ももちとしおの店主戯言 99/01/01〜99/01/15

桃知利男って何者?インデックス | 12月後半の後半へ| 1月後半へ著作権店主へメール


1999/01/15 (金)  
【JACICが動いた2 JW−CADは?】

今日は手抜きね ^^;
昨日発行した「THE pinkhip WORLD通信」第14号の簡略版だったりしています。すみません。m(__)m

■CADデータ交換標準開発に伴う開発ベンダーの募集

JACICのホームページでは、「CADデータ交換標準開発に伴う開発ベンダーの募集説明会の開催について」の公示が行われています。

JACICのホームページによれば、
2次元CADデータ交換の標準開発を平成11年度末を目途に行うこととしており、それに伴う開発ベンダー企業の公募を行う。

今回、JACICで取り組む予定の標準化における主な技術的な開発内容は、次のとおりである。

国際標準を用いたデータモデルの開発
標準フォーマットによるファイルを表示するためのブラウザソフトの開発既存普及フォーマットとのトランスレータの開発
開発されたトランスレータを検証するための検証用ソフトウェアの開発

■JACIC
URL http://www.cals.jacic.or.jp/cad/
------------------------------------------------------------------------------
いよいよ、CALS実現のための最大のネック、CADデータの標準化作業が開始されます。個々で注目すべき点は、「2004年に達成することを目指している公共事業における電子調達の実施に必要な技術開発の一環として、我が国の建設分野(土木・建築)を対象とした2次元CADデータ交換の標準開発を平成11年度末を目途に行うこととしており、」というところでしょうか。

つまりCALSにおけるCADデータの交換は、2次元CADデータを以って行われるということだと考えます。3次元CADデータ、STEPによりデータ交換の実現はまだまだということでしょう。

ともかく、建設CALS/ECを取り巻く環境は、目に見える形で動き出してきているのが実感できると思います。

1999/01/14 (木)  
【最近のOutLook】

桃知がOutLookを使い始めてはやくも1ヶ月でしょうか。だいぶなれました。というか、基本的にはOutLook98無しでは、現在仕事ができない状態になりつつあります。

個人情報管理ツールとは良く言ったもので、人脈の管理、スケジュール管理はもちろん、ドキュメントの管理もすべてOutLook98を使っています。
もちろん、メーラーとしても使っています。

一番重宝しているのは、モバイルマシンのWinCEUとのデータ交換のしやすさでしょうか。
CE機としては、桃知はモバギU MC-R500を使っていますが、とても重宝しています。

でも、最近ほしいのは、文字が打てなくとも良いので、スケジュールと人脈管理部分が持ち出せる小さなマシンはないかな?ということですね。もちろん、データはOutLookのものがそのまま使えるというもので、名詞ぐらいの大きさだったら最高ですが。どなたか知りませんか?

1999/01/13 (水)  
【仕掛は単純に】

システムというものは、目標に対してとにかくシンプルなものの方が性能は良い。それはごく当たり前に合理的であるからである。
経営に情報技術を活用しようとするとき、ついこの大原則を忘れてしまうのだ。
その多くは「付加価値」の勘違いから起こる。

多くの日本の企業の経営システムでは、知識レベルでの高付加価値化を経験したことがない。
知識、ノウハウの価値を勘違いしている経営者がまだまだ多いのだ。

だから、いったい誰がこんなものを見るのかという出力帳票だらけのシステムが存在したり、自社開発、自社の独特のやり方の基幹システム等というものが、大手を振って存在しているのだ。

会計処理、売掛、買掛の管理など、日本において商売をする時、準拠しなくてはならない会計原則には自社の独自仕様など存在するのかと考えれば良い。
そもそも、会計処理に独自の仕様を求めることに「コアコンピタンス」はあるのかと自問してみれば良い。

日本の会計処理はちゃんと法律で決まっているではないか。既に決められたことに対して合理的な処理ができるパッケージがあるときに、そこに自社の独自性を求める必要などあるのであろうか?

