ももちとしおの店主戯言 99/05/16〜 99/05/31

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99/05/15 (土)  
【明日を支配するもの】

標題は敬愛するP.F.ドラッカーによる最新刊の題名です。
まださわりしか読んでいませんが、第1章冒頭部分で、僕の神様、メアリー・パーカー・フォレットについて触れられています。曰く、

『マネジメントのような社会科学では、前提や仮定がそのままパラダイム(支配的な一般理論)となる。それらの前提は、学者、評論家、教師、実務家が無意識のうちにもつ。それが、彼らにとっての現実、その分野における現実となる。現実を規定する。それどころか、その分野が何についてのものであるかさえ規定する。さらには、排除すべきもの、無視すべきものを規定する。

その良い例が、マネジメントについての初期の最も洞察力のある学者、メアリー・パーカー・フォレット(1868〜1933)に対する評価だった。(中略)彼女が前提としたものは1930年代から40年代の草創期のマネジメントが現実としたものに合わなかった。そのため彼女は無視された。業績はほぼ25年にわたって忘れられた。しかし、社会や人間やマネジメントについて彼女が前提としたものは、当時のマネジメント関係者が前提としていたもの、さらには今日前提としているものよりも、はるかに現実に近かった。』

その通りであ〜る。さすがドラッカーであります。

僕は、日本にどのぐらい存在するのかは知らない(笑)フォレット信者の一人です。
僕が彼女の著作を始めて読んだのは1977年の夏のことでした。

当時の僕は、社会科学というものの存在自体に興味を惹かれるところがあって、関係する書籍をかたぱっしから読み漁っていた、暇だけは沢山合った少年だったのですが、そのなかで出会ったフォレットは確かに異色でした、というより、まだ社会経験が浅かった(無かった?)僕には、このマネジメントという概念とその考察は難解なものでした。

彼女のマネジメント理念を一言で表現すれば、それは「状況の法則:Low of the situation」というものです。残念ながら僕はこれを一言で書き表すことができませんが、これを理解するのにかなりの時間を要しましたように記憶しています。そしてこの理解のために、イデオロギーとかアノミーとか人間行動論とか、そんな訳の解らないものを一生懸命理解しようとしたのでありました。

このフォレットの「状況の法則」は、以来ずーっと変わることの無い、僕の生きるための哲学であり、僕のパラダイムでありつづけています。
そして、それは、僕が現在の仕事をしている根源なのでもありました。

99/05/14 (金)  
【ねるぅ。。。】

今日は、某県某所にて、メーラーとWebブラウザの基本操作の勉強会でした。
僕はついさっきまで、一緒に焼き鳥屋で一杯やっておりましたが、本日の収穫はみょうが(茎)ね。これは美味しかったですよ。それとおでんのような湯豆腐?、おたぐり(馬の腸)も柔らかくて美味しかったな。。。。それと、あけみちゃん(謎)

明日は山芋の味噌付けを買うて帰らんといかんですな。。。

と言うところで、寝ます。

99/05/13 (木)  
【CALSは当然に戦略である】

ちょっと考えるところがありまして、THE pinkhip WORLD通信  -号外9号-  98/12/20の内容を再掲します。
日経情報ストラテジー1998年12月号 P294〜295 「特別インタビュー」に、「効果大きい建設CALS/EC 日本経済の再生に貢献」という表題で、鹿島専務の庄司幹夫氏のインタビューが掲載されています。

ご存知のように、庄司氏は、土工協CALS検討特別委員会委員長を勤められていて、建設CALS/ECの推進では、中心的な役割を担っておられる方ですね。

インタービューの内容からの庄司氏の発言をいくつかピックアップ

「建設CALSの効果は、建設の仕事のやり方を効率化するだけではありません。経済合理性を追求して業務改善を進めていけば、必ず業界全体の透明性や競争の公平性につながっていきます。建設CALSはそのためのツールだと言えます。」

(建設業界ではCALSの前提になる企業の情報化が遅れてないかという質問に対して)
「大手ゼネコンの情報化は進んでいると自負していますが、−中略−中小施工業者まで含めた情報化の底上げが不可欠です。」

「いずれは建設CALSに対応できない企業は、仕事を受注できなくなっていくわけです。そうなれば、中小のゼネコンや工事業者も、目の色が変わってくるはずです。」

(中小のゼネコンにCALSを実現するだけの体力があるのでしょうか)「もちろん、建設CALSに対応できるレベルにまで情報化を進めるのは、簡単なことではありません。インフラ整備や社員教育など大変な労力を伴います。」

