[店主戯言00109 2001/09/01〜2001/09/30 "There goes talkin' MOMO"

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2001.08.20更新!→【桃知利男の現場IT化戦略 KEN-Platz 建設現場情報局連載コラム】


2001/09/30 (日)  
【TIME IS AN OCEAN (こんどくの続き)】

あっというまに9月も終わる。
時の移ろいというのは,我々常人にはただ与えられたものとしてしか存在しえない。

それが誰からの贈り物かと言えば,それは宇宙であり,神であり,その他なんでもかまわないのであろう。
あなたの信じているものをそこに当てはめてみればよい。

ただ,このエネルギーの前では我々はあまりにも無力である。
それゆえに,我々常人にとっての唯一の平等は「時間」なのだろうと思う。

誰もが年を取り,悲しいことも,楽しいことも忘れてさせてくれる。
つまり死んでゆく。

そう考えると,少々の不平等は,それが早いか遅いかだけの話となる。
しかし,この思考においては人生は砂漠のごとく潤いのないものとなる。

ぱさぱさである。
我々は修行僧でもなければ達観した達人でもない。

我々は,怒り,悲しみ,悩み,喜び,笑い,恋もする。
私に限って言えば,つまりただの「おやじ」である。

ただの「おやじ」にとって,やっぱり人生は生きていてナンボのものだと思う。
死んだらつまらん。

ということで,昨日の続き。
鈴木修,スズキ会長の話。

『健康,正直,執念−。この三つがあれば,たいていのことはやっているける。逆にこんな社員は要らないという代表は,評論家だ。自分で動こうとはせずに,机上でばかり考えている人。』

『最近は,パソコンが普及して,コンピュータ万能のような風潮があるが,これは間違い。システムは人間がつくっている。だからIT(情報技術)ばかりに頼っていると,人間が持っている本来の創造性が失われていく。パソコンもインターネットもただのツールにすぎない。一日パソコンと向き合っていて,どれだけ創造的な仕事ができるのか。行動が伴っていないようでは,本当の成果とはいえない。』

さすがはオールドエコノミー(私は,学生の頃,自動車を資本主義最後の商品と教えられた。今となっては笑い話にもならないが。)最後の宝と呼ばれる方の言葉である。

鈴木会長の言われていることの90%ぐらいは正解であると私も思う。
私も評論家,机上の空論を嫌う。

私のセミナーや,例えば法大での授業の生徒さん達に耳タコで話したことは,実際に動いているものが偉いということである。
つまり行動しなくては意味はないと。

我々は,生身の人間として,怒り,悲しみ,悩み,喜び,笑い,恋もする。
その俗人としての下品な生き様にこそ,いつも真実はある。

私はそう思っているし,それが私の思想の基本なのだ。
それは多くの方々が納得されるところだろうとは思う。

ゆえに,『一日パソコンと向き合っていて,どれだけ創造的な仕事ができるのか。行動が伴っていないようでは,本当の成果とはいえない。』という言葉は,一見,非常にわかりやすい言葉となって我々に届くのである。

しかしだ,ここに大きな落とし穴があることに気がつかなくてはならない。
すなわち,ここには,こういう公式(↓)へのショートカットが隠されている。

一日パソコンと向き合っている人=評論家だ。自分で動こうとはせずに,机上でばかり考えている人。

自動車産業ではそうなのだろうか?
確かにラインでモノを作っている限りにおいては,一日パソコンと向き合っている人は何も生産しないかもしれない。

これは鈴木会長が製造業界の重鎮であるゆえの近視眼なのだろうと思う。
(彼の思想の自由はここで制限されているともいえるだろう。)

確かに私も評論家,机上の空論を嫌う。
なので私自身もいつもフィールド・ワーカーであろうとしている。

そして,毎日(本当に毎日だ),日本中を駈けずり回っている。
しかし,それはなぜかといえば,私のやり方(つまりデジタル)ではコミュニケーションが取れない方々があまりにも多いからにすぎない。

つまり,IT(少なくとも私の考えているIT)は,創造的な仕事への障害ではない。
 →ITは創造的な仕事のためのツールであり,それを加速こそすれ減速させる道具ではない。

逆にデジタルコミュニケーション能力の欠如こそが,私の創造的な仕事への障害であり続けている。
(「コミュニケーションできません」である。)

それは万人に共通な資源としての「時間」を悲しく浪費しているにすぎない。
 →私はその「時間」(例えば移動の時間とかを)をさらに想像的な仕事の時間に使えるかもしれない。

鈴木会長はこうも言う。
『頭で考えるな,体で感じるんだ。そして「会社」ではなく「自分の仕事」に忠誠心を持て。』

社員はいつも工場の中だけで働いている,と考えるとこうなるのだろうと思う。
私には,余計な勉強は必要もない。ただ,いつも健康で,正直で,執念を持って,仕事は体で覚えろ,としか聞こえない。

建設業は(少なくとも私の考えている限り)このような産業ではない。
建設業は知識産業であり,情報産業である。

つまり製造業とは決定的に違うのものなのだ。
ラインでモノを作る(大量生産,大量販売という工業社会の呪縛)とは別世界(私に言わせればIT社会)の産業なのである。

なので,「一日パソコンと向き合っている人=評論家だ。自分で動こうとはせずに,机上でばかり考えている人。」
という鈴木会長のいう公式に頷いた(建設業界の)方は,己の思考の自由に制限がかかってしまっていることに気づかれて欲しいと思う。

建設業は製造業(工業社会の最後の砦である)の後追いをする必要はないというのが私の主張である。
建設業は工業社会よりも,むしろIT社会でこそ,その本領を発揮できるものだと思う(なぜかは,既にこのHPでは沢山書いている)。

建設業界の閉塞感というのは,その時代変革の波をつかめないゆえのものであろう。
その打破とは,そういう思考(製造業の後追い思考)の制限から己の思想を解放することから始まるのだと私は思う。

2001/09/29 (土)  
【こんどく】

川口の「そごう」へでかけ秋冬物の調達。
しかし,土曜日だっていうのに客はいない。

いまさらながら不景気なんだなぁと思う。

久しぶりのそごうはポイントカードが導入されていた。
ここまで追い詰められれば何でもありか。

そごうの本屋で『プレジデント2001 10.15号』を購入。
今週の読書はこれ。

特集は,『「有事」に備える!決定版・サラリーマン「生き残り」マニュアル』である。
阿保みたいなテーマだが,週間ダイヤモンド9月29日号も「大量解雇時代」の文字が踊っていた。

私は既にサラリーマン生活に終止符を打って暫く経ってしまっているので,最近のサラリーマン事情には疎いわけだが,本当にサラリーマンは受難の時代なのだろうか。

まずは宮内健による『未曾有の危機「どこの誰が」失業するのか』

『プレジデント2001 10.15号』 P48より
産業別就業者数
(単位:万人)
失業者はどの業界から生まれるのか
(推計 単位:万人)
内閣府の推計は,今後2年間に主要銀行が約12兆7000億円の不良債権を処理した場合,法的整理や私的整理の対象となる企業の負債額を連鎖倒産を含め算出している。

日本総研の推計は,不良債権処理の影響で50万人を生じ,また建設は公共投資削減の影響,製造はアジアからの製品輸入の増勢が続く影響を含め算出した数字。
内閣府 日本総研
建設 687 建設 20.0 65 50
製造 1,445 製造 7.7 33
卸小売 1,496 卸小売 11.6
金融保険 198 金融保険 0.1
不動産 82 不動産 1.0
運輸通信 2.1
サービス 1704 サービス 8.1
その他 3.2
総就業者数 6,700 合計 53.8 約150

何処を見ても,公共投資の削減は確実視されている。
この限りにおいて,失業者を生み出す産業の一番手は「建設」であることは否定しようがないだろう。

ネガティブな話ではある。
しかし,我々は,これを現実の問題として受け止めなければならない。ということだろう。

多くの国民とって,建設業は既に救うべき対象とはなっていないのである。
つまり特別な存在ではないのだ。

しかし,このままネガティブな話題で終わらなかったのが今回『プレジデント』を「こんどく」に取り上げた理由である。
『経営者が見た「こんな社員は要らない!」』と特集は続く。

これが面白い!
まずは,セブンイレブンジャパンの鈴木敏文会長。

『強さの秘密としてよく指摘されるのが,POS(販売時点情報管理)システムを駆使して,単品ごとに販売情報管理を把握する単品管理の徹底ぶりだが,POSシステムはやろうと思えば,どこでも同じことができる。商品力の強さも言及されるが,商品開発には各社とも非常に力を入れている。

ではどこに違いがあるのかといえば,私が自身を持って第一に挙げたいのが,人の能力の問題である。』

『情報というとITに過度に依存する傾向が見られるが,いかに正確かつ迅速に伝達できたとしても,情報に説得力がなければ何の価値も生まない。

相手にとって,いかにメリットがあり,いかに価値ある情報を提供できるか。(中略)変化の早い情報化社会だからこそ,ダイレクトなコミュニケーション能力が重要であり,現代のビジネスマンに共通して求められる競争力であると私は確信している。さて,あなたはどうだろうか。』

というところで,続きはまだまだあるのだが,私がもう飽きたのでお終い。


【お見舞いありがとう】

四日市の友人からメールが届いていた。
「返事はいらない」との記述。

私に届く多くの私信は,私の多忙さ気遣ってこの記述があるものが多いのだ。
なんという心遣い。

桃知さん、こんにちは。
メールの返事はいりませんからね!

私も週末の運動会で風邪を引きました。
連休はひさしぶりに臥せってました。
季節の変わり目は、なかなかうまく身体が
適応しないようなのです。
しかし、ときどき風邪を引くのも良いことだとか。
風邪も引かないような身体では、身体に柔軟
性がないのだって。
かえって、ある日とつぜん大病になるそうです。
真偽のほどは?

狂牛病騒ぎですけど、松坂は焼肉屋が多いので
夜は焼肉だったかしらね?
お疲れでしょうけど、スタミナをつけてがんばって
ください。

そうそう,熊谷さんが梨を送ってくれたのも私の風邪を気遣ってのものである。
皆さん,ご心配ありがとうございます。

松阪の夜は,先に書いた通りお肉は無しではありましたが,おいしい魚をいただきました。
おかげさまで,私の風邪は現在回復基調です。

ただし,二日間とも予定時間を遥かに超えて勉強会をしていたものだから,商売道具である喉の調子はすこぶる悪い。
現在は一節太郎(知ってる?)状態である。

渋いよ。



【すばらしい日々】

朝起きて,10月の予定を再設定しているが,非常にタイトなスケジュールを余儀なくされている。
ここ2,3日で急な用件が増えてしまった。

それだけ私を必要とされている方々がおられるのはうれしい限りではある。
でも,今はとにかく余裕がない。

密度の濃い人生ではあるなぁとは思う。
しかし,なんとも痛し痒しの状態ではある。

ここ暫くはユニコーンの「すばらしい日々」がテーマソングになりそうだ。
しかしこの歌,歌詞を読むと泣けてくる。

すばらしい日々

僕らは離ればなれ たまに会っても時間がない
いっしょにいたいけれど とにかく時間が足りない
人がいないところに行こう 休みが取れたら
いつの間にか僕らも 若いつもりが年をとった
暗い話にばかり やたら詳しくなったもんだ
それぞれ二人忙しく 汗かいて

すばらしい日々だ 力溢れ すべてを捨てて僕は生きてる
君は僕を忘れるから その頃にはすぐに君に会いに行ける

懐かしい歌も笑い顔も すべてを捨てて僕は生きてる
それでも君を思い出せば そんな時は何もせずに眠る眠る
朝も夜も歌いながら 時々はぼんやり考える
君は僕を忘れるから そうすればもうすぐに君に会いに行ける

奥田民生(UNICRN「SPRINGMAN」より)

ということで,既得権益者の皆様(笑,既に私スケジュールを押さえている皆様)へ。
今日明日で,スケジュール変更のメールが届くかも知れませんが,その時は深い愛情を持って見過ごしてやってください。

愛はお金にはなりませんが,人類は救えます。(笑)

2001/09/28 (金)  
【地域間格差】

松阪での仕事を終えて以下で帰宅。

松阪 18:10 近鉄特急(名古屋−伊勢志摩) 近鉄名古屋 19:21
名古屋 19:45 のぞみ 66号 東京 21:21

東京駅八重洲口北口,第一勧銀前の路上個人タクシープールから,今日はアリストのタクシーをチョイス。
座席は革張り,加速はびんびん。

これだから東京の個人タクシーはやめられない。
ドライバーはかなり緊張感に満ち溢れた方で,運転も彼の性格通り。

当然に,屋根の上には無事故無違反の証である三ツ星行灯はない。
しかし,速いことは速い。

途中17号線が車線規制で渋滞していたもの,約40分で到着。
7140円+700円也。

自宅に戻ると,トライネットの熊谷社長から梨が届いていた。
Thanks!