1999/01/12 (火)  
【2月5日のセミナー】

桃知はいったい何処で何をしているのか?というお問い合わせに対して、企業セミナーや、団体会員以外の方が受講可能なセミナー(要するに一般の方が受講可能なセミナーですね)をお知らせします。

■岐阜県地域情報化産業懇話会様の主催セミナーです。
基本的には岐阜県地域情報化産業懇話会会員の皆様のためのセミナーなのですが、会員以外の方でも受講可能です(ただし、受講料一万円がかかります)。お近くの皆様は参加を検討してみてはいかがでしょうか。

★建設産業情報化セミナーのご案内
   〜建設CALS時代を生き抜くための情報化講座〜

 【日  時】平成11年2月5日(金)午後1時〜午後5時

 【会  場】ソフトピアジャパンセンター 10階中会議室

 【講  師】建設業経営情報システムコンサルタント 桃知 利男氏

 【受講料】岐阜県地域情報化産業懇話会会員 無料(各企業何名様でも)
       会員以外 1名10,000円

 【主催等】 主催:岐阜県地域情報化産業懇話会
        後援:岐阜県建築士事務所協会、岐阜県建築工業会、岐阜県西濃建設業協会

 【お申し込み】
   氏名、会社名、役職、会社所在地(又は住所)、連絡先電話番号、FAX番号をご記入のうえ、
   下記あてメールでお申し込みください。
   折り返し受講券をお送りします。お問い合わせもメールでお願いします。

   E-mail: konwakai@softopia.pref.gifu.jp

1999/01/11(月)  
【雪国】

新幹線が越後湯沢駅のプラットフォームに滑り込んだとき、僕は思わず目が点になってしまった。
「なんや、この雪の量は・・・・・」
新潟はどないになってるんやろ?不安が脳裏をよぎった。
桃知は、雪は苦手であった。というより、寒いのが苦手であった。

不安を持ったまま、新潟市へ。 
しかし、不安は的中しなかった(笑)。
新潟市内は結構寒かったけれども、雪は当然何メートルも積もっていなくて、ちょっと拍子抜けしたのでした(笑)

ということで、これから夜の懇親会です。ではまた。

1999/01/10 ()  
【質問への回答:99-1】          <店主戯言特別編目次へ戻る

質問がありましたので、ここで回答させていただきます。

Q:
「建設CALSが運用される場合、どの程度のレベルに達している必要があるのか、もう一つ良く理解できていません。」

A:
これは、「自社の情報化の達成目標はどこに置けばよいのか」という問題に、無理やり(^^;)置き換えてしまいます。そうすることで、「建設業情報化の為の5つのポイント」 その3「徹底した業務のデジタル化:自社の情報化指針としての建設CALS/ECアクションプログラム」が参考になるかなと考えるからです。こちらをご覧ください→

ここ(5つのポイント)では、建設CALS/ECアクションプログラムのフェーズ1を、自社の情報化の達成目標とすることを提案しています。つまり、現時点で、受注者側が対応しておいたほうが良と思われる情報化の整備目標が、アクションプログラム に書かれているとの読み方をしています。

アクションプログラムは、PM(プロジェクト・マネジメント)の概念を取り入れてたたき直しが行われているようですが、フェーズ1については変化は無いようです(っていうか、フェーズ1はもうおしまいだものね)。
まずは、フェーズ1で言われている整備目標を、自社の情報化達成目標とするのはいかがでしょうか。

再掲となりますが、フェーズ1(1996〜1998年) での整備目標は以下の通りです。

建設省全機関において電子データの受発信体制の構築
  実現内容
   事業に関連する情報の伝達・交換を電子メール化
   電子媒体又は電子メールによる 申請・届出
   調達関連情報のホームページ掲載
   調達情報に関するクリアリングハウスの構築

  実現のために不可欠な措置・技術
   インターネットの利用環境の整備  
   実証フィールド実験の推進
   電子調達に必要な技術の開発
   電子データ標準化に関する研究