「私は「日本経済」を再び繁栄させる」というぐらいの気概を持って、建設CALSに取組んでいます。」
この言葉の意味するところは、結構奥が深いのだと思います。
一言で言えば、大手ゼネコンによる建設CALS/ECへの取組みとは、情報化の遅れた自治体+地場型ゼネコンへの差別化戦略なのだと考えます。

公共事業の価値観は、ここでも何度も触れていますが、二面性を持っています。
一つは官公需法に守られた、地域の事業振興と雇用の確保を目的としたものであり、もう一つは早い、安い、旨いのCALS的なものです。

大手ゼネコンによるCALSの取組みは、言ってみれば官公需法との対立の図式なのかもしれません。
建設CALS/ECにこの力関係逆転の実現を期待できるものであるなら、大手ゼネコンにとっては、自治体にはなるべく速く建設CALS/ECに対応してもらいたいし、地場型ゼネコンには、CALSに対応出来ない状況がなるべく長く続いてもらったほうが良いと考えられるのかもしれません。

このあたりの整理を現在しておりました。
整理がつきましたら、Web上で公表したいと考えています。

99/05/12 (水)  
【西瓜の赤はなんだろう】

ももち@すいか食べてました。
今日のは黄色い西瓜ですが、この西瓜の黄色とか赤とかの色は何の色なんでしょうかね?
カロチンですかね。。。そしたら人参食べるより西瓜食った方が良いわな。
ヘモグロビンの訳はないか。(笑)

99/05/11 (火)  
【30000アクセスありがとうございました】

青山にて一仕事して帰ってみたら、ちゃんと3万アクセスをGETされた方からメールが届いておりました。
北野さん、おめでとうございます。

店主はまだ景品を決めていませんでしたので、なるべく早急かつ店主が十分に吟味し納得した粗品〔^^;〕をお送りしたいと思います。お楽しみに!

おかげさまで、当弱小サイトも、開設以来約1年1ヶ月+10日にて、3万アクセスを記録することが出来ました。
これも皆様の御贔屓の賜物と深く感謝申し上げる次第であります。m(__)m

これからももぼちぼちとやっていきたいと思いますので、今後とも宜しくお願いいたします。m(__)m



【ヒットカウント確認してね】

たぶん、本日中に30000アクセスは達成の予定なので、皆さん、ちゃんとヒット数は確認してくださいね。
それで、わたしが30000GETと言う方は、迷わず店主へメールをください。

過去の景品は以下のようなものでありました。まあ、日本酒シリーズですな。
   20000→越ノ寒梅(あの有名な新潟のお酒)
   22222→神亀(あんまり有名じゃないが、美味しい埼玉のお酒)

99/05/10 (月)  
【読者様からのメール】

読者様からいただいたメールから一部抜粋し改行を無断変更しています。☆\(--;)

今までは現場で孤軍奮闘している現場代理人を本社は見殺しにしている例がたくさ んありました。
現場を一プロジェクトのシステムと考えるとCALSの発想はすばらしいものがあり、早 く実現してほしいものです。

しかし、コンピュータや情報通信の技術やコンテンツのめまぐるしい発展はその専門
分野ではない我々にはついてゆけない部分があり、いわばブラックボックス的なもの でベンダーの言いなりなっております。

CADを導入すればドラフターが要らなくなりますよ、図面修正や保管が楽になりますよ、
とおいしい話にのせられ、大枚をはたいたシステムが埃をかぶっている例がたくさん あります。

経営者には3通りのタイプがあり、一つは新しい物好きな社長が勇んで購入するが社 員が使いこなせない(使いたくない)タイプと、まるっきりコンピュータを否定して いる(社員は使いたいが、自ら使おうとしない)タイプと、将来を見据えて自ら取り 組んでいるタイプがあります。

そのいずれにしても本当にCALSという錦の旗の元に商売をしているメーカーやベンダー
やコンサルタントがいるのかと疑いたくなるのが現実です。

なるほどです。埼玉の高橋工務店の高橋社長も、協会のホームページの作成に関して同じようなことを言っておられましたね。。。。。って、火をつけてしまったのはσ(^。^)か?(笑)。

建設業に限って言えば(ってそれしか僕は知らないので)、今までは皆ばらばら、各ベンダーが勝ってにアプリケーションをつくり、導入させる。導入させたらあとは解らん。。。

そんなもの(商売)に対して情報化やCALS対応などという言葉を(ベンダーが)使うのは絶対に変だ!と僕は長いこと言いつづけてきた訳ですが、ようやくご賛同いただける方々が本当に増えてまいりました。

これから必要なものは、インテグレーションする機能です。これが出来ないベンダーはどうしようもない。
建設業を熟知し、建設企業にとって、一番良くて、安いシステムを、自社の製品を超えて提案出来る。そういうコンサルタントが出来るところと皆さお付き合いくださいね。

