは,ほとんどこれだなぁ),土建屋にはコンピュータは作れないのである。

土建屋は建設をするから土建屋なので,それじゃなければ土建屋ではないのであって,土建屋のコアは常に建設という行為そのものにある。

ITはその建設という行為が競争力を持つためのツールでしかない。
だから「技術にだまされるな」なのだけれども。

ということで,今年も年の始めからこの調子でいこう。
"There goes talkin' MOMO"である。

2001/01/01 (月)   
【ITの21世紀を乗り切るための10箇条の誓い】

とりあえず,論文24000文字書きまくり。
あとは注釈と図を準備して,もう一度読み直して,形を整えればなんとかなりそう。

表題は「週間ダイヤモンド」2000年12月30日/2001年1月6日新春合併号,p145の「コクラン博士のサイエンス&テクノロジー」から。

その中から,私もそうしようと思ったものをピックアップ。
1.ファックスを二度と使わない。ファックスされてきた紙については,「私は紙をごみ箱に捨てる時間がありません」といったメモをつけて送り主に返送する。

5.もっと考え,人の意見を聞き,周りを観察する。どうしてもIT化で世の中のスピードが速くなっているせいか,最近はだれもが緻密さと冷静さ,そして客観性を欠いてきているような気がして仕方がない。

10.これまでよりも頻繁に自分の仕事や関与の性質を変える。技術やサービスがめまぐるしく変わる時代に同じ仕事に同じ場所でかかわり続けることは視野狭窄に陥るだけでなく,周囲にも迷惑を与える。

十分の三だけなのだけれども,これだけでもなんとかものにしたいです。
特に,5と10は,私自身が最近とみにに感じているところでもあります。

私自身のワークスタイルは,この三年間で恐ろしいほどのスピードアップを要求されきました。
沢山の出会いが,サイバースペースとリアルスペースで同時進行で起きてきます。

その時に要求されているものは,物の本質を見抜く力だと感じています。
サイバービスネスをしているように見える私の仕事も,本質は物凄くアナログなわけで,自分自身の感性がボケたらおしまいなんだと思っています。

自らの感性を常に磨きつづけるのはどうしたらいいのかと,年中試行錯誤の連続なのです。
今年も,ますます精進の年であることはいうまでもありませんね。突然,頭よくなったりすることは有りませんでしょうから。(笑)



【Year Of A Snake】

あけましておめでとうございます。
今年も変わらぬ御贔屓をお願い申し上げます。m(__)m

今年は巳年だそうで,蛇っていうのは商売の象徴ですし,蛇皮の財布はお金が溜まるとか,まあ,蛇はお金儲けの縁起物ではありますので,巳年の今年は,皆さんの財布にも沢山お金が入ってくることをお祈り申し上げます。

とはいいましても,私は~>゚)〜〜〜(←MSIMEでへびといれるとでてくる)が,大嫌いなわけで,なんとも年明け早々^^;なのであります。なので蛇のはなしはもうおしまいです。

ここのところ,ずっと論文を書いていましたし,年明け早々に処理する案件も目白押しであります。
ですので,年末も年始も,だからどうした状態で,(T_T)でございます。

本来なれば,心おちつけて,新年の抱負でも考えるところなのでありましょうが,それは仕事が一段落してからということにしたいと思うのです。

ということで,取り急ぎ新年のご挨拶でございました。

momo
桃知商店謹製
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