これを自社に置き換えて読んでみましょう。
まず、言われていることは、電子メールを使えるようにしましょうということでしょうか。つまり、社員が電子メールを活用できるためのインフラの整備が必要だということだと思います。
もちろん、電子メールを使いこなす社員の情報リテラシイが要求されているのは当然のことです。

1・電子メールを活用した自社の業務を創造・構築できるイマジネーションとインテグレーション。
2・電子メールの活用を、本社事務所内にとどまらず、本社と現場、現場と現場、社外(インターネットの世界)へとその利用範囲をどこまで広がられるか。
このあたりが、目標になるのかなと思います。

電子メールは、それが機能しているかいないかが計数的に見ることの可能なものです。もし使用率が低い場合でも、なぜ使われないのかを分析し、その問題点を明確にすることが可能なものとして、情報化取り組みにおいて最優先で取り組まれるべきものといえるでしょう。
徹底した電子メールの機能を目指すことは、社内における非合理的なもの、あいまいさの排除、業務プロセスのリエンジニアリングへの契機となると考えます。

さらにお勧めとしては、「実現のために不可欠な措置・技術」を自社の情報インフラ構築の目標としていただくことです。
しかし、インターネットの利用環境の整備は、なんとなくわかるけれど、残りの3つ、これは何だ?ということになりますよね、普通。
これは以下のようにお考えになったらいかがでしょうか。

・実証フィールド実験の推進
これを社内的に可能とする(つまり、建設CALS/ECはいつでもどうぞのための演習・実験)のは、イントラネットの構築とその運用の為の努力だと僕は提案しつづけています。
社内的な、作業所からデジタル写真での報告、書式データの共有、CADデータの共有等など、いくらでも業務イメージは沸きあがってくることと思います。できれば、電子メールの活用も含めて、イントラネットを構築・運用すること(運用できる組織、システムを構築すること)を、情報化推進の目標とされてみることをお勧めします。

・電子調達に必要な技術の開発
・電子データ標準化に関する研究
建設CALS/ECへ対応するといっても、建設CALS/ECに関するこの部分を自社で研究する必要のある建設企業はめったにあるものではありません。この部分の解釈は、とにかく建設省を始めとする「建設CALS/EC」の動向に注目する。情報を集める。自社の標準化のための情報を建設CALS/ECの動向から自らが求める、ということです。
こうした機能を社内のどこかが担う必要があります。それが、情報化キーマンであったり、情報化のプロジェクトチームであるということです。

ここまでは、建設CALS/ECアクションプログラム、フェーズ1に沿った情報化という話しをしてきました。
建設CALS/EC対応というのであれば、これで十分かもしれません。しかし、基本的に経済競争の無い建設省の整備目標は、自由主義経済下で生き延びようとする建設企業にとっては、最低条件であるとの認識が必要ではないでしょうか。建設CALS/ECへの対応は、スタートラインだということです。

■建設CALS/ECアクションプログラム
URL http://www.moc.go.jp/tec/cals/press/970625.html

■PMを用いたアクションプログラム(建設CALS情報局)
URL http://ha6.seikyou.ne.jp/home/nishikoori/speak/speak021.htm

【On the coldest day of this year】

寒いやないけ(笑)。本当に寒い!
僕は、明日早朝の新幹線で新潟へ行くのですけれど、果たして上越新幹線は走っているのでしょうか?雪では止まったことはないと聞いているので多分大丈夫ではあろうが。

ところで、JRでの移動の多い僕は、パソコン(特にCEUマシン=モバギ)で時刻表代わりに使っているのは、「トラベル・ナビゲーター」というアプリケーションなのですけれど、昨年末、この開発元が無くなってしまったのです。
ちょうど、ダイア改正があったりして、あや〜、また違うソフトを買わんといかんのかねと思ったら、ちゃんとJR東日本企画という会社さんが、トラナビを救ってくれました。その名も「JRトラベルナビゲーター:略称「J-ナビ」」(失笑)。中身はおんなじです。多分。

新しいソフトは、音楽CDと同じような体裁で売られていまして、定価で3800円、これは以前の半額以下ですよね。この種のソフトとしては一番安い部類です。それもWinCE版同梱。購入から、3ヶ月は無料で「J-ナビ」サイトから最新時刻表データをダウンロードできます。その後は一万円(年)で、新しいデータが取得可能です。
操作性の良さでは「J-ナビ」が一番かな、というのが桃知の結論。それに安い!