ということで、THE pinkhip WORLDをご購読していないかたの為に、関連記事を掲載します。

THE pinkhip WORLD通信 第37号 1999/05/07より
【配信数1000名突破記念:中小建設企業情報化指針概論(後編)】

◇ネットワークの構築について

 CALSをある側面から言い表せば、それはネットワークとデータベースの活用ですが、現場の情報化を見据え、且つ、建設CALS対応を考慮したネットワークとは、イントラネット、インターネットの活用を大前提としたネットワークです。
 
 イントラネットの成功は、社員の情報リテラシイを格段に向上させます。クライアントにはWEBブラウザを使い、社内での電子メール活用も当然に行うこととなりますから、基本インフラとしてインターネット技術を利用する、建設CALS対応の社員の情報化教育は、日々の社内業務の中で自然に進んでいくこととなります。

 建設業における現場のネットワークを考える場合、現場は、SOHO実践の場であり、サテライトオフィスでもあり、テレワークの場でもあることを理解する必要があります。

 ですから、現場で使えるネットワークとは、シンプルで自由なネットワークの必要があります。現場で使えるPCとは、出来る限り時と場所を選ばず自社のネットワークに接続される必要があるでしょう。それはモバイルの実践でもあります。故に、主に同一事務所内での利用を前提にしたようなシステム構成のネットワークでは、現場におけるコミュニケーションとコラボレーションの実現を著しく阻害するだけだと言えるかもしれません。
 
 しかし、多くのベンダーにはこの発想がかななか見られないのが残念です。原因は建設業を知らなさ過ぎる(今まで中小建設企業との接点が少なすぎる)という点に尽きると思いますが、今後、地場型中小建設企業においては、社内ネットワークを着実に構築していく必要がある企業が何十万社もあると思われますので、ベンダーはものを売らんかなの姿勢を表に出す前に、建設業における情報化の特徴である現場の情報化をよく理解され、多くの地場型中小建設企業の情報化に対する良きアドバイザーとなっていただきたいと思います。
 
 信頼の置けるコンサルタントやベンダーに情報化に対するコンサルテーションを依頼した場合でも、建設企業は、何の為に何をするのかを自社の情報化プロジェクトチームによってきちんと考え、全社員に目標として提示できる取組みを行う必要があります。ネットワークが大事だからといって、ベンダーまかせでのシステム構築では失敗の確率が高くなるだけです。無駄な情報化投資を行わない、効率的な情報化投資を行うためにもプロジェ
クトチームによる組織的な取組みの必要性があります。また、コンサルタントやベンダー選択の場合、どれだけ建設業、現場を知っているかで選択したほうが良いかもしれません。

99/05/09 (日)  
【水ひき】

今日は飯田から一路帰宅。
大した渋滞も無く無事到着。。。やれやれ。

飯田を立つ前に、水ひき美術館 せきじまへ寄らせていただきました。
水ひきというと、のし袋ぐらいしか思い浮かばなかったのですが、見てびっくり。。。

紙の文化あなどりがたし。デジタルが逆立ちしても出来んな、こりゃ!

99/05/08 (土)  
【すらすら・・・その2】

本日は、飯田でのCAD教室は2日目。

当初の予定では、今日は大阪のユニシス・プラザでの「グループウェア/イントラネットとナレッジマネジメント研究部会」に出席予定だったのですが、今回は出席できずに残念です。
また次回宜しくお願いいたします。

99/05/07 (金)  
【すらすら・・・その1】

本日は、すらすら本の風瀬女史と長野県飯田市でCAD教室の1日目を終了。
皆さん大変熱心な方々ばかりで、風瀬さんは感激しておりましたよ。

99/05/06 (木)  
【ロングドライブ】

今日は、400Kmばかりを、うだうだとドライブ。
1年ぶりの長距離走行をしたので疲れました。。。。。

今日使った車は、シャリオという車です。ニッポンレンタカーにオデッセイクラスの車を貸してね、とお願いしたら、この車が来たのでした。

そこそこに広くて、使いやすく且つ運転しやすい車ではありましたよ。

というところで、疲れましたので本日はお終いです。m(__)m

99/05/05 (水)  
【ある県の建設業協会による情報化調査(前編)】
<店主戯言特別編目次へ戻る>

ある県の建設業協会さんがまとめたCI−NET等に関するアンケート調査報告を読ませていただいております。

この建設業協会の会員であるということの意味は、少なくとも同地に沢山存在される建設企業の皆様のなかでも、土木一式、建築一式主体の建設企業であり、公共事業中心の受注体制をしいておられる建設企業ということでしょう。

この県の人口は220万人程度ですが、建設業協会の会員数は830社を超えています。
しかし、その会員の事業規模をみると、従業員数が20人未満の企業様が50%強を占め、50人以上の従業員を抱える企業はわずかに16.7%しかおりません。