北海道からは「生もの」メールが届いていた。

「生もの」で感じた事っす。

北海道のとある空港がある小さな田舎町で請負仕事をして
約4年になりますが、最近特に思うのは「生もの」の情報が
遅いことです。

#生ものその1
「希望の国のエクソダス」以来、私の読書嫌いは克服されて
きているのですが、戯言から自分の読めそうな書籍をチェック
し(ほぼ新刊ですよね?)本屋で予約すると、平気で「お取り寄
せになります。3週間程かかります。」この言葉を聞きに本屋に
通ってました。(注目の新書に至ってはその限りではありませ
んが・・・。)
確かに本は本でしかないけれど、新刊(特に読みたい興味の
ある本)に至ってはある種「生もの」でもある訳ですよ、それを
三週間かけられて「新刊、入荷しました」と元気のいい声で言
われてもねぇ〜。という感じです。
田舎の人は我慢強い?ですからその本屋をご贔屓にするよう
ですが、私のような都会人(うそ)には我慢ならないです。
ですから、最近はもっぱら桃知さんの「今週の読書」や日経の
日曜日の「本の紹介」を見ては、翌日ネット経由で「○ろねこ
ブックサービス」に本を依頼し、最近はもっぱら約一週間で届
く生ものを頂いています。


海産物、農産物は新鮮なんですけどねぇ〜。(^^;;

#生ものその2
ここの地域は通信環境、最高でもISDNレベルなんです。
フレッツもNTTに問い合わせたら「その地域は未定です。」
B.Bで常時接続なんて夢のまた夢です。せめてエアーH”でも
あればと思いますが、PHS不可地域なのです。
家はISDN、事務所ではビジネスホンにラインチェンジャーをかま
して低速通信(24000出れば早いほう)でネット徘徊&メールチェッ
ク。ブロードバンド何たらという記事の書籍類もこちらではまだまだ
必要なしといったところです。


#お○くしょ
担当者によりけりですが、事務連絡や通達類の周知徹底が遅く
既に施工してしまった部分に関して改定後の情報が入らないために
思わぬやり直しすることもあります。(業者さんかわいそ!)

鮮度の悪いもので生活していると、それが普通なんだと慣れきってしまう
のでしょうかね?私は我慢できないほうですが・・・・。

来週は北海道から仕事が始まる。
確かに,(北海道では)ちょっと都市部を離れれば,インフラはお世辞にもよいとはいえない。

一方,私が先ほどまでお邪魔していた三重県は,伊勢志摩に海中ケーブルが4本陸揚げされている地の利を生かし,そこにIDCであるCWJをおいた。

そして三重県はCATVの普及率が高い(80%といわれている)。
四日市のCTY-NETは10月より10Mを5800円/月で提供し始める。

既にブロードバンドはそこにあるのだ。
そしてこれが三重県の戦略でもある。

三重県での私の関与先さんも,サーバー関係はCWJへアウトソーシングしている。
そして会社で引いている専用線はCATVではなくNTTのADSLなのである。

スループットは1.2Mbps程だが,それはISDNやOCNエコノミーの非ではない。
そしてそれは,驚異的な低コストを実現している。

デジタルデバイドは間違いなく存在している。
それは私が主張し続けている地域間格差としてである。

つまり知事が阿保な県はどうしようもない。


【天巻きとちょろ松】

昨日は丸亀産業さんで勉強会。
3時間を予定したいたのだが5時間になってしまった。(うみゅ。。。)

今日は2組(午前と午後)勉強会を予定している。
時間配分はかなりきつい。

昨晩は,勉強会終了後,ガメラさんひきいるIT委員会の方々と「うき田」にて晩餐。
狂牛病の問題もあって(私は別にどうでもいいのだが,気を使っていただいたようだ)魚で一杯としていただいた。

「うき田」では,しめに「天巻き」を食べる。
画像がないのが残念だが,これは「天むす」の,のり巻版だと思っていただいてよい。

「天むす」というと名古屋と思われる方が多いだろうが,もともとは津(三重県だな)の発明品である。
当然に天巻きも三重の発明品である。

三重の県民性というのは,この「天むす」でもわかるようにかなり控えめなのだ。
まあ,最近の北川知事はかなり露出しておられるが。

天巻きの話で盛りあがっていると,松阪の酒飲みのしめは「ちょろ松」ですよという話。
さすがに私もそれは知らない。

2次会の店へ,そのお好み焼きのようなものを届けていただく。
これは画像がある。→ちょろ松

かなり小ぶりなお好み焼きのようなものであるが,この食い物はまさしく下品の見本のような食い物である。
ゆるゆるのメリケン粉,具はネギと紅しょうがだけである。

醤油でからく味付けがしてある。
熱いうちにいただいたがこれはうまいと思う。

これで冷たいビールは最高だろうなぁと思う。
次回は,ぜひ「ちょろ松」に出向いて食べてみたい。

2001/09/27 (木)  
【松阪にて】

桃知@松阪である。

昨日は,午後から都内で勉強会。
終了後にお酒をいただきながら懇談。

すなわち,東京駅を出たのは予定を1時間以上も過ぎてしまったということだ。

東京 20:14 ひかり 173号 名古屋 22:05
近鉄名古屋 22:20 近鉄特急(名古屋−伊勢志摩) 松阪 23:28

東京−名古屋間は爆睡。
この時間帯の「ひかり」は混んでいてグリーン車も珍しく満席状態であった。

もっとも私は眠っていたのでどうでもよかったのだが。。。
名古屋駅近くで,ちゃんと車掌さんがおこしてくれる。

これは究極のサービスだと思う。JR東海やるじゃない。
公社公団の民営化はJRがいい手本になるだろうなぁと思う。

近鉄も四日市までは満席状態。
しかし,松阪に着いた時,私の車両にいたのは私ともう一人,つまり計2名であった。

その1名も私と一緒に松阪で降りる。
つまり私のいた車両は空っぽ。

まあ,時間も時間だし,それよりも大阪近鉄優勝万歳である。
そしてなんとか昨日中にホテルへ入るも,疲れてそのまま爆睡。

松阪では今日と明日と仕事。
今日の松阪は曇り。

2001/09/26 (水)  
【旭川でのセミナー】

桃知さん、お具合いかがですか?
ご機嫌はいかがですか?
良いわけないですか?
たまたま、一昨晩ちょっと思いつく事があって
一年ほど前の「戯言バックナンバー」を見ていました。
熱が下がらないままの一週間の強行軍の下りあたりは
「こんな時もあったんですねぇ・・・」などと
結構のん気に見ておりました。
のん気に見ている場合じゃあなかったですね。
くれぐれも、くれぐれもご自愛ください。
せめて「著作が出来るまで」死なないで下さいね。(笑)

師匠の場合、「体の疲れ」と「精神の疲れ」があわせ技で
来ているので両方をバランスよく休ませるのは
これは多分至難の業・・・というより「無理」でしょうね。
お酒とタバコとインターネットと書籍を取り上げて
一週間くらい「無人島」にでも放り込まない限りね。
でも、そうしたら、きっと逆に「イライラして」一週間で
見事な潰瘍作ってしまうんだろうなあ・・・。
立派な「情報依存症症候群」なのだなあ・・・。

ところで、研修のお誘い、ありがとうございました。
さっそく申し込み致しました。
○○○と建設グループのSEを連れて行きます。
今までとは趣のことなるセミナー本当に楽しみです。

「官製談合」発覚の地旭川でのセミナーも楽しみです。
全国でもきっと有数の「横並び」地区です。
私にとっても記念すべき「10回目のセミナー受講」なのです。
くれぐれも、ご自愛くださいね。

ということで,10月16日(火)の旭川でのセミナーは一般参加もOKとの返事をいただきました。
詳しくはhttp://www.asahikawa-kenkyo.or.jp/cgi-bin/info.cgiをご覧ください。

これ(↑)は,旭川建設業協会さんの掲示板です。
私のオープンセミナーのご案内にも掲示しましたので併せてご覧ください。



【当たり前のことを当たり前にきちんとこなす】

昨日はしばらくぶりに門倉組さんへ。
次のステップに向けていろいろと打ち合わせ。

玄関を入って感じたのは,言葉にはできないような,何かが動こうとしているエネルギーである。
胎動のエネルギーといってもいいかもしれない。

こういうエネルギーを感じる建設会社というのは滅多にあるものではない。
しかもこの時代にだ。

帰りがけ小沢社長と話をする。
社長業も板についてきたようで実に頼もしく見えた。

受注量ものびているとのこと。
それは,社員の皆さんが,当たり前のことを当たり前にきちんとこなす。という地道な努力の成果であろうと思う。

夕食はうな平でご馳走になる。
ここには何度かお邪魔しているが,ここも当たり前のことを当たり前にきちんとこなす店で,当然にうまいのである。

桑山さんに大船駅まで送っていただき東海道線で帰る。
東京駅からはいつものようにタクシー。

神田橋から高速に乗るが,渋滞気味。
所要時間約50分。6960円+700円也。

2001/09/25 (火)  
【体の調子が悪い(機嫌も悪い)】

目覚めたのはいいが全然元気じゃない。
こういう状態は多分去年の今頃にもあったなぁと。

過去の店主戯言を見ると,昨年は10月に風邪による高熱で死に損なっている。
熊本から39度以上の高熱の体を引きずって松山入りするくだりを読むと,今考えてもよく死ななかったなぁと感心するしかない。

季節の変わり目には,私の体はかなり弱まっているというのがわかる。
私の体は,特に,暑い→寒いの転換期への対応の能力に問題があるらしい。

そういう訳でもないが,此の頃は,以前と比べれば旅のペースは極端に落としている状態である。
一週間出かけっぱなしというのは,もう絶対にやらないと決めている。

今日は藤沢日帰り。
明日は,午後から新橋の某社へ訪問。

終了後,新幹線と近鉄特急を乗り継いで松坂まで移動。
松坂には二泊。

そして28日の仕事が終わり次第帰宅というのが今週の予定である。
今の私の体力では,このぐらいが限界である。

しかし,「狂牛病騒ぎ,三重県松阪市,25日から保育園/小学校の給食に牛肉利用停止」というニュースが届いた。
これはいただけない。

楽しみにしているホルモンは食べられないのかと不安である。
(こういうことを書くので,私は食うことしか考えてない人間だと思われているらしい。間違いでもないが。。。)

さてISOについての興味深いメールが届いたので無断転用。
(何度も書いているが,私宛のメールは無断借用が原則である。当然に配慮はしているが。)