URL http://www.jnavi.ne.jp/

1999/01/09 (土)  
【暇日の予定が埋まりました】

5日のここの書き込みと、2回のメールマガジンでの告知の甲斐がありまして、12日の新潟と31日甲府での桃知の暇日の予定が埋まりました。ご予約くださいました方々、ありがとうございました。
これに気を良くして、今後も時々暇日の告知をしたいと思いますので、僕に直接会ってみたいと思われた時は、遠慮なさらないでメールで申し込んでくださればと思います。
それと、うちのほうには来ないのか?というお問い合わせのメールも歓迎します。その時のスケジュールによっては、電車の時間を1時間ほど遅らせたり、途中下車してみたり、ちょっと足を伸ばす等の融通は利かせたいと思います。

1999/01/08 (金)  
【首の筋がぁ】

本日は、2月初旬に予定されているあるセミナー用のプレゼンピッチを作っておりました。
このセミナーは、時間はたっぷりということもありまして、余裕をかまして膨大な枚数のプレゼンピッチとなってしまっているのですが、こんなのを延々と話されたら、受講者の皆さんは熟睡でしょうね(笑)。
ここは何かアクセントを入れないといけないなと思いながら、黙々と作業をしておりましたら、なんと、首の左側の筋がつってしまったのですわ(笑)。こんなの初めての経験。首が運動不足なのでしょうか?
現在は後遺症に悩まされながらも、作業を再開しましたが、おかげで散髪に行く機会を逸してしまったのでした。

【風邪に気をつけましょう】

建設企業の中には、お正月休みを十分に取られるところがありますが、皆さんはどうでしょうか。
桃知の関与先で多かったのは、5日か6日が仕事始めというところでしたね。それでも、仕事始めの日は、顔合わせぐらいで終わってしまっていますので、まあ、今週は現実的にはお休み状態だという現場が多いのではないでしょか。

この休み中に、風邪をひいたかたが結構多いようです。現在、桃知が仕事の打ち合わせをメールでさせていただいている方々にも数人おられます。
メールへの返信がちょっと遅いかな?、まだ正月休みかな?と思っていると、風邪でダウンされている場合が多いようです。メールでのコミュニケーションは、どうしても相手の顔が見えませんので、体調が悪いとかがわからなくて失礼してしまうこともあります。

今日の桃知は一日中事務所の予定なので、時間を見て散髪にでも行ってこようかと思っています。頭が涼しくなって風邪を引かないように注意しないといけません(笑)。

1999/01/07 (木) 
【アビバでパソコン2】

加藤茶曰く、
「ちょっとそこのお姉さん、今のうちになんかやっておかないと、あんたもすぐに婆よ」

なるほど、一理はあるが、問題はそんなことではない。
ばあ様も、じい様もパソコンが使えなくてはならないのだ。たのむぜ>アビバ

【Office2000】

そろそろ、名前をそこかしこで見るようになってまいりました。桃知のお知り合いの棒エージェント様も、これで忙しいのだそうです。
値上げのうわさもあったのですが、値上げはないようですね。安くしてくれたら嬉しいのにね。
http://www.zdnet.co.jp/news/9901/05/office.html

Macもがんばっているね http://www.zdnet.co.jp/news/9901/06/apple.html
桃知はiMacのピンクぽいのがほしいなと思っていたのですよ。実は。あのブルーぽいのは嫌いなのでした(笑)

しかし、その元気なMacに向けて、MSはますます元気なのでした。
http://www.zdnet.co.jp/news/9901/06/apple3.html
かなわんね(笑)