また、完工高でも10億未満の企業が70%を占め、100億以上の企業は2.1%と、この建設業協会の会員の多くが、従業員規模、完工高規模でも、典型定期な地場密着型公共工事中心建設企業であることが窺い知れると思います。

この調査報告書による、最初の調査項目は「コンピューターの導入及び利用状況」です。調査項目の詳細及びその結果は以下の通りです。

◇現在貴社で「利用しているOA機器等」に該当する番号に全て○をして下さい。
(755社)
1)OA機器はまったくない 6社 0,8%
2)FAX 714社 94.6%
3)ワープロ専用機 634社 84.0%
4)パソコン 626社 82.9%
5)オフコン(汎用機) 125社 16.6%
6)CAD 271社 35.9%
7)デジタルカメラ 167社 22.1%
8)その他  16社 2.1%
無回答 9社 1.2%
店主戯言:

なんかねぇ、意味の無い調査項目が並んでいると思うのですがねぇ。。。
FAXってなんか意味あったですかね。。。。

◇現在貴社で使用しているパソコンについて、その現状を教えてください。
パソコンの利用台数(1社当り) 6.2台
店主戯言:

ですので、一人あたりのPC導入台数を出すのならともかくねぇ。。。
1社あたりのPC導入台数というのは、あんまり意味の無い数値だと思います。

◇貴社における「パソコンの利用目的」を分野ごとに該当する番号すべてに○をしてください。
 1・管理分野
1)給与計算 297社 39.3%
2)財務・会計処理 321社 42.5%
3)書類・文書作成 539社 71.4%
4)データの集計・分析 287社 38.0%
5)その他  36社 4.8%
無回答 147社 19.5%
店主戯言:

以外と、給与計算とか、財務・会計で使われているのが少ないのですね。

僕のCALS度診断のセミナー用では、最近、財務系の処理はどうしていますか?という質問項目があるのですが、以外と手書き伝票処理の所が多いのです。


2・土木分野
1)見積・積算 404社 53.5%
2)工事原価管理 249社 33.0%
3)CAD 211社 27.9%
4)CG 18社 2.4%
5)書類・文書作成 456社 60.4%
6)データの集計分析 167社 22.1%
7)技術計算 156社 20,7%
8)工事写真管理 79社 10.5%
9)GIS 5社 0.7%
10)その他 15社 2.0%
無回答 186社 24.6%
店主戯言:

妥当と思われる項目が並んでいますが、CADが3割にも満たないのは寂しいというとこでしょう。

3・建築分野
1)見積・積算 234社 31.0%%
2)工事原価管理 159社 21.1%
3)CAD 191社 25.3%
4)CG 31社 4.1%
5)書類・文書作成 242社 32.1%
6)データの集計分析 58社 11.7%
7)技術計算 47社 6.2%
8)工事写真管理 18社 2.4%
9)GIS 3社 0.4%
10)その他 15社 2.0%
無回答 404社 53.5%
店主戯言:

ここの特徴は無回答が53.5%を占めていることでしょう。
この建築分野に限らず、この調査での特徴は、無回答が多いと言うことなのですが、特に建築分野はそれが目立ちます。

無回答の意味することなんでしょう?
要はPCはあってもなにに使ってよいのか分からないと言うことでしょう。

4・営業分野
1)顧客管理 159社 21.1%
2)営業支援 94社 12.5%
3)書類・文書作成 400社 53.0%
4)データの集計・分析 167社 22.1%
5)その他  17社 2.3%
無回答 295社 39.1%
店主戯言:

ここも無回答が多いですね。

営業分野に限らず、全体的言えることですが、最も多い利用目的は書類・文書の作成です。

これは、パソコンをOA的に使うという意識を出ていないと言うことであり、パソコンを仕事に使うと言う意味では、非常にもったいない使い方でもあり、たいして導入効果の実感できない利用方法だと思います。

5・全社におけるコンピューターを操作できる社員の割合
約1/3以下 375社 49.7%
約半数 86社 11.4%
約2/3以下 58社 7.7%
無回答 236社 31.3%
店主戯言:

無回答が多いと言うことが意味するところは、社員がパソコンを使えるかどうか分からないと言うことでしょう。

情報化の取組みにおいて、最初の自社の理解が欠けているといえるでしょう。

できれば、社長様のPCリテラシーの調査もしてほしいですね。

以上の回答の中に、インターネットやEmailの利用が入っていないのは、インターネットやEmailの利用活用が、仕事ではないという意識があるからでしょうか。僕は非常に寂しいですねぇ。。。