 お任せパックで有名なコンサルから聞いた話しです。ここは6ヶ月で
取得可能、料金は人数に応じて決まっていて、それ以上かからない。
マニュアル等の文書は、オプションで追加すれば作ってくれるという、
ISOがほしい社長さんであれば、コストも納得できて飛びつくようなシ
ステムです。実際に重箱審査会社(今は違いますと、言ってましたが)
も知っているくらい、急速に顧客を増やしているようです。

 私が、そこの営業さんと話した時は、お任せパックの話ししかしなか
ったので「他社が、どう考えるかは他社の自由ですが、それでは私は
維持は困難と思います」とお断りして、必要時のスポットもやりますと
言うので、スポットで使っています。

 色々、話しをするうちに、当社の担当者は10社ほどサポートしてい
て、ほとんどがお任せパックのようです。
 「でも、作ってもらっちゃったら、自分たちでの維持が大変でしょう?」
と聞いたところ、「いや、取得後はサポートのサービスもありますので、
どうしてもという事であれば、その後もお手伝いします」
 ここは、別会社で審査機関も持っていますので、素晴らしいことに、
コンサルトと審査期間での規格解釈がほぼ同じ(はずだ)というメリット
もあります。

 勘違いしてほしくないのですが、このコンサルを非難するつもりはあ
りません。決して「作りっぱなし」や「弱みにつけこんで」というコンサル
とは思いません。
 実際に存在するニーズに「うまく対応」していて感心するくらいです。

 「管理責任者を社内に専任で置けない会社もあるので、そのために
やっているし、コストも1人雇うよりも安いですよ」と堂々と言われてい
ましたし、そのような要望があるのですから、商売としては正しいことを
しているとしか思えません。
 指導(コンサル)、取得(審査)、維持(コンサル)、サーベランス(審査)
、全部揃います・・・費用もかかりますが、払えないほどではない。

 ISOで要求されている「顧客要求事項を満たす」をよく理解しているコ
ンサル会社ではないでしょうか? 

 ただ、私の自己解釈の「顧客の要望とは、言ったことをそのままやっ
てやるのでなく、顧客に必要なことをやってあげることだ」によると、ち
ょっと違うのですが・・・・・

 こういうコンサル会社を「求める会社」があるのも事実であり、それで
もいいように(ただ取得だけを推奨する)「指導する○○」があるのも事
実ですね。

 ある書類で「これだけは必要です」とコンサルから言われた際に「Aは
○○、Bは○○をやる・・・当社は兼任でやるので、書類は、これだけで
いいのでは?」と聞いて「それなら、OKです」という経験もしました。
 書類を増やさないためには、自社の仕組みとISOの仕組みを自分の
頭で考えることだと思っています。
 ISO、それ自体も同じ事だと思って進めています。

ISOについては,もう好きなようにやって,としか言いようがないと感じている。
書類が多くなるとかそういう問題ではない。

が,まあ,どうでもいい。
不景気だし,皆さんが溜め込んだお金をISOで吐き出すのもマクロ的にはプラスだろう。

2001/09/24 (月)  
【生もの】

風邪気味で調子が悪い。
ついでに機嫌も悪い。

そんな状態で,来月に4回予定されているベンダーさん向けのセミナー用PPTをまとめていた。
自分で言うと阿保みたいだが,結構よくまとまっているなぁと思う。

塩爺と扇国土交通相と竹中大臣出演の紙芝居まで作ってしまった。
これは,公共建設市場への市場メカニズム導入を説明するためのもの。

(くだらない故にかなり笑えるとは思う。)

問題は,私に与えられている1時間というの時間枠にあわせて,この68枚に膨れ上がったPPTのページ数を,どこまで減らせるかだ。
まあ,それは当日までに考えることにして,とりあえずこのまま送ってしまうことにしたい。

今日は,さらにもう一本PPTをまとめてしまう予定だ。
これも来月に予定されている講演用だが,主題は「深読み入札契約法」である。

深読み入札契約法とはいうが,入札契約法の読み方は簡単である。
つまりこやつは「公共建設市場への市場メカニズム導入」の露払いでしかない。

たかだか露払いである。
お楽しみはこれからだろう。

と言うところで「こんどく(今週の読書)である。
「生もの」の二冊を紹介。

斉藤精一郎,『日本経済非常事態宣言』,2001年9月19日,日本経済新聞社。

水木楊,『2003年の「痛み」』,2001年9月28日,PHP研究所。

『日本経済非常事態宣言』は旬の(つまり今読まれるべき)経済書である。
今という時代のために書かれた「生もの」である。

「生もの」であるから鮮度が大事であることは言うまでもない。

そして『2003年の「痛み」』,これは近未来シミュレーション小説である。
これも生ものである。

両方ともかなり精神状態が良いときに読まないと,しっかりと滅入ること請け合い。

2001/09/23 (日)  
【うなぎパイを食べている】

昨日は浜松の須山建設さんでスタートアップセミナー。
皆さん熱心に聴講いただいた。

(お楽しみはこれからです。楽しくいきましょう。>ALL)

私といえば完全に風邪をひいてしまったようで喉の調子がすこぶる悪い。
皆さんお聞き苦しかったのではないかと思う。

浜松からは19時06分発のこだま426号で帰る。

浜松駅にて,うなぎパイVSOPと浜なっとうを調達(お土産)。
それと,うなぎ弁当となぜかたこ焼きを調達(夕食)。

久しぶりの2階建ての8号車グリーン車はがらがらで寂しいぐらい。
しかし,こだまはおしぼりのサービスもなくなってしまったようだ(寂しいぞ!>JR東海)。

こだま426号は21時10分に東京駅へ到着。
東京駅からは例によってタクシー。

3連休のところも多いのだろう。
都内は寂しいぐらいにガラガラである。

神田橋入り口で玉突き事故の事故処理(生々しい状態)で少し引っかかったぐらいで高速は高速道路の仕事をしている。
17号線もやや交通量が多いかなと思うぐらいで順調に流れる。

途中,戸田橋のところで登り車線は検問中。
下りは関係なし。埼玉県警さんご苦労様である。

順調すぎて約30分で帰宅。
7140円+700円也。

さて昨日のセミナーでは,2時間枠での話しなので外部要因(建設業をとりまく市場環境)の説明には(↓)の2001年9月21日付け日刊建設通信新聞の記事を用いた。

この記事は今建設業に起こっていることを説明するには大変よくできた物語となっている。

ただし私は決して現内閣のシンパサイザーではないことは十分承知されておられるだろう。
むしろその市場原理一辺倒の姿勢には常々警告を発し,彼らが見殺しにしようとしている地場型中小建設業の必要性を主張している立場である。

しかし,なんの危機感も持てない,自らの立場を理解しない(出来なのではない)ような,多くの中小建設業経営者を見るにつけ,己の主張に虚しさを感じる時があるのも事実である。

(なぜに,私の理解者でもない方々のために,私は中小建設業擁護論を展開しなくてはならないのかと思う時が多々あるの。)

故に,私とは主義主張を異にする竹中平蔵大臣ではあるが,彼の言うサプライサイド的な改革論には共感するところも多いのも確かである。

つまり供給側の非効率,非合理を自らが正すこと。
このことは,この国が自由経済,資本主義を標榜するのであれば,そこで生きる個々の企業はやって当たり前のことなのである。

(この文脈上にしかIT化は存在しない。)
(しかし,地場型中小建設業の多くは,その原理原則さえ,何をやっていいのかわからないなどと言う。)
(その言葉を聞くたびに私はひたすら悲しい気持ちになる。)

その自己改革への取り組みの上で,自らの立場を踏まえた公共事業論議をしないと,地場型中小建設業の多くは,自らの社会的立脚点を失うことになるのは既に目に見えている。

というよりも既に失いつつあるというのが正解だろう。

つまり,民意が公共事業,建設業の甘えの存在を許さないところまで来ているのが今の時代なのだ。

すなわち本当の顧客は既に見えてはいるのだ。

2001/09/22 (土)    
【What's Going On?(そろそろわかってきたでしょう)】

桃知@こだま415号である。
昨日(2001年9月21日付け)の日刊建設通信新聞を読んでいたら面白い記事があったので全文を引用する。

電子入札というのは入札の仕方にすぎない。私が言いたいのは指名競争入札の指名制をやめるかということだ−政府経済財政諮問会議の会合で,塩川正十郎財務相が指名競争の廃止を求めて扇千景国土交通相に詰め寄る一幕があった。

同会議では,4人の委員が指名競争入札の廃止などを求めた提案をまとめるなど,入札制度改革の議論が次第に熱を帯びてきている。

公共事業改革などをテーマに議論した4日の会合で塩川財務相は,予定価格146億円のダム工事が95億円で落札された例を評価しながら「私が扇国土交通相に一番主張してほしいのは入札の競争性の向上である。これはぜひやってほしい」と要請。

これに対して扇国土交通相は,電子入札を導入することで,透明性が向上じて競争原理も動くと説明した。

次いで財務相が「(電子入札の移行に伴って)指名競争入札は廃止するということか」と質問した。国土交通相は「いきなりの廃止はできない。入札している会社が間違いないか(実存する企業かどうか,不良・不適格業者などではないか,施工能力があるかどうか),という保証が必要」と述べた。

この説明に対して塩川氏は,電子入札は従来の入札の仕方を変えたにすぎない,として改めて指名競争入札の廃止を求めた。扇氏は「一遍にはやめられない」と答えたうえで「入札してくる会社が,間違いないとの保証のある会社なら大丈夫だが,それ以外の小さな会社が果たして間違いないかどうか,問題があるので一遍には廃止できない」と繰り返し反論した。

2人のやりとりを聞いていた竹中平蔵経済財政政策担当相は,「この件はIT戦略会議でも議論をしており,IT(電子)入札を行うと,一般競争に自然になってくるので,財務相がおっしゃる姿にかなり近づけることはできるのではないかと思う。総理のお膝元の横須賀市で(電子入札に関する)実験をしており,(国も)その方向を目指さなければいけない」との考えを示した。

この記事に出てくる,塩川財務相,扇国土交通相,竹中経済財政政策担当相のそれぞれの立場(思想が)が良くわかる記事である。

まずここから読めることで確実なこととは,現政府のもとでは,公共建設市場における市場メカニズムの導入は避けられないという事実である。
これは私がずっと主張してきているところであり,もう「そんなことはない」論者には白旗を上げていただきたいと思う。

すでにそういう議論が論点ではないのだ。
この認識(公共建設市場に市場メカニズムの導入)を前提とした議論をしないと,地場型中小建設業の経営戦略なんて考えようもない。

しかし,痛快なのは「総理のお膝元の横須賀市で(電子入札に関する)実験をしており,(国も)その方向を目指さなければいけない」という竹中平蔵大臣の意見である。

これは国土交通省のCALS/EC等,まったく眼中にないという言い方である。

つまり,電子入札はなにも横須賀市の専売特許ではないのである。
実証実験はちゃんと国交省でもやっているわけだ。

が,それを完全に無視した言葉となっている。
国は横須賀市の方向を目指すべきだといっているのだ。

扇国土交通相,そしてJACICの面子は丸潰れであろう。
これに対して扇国土交通相がなんと答えたのかを是非に知りたいものである。

それと,扇国土交通相が言う,一般競争入札へ一遍には移行できない理由にも注意を払っておく必要がある。
これは現行の許可制+経審+入札参加申請による国土交通省主導の公共事業システムをなんとか守ろうとする考え方が見え隠れする。