1999/01/06 (水)  
へ^^;のURL忘れてました。
http://www.cals.jacic.or.jp/new/

【いつのまに】

98/12/16【JACICが動いた】で書いていた、「建設省電子認証システムの開発ベンダーの募集」がいつのまにかに「公共事業における電子認証システムの開発ベンダー募集について」に変身しておられました。
前回は12月14日付でしたが、今回は12月18日付と。
これは、IGK(インターネット行政書士協議会)のMLを購読していて気づかされたものです。(さすが、行政書士さんは視点がするどい。)

さて、変更点はというと、まず表題が変わっています(笑)。
(旧)
「建設省電子認証システムの開発ベンダーの募集」
(新)
「公共事業における電子認証システムの開発ベンダー募集について」

建設CALS/ECにおける電子認証という意味では、「建設省」よりは「公共事業」の方がいいですよ。「建設省」だと壮大ですよね。ましてや今後は「建設省」の名前も無くなることですしね。

次が大きな変更です、電子認証の必要場面の提示が変わっています。
(旧)
<電子認証の必要場面>
電子入札
建設業許可登録
経営事項審査
一般競争参加資格申請
電子決裁(組織内の個人認証)
機密性を確保した電子メール交換
入札契約手続に伴う資料の授受(決済機能含む)
電子化に対応した各種申請・届出等の手続き

(新)
<電子認証の必要場面>
電子入札
電子決裁(組織内の個人認証)
機密性を確保した電子メール交換
入札契約手続に伴う資料の授受(決済機能含む)

(旧)から(新)への変更で無くなったものは、
建設業許可登録
経営事項審査
一般競争参加資格申請
電子化に対応した各種申請・届出等の手続き

これは、何を意味しているかというとでですね、要するに、(新)でいっているのは、電子入札・契約システムの構築のことだけを言っているのですよ。
つまり、「公共事業における電子認証システムの開発ベンダー募集について」とは「公共事業における電子入札・契約にかかる電子認証システム開発ベンダー募集について」であるということですね。
これは、比較的楽です。なぜかというと、建設業許可によるデータベースに基づいた企業分別キーが既に存在しているからです。今回削除された項目は、登録された建設コンサルタントはともかく、建築設計事務所とか、個人ベースでやられたらわけわかりませんものね(笑)。
それで、今回は対象を入札・契約に絞っていこうというところでしょうか。
将来的は削除された部分も来ますかね?どうかな?国民総背番号制度かな?法律の変更も必要ですよね。

1999/01/05(火)  
【お昼】

最近食欲が無い。の割には腹が出てきた。
これは運動不足のなせる技かと思うのですよ。ということで、本日の昼休みはご飯抜き、メール返信4通処理。
そして、ここに書き込み。まもなく一時也。ん〜ますます不健康だわ。

【桃知の各地での暇日予定(笑)】

ええと、旅費と時間の有効活用を目指しまして(笑)、各地での桃知の暇日をお知らせします。
桃知の場合、文章を読んでいるよりは直接話をしたほうが数段面白いという噂です(笑)。

○1月12日(火)は、新潟市内の予定です。一日中時間が取れますので、新潟方面の方で、桃知に面会ご希望の方がおられましたら、事前にメールを頂ければと思います。

○1月31日(日)は、甲府市内に宿泊予定です。夕方から時間が取れますので、甲府方面の方で、桃知に面会ご希望の方がおられましたら、事前にメールを頂ければと思います。


1999/01/04 (月)  
【群馬県太田市】

読売オンラインより
◆タテ割り行政改め、こども課など設置
 様々な課に分かれ、不便との声が出ていた子供と高齢者向けの行政サービスをそれぞれ一本化する抜本的な機構改革に、群馬県太田市が乗り出すことになった。三日までに方針を固めたもので、二〇〇〇年四月をめどに、市長部局に「こども課」と「おとしより課」を新設する。これに伴い市教育委員会の事務局機能の大幅なスリム化が行われる予定で、自治省も「全国でも例がないほどの大規模な改革」と注目している。
 (1月4日6:16)