それでは、インターネットやEmailはどこに。。。と探すと「パソコンのネットワーク化」と言う項目で、調査が行われています。

その質問詳細と回答内容は以下の通りです。
◇貴社における「パソコンのネットワーク化」の現状について伺います。
1・社内ネットワーク(755社)
ネットワークは構築していない 477社 63.2%
部分的にネットワーク化している
(グループLAN)
90社 11.9%
全社的にネットワーク化している
(本支店を含む全社LAN)
28社 3.7%
無回答 160社 21.4%
店主戯言:

社内ネットワーク=LANと理解してよいのでしょうか。たぶんよいのでしょうが、次に出てくる社外ネットワークは何かと考えると、この社内ネットワークもちょっと意味がわからないですね。

LANの利用と言うことで考えれば、15%程度の数値ですから、僕のやっているCALS度診断の平均値よりも、低い数値を示しています。

ここで言われる全社的なネットワークに現場・作業所は含まれているのか?是非聞いてみたいところではあります。

2・社外ネットワーク(755社)
社外のネットワークと接続している 196社 26.0%
社外のネットワークと接続しいない 356社 47.2%
無回答 203社 26.9%
店主戯言:

社外ネットワークという意味がわかりません。
インターネットやWANとかということなのでしょうか?

それにしても、それが社内ネットワークよりも多いと言うのはどのように考えればよいのでしょうか?

◇現在パソコンネットワークを利用されている方のみに伺います。どのような用途に現在のネットワークを利用されていますか。該当する番号すべてに○をして下さい。
1・社内ネットワーク化している企業(118/755社)
インターネット接続 83社 70.3%
ホームページ 33社 28.0%
社内Email 36社 30.5%
社外Email 49社 41.5%
文書電送 50社 42.4%
図面電送 27社 22.9%
画像映像電送 16社 13.6%
電子決済 2社 1.7%
資材電子発注 1社 0.8%
社内データベース 55社 46.6%
社外データベース 11社 9.3%
その他 4社 3.4%
無回答 6社 5.1%
店主戯言:

回答項目の意味がよくわからないのです。
その一つが、ホームページ。これはホームページを持っているということなのか、ホームページを閲覧利用しているということなのか。。。。

さらに、インターネット接続していれば、社外ネットワークに接続しているということだと思うのですがね。。。。ますます、社内と社外の区別が分からなくなってしまいました。

Emailの利用がインターネット接続の割には少ないのは、僕のCALS度診断でも同じ結果です。

電子決済や資材電子発注をしている会社さんがあることが凄いです!

2・社外ネットワーク化している企業(196/755社)
インターネット接続 172社 87.8%
ホームページ 33社 18.8%
社内Email 32社 16.3%
社外Email 86社 43.9%
文書電送 59社 30.1%
図面電送 34社 17.3%
画像映像電送 19社 9.7%
電子決済 4社 2.0%
資材電子発注 1社 0.5%
社内データベース 37社 18.9%
社外データベース 25社 12.8%
その他 4社 2.0%
無回答 7社 3.6%
店主戯言:

何らかの形で、インターネット接続を行っている会社さんは、社内と社外の区別をとりはらって合計すると255社、回答数755社とすると約33%ということこです。

社外とのEmailが利用可能であるのは、同じく135社、18%に過ぎません。

この数値は、単純に社内+社外ですから、本当は社内も社外も繋いでいるという会社(だぶり)もあるでしょうから、インターネット接続とEmailの利用率はもっと低いと考えて良いでしょう。

この調査はここで終わっていますが、文書電送とか、図面伝送なんていうEmailでは当たり前のことを聞いてくるのなら、Emailの利用されている会社で、どの位の割合で社員さんがEmailを使われているか、メールアドレスは個人に対して配布されているのか、メールサーバーはどうしているのか、現場でのEmailの利用はどうなっているのか等を聞いて欲しいところです。

それにしても、イントラネットなんていう言葉さえ出てきませんね。

こうしてみると、建設業の情報化に対しては、たいした意味の無い質問と統計結果が報告されている様に僕は思えるのです。

確かに、パソコンの導入や情報化に対する意識付けそのものが遅れていることは窺い知れるとは思いますが、次の一手を打つための資料とは成り得ていないと考えます。

それは、調査を行っている側が、建設業の情報化に対する明確なスタンスを持ち得ていないからだと考えるのです。


【うだうだ6】

連休うだうだシリーズも本日が最後です。
連休中予定していた仕事は、60%程度の進捗状況ですが、連休後の予定を考えると、これはちょっときつい結果かもしれません。

と言っても、まだ5日の午前10時を少し回ったばかりですから、これから頑張れば何とかいくかとも思うのですが、本日はあいにくと気力が全然充実していなかったりしますので、多分、何もしないかもしれません。^^;

99/05/04 (火)  
【うだうだ5】

本日は午前6時30分に親戚筋が仕事を持ってやってきて、そのまま温泉へ行ってくると行ってしまった。。。
お土産は買ってくるぞ!と言いながら、逃げるように去っていった。。。。

ということで、ただいま午後9時。。。ははは。。。おわったじょ!