しかし,言うに事欠き,大きい会社は信用できて小さい会社は信用できないというのは問題発言だろう。
これに対する答えは,以前にいただいていたメールを引用したい。

それよりは,信用力の低い会社に対する
履行保証(前払い保証料)の割合の引き上げのほうが,
有力な候補です。

一方,信用力の高い会社の
履行保証の割合は低くする。

特に履行保証の割合を引き上げを実現できれば,
民間会社(例の保証会社でない)に
企業の評価(の一部)を委ねられます。

日本の銀行で大丈夫かという疑問はありますが,
保証会社よりは相当まし,ということでしょうか。

それを突破口に,履行保証の割合を引き上げていけば,
将来,経審を含めた役所がやっているもろもろの事前審査が
不要になる。

さらに,入札保証(ボンド)も導入していく。
結果,官の力を弱められる。
というのがシナリオのようです。

まっ,アメリカ型の保証制度ですね。
もちろん,前提になるのは一般競争です。

ボンド保証さえ受けられれば,
一般競争入札にいくらでも参加できる,というわけです。

信用力でボンドのあるなしの差がどんどんつくので,
淘汰のスピードは早くなるでしょう。

受けられない会社は
自然と消えていく運命なのでしょうね。

それから,塩爺の一般競争大好きはわからないでもないが,爺さんの議論は極端すぎる。
一般競争にすれば入札率は下がる。だから一般競争入札だ。

というような,一般国民受けを狙っただけのような議論では,CALSの実現なんて夢物語にしかならない。
そして本当にいい会社(技術と経営に優れた会社)まで市場の暴力によって消しかねないだろう。

現役の国交相は,大きい会社は信用できて小さい会社は信用できないと言って(実は)それに拍車をかけている。
(扇氏にはそれがわかっていないのだろう。)

今必要なものは政府の調達概念(GCO)である。
それはLS(ライフサイクル・サポート)を考えるということである。

つまり本当のCALSの実現である。
そこにおいては企業規模の大小は関係はない。

今,わが国に必要なものとは,CALS調達における性能要求を満たせるだけの己のコアを持つ企業である。
そこにはわざわざ一般競争などという考え方を持ち込む必要もないだろう。

しかし,今の政府にはそんな考え方ができる方はいそうにもない。
市場の暴力の渦の中に,すべての建設業を投げ入れて,ぐるぐるっとかき混ぜてみただけにしか見えない。



【悲しい思考】

こんなメールが届く。

こんなプロジェクトを構想しているのですが、どう思われますか?
御師匠の意見を頂ければ幸いです。

概要はこんな感じです。

1.日本としての後方支援策を民間公募の事業コンペにする。
2.その採用実施案に対して、日本の援助資金(の1割以上)を割り当てる。
3.主に移動体通信・医療など後方支援、テロ予防対策などの非戦闘部門に対する事業プランを公募する。
4.プランの審査は、後方支援に関わる関係者(前線で働く各国組織の代表)を中心に構成する。
5.複数事業プランが実施される段階において、全てのプランがインターネット上で情報公開され、個人や企業の寄付は事業プラン単位に寄せれ、そのプロセスも公開される。
6.戦争終了後、全ての事業プランの費用対効果が情報公開される。

効果としてこんなことが挙げられると思います。

a.日本の国際支援に対する国民的意思が表現できる
b.21世紀の日本を牽引するビジネスを発見・育成する事ができる
c.危機管理に対する有効性、無効性の壮大な実証実験ができる
d.武力行使以外の後方支援の有効性を国際社会で証明できる
e.21世紀の日本のポジションを積極的にアピールする事ができる

という事業コンペをプロジェクトとして立ち上げる。
ってとこですが。
どでしょ。

私の返信。

戦争にポジティブもネガティブもありません。
くだらないことを考えるのはやめましょう。
他民族が死んで日本が繁栄するなんてことがあっては
ならないと思います。

ももち


【悲しい時代】

昨晩の東京駅秘密会議は珈琲だけで約2時間30分。
午後7時30分には終了して,私は大丸地下ほっぺタウン(つまりデパ地下だ)で食料調達の仕事。

家人が風邪でダウンしているのだ。
といっても私が何か作れるわけもなく,出来合いのものを買っただけである。

果物と弁当,それから「なだ万」で蓮根ハンバーグと鯖の味噌煮を調達する。
外食した方がずっと安上がりのような金額。(T_T)

外はあいにくの雨。
荷物も沢山になってしまったのでタクシーご用達。

神田橋から高速に乗ったが,結構詰まっている状態。
飯田橋まではのろのろ運転。

久しぶりに車酔のような状態。
ズボンのベルトを緩める。^^;

板橋本町で17号線に降りると,そこからはすこぶる快調ではあった。

いつものように戸田本町の交差点を右折するのだが,私は「吉野家の牛丼のところを右」というのが常である。

これにドライバーが反応した。

「吉野屋,牛丼280円。安くていいですよね。」
「松屋のカレーも330円でうまいんですよ。」

ごめん私は両方とも最近食っていないのだ。
私の方といえばデフレとは無関係の(つまりまずくて高い,顧客不在の)駅弁ばかりだ。

この話題にはついていけそうもないので,私は,常套句である「景気はどうですか」と話を振る。

帰ってきた答えは「いつホームレスになってもおかしくないですよ。」であった。
そして彼はこう付け加えた。

「痛みは貧乏人にしかやってこないんですよ。」
私は,「あんたは正しい」と腹の中で思ったが声には出さなかった。

悲しい時代に生きているなぁと思った。

所要時間,約1時間。
7050円+700円(高速料)也。

今日はこれから浜松まで出張。

2001/09/21 (金)  
【これから東京で打ち合わせ】

以下のようなメールがきていた。

 さて、タイトルの「建設業に働く青年の集い」ですが、入社して数
年の若い方たちを集めて、講演とグループ討議(結果発表付き)
を行う毎年の行事ですが今回で10回目です。
 討議の内容のひとつは、建設業についてなのですが・・・・

1.ISOについて
  書類が多い、現場に負担がかかる、営業上必要・・等の一般
 的な話が出てきましたが、「自社は、何のためにISOをとるのか
 ・・・・・」というのは営業上に必要という話ししかされていないよう
 に感じました。

  彼らの結論は「ISOって、必要ですか?」でした。私は議長役で
 あり意見は言えないので、そのまま発表させました。
 (私は、ISO取得作業中の管理責任者です)

2.OA(IT)について
  「パソコンが古くなって、仕事の効率が悪いのに、使わない年配
 の方が、これで十分」という
  「会社でパソコンを配布したが、箱に入れたまま机の下にしまっ
 ている」
  「パソコンを使おうとしないで、若い社員に仕事を押しつけてくる」
  「年配の方たちのパソコン教育を(使わせるために)業界団体で
 やってほしい」


 以上の2点は、ほぼグループの全員から出てきました。

IT化とISOについては,最近の私の講演の中でもヒット作ではある。
私の例のISO大嫌いセミナーを聞いた方は,このメールを読んで今頃笑っているのかもしれないなぁと思う。

まあ,この問題(ISOとIT化)については,私の中では結論みたいなものがすでにあるので,それについては後日書こう。
というかすでにいろいろ書いてはいるのだが。

今日は時間がないので書かない。
私はこれから東京で打ち合わせなのだ。


【スロースターター】

昨晩は四ツ谷の後楽で秘密会議。
といってもここで紹介されているのだから秘密じゃないわな。

八木沢さんお世話になりました。

疲れてぼろぼろの状態で四ツ谷までは移動しているのに,いざ会食が始まれば,酒の勢いもあってテンションも高くしゃべり続ける。

これはどこへ行ってもそうなんだけれども,移動中の私は廃人の様なものだ。
疲れまくり,寡黙で,機嫌が悪い。

なので目的地へ着いて,いざ行動開始となっても,いつも最初はだめなのだ。
私はスロースターターのようであるなぁ。

なのでこうなる。

昨日は、遠路はるばる芦別へお越し貴重な講演を
いただき誠にありがとうございました。
最初はのどの調子が悪るそうなので心配しておりました。
講演が進むにつれ、いつもの語り口に戻られ安心しました。
講演後、社員から情報活用への意欲的な言葉が
飛び出し、弊社の向かうべき方向を示してくれた
おかげで社内のモチベーションが高まったと思います。
「百聞は一見にしかず」バーチャルよりリアルのすごさを感じました。!

そういうわけ(スロースターター)ではないけれど,昨晩は結構遅くまでやってしまった。
それで帰りのタクシーではずっと寝ていた。

そうして,いつの間にか自宅で朝を迎えたという次第。

来月の旭川での講演に関して修正のメールが届く。
中根さんありがとう。

10/16の件ですが会場が変更になってます。
  旭川グランドホテル 3階 瑞雲
となっています。(会場のキャパを若干増加)
又、開催元は
 共催  (株)旭川産業高度化センター
      (社)旭川建設業協会
となっています。

なるほど,これは旭川建設業協会さんの共催ですね。
オープンなものかどうかは要確認でしたね。

2001/09/20 (木)  
【ANA56便】

桃知@ANA56便である。
昨晩はアパホテル<札幌すすきの>に宿泊。

しかしこのホテルどう考えてもその前進はラブホテルとしか思えないつくりである。
すすきのの繁華街には近いが裏通りで静かなところにある。

部屋はそこそこに広い。
お風呂はジェットバスであり浴室はかなり広い。

(つまり,これはかなり怪しい)

朝飯は食べるところがない。
(唖然!)

ビジネスホテルの常識から見ると変なところばかりのホテルである。
しかし寝るだけと割り切れば,それはいいホテルではある。

さすがはアパだなぁと思う。
(想像だが)破綻したラブホテルの再生方法として,こんなことができるのは今はアパだけだろうなぁと思う。

目のつけどころがいいなと変に感心してしまった。

朝ごはんが食べられないので(つまり腹が減ったので),わがままな私は北海道ゼロックスの吉川さんにメールを入れて,早めに迎えに来ていただく。

律儀な彼は約束の時間の2分前にはきっちりと到着。
そして新千歳空港に早めに行って,中華粥の朝飯を,男二人で向かい合って食べた。

吉川さんには昨日今日と大変にお世話になった。
北海道ではまたお世話ください。(笑) 宜しくお願いします。m(__)m

北海道へはまた来月も参上予定。
今度は旭川で講演が予定されている。

日時  平成13年10月16日(火)
     午後1時〜午後3時30分(講義時間:2時間30分)
場所  旭川グランドホテル2階孔雀
     (旭川六条通9丁目)
定員  100名
主査者は (株)旭川高度情報化センターさん。のはず。(笑)

新千歳空港には航空自衛隊の基地が隣接しているのだが,今日はいつもにもましてF15の動きが激しいように感じた。
先日鹿児島に行く際に羽田で見かけた政府専用機は,きちんと持ち場に戻っていて二機ともここにいた。

千歳がフロントラインに感じられる瞬間だなぁと思う。

-----------------ここまでがANA56便内で書いたもの------------>8

羽田に着いて預けた荷物を待っていると,マグナムTOKYO(知ってる?)がいた。
どうやら同じ飛行機だったらしい。

プロレスラーとして周囲を圧倒するような体を持ち合わせていない彼は,ただの派手な兄ちゃんにしか周囲には写らなかったろう。

ただし醸し出す空気は十分に胡散臭い。
しかし,その胡散臭さはプロレスラーというよりも芸人に近いもののように感じた。

羽田からは例によってタクシー。
所要時間1時間。11860円+700円(高速料金)也。

自宅に戻ると,鹿児島から白熊が到着していた。
新屋さんありがとう。(^o^)/

それと日清紡に発注していた,JR東海のグリーン席用おしぼりが届いていた。
私はおしぼりコレクターとして,グリーン席でいただけるこのおしぼりを大切に持ち帰り,日頃,ある用途に使っていたのだ。

が,いつも在庫が足りなくて,できれば同じものを購入したいなぁと思っていたのである。
そして,ついに正体が判明したわけだ。

このおしぼりは,最高のThinkPadクリーナーなのである。

ということで,今日はこれから四ツ谷の後楽鮨へおよばれ。


【今日は帰りますが】

まずはNIMDAに関しての情報をいただいたので転用。
Thanks!