情報化の目指す組織形態の一つは、この(↑)縦割りセクショナリズムからの脱却なわけですよね。
今回の太田市の取組みが、どの程度情報化の取組み(CALS的思考)が取り入れられているのかはわかりませんが期待しましょう。しかし、まあ何かと話題を提供してくれるところですね。>太田市

【アビバでパソコン】

正月早々、加藤茶が、「アビバでパソコン」と言っております。リテラシーを自ら向上させようと言っているわけですね。
なるほど、良い心がけではあります。
しかし、これ(リテラシー)を身につける最良の方法は、アビバでパソコンでは無いことは確かなようですね。
パソコン教室での勉強というのは、確かにそのときは、ワードなり、エクセルが使える(ような気になる)。が、いざ会社(自宅)で使おうと思うと、思うに任せないと。そのような結末がほとんどです。

情報化における、社員のリテラシー向上を目的とした教育の問題はとても大切な問題です。
これに対する最良の施策は、とにかく日常的にPCを使いつづけることしかありません。
使わなければ、何時までたってもスキルは身につかないのは、PCに限ったことではありません。読み、書き、そろばん、全て訓練が必要なのは同じことです。

PCが使えなくて何が悪いとおっしゃる方も時々おられますが、別に何も悪くはありません。PCを使わなくとも済む世界というのはまだまだ沢山存在しています。そういう世界で頑張っていただければ良いだけですよ。

1999/01/03 ()  
【リテラシー】

リテラシーは「読み書きそろばん」のようなニュアンスで使っていますが、この言葉だけをいろいろ考えてみても面白いものです。
いわゆるコンピューターリテラシーの向上とは、ワープロや表計算、CADなどを日常業務に必要なスキルとして身につけようというような意味で使われていますが、日本ユニシス(株)アドバンストコンサルティンググループによる「俊敏な(アジル)企業を支える人材の育成」という論文を最近読んだところ、このリテラシーについて面白い記述がありましたのでご紹介しましょう。

「情報リテラシとは、情報技術を活用してビジネスを成功に導く能力であり、キーボードリテラシ、データリテラシ、ビジネスリテラシ、という3種類のリテラシで構成される」としている。

コンピュータをはじめ各種の情報処理機器やワープロソフト、表計算ソフトなどのツールを操作できる能力がキーボードリテラシである。

データリテラシとは、キーボードリテラシを活用して社内外の情報源にアクセスしてデータを取得し、ビジネスに利用できるように加工する能力をいう。例えば、社内外に存在する情報源を見つけ出す能力、利用目的に応じてデータの加工方法を選択する能力などがデータリテラシである。さらに、取得可能な膨大な量の情報から役に立つ情報を抽出する能力とか、発信者にとって不都合なことは省かれ、都合のよいことが誇張されている情報から、真実を推測する能力なども、データリテラシの一環になる。

キーボードリテラシ、データリテラシを活用して入手したデータを、適切な方法でビジネスに適用できる能力をビジネスリテラシという。
(1)自分自身のなすべきことをビジネスプロセスとして(頭の中に)描き、
(2)そのビジネスプロセスのどの段階で、どんな情報をどう使うかを決め、
(3)決めた方法でビジネスプロセスの各段階を遂行し、
(4)遂行を通じて新たに獲得した情報を(1)にフィードバックしてビジネスプロセスを描き直す、といった能力がビジネスリテラシである。

ナルホドわかりやすい説明ではないか。詳細はへ(^。^)のURLを読まれたし。このリテラシーの記述以外も必見!
URL http://www.unisys.co.jp/ALACARTE/education/index.html

それと、↓ページにおける末松千尋氏によるリテラシーの定義は大好きです!
URL http://www.ntre.ne.jp/
末松氏の著作「CALSの世界」は僕の座右の書です。それと末松氏と対談されている森田氏にも注目ね。