その間、Win98のリブート5回ね。

挙句の果てに、ノートンからCドライブが壊れてますって怒られること2回!
ユーザーリソースが足りませんが4回。。。。。
クラッシュガードは数知れず起動!

だからやりたくないって言ったのよね。。。。

でも気合いれてやったから予定よりも一日はやく終わったので、まあ、よしとしましょう。


【売上高100億未満 地場型中小ゼネコン50社に聞きました その2】
<店主戯言特別編目次へ戻る>(←その1はこちらからどうぞ)

今回は、日経デジケン創刊記念プレゼンピッチにあります「地場型ゼネコンの情報化実力」の解説です。
本当は、もっと早く書かなくてはいけなかったのですが、つい今ごろになってしましました。

まずは、以下のグラフをご覧ください。

この表における5項目の内容は次の通りです。
・LAN=社内でLANが敷設されているか
・イントラ=イントラネットは構築されているか
・標準化=社内で使われているワープロや表計算アプリケーションは、社内標準として指定されているか。
・社内には情報化キーマンがおり情報化推進組織による組織的な情報化が行われているか。
・経営トップはパソコンが使えるか、利用しているのか。

5項目全てにおいて、低い数値を示していますが、そもそもこの調査対象企業のPC導入率は一人あたり0.3台に達していないことを考えると、当然のことと言える結果でしょう。

これは土工協による土工協CALS検討部会による1998年情報化実態調査結果へのアンチテーゼとも言えるものですが、この結果を見る限り、多くの地場型の中小建設企業における情報化は、その進むべき道を見つけられずにいるとしか思えません。

それは、建設省主導の建設CALS/ECが情報化の指標として機能してこなかったということでしょうし、(イントラネットの構築がゼロであることがそれを物語っているようです)多くの地場型建設企業にとっては、建設省主導で行われている建設CALS/ECは、まだ彼方の話の域を出ていない(自社には関係の無い話し)ということでもあると思います。

建設業には二つのヒエラルキーが存在しますが、建設省と大手ゼネコンを頂点とした、建設CALS/ECのヒエラルキーが如何に小さな影響力しか持ち得ないかを、まざまざと見ることができます。

先日「取引先500社とEDI接続、全手続き電子化--大成建設」という報道がありましたが、たかだか500社です。スパーゼネコン1社におけるEDIで、直接影響をうけるは、57万分の500に過ぎないのです。

すなわち、建設CALS/ECをキーワードにした建設業の情報化は、自治省、自治体と地場型ゼネコンを頂点とするもう一つのヒエラルキーでは機能してこなかったと考える必要があるでしょう。

これは現在の公共事業の指向をみれば、ある意味では当然であり、ものを作るからものを買うへの公共事業と地域経済の振興と雇用対策を目的とした公共事業の対立結果を素直に表現している結果でもあると思います。

つまり、地場型建設企業が情報化に取組むという場合には、(いつになるかわからない)自治体の建設CALS/EC対応を超えた目的の設定が必要なのかもしれません。

それが何処にあるかというえば、「デジタル革命」における公共事業と建設業の変化の理解であるというのが、私の立場ですが、これを中小建設企業の経営TOPの皆様に理解していただくのはなかなか大変な取組みでもあります。

その理解を阻害している最大の原因は、経営TOP自らの思考の中に深く染込んだ、横並びの意識なのかもしれません。

■土工協CALS検討部会による1998年情報化実態調査結果
http://www.dokokyo.or.jp/sec_studywg/wg02/research/1998chos.pdf(最近見やすくなったとのことです)

99/05/03 (月)  
【うだうだ4】

目がさめたら、親戚筋より連休中にこれだけはやってくれないかという、ふざけた仕事の依頼が着た。
5日の夕方までだと。。。。
お仕事をいただけるのはありがたいのだが、本人はどうやら温泉にでもいくらしい。。。。

わたしゃ、やる気はさらさら無かったので、思いっきり法外な料金を言ったらOKになってしまった。。。
つまり断りそびれた。。。。

ということは、明日と明後日が、突然にいや〜な日になってしまった。。。ということだな、こりゃ。
簡単な仕事じゃないのよ。。。。ああ、気が重い。。。



【(財)全国建設研修センター】

(財)全国建設研修センターというのがあって、そこで、情報技術利用−建設分野における身近なパソコン利用−(旧名 電算利用)という研修会があるらしい。なんと4日間もだわ。