NIMDAに関するinfo@jpcert.or.jpからの情報(無断引用)

以上の情報では対応できませんので御注意を...
下記のホームページをごらんください。


【緊急警告】ウイルス出現,メール本文のプレビューやWebページ閲覧だけで被害も
http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/ITPro/NEWS/20010919/1/

Web Scripter's Meeting
http://mtlab.ecn.fpu.ac.jp/webcon.mtxt

新種ウイルス「W32/Nimda(仮称)」に関する情報
http://www.ipa.go.jp/security/topics/newvirus/nimda.html

しかし,CodeRedといいNIMUDAといい,やっかいなものが続くなぁ。
気が重い。

2001/09/19 (水)  
【札幌です】

桃知@札幌です。
今日は芦別で日成建設さんのおよばれセミナー。

桃知超入門編。
芦別というところは遠いところで,新千歳空港から2時間ほどかかる。

終了後,札幌に移動して桃知組空知支部の設立総会。
いい気持ちでお酒をいただく。

ホテルへ戻ってメールチェックをすれば,関与先からはNIMDAの感染情報が。
まいった。

(↓)はNIMDAに関するinfo@jpcert.or.jpからの情報(無断引用)。

-----BEGIN PGP SIGNED MESSAGE-----

各位

JPCERT-AT-2001-0023
JPCERT/CC
2001-09-19

<<< JPCERT/CC Alert 2001-09-19 >>>

80番ポート (HTTP) へのスキャンの増加に関する注意喚起

Increase in Port 80 (HTTP) scanning activity

http://www.jpcert.or.jp/at/2001/at010023.txt

JPCERT/CC では、80番ポート (HTTP) への大量のスキャンが広範囲に渡って
行なわれているとのインシデント報告を多数受け付けています。2001年9月19
日現在、JPCERT/CC が確認した範囲では、これらのスキャン行為は Code Red
II や sadmind/IIS ワームなどの、Microsoft IIS の既知の脆弱性を悪用して
感染・増殖を行なうワームによって作成されたバックドアからの侵入、および
他の既知の脆弱性を悪用したシステムへの侵入を試みているものと考えられま
す。

したがって、Code Red II や sadmind/IIS ワームが悪用する脆弱性を修正
するパッチなど、IIS に関する既知の脆弱性を修正するパッチが適切に適用さ
れている Microsoft IIS や、IIS 以外の Web サーバプログラムを使っている
場合は、このスキャンの結果としてシステムに侵入されるなどの危険はないと
思われます。しかしながら、適用されたパッチの内容を確認するなど、このス
キャンによって探査されている弱点が本当に存在しないことを改めて確認する
ことを強くお勧め致します。


I. 確認すべき点

(1) バックドアの確認

Code Red II もしくは sadmind/IIS ワームの感染により作成されたと考え
られるバックドアプログラムの有無を確認してください。このバックドアプロ
グラムは次のようなファイル名で保存されていることがあります。

C:\inetpub\Scripts\root.exe
C:\Program Files\Common Files\system\MSADC\root.exe
D:\inetpub\Scripts\root.exe
D:\Program Files\Common Files\system\MSADC\root.exe

これらのファイルのうち 1つでも存在する場合は、すぐに削除してください。
また、Code Red II に感染した場合の対処方法については以下の URL で示さ
れるページをご覧ください。

Code Red による深刻な問題に対する防護策と対処方法についての説明
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/codeptch.asp


(2) IIS のパッチの確認

IIS に対して適切なパッチが適用されていることを確認してください。IIS
のパッチについては以下の URL で示されるページをご覧ください。

2001 年 8 月 15 日 IIS 用の累積的な修正プログラム
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/prekb.asp?sec_cd=MS01-044


(3) Web サーバに対するアクセス内容の確認

このスキャンによって Web サーバのアクセスログには以下のような記録が
残ることがあります (必ずしもこれらと完全に一致した記録が残るとは限らな
いことにご注意下さい)。

GET /scripts/root.exe?/c+dir
GET /MSADC/root.exe?/c+dir
GET /c/winnt/system32/cmd.exe?/c+dir
GET /d/winnt/system32/cmd.exe?/c+dir
GET /scripts/..%5c../winnt/system32/cmd.exe?/c+dir
GET /_vti_bin/..%5c../..%5c../..%5c../winnt/system32/cmd.exe?/c+dir
GET /_mem_bin/..%5c../..%5c../..%5c../winnt/system32/cmd.exe?/c+dir
GET /msadc/..%5c../..%5c../..%5c/..\xc1\x1c../..\xc1\x1c../..\xc1\x1c../winnt/system32/cmd.exe?/c+dir
GET /scripts/..\xc1\x1c../winnt/system32/cmd.exe?/c+dir
GET /scripts/..\xc0/../winnt/system32/cmd.exe?/c+dir
GET /scripts/..\xc0\xaf../winnt/system32/cmd.exe?/c+dir
GET /scripts/..\xc1\x9c../winnt/system32/cmd.exe?/c+dir
GET /scripts/..%35c../winnt/system32/cmd.exe?/c+dir
GET /scripts/..%5c../winnt/system32/cmd.exe?/c+dir
GET /scripts/..%2f../winnt/system32/cmd.exe?/c+dir

これらのアクセスが全てエラーで終了しているか確認してください。エラーで
終了している場合は 404 というコードが Web サーバのログに記録されます。

(例) 203.xxx.xxx.xxx - - [19/Sep/2001:13:21:51 +0900] "GET /scripts/root.exe?/c+dir HTTP/1.0" 404 1752 "-" "-"


II. W32/Nimda Worm について

これらのスキャンが Windows 95/98/ME/NT/2000 に感染する新種のワーム
W32/Nimda Worm (Concept Virus (CV) v.5 とも呼ばれる) によって行なわれ
る可能性が指摘されています。W32/Nimda Worm の詳細については以下の URL
で示されるページをご覧ください。

新種ウィルス「W32/Nimda (仮称)」に関する情報
http://www.ipa.go.jp/security/topics/newvirus/nimda.html

CERT Advisory CA-2001-26
Nimda Worm
http://www.cert.org/advisories/CA-2001-26.html

CIAC Bulletin L-144
The W32.nimda Worm
http://www.ciac.org/ciac/bulletins/l-144.shtml

また W32/Nimda Worm の感染を防ぐためのパッチについては以下の URL で
示されるページをご覧ください。

Information on the "Nimda" Worm
http://www.microsoft.com/technet/treeview/default.asp?url=/technet/security/topics/Nimda.asp


[関連文書]
CERT/CC Current Activity
Increase in Port 80 (HTTP) scanning activity
http://www.cert.org/current/current_activity.html#port80

Microsoft IIS の脆弱性を使って伝播するワーム "Code Red II"
http://www.jpcert.or.jp/at/2001/at010020.txt

Solaris に侵入し Microsoft IIS を攻撃するワーム
http://www.jpcert.or.jp/at/2001/at010009.txt


今回の件につきまして当方まで提供いただける情報がございましたら、ご連
絡下さい。

======================================================================
コンピュータ緊急対応センター (JPCERT/CC)
TEL: 03-5575-7762 FAX: 03-5575-7764
http://www.jpcert.or.jp/

-----BEGIN PGP SIGNATURE-----
Version: 2.6.3ia
Charset: noconv

iQCVAwUBO6hY3Ix1ay4slNTtAQEMwQP+OG1PreZU5aGIG4/gawKLdQYcBthvcvbO
AxaibqyvJTL6Jn/grhFZYjeNOms7GkSju8AWjeIveNqMyAwXbQ4sqt2kMH23jhc+
sDv0YERLivFUEzOz5H4OCajrYQwGndQxWgf79X9pDJvDQILwMNLelZgEVEhUNKPl
uSWuzYT+AIk=
=AEYf
-----END PGP SIGNATURE-----

2001/09/18 (火)  ▲
【再スケジューリング】

今日は基本的には休み。
明日からの北海道二連戦は,急な予定変更で明日だけの仕事となる。

予約していたホテルのキャンセルをし,帰りの飛行機の変更等をあわてて行う。
なんとか事なきを得たようだ。

こうなると20日は空日となるので,お断りしていたお誘いも含めて再度スケジューリングをしようと思う。

明日はANA 055 東京(羽田)(0800) 札幌(千歳)(0935)で千歳へ。
これに乗るためには(↓)ぐらいの余裕で家を出なくてはならない。
6:11 京浜東北線 浜松町 6:49
浜松町 6:54 東京モノレール 羽田空港 7:17

新千歳空港到着後は芦別まで移動しての仕事。
夜は札幌で空知建協の方々と懇親会を予定している。

長い1日となりそうである。
(そのために今日は休みにしたのだけれども。)

20日は本来は新冠で仕事の予定だったのだが,新冠方面は秋雨前線による災害関係で大変とのこと。
先ほど連絡をいただいたのだが,今日は自宅にいてよかったなぁと思う。

20日はANA 056 札幌(千歳)(1130) 東京(羽田)(1300)で帰れるようにチケット予約を取り直した。
自宅の早い回線が使える状態では,何をやってもストレスがない。

熊本からはなぜか徳島のすだちが沢山届く。
ありがとうございます。

岐阜でTVを見ていると,徳島のすだちのCMをよく目にするが,私はすだちは大好きである。
今日はこれから四ツ谷の後楽鮨で秘密会議なのだが,塩とすだちで食べる白身はたまらなくうまい。

北海道から11月の予定でも講演依頼が届く。
私はこのところ毎月北海道へお邪魔している状態である。

北海道はようやく動きが見えてきたのかもしれない。

千葉からは11月の予定で講演決定のメールが届く。
市会議員さんの勉強会だそうである。

千葉からは別件でも講演の問い合わせがある。
先日千葉で振りまいてきた桃毒が回ってきたのだろうか(笑)。

今は11月の予定を調整している段階なのだが,11月には和歌山県田辺市での講演も決定している。
南紀白浜だよなぁと思うと,無条件で引き受けてしまった。(笑)

白浜では少しゆっくりしてこようかと,もう旅の段取りである。
11月17日には高山でのマルチメディアウィーク(岐阜県中小建設業IT化サミットだ!)もあるし,そろそろ講演枠(私は基本的には月に5件しか受け付けない)はいっぱいである。



【22万ヒットありがとうございます】

みんないつ寝ているんだい?
21万に続き22万ヒットも夜中の出来事ですね。

220000HITおめでとうございます!
きちんと統計をとっている訳ではないですが

20万が7月30日前後・・・
21万が8月20日前後・・・
22万が9月17日・・・

気のせいか、やはり少しずつ
アクセススピードが上がっているような・・・・

みんな桃知さんを求めているんだなあ
すがるものを求めるに近い気持ちかも知れません。
アクセススピードのテンポアップはそのまま
HP読者の気持ちの表れかもしれませんね。

今回はしんみり書いています。
なぜなら私が220000GETしてしまったからです!!
こんな幸運いいんでしょうか?