CALSが実践できるかどうかは、究極的には、社長様をはじめとした経営TOPの皆さんを含めた社員の皆様のリテラシーの向上に求められるものです。
そのためには、なによりもまず、コンピューターを使うことです。特に経営TOPの皆さんは率先して使いましょう。年頭故に再確認ですね。

1999/01/02 (土)  
【Bright Eyes】

今年はうさぎ年ですが、うさぎが主人公の映画と言えば「ウォーターシップダウンのウサギたち」という英国製のアニメ映画がありましたけれど、皆さんは覚えておられますか。

その主題歌が「ブライト・アイズ:Bright Eyes」でした。
この曲の最も象徴的なフレーズは、♪Bright eyes burning like fire♪でしたけれど、そうです、ウサギの目は「赤い」のでしたね。ドライアイの僕の目も年中赤いのでは有りますが、僕はうさぎではありません。
今日は、何年かぶりに、うさぎの目は赤かったことを再確認した日なのでしたけれど、そんなことさえ忘れているのですよ、僕は。つくづく、つまらん人間になってしもたものだと。(T_T)

ところで、この映画は日本語吹き替え版があったのですが、当然主題歌も日本語吹き替え版がありました。どなたが歌っていたかご存知でしょうか?
答は、井上陽水です。ちなみに原曲はアート・ガーファンクルね。

1999/01/01(金)    
【YEARE OF RABITTS】


平成十一年 元旦

桃知商店
新年あけまして おめでとうございます。

今年は、多くの中小建設業の皆さんにとっても「建設CALS/EC」を見据えた社内の「情報化」を真剣に考えざるをえない年となるのではと思います。
「情報化」という命題は、もう先送りすることのできない「経営」上の最優先の課題として認識し対応せざるを得ない程、「建設業経営環境激変の年」と本年を考えています。

建設省によれば、「建設CALS/EC」は「PM:プロジェクトマネジメント」の概念を導入し、また新たなステップの段階を迎えるといわれています。

「CALS」の概念下では、そもそも「ISO(9000's&;14000's)」も「VE」も「CM」も、それこそ「PM」でさえ、何一つ相反し独立して存在することはありません。
それらは相互補完しあいながら、極めてシステマチックでオープンな世界へ、つまり「CALSの世界」へ企業社会を導こうとしています。

昨年、私への質問で意外と多かったのは、「建設CALS/EC」と「ISO9000's」対応は別物ではないのかというものでした。
この答えは、既に昨年から私のサイトで何度と無く申し上げている通り、決して別々に存在しているものではありません。
私は、「PM」さえも、より有効な「CALS化」への取組みとして、「CALS」の概念下では既に包括されているものと考えてきました。

CADを使う、電子メールを使う、電子入札が実現される等、「建設CALS/EC」においては、一局面の技術的側面がばかりがクローズアップされ語られることが多々あります。
しかし、個々の企業における「CALS」への対応の問題、つまり企業の「CALS化」とは、企業の戦略であり、極めて経営の問題であることを忘れてはなりません。

重要なことは「CALS」を学び、「CALS」から自社に必要なものを取り入れて、そして自社の経営に役立てていくことです。「何の為に何を為すのか」を見極めなければなりません。

「建設CALS/EC」は建設省が21世紀型公共事業において必要とされるものを「CALS」から取り入れて実用化しようとするプロジェクトに過ぎません。
すなわち、個々の企業における「CALS」への取組みとは、経営の問題となることで、公共事業を優先的に考えた「建設CALS/EC」を越えて存在するものです。

それは、決して「CALS」の定義を追及し、事例を追いかけることではありません。建設業界における「CALS」への取組みは、皆様自らが先駆者です。

「初心忘れるべからず」。
翻って当店も、常に初心を忘れることなく、「CALS」、「建設CALS/EC」そして「建設業」をより一層研究、理解し、皆様方の経営戦略としての「CALS化」「情報化」のお役に立てるよう取組んでいきたいと考えております。

本年も、「桃知商店」を御贔屓下さいますよう、心よりお願い申し上げます。
 

momo
桃知商店謹製
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