わたしゃゼネコン生活は結構なキャリアを積んでおりましたが、こんな研修が行われていたとは知らんかったですな。灯台下暗しってやつでしょうか。料金は不明。。。どのぐらい役立つのかも不明。。。
「代表的なパソコンソフトの上手な利用   3」というのが、なんか悲しいなぁ。。。。

(財)全国建設研修センター 情報技術利用−建設分野における身近なパソコン利用−
  URL http://www.jctc-f.or.jp/400/411/4_431.html


【うだうだ3】

朝方まで、リモートにてServerメンテナンス。

その後、CALS度診断Email分を8通処理。
郵送分はプリンターの調子が悪いのでちょっと待ってね。m(__)m

しかし、Emailは、何度でも言うが便利この上ない。
少なくとも桃知のコンサルテーションを受けようとする会社さんは、Emailは不可欠です。
といっても、連休でだれもメールは読んでおらんだろうな。。。。

今回書いたCALS度診断には、建材屋さんとか、製造工場さんとか、PC販売店さんからもCALS度診断が来ているのですが、わたしゃ建設業しか知らないので、たいしたことが書けませんでした。m(__)m

ここまでで、お昼。昼食にお寿司を食べたら、眠くなってきたので、これから一眠り。



【Celeron】

「466MHzで10万円台前半から。各社がCeleronモデルを拡充」
ZDNN(http://www.zdnet.co.jp/news/products/9904/28celeron.html)より
Celeronの400Mhzに関しては、Windowsを使う限り、安くて使えると言う印象があります。
Word&Excelクラスだと楽勝の域を越えているような感じさえありますし、LTクラスのCADでもストレスは感じないでしょうね。

その上の466MHZが載ったお仕事用PCが、10万円台の前半で手に入る時代です。
だからって言って、お酒飲むお金を節約して買おうとは思わんかったりするのですね。(笑)
PCは衝動買いですよね。。。(笑)

99/05/02 ()  
【現場って言うのはどう考えればいいのでせうか】

Micrsoft Best Solutionに4月23日付けで、財団法人三重県建設技術センター(Exchange Serverを導入し、メッセージングと情報共有の基盤として活用。)が掲示されていました。

そのなかで、「建設CALSへの対応は地方自治体の重要課題」「その一環としてグループウェアの活用を開始」というものがありました。以下引用すると、

「三重県建設技術センターがExchange Serverの導入に踏み切った背景には、情報化時代に対応することが当面の課題と考え、またすでに計画実施が始まっていた建設省の「建設CALS推進計画」があります。同センターはこの建設CALSを強く意識しており、日経コンストラクションの「CALSメーリングリスト」への参加など、CALS研究を積極的に進めています。このExchange Server導入も、この研究の一環だといえるでしょう。同センターの技術管理部 情報技術課の鈴木課長は次のように説明します。

自治体による建設CALSをにらんだ情報化を行っていると言う点では、評価の出来る取組みだといえるでしょう。

でも建設企業のみなさん(特に中小の方々)は、これを真似しちゃいけません。これはですね、お役所さんや、建設コンサルさんのように仕事をする場所が一極集中タイプのお仕事向けのシステムです。

施工中心の建設業は分散型の組織形態をすでに形成しており、建設企業の情報化は現場の情報化である必要があります。
イメージとしては、現場の延長上に本社事務所のシステムがあるというイメージです。本社のシステムの延長上の現場ではないのです。

多分、Outlookをクライアントにして、本社のExchange Serverにつなごうとすると、現在一般的な電話回線では、遅くて現場の担当者は二度とつなごうとはしないでしょう。これは、Notesクライアントを用いたときのNotesも同じです。
専用クライアントを使うGWの限界みたいなものですが、これが現場の情報化にとっては、結構致命的なのだったりしています。

■Micrsoft Best Solution
  URL http://msshowcase.msn.ne.jp/dns/index13.html


【うだうだ2】

うだうだと、休み明けにの次の週に使うプレゼンピッチを作っていました。
たぶん、これは最低あと1回は修正することになるだろうなと思いながら、自己解凍ファイル(反則技だろね)に圧縮してメールで依頼主様へ送付。

送付したあとで、あ、たぶん彼はGWで休みだわ。。。。って、気が付いたところで後の祭というやつです。彼のメールフォルダーが溢れないことをお祈りいたします。

事務所で仕事をしていると、こうして気が向いた時に、ここにうだうだと書けると言う利点があります。外へ出ていると、なかなかこうは書けないもので、いくらモバイル実践派のあたくしと言えど、メールの返信を書くので精一杯だったっりします。。。。って、あ、そうか、メールの返信を書く数が今日は極端に少ないんだわ。。。。だから、うだうだ書けるのだわね。(笑)