22万は北海道の吉川さんのものでした。
ありがとうございます。

2連続で北海道勢がGETですなぁ。(暇なのか?)★\(^^;
というわけでもありませんが,私は明日から北海道2連戦。

アクセス量がだんだん増えているということは,それはとてもことはうれしいこと。
なぜならこのHPこそが私の唯一無二の店舗であるから。

他に私は営業の手段を持たない。
そういう営業スタイルでやろうと決心した。

無名の自分からすべてをはじめてみた。
ネットの力を信じていた。

それがこうして沢山の方々にご来店いただける。
この不景気の最中,まことにありがたいことである。

改めまして,毎度ありがとうございます。

ところで,『みんな桃知さんを求めているんだなあ。すがるものを求めるに近い気持ちかも知れません。』ということ。
でも,私にすがってもたぶんなにも出てこない。

私はただのIT化のコンサル。
自らの運命を変えられるのは皆さん自身でしかない。

そしていつもの方からのメール。
つまり、国なんかに頼らずに生きていくほうがこれからは本当はリスクが少ない、と思う人が増えること。構造改革が成功する数少ない可能性はそこにしかないのではないかと思います。村上龍

いいっすねえ。この志。

ところで岐阜の電車に「のんびり」を感じていただいて、何よりです。
六年前に都民から岐阜県民になった私も、同じようなカルチャーショックに興奮したものです。同じ感覚を共有できる人はとにかく大好きです。

私は単細胞なのでその「のんびり」に汗を加えた「山登り」にはまってしまいました。山頂に寝転がって、紺碧の空とそこを舞う天女の羽衣のコズミックダンスに魂を奪われ、雪山の美しさに心が奪われ、今や冬山だ、アイスクライミングだ、山スキーだ、沢登だ、といそがしいいのなんの。

岐阜は素晴らしい国で、パパラギ的素養を先天的に皆、持ち合わせています。能郷白山という私の大好きな山のふもとに、根尾という名前の村があります。neoと発音します。黒沢明の「夢」に出てくる村のように、季節の花が咲き乱れる夢のような素晴らしく美しい村です。 祝日になると日の丸がそれぞれの家の前に飾られます。oldそのものなのですが、それがとてもneoなのです。

一日仕事を放り出して、岐阜の山と川にあそびに着ませんか。
僕は岐阜の山を案内します。同僚には鮎釣りの名人もいます。
絶対、おもしろいっすよ。

NEOに行きたいなぁと思う。

2001/09/17 (月)  
【グリーン車の法則破れたり(ついでに「こんどく」)】

桃知@のぞみ62号東京行きである。
9号車14番A席に座っている。

このチケットは先ほど岐阜駅で買ったものである。
つまり,前日予約ではない。

すなわち,昨日書いたグリーン車の法則は,ものの見事に破れた。
ん〜,初めての例外という気がしないでもないが。

こういうのはちゃんと統計を取って処理しないといけないなぁと思う。
って,そんなことやってもなんの役にも立たないが。

この車両の16番D席には,往年の浪花の名選手,川藤氏がおられる。
スポーツ新聞か雑誌の長島監督の顔写真が掲載されているところを読んでおられる。

なるほど,情報収集中なのでありましょうか。
私は,最近日本の野球にはとんと興味を失ってはいるが。

ところでだ,こんどく(今週の読書)を忘れていた。
ので今日持参の本を紹介しておこう。

私はこの本を賞賛しているわけではないが賛同するところも多いのだ。
それは題名を見ればわかるだろう。

島田晴雄,『明るい構造改革  こうすれば仕事も生活もよくなる 』,2001年07月16日,日本経済新聞社。

帯にはこう書いてある。

表側:
『530万人雇用計画
 この分野が成長する!
 住宅の資産化,高齢者ケア拡充。子育て支援,生涯j教育−。
 小泉内閣の政策ブレーンが緊急提言!』

裏側:
『「後始末型の構造改革」の痛みに人々が耐えるためには,痛みの先に「その後はよくなる」という前向きの明るい展望が見えなくてはならない。新しい事業機会が開ける可能性は見えれば人々はそれを目指して投資するだろうし,必要な人材を雇うから雇用も増えるだろう。多くの人々がそうした将来の可能性を目指して投資すれば,後始末型の構造改革で喪失する雇用を補ってあまりある雇用が生まれるはずだ。』

島田先生のおっしゃるとおりではある(ところもある)。
しかし,小泉内閣が成立してしばらく経つが,多くの人々はなぜにそして未だに『将来の可能性を目指して投資』しないのだろうか。

なぜに『痛みの先に「その後はよくなる」という前向きの明るい展望』をもてないのであろうか。
(それはまだ構造改革は始まっていないからだという答えはなしだ。)

問題はそこにある。
私は,それを,既得権益者(構造改革論者も多い)らの,自らの既得権益を棚上げした改革論議のせいだと感じている。

たとえば政治的な既得権益を持つ政党,派閥,族議員,政治家,そしてそれに繋がる官僚,企業が,己自らの既得権益を放棄してでも構造改革を断行するとは,多くの国民は(そう願いたいが)期待してはいないだろう。

既得権益者が自らの既得権益を放棄し,多くの国民が「その後はよくなる」という行動をとるとは,誰も思ってもいないのだ。

そういう既得権益者(もしくは既得権益者に後押しされた政治家が)構造改革云々を議論しているように見える。

そこに「希望」が見えることはないであろう。
つまり,この国は疑いと失望,そして「あきらめ」に満ち溢れている。

多くの既得権益者が自ら既得権を捨てることでしかこの国には希望は見えることはないだろう。
だからこそ多くの国民は無派閥を標榜する小泉首相に期待を集中したのだ。

私は構造改革とはすべての既得権益の解体と,それによるすべての国民への「希望」の再配分だと考える。

解体と再配分。
これは表裏一体である。

自らも努力すれば成功できるという希望がなければ,だれもリスクを犯すことはしない。
構造改革はそこからはじめなければ,国民はただ白け続けているだけだろう。

-----------------ここまでがのぞみ62号車内で書いたもの------------>8

ということで,東京駅からはまたTAXIで帰る。
今日は北口から出て,第一勧銀の前で客待ちしている個人タクシーを使う。

東京の個人タクシーは法人よりも数段車のグレードが高い。
今日の車はセドリック。

トヨタのコンフォートと比べればトラックと乗用車の違いはある。
空調もすこぶるよい。

何からなにまで順調に40分程で到着。
料金は7820円也(高速料込み)。


【今日は岐阜へ(タクシーに乗るツチノコ)】

インデックスページの一お連カウンターがまもなく22万です。
景品は相変わらずの,ももちどっとこむオリジナルTシャツ背番号22。

興味のある方はトライしてみてください。

さて,今日は当初の予定(完全無欠の休業日)を変更しての岐阜日帰り。
今週は北海道2連戦が予定されているので,今日は休みたかったというのが本音だ。

こんなメールが来ていました。

>私のタクシー利用について贅沢なやつだという意見

確かにHPをブラウジングして、字面を追うだけなら
「飛行機はスーパーシート・JRはグリーン・その他の移動は
TAXI」・・・とくれば「どこの御大尽?」と成ってしまうかも
しれませんね。

講演にしてもそうなんですよね。
後ろの方で「ただ聞いているだけ」では絶対に伝わらない
雰囲気があります。

講演直後の「桃知師匠」は本当に
「酸欠で死んでしまうのでは?」と思うくらい疲労感を
漂わせます。
「42.195km」を走りきったマラソンランナーと
比しても劣らないくらいね。

さらにそこから「歓迎攻め、(ご馳走攻め?)」の懇親会が
始まるんだなあ。
そして、そこでも「持ち前のサービス精神」で人一倍熱くなって
語ってしまうんですよね。

そして、ホテルにかえって第2部の仕事が始まります。
HPの更新を済ませ、膨大な量のメールに目を通し
次の講演の準備をし、各種の執筆、そして関与先の
システムメンテナンス計画エトセトラ、エトセトラ
これは人間業とは思えない
「一体いつ寝るの?」「いつおうちに帰るの?」

>私の疲労具合は私にしかわからない

そんな生活を続けていたら、
本当に「いつか死んでしまうのでは?」と
本気で心配してしまうんですよね。

自分の体を少しでも労わり、それをいい仕事につなげようと
する事や、それに対する「投資」を「贅沢」と片付けてしまう。

ほっときますか? 

ご心配ありがとう。
だいぶ前になるが,こんなメールをもらっていた。

タクシーに乗るツチノコのような桃知利男さん:
 体、大事にしてくらはい。
 なにしろ、生きて捕まるのが価値ですから。

この「タクシーに乗るツチノコ」という表現は,相当に気に入っている。
いつか使おうと思っていたのだが,ついに使ってしまった。(笑)

続いてくる「生きて捕まるのが価値ですから。」という落ち。
見事な「芸」である。

そう,生きていてなんぼのものだと思う。
死なないように努力してます。

最近。
本気で禁煙を考えていたりする。

と,こんなことを書くと,やっぱり不良中年はぱっと散るべきだ。
なんてメールがきたりするんだ。

多分。(笑)

2001/09/16 (日)  
【郡上から帰る(グリーン車の法則)】

昨日は(↓)の新幹線にて帰る。
岐阜羽島 19:39 ひかり 256号 東京 21:42

郡上からは前田会長のおはからいでタクシーで岐阜羽島まで移動。
本当は名古屋まで行こうとしたのだけれど,タクシーの運転手さんが絶対に岐阜羽島の方が早いと教えてくれる。

このタクシーは,花嫁を乗せるために左後部座席の屋根がガルウイング状になっているもの。
郡上からの帰り道ではちょくちょく利用させていただいていて,ドライバーとはもう顔なじみであった。

確かに岐阜羽島までは50分ばかりで到着する。
どう考えても早い。

そして私はほとんど待ち時間もなく上述の新幹線に乗りこむことができた。
郡上を出るときは結構な降りの雨であったが羽島は雨はなかった。

この新幹線の中であることに気が付いた。
グリーン車の法則である。

グリーン車というのは,基本(混雑時を除いて)は一人2座席である。
つまり,一列4座席のうち,AかDの座席指定を受ける。

このAとDの指定ルールに気が付いたのだ。
それは前日までにチケットを購入した時は基本的にA座席。

当日購入したときにはD座席なのだ。
これは,今までの経験を思い出してもそうなのである。

こういう変なことがわかると妙にうれしい。

東京駅からはまたしてもタクシーで自宅へ戻る。

読者の皆様からは私のタクシー利用について贅沢なやつだという意見もいただいている。
だが,私の疲労具合は私にしかわからないとだけ答えておこう。

高速はきわめて快適に通り抜けた。
しかし,板橋本町を降りて17号線に入ってからは道路工事の斜線規制にあう。

こうして工事があることはうれしいことだ。
しかし高速道路の順調さに気を良くした後だけにかなりのストレスが私を襲う。

(はやく家へ帰りたい。)

その渋滞(と呼ぶようなものでもないが)も戸田橋付近では解消された。
あとは快適。なんとか22時30分には自宅へ戻る。

しかし,仕事の方といえば,結局Active Directoryスキーマの拡張作業は終わらなかった。
多分今もExchange2000インストーラーは懸命に(そして忠実に)己の仕事を続けているに違いない。

それは十分に予測できたことではないかと自問する。
問題はすでに登録されているユーザー数を甘く見積もったためである。

これは事前に確認すべき事項ではないか。

私は当初の目的を達成できなかった。
なんの言い訳もなくこれはプロとしては最低の仕事である。

長い時間,それも休みにもかかわらず同席いただいた前田会長や河合事務局長には大変申し訳なく思う。
そのうえ,家人にと明方豚肉ハムまでいただいてしまった。

スケジュールを組みなおして再度出直しである。
郡上建協はやりたいことは山ほどあるのだ。

2001/09/15 (土)  
【郡上でぐじょ】

桃知@郡上建協である。
今日は郡上建協さんのExchange5.5を2000にバージョンアップしている。

しかしだ,午前中からずっとサーバーはActive Directoryスキーマの拡張作業をしているようで一向に作業は進まない。
もうずっと5時間もやっている。

解説書によれば「Active Directoryスキーマ拡張にはかなりの時間を要しますので,時間の余裕を持って行ってください」だそうだ。
私は今日は蕨に帰る予定。

名古屋最終の新幹線は(↓)。
名古屋 22:10 のぞみ 70号 東京 23:48

果たして私はこれに間に合うのだろうか。
お楽しみはそれぐらいしかない。



【のどか】

長良川鉄道越美南線というマッチ箱のような一両編成のディーゼル車に乗る。
美濃太田駅から乗り込んできたのは,どこかの柔道部の男の子と多分バレーボール部の女の子。

その賑やかな彼ら彼女らも関駅までには姿を消す。
そしてこの機関車は本当にわずかな乗客を乗せて山間の線路をとことこと走るのだ。

途中駅で,どこかのおばあさんがトイレへ行けば,ちゃんとそれを待っている。

鉄道沿線には彼岸花。
その彼岸花の周りを白い蝶々が飛んでいる。

普段の京浜東北線に慣れた身なれど,こっちのほうがなぜかリアリティはある。
それは公(パブリック)な空間というリアリティだろう。

電車の中で化粧している女性もいなければ,ケータイをこれ見よがしの阿保もいない。

2001/09/14 (金)  
【にんにくに胃がもたれ】

美濃加茂の「らいん」で,性懲りもなく「にんにく焼き飯」を食らう。
おかずは「ラーメン」

何十年ぶりかの組み合わせ。
そのせいか私の胃袋はもたれまくっている。

口の中はにんにくでひりひり。
胃袋も同じ状況らしい。

たまらず持参の胃薬を飲む。

明日は,美濃太田 8:12 長良川鉄道越美南線 郡上八幡 9:39で 郡上まで。
この電車はかなり辛い。


【美濃加茂は雨】

ホテルから出て,ローソンまで歩き,「お〜いお茶」を3本購入し,近くの自販機でタバコを買い,タクシーで美濃加茂市建設業協会まで移動。
約1時間,9750円なり。

現在SBS2000+GroupBoard(協会版)の設定中。
ExchangeのSP1を当てている間にWebの巡回。

皆さん日刊建設通信新聞の記事である「"指名競争入札の廃止を"経済財政諮問会議委員が提案/政府」を話題に取り上げている。(すでに記事は消えてしまいましたね,内容については下記のお二方のHPを参照してください。)

ケーセラの石井さんも,八伸建設の八木沢さんも熱いなぁ。

私的にはこれは当然に予想していたことであり,別に驚くものでもない。
現政府の考え方だとやがてそうなると常々言っていたことである。

つまり今の日本には経済学的な主張は二つしかない。

供給側の視点で語る新古典主義者。
需要側の視点で語るケイジアン。

今建設業者が置かれている問題とは,自らを取り巻く環境がケイジアン主導から新古典主義者主導へと変革している故なのだ。
小室直樹の言うように,IT革命とは資本主義本来の姿に回帰する革命でしかない。

さらにIT革命とはグローバリズム(アメリカリズム)と表裏一体なのである。
鎖国のできない日本(米国の経済的,文化的植民地としての日本)経済は,この動きを止めるすべを知らないのである。

私の講演をお聞きになった方々はわかるだろうが,私の話はいつもここから始まる。
それはIT化とは自社の環境変化への適応能力の強化にしかその目的はないからである。

その環境変化とはケイジアン主導から新古典主義者主導へという経済を司る主義の変化なのだ。
つまりすべての公共投資はこの経済主義の文脈で揺れ動く。

これは定理である。
今という時代にこの動きを感じ取れない経営者は,M・P・フォレットの経営哲学である「状況の法則」からはるかに遠い存在である。

つまり,悲しいぐらいに経営を知らない。


【What's Going On?(若しくはCMnetについて)】

またこのお題で書き込む。
一体全体何がおきているの?である。

マービン・ゲイが生きていたら,彼は悲しみに打ち震えながらそう歌うことだろ。
私の頭の中では,いつもこのフレーズがリフレインしている。

陳腐なフレーズだとは思う。
しかし,今の私の気持ちはこれ以外にない。

TVに流れるニュースに私の気持ちは憂鬱に沈む。

とりあえず秘密会議は無事終了。
昨晩の収穫は何かと自問する。

昨晩は大学の先生がお二人おられた。
それぞれに今の建設業の意見をお聞きした。

真剣にお話しいただいた。
それは厳しい意見ではあった。

私は中小建設業の存在を政策的なものとしているが,それは政治的なものだと一蹴されてしまった。
それは多分,今という時代の多くの方々の意見を代表したものなのだろう。

この指摘でのキーワードは20年,そして四全総である。
建設業者が今のような数に膨らみ始めたのはたかだか20年前であるという指摘。

それはたかだか20年の出来事であるとのこと。
つまり構造的な問題にもなっていないのではないかという見解は私には衝撃的でもあった。

四全総についてはここ(http://www.mercury.ne.jp/tekken/studies/1998/24.html)を参照されたい。

四全総の特徴はご存知のように「多極分散型国土」という考え方にある。
しかし,そもそもこれが問題ではないのかと言う指摘。

「多極集中型国土」であれば,少なくともばら撒き方の公共事業は少なかったのではないか。
つまり,そうなれば,今のような建設業者数にはなるまいということだ。

私はそれを政策的と呼んできているのだが,外から見れば,それはまさしく政治的なものが暗躍した土壌なのだろうと思う。
お二人の一致した意見としては,今という時代はその「政治的なもの」が否定されている時代であるということであった。

それから中部国際空港におけるトヨタ商法という大変興味深いお話もお聞きしたのだが,これはまたの機会にしよう。

さて,こんなメールが届いている。
(これは中部国際空港におけるトヨタ商法の話にも大いに関係があるのだが)
momoti殿へ
初めてメールします。
毎日、拝見しております。
私は、下請け業者の者ですが、一言
言わせて頂きます。
momoti殿の進めるIT化は、良いものだと思います。
我々、下請け業者も追随していく必要があります。
 ところで、受注の際、叩かれて受注する下請け業者は、
ゼネコン以上の辛さがあります。故に、我我からみると
ゼネコンは、まだ、甘い環境にあると思います。
役所物件では、充分甘い汁を吸っています。我我は、役所物件も
民間も同じような扱い(受注単価)をされます。
つまり、全てが、厳しい中での、運営です。
ゼネコンは、もっと自分の身の回りを再点検し、もっと自分たちの
中で、コストダウンする方法を考えるべきだと思います。
ITしかり、施工図の承認の早期化、現場の工程管理等、
その一助にITが役立ってくれることを希望します。
真剣に考えていないゼネコンは、終わっている、潰れるしかないとおもいます。
MOMOTI殿への希望!
ゼネコンだけでなく、建設業界としての幅広い視点を持って欲しい!
北海道在住の硝子屋です。

これに対する私の答えのひとつがCMnetであると言ってよい。
IT化が建設業に及ぼす最大の影響とは,多様な調達方法が実現的に可能となるということである。

これがわからない方々が非常に多い。
IT化は集計が早くなるとか,転記が簡単になるとか,絵が簡単にかけるとか,そういうものではない。

申し訳ないが,建設業における内的な業務の効率化。
つまり,コストダウンにITがどれだけ貢献できるのかという問題に対しては,私の期待は小さい。

例えその部分(業務の効率化部分)において何がしかのコストダウンができたとしよう。
しかし,その分を(わずかな利潤を)下請のために上乗せしてくれるようなゼネコンは皆無である。

現状ではコストダウンした余力があるなら,それはさらなる安値受注に向けられるだけだろう。
硬直化したシステムの中でのサプライサイド的な業務の効率化は,デフレスパイラルをむしろ加速する。

そのときの問題は,効率化が効率化となりえない固定化された取引の方法そのものにある。
固定化された取引方法。

それは右肩上がりの経済システムが建設業界に置き忘れた神話である。
それは一旦価格引下げ方向にそのベクトルが向けばスパイラル的にその力を強めるだけである。

反動はその固定化された取引方法が破綻したときまで起きない。
しかしそのときにはすでに多くの方々が痛みを現実のものと実感しているだけだろう。

それには元請も下請も関係はない。

この閉塞からの脱出は受発注方式そのものの変革にあるというのが私の主張である。
だから私はCALSに期待した(その期待の多くは「政策的(政治的?)に」裏切られてはいるが,まだあきらめたわけではない)。

ITにそんなことができるわけがないと多くの方は言われるに違いない。
しかしITは確実に旧来の神話が依存していた地域隣接型の経済システムの殻を破ろうとしている。

IT懐疑論者にはその音が聞こえないだけなのだ。
システムが変わろうとしている。

変化は確実に進んでいる。
CMnetはその現象のひとつとしてわれわれの目の前に現れてきた。

ところで,上述のメールだが,ゼネコン(地場型中小建設業)の立場でも読める。
ゼネコンを発注者としてみよう。

それはそのまま発注者である官に向けられた地場型中小建設業の声である。

それは発注者としての民でもよい。
それは自力ではどうしようもないという失望と落胆に満ちている。

つまり,この失望と落胆は,元請も下請も関係なく建設業界を覆っている閉塞感そのものなのである。
受注者,発注者,元請,下請,すべての方々がお互いを疑い,非難しあうような業界が見えてくる。

そこには失望と落胆,そしてどこに向けていいのかわからない怒りしかみえないだろう。

もう一度ITを,そしてCALSを原点に戻って考えていただきたい。
少なくともそこには希望がなくてはならない。

2001/09/13 (木)  
【岐阜到着】

午前中,鹿児島ゼロックスさんで3社だけの特別セミナー。
特別セミナーというよりは特別サービスみたいなもの。

今,私を占有してIT化の実際を聞けるということは(自分でいうのもなんだけれども)幸運なことだと思う。
それをどう生かすか,若しくは生かせないのかは,今日参加された方々次第であろう。

できない理由を探すよりは,やってみることである。

その後,お昼ごはんをご馳走になる。
「いちにいさん」というお店。

黒豚の豚汁付きの温野菜の定食。
鹿児島は食い物はうまい。

好感度プラス50点。
そして,今朝ほど「しろくま」の話を書いたら,「しろくま」は私が送りますよという方が現れる。

好感度プラス100点。
私はこういう心遣いにはきわめて弱い。

昼食後,また鹿児島ゼロックスさんお世話になって鹿児島空港まで送っていただく。
予定通り午後3時発のANA便で名古屋へ。

空港は荷物のチェックがうるさい。
機内持ち込みは二つまで。

大きなものは持ち込めない。
例によって名前を聞かれる。

名古屋空港からはTAXIで本日の宿である岐阜キャッスルホテルまで移動。
約1時間,9970円也。

ああ,あほらし。
と,反省してはいる。

本日の宿である岐阜キャッスルホテルは,何度も岐阜に来ているにもかかわらず初めての利用。
もしかしたら旅の窓口には最近登録されたのかもしれない。

このホテルは椎名誠が誉めていたホテルで,部屋の床が板張りなのである。
それはそれで,かなり清々とした気分になる。

今日はこれからこのホテルでCMnetさんと打ち合わせ。
キーワードは多様な調達方式の競争である。



【From NTT DATA埼玉】

私の埼玉の友であるNTT DATAさんより以下のメール。
興味のある方はどうぞ。

私は北海道へ行っていて参加できませんが。。。。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
9/20(木)16:40-17:20 [S-5]<サクセストラック>
「長野建設におけるシステム導入事例」
長野建設株式会社
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

メールでのご案内となり、大変申し訳ございませんが、
また、桃知先生の周りで興味のありそうな企業・方々にも、ぜひともご案内のほど、よろしくお願いいたします。
なお、申し込みは無料・事前登録制となっております。
HPまたはメールにて申し込みお願いいたします。


(ざっくりと省略します。 詳細は下記URLからどうそ:桃知)

◆◆ NTT DATA SCAW expo 2001 開催 ◆◆[無料・事前登録制]