というところで、さっきお茶を飲みながら読んだWebコラム。(たぶん、期日限定か?)
とほほな人々の生きる道:『「少年A」この子を生んで』を読んで
田口ランディ  1999年4月30日
URL http://news.jp.msn.com/worldreport.asp?id=990430randy&vf=1

田口ランディさんのコラムはダイムでよく読んでいましたが、これ(↑)は、なんとなく面白いというか、この人(田口さん)ならこう書くだろうという部分が見えるのはしょうがないけれど、それはそれでなんとなく自分と同じ波長が流れているというような感じがして快楽なのでした。

久しぶりだよね、こんな書き方するのは、自分にはなしかけて、これはこれでなんとなく嬉しい!


【見過ごしていたニュース】

見過ごしていたニュースはもうニュースじゃないかな。。。

◇山口県庁、土木事業の執行業務を管理--上流CASEでデータ分析
  URL http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/show/leaf?CID=onair/biztech/comp/56667
お金のかかっている仕事ですね。
これで何人かリストラの対象になったとかはないのでしょうか。☆\(--;)

取引先500社とEDI接続、全手続き電子化--大成建設
というもあるのですが、どうもリンクがはっきりしません。http://biztech.nikkeibp.co.jp/biztech/headcomp_ad.htmlから記事検索で建設CALSといれてみてください。
今のところ一番最初ににでるニュース記事です(って、建設CALSじゃ5件しか引っかからないじょ。)

どうやら、大成様独自プロトコルのようですが、ドミノですから、まあそんなにビビル必要もないでしょう。問題はCI-NETの立場だわ。鹿島さんはこっちだっけね。多分。両方の工事やってる設備業者さんなんか大変そうですよね。。。。ちっともCALSじゃないじゃない。ね。



【うだうだ】

さて、いよいよ黄金週間も本格化しました今日この頃、一体何人の方が、当サイトにおいでになっているのかは甚だ疑問な点ではありますが、おひとかたでもおいでになる方がおられる限り、例によってうだうだと桃知は書くのでした。(笑)

昨日はたまりに溜まったCALS度診断書を書きまくっていたのですが、なぜか途中で、メールマガジンの原稿書きになってしまいまして、そのまま、まぐまぐに予約。配信は休み明けの5月6日と5月7日としました。難解&長文のメールマガジンが届くと思いますので、読者の皆様は要注意です。(笑)

しかし、手元に届くメールは、連休中何処かに遊びに行ってくるというようなものばかりで、ああ。。。いいなぁ。。。。と、桃知は独り言を連発しているのですが、しかし、最近届くこの手のメールの偉いところは、ちゃんとモバイルしてまっせ!メールは読めまっせ!と書いてあるものが多いところです。みんな偉いジョ! 君たちこそデジタル革命を生き残れる情報戦士だ。。。と騒いだところでむなしいだけだなぁ。

99/05/01 (土)  
【5月やね】

昨日は、某所で冷やし中華をご馳走になり、そのあとコーヒータイムにケーキを二つ食べ、夕食代わりにたらの芽の天ぷらと鰹の刺身でビールを飲んだのですが、5月1日0:00分現在、ゲップをするとなにか酸っぱいものが異の中からでてくるという危うい状況です。

それで、今、胃腸薬を探していたのですが、見当たらない。。。(T_T)
その代わりと言ってはなんですが、どらやきを発見してしまいました。わたしゃ、ドラえもんに勝るとも劣らずこの食べ物が好きで、もう間も無く食べ終わろうとしています。
多分、これから後悔しまくることでしょう。。。

さて、ほとんどの建設企業様は今日までお仕事でしょうかね?景気の悪い会社さんは☆\(--;)すでにお休みのところも多いとは思いますが、忙しいところは相変わらず忙しいようですね。といっても2日から5日まではほとんどの会社さんはお休みだと思います。

桃知は、この連休が終わると、直ぐにまたあちこちでかけなくてはなりません。6日〜9日は珍しく車で移動だったりします(当然、自分で運転します)。しばらく運転とは無縁の世界で生きてきましたので、若干の不安ありなのでした。。。。

7日8日は、あのすいすい本の風瀬さんと仕事をします(と言っても、わたしゃほとんどお抱え運転手の様相ですが(笑))。
と、言うわけではありませんが、昨日 Intel(R)セレロン(TM)プロセッサ400MHz版 のマシンでNT労働局を立上げ、AutoCAD LTをインストールしてみました。結構はやいわね。確かに!

LTインストール直後に、起動できないエラーが出てびっくりししましたが、原因はTemporaryフォルダの属性がRede Onlyだったから。。。なんで?

momo
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