日時: 9/20(木) 10:20-17:20 (受付開始 9:45)
9/21(金) 10:20-16:25 (受付開始 9:45)
会場: 株式会社NTTデータ 本社 豊洲センタービル
コンファレンスルーム・セミナールーム
東京都江東区豊洲3-3-3 豊洲センタービル(豊洲駅 徒歩1分)

▲▲ 最新情報 ・ 申込みは↓↓
 URL:<http://scaw.net>



【炊肉(相変わらず機嫌は悪い)】

昨晩は,鹿児島県建築協会の方々と,牛ちゃんで炊肉を食べる(ここに写真が出ている)。
これはもんじゃ焼きみたいな焼肉って言ったらよいのだろうか。

食べてみないと説明できないようなもの。
しかしとてもおいしい。

これにうどんとおじやまで付く。
焼肉の後におじや?と思われるだろうが,これがうまいのである。

しかし,おじやができる焼肉なんて,不思議なものが世の中にはあるなぁとしみじみ思う。
二次会へお誘いを受けたが,昨晩は,午前中のごたごたもあり相当に疲れていたので不義理をしてここで皆さんとは別れた。

鹿児島好感度プラス100点。

ホテルへの帰り道,「しろくま」を宅配してくれるという店があったので,お願いしようと店に入った。
が,なんと「宅配受付の時間は終わりました。」との答え。

一瞬,阿保かと思う。
今時,役所の窓口でももっとまともな答えを言うだろう。

宅配なんて何時に受け付けても同じじゃないかいと文句を言ったがだめ。
いなや思いをしてホテルへ戻る。

鹿児島好感度マイナス100点。

機嫌はいいわけはないし,体は疲れているし,ホテルへ戻ってさっさと寝てしまう。
10時間ほど寝て今ほど目覚めた。

今日は午前中に面談。
そして午後3時の飛行機で名古屋へ飛ぶ。

夜は岐阜で懇談。

2001/09/12 (水)  
【辛い一日(失望と落胆)】

目覚めれば,NYは終焉の様相であった。
体の芯から震えが来た。

飛行機に乗りたくないなぁと思う。
にもかかわらず,私は今日は鹿児島へ行かなくてはならない。

自宅からはタクシーに乗り7時20分には西川口駅に到着。
しかしそこにいたのは7時15分には西川口を出発していなくてはならない電車であった。

アナウンスは7時4分に品川駅で人身事故。
京浜東北線はこの時点でその機能を失っていた。

落胆と失望が私を襲う。

仕方なく私は即決でタクシーで羽田へ向かうこととした。
田端までTAXIで行って山手線に乗ってもすでに間に合わないと判断。

TAXIは9時7分に羽田に着く。
約1時間30分。シュミレーションどおり。

ぎりぎりで9時30分発のANAに乗り込む。
羽田のセキュリティはNYの事件のせいか,名前を聞かれた。

スーパーシートサービスのお茶菓子と日本茶を二杯いただいているうちに予定通り鹿児島着。
鹿児島ゼロックスさんのお迎え。(いつもありがとう。)

そして本日の講演は鹿児島県建築協会さんのお招き。
その会場でまた一波乱。

H"がつながらない。

しかし,アクシデントとイレギュラーへの対応能力こそが能力である。
鹿児島ゼロックスさんからp-inを借りる。

彼らは昨日p-inでの接続を確認していたのである。
しかし,20XにはFDDがない。

つまりp-inのドライバが読み込めない。
そこでH"のつながる場所(下の階の喫茶店)まで移動。

そこでDocomoのサイトからドライバをダウンロード。
p-inを設定。

そして苦労して接続設定(IDの設定でつまづく,フルID記入なのだ)。
なんとか事なきを得た。

鹿児島ゼロックスさん,本当にありがとう。
そして鹿児島県建築工業会さん,お世話様でした。

2001/09/11 (火)  
【やわらかプリンを食べよう(機嫌は悪い)】

結局昨晩は,というか今朝は,午前5時ごろまでX21のセットアップをしていた。
モバイル環境だけはなんとか作りこむ。

というのも,明日は鹿児島でセミナーであり,13日は鹿児島から岐阜直行(夜はある秘密懇談会)が待っている。
その翌日からは美濃加茂,郡上と協会ツアーが続くのだ。

それは相変わらずのモバイル人生。
そこでPCが使えないでは,私は手足をもがれたゴキブリのごときなのである。

その(ほぼ徹夜の)疲れを引きずって,今日は午前中池袋のメトロポリタンホテルで秘密会議。
内容は濃かったと思うが,私の思いはどこまで相手様に伝わっただろうか。

なかなか己の思いを相手様に伝えるということは難しい。
すなわち私もコミュニケーション障害で悩む一人のオヤジに過ぎない。

外は台風の影響で雨風は強く,私の傘はついに帰り道で骨折2本。
そのまま閉じなくなったため,私が引導を渡し(すべて骨折させて)燃えないごみへ捨ててきた。

おかげで右手を少し怪我してしまった。
阿保かと思う。

東武デパートでちょっと買い物と食事をして帰宅。
スターリングシルバーの携帯ストラップとてんとう虫のピンバッジ。

それから,やわらかプリンも当然に購入。
発作的に沖縄ドーナツも。

帰りは電車に乗る気力もなかったが,駅の中にいるわけで,わざわざ外に出るのも疲れるので,山手線外回りで田端へ。

田端からは例によってTAXI。
4,500円也。再び阿保かと思う。

帰るなり残っている周辺機器のセットアップ。
CD-RWをセットアップして,先日ダウンロードしたExchange2000ServerのSP1をCD-ROMに焼く。

これは解凍したら600MB近いしろものであった。
なんだこれは?である。

今私の周辺には,セットアップのために押入れから出してきたアプリケーションやら周辺機器やらの箱が散在している。
つまり足の踏み場もない。

でも片付けは旅から帰ってきてからにして,今日はやわらかプリンを食べようと思うのだ。

2001/09/10 (月)
【秋葉でじゃんがららぁめんを食べた】

午後から久しぶりの外神田(秋葉原)へでかけた。
お目当ては新しいノートPCの調達だが,まずは「じゃんがららぁめん」で腹ごしらえ。

何年かぶりで全部いりを食べる。
午後3時を過ぎていたせいか,比較的店は平穏ですんなりと食べることができた。

とはいっても,次から次へと客は来るわけで店内はいつも満席状態。
この店には不景気は関係ないようだ。

その後,ニッシンパルへ行って,あらかじめ電話で予約していたThinkPadX21(2662−65J)を購入。
192,300円(税抜き)也。

かなり安いなぁという感じ。
気持ちはs30でもよかったのだけれども,ほとんど値段が違わないとなるとやっぱりX21になってしまった。

今回は昨晩のうちにkakaku.comで検索をして,秋葉で一番やすいのがニッシンパルであることを確認。
朝のうちに(10時30分の回転時間ちょうどに)電話をした。

しかし,お目当てのX21は本日入荷予定だけれども,この台風でどうなるかわからないという話だった。
つまり在庫がないのである(HPには「即納」って書いてあるんだけれども)。

それでは困るのである。私は今日しか時間がないのだ。
なのであきらめずに午後一番に電話したら無事に入荷したとのことなので,即決で注文おとりおきとした。

ついでなので256のメモリモジュールも購入。
これはハギワラのもので11,800円しかしない。

確かにデフレなんだろうなぁと思う。
こうなると5ヶ月前に購入した240Zは高かったなぁと思うのだ。

雨も強くなってきていたので,秋葉からはタクシーで帰宅。
それからぼちぼちとセットアップをしているが,ちっとも進まない。

とにかく私の場合はモバイルでの使用が大前提なので,こと細かな設定がたくさんあるのだ。
ようやく,メールとこのホームページビルダーだけ使えるようにした次第。

しかし,このX21,240Zとキー配列がかなり違うのでタイピングがうまくいかない。
しばらくすればなれるだろうが,それまでは皆さんに誤字脱字のメールが届くことになりそうである。



【What's Going On(もくしくは「悲しい色やね」)】

このWhat's Going Onというお題は,この戯言では以前に一度かつかっている。
「どうなっているの」というよな意味合いでよいだろう。

しかしこのお題は,熱心なソウルファンには故マービン・ゲイの名曲の題名として記憶されていることだろう。
私もその一味ではある。

私はいつも"Talk to me so you can see what's going on?"なのである。
というところで朝日測量の小林社長の2001年9月8日のOwner通信での興味深い記述を引用。

小林さん,you can see what's going on?をありがとう。

講師の方の説明は、こう続くのであった。
扱い商品の陳腐化は、同時に経営者、従業員の意識の問題でもあると。
時代が相当に変化している状況下で、経営環境の外部要因に正面から立ち向かうことへの努力不足ということだろう。
もっとざっくりと言い換えれば、変わらなければならないのに変われなかった。その結果がこうした状況を招いてしまう。

その為には、どうすれば良いのだろうか。
企業理念を持ち、経営トップと従業員が同じベクトルに向うことが必要だと力説する。まったく同感であるとしか言いようがない。
あなたの会社には、企業理念が明文化され、その達成に向けて全社一丸となる社内文化はありますか?という問いに、胸を張って答えられる経営者が少ないことも事実なのだろう。

地場型中小建設業にとってこの(↑)文脈の持つ意味は大きい。
市場は変化している。

こんなことは当たり前のこと。
でも,多くの地場型中小建設業にとっては,「そんなことさえわからんようになったんか」なのだ。

ちなみに,このあとに「大阪の海は 悲しい色やね さよならをみんな ここに捨てに来るから」と続けば「悲しいいりやね」(康 珍化)となる。(笑)

地場型中小建設業はサプライサイド的な視点での経営改善はさほど効果がない市場に長い間生きてきた。
それは「経営」の意味が一般社会からは遠くかけ離れた市場である。

その市場では「技術と経営に優れた建設業」という国家的なスローガンさえも常に己に都合のよいように歪曲されてきた。
そしてコアのない経営こそがコアとなりえた。

それはやがて自らの市場は変わらないもの,永続的なものだという神話を生み出す。
その神話の中で多くの地場型中小建設業は市場の変化を感知する感覚を失う。

しかし,神話は神話でしかない。

市場は変化する。
私の講演の3分の2はこの外部要因変化の話である。

時代は変わるのが当たり前という認識。
そしてどの方向に変わろうとしているのかという考察。

IT化はそれなくしてはなんの意味ももたない。
つまりIT化は経営の問題となる。

私はこの話を何百回としてきた。
しかし,そろそろ飽きてきたのも確かである。

そして藪から棒に今週の読書。
木村忠正,『デジタルデバイドとは何か』,2001年1月25日,岩波書店

この本に書かれていることを理解できるかどうかということは,IT化に対する踏み絵である。

ところで,私の愛機ThinkPad240Zの液晶が突然真っ白になってしまった。
原因はこういうことらしい。

代替機はあるのだが,これを機会に新しいノートを一台調達してしまおうかと考えている。
私の仕事は一日たりとも「マシンが動きませんでした。」で済む日はないのだ。

2001/09/09 (日)  
【Thnaks】

久しぶりの師匠の講話。寝る間もないスピーディなマシンガ
ントークで、キレを感じました。何にキレていたのかわかりま
せんが。(笑)

辞めたくても辞められない。それがほとんどの中小建設業の
悩みであることは間違いありません。うちもそうです。

これ以上続けても、先が見えないのはわかってます。生き残
る術はある程度ヒントを与えていただいておりますが、それを
実践する能力も体力も無い。そういう会社は辞めたほうがい
いわけで、その点では辞めるタイミングを模索しているような
ものです。

しかし、辞めていくらかの蓄えが残る、せめてトントンであるな
らば、明日にでも辞める覚悟はできてますが、家屋敷、土地
から何まで抵当に入って、それ以上の借金が我が身に降りか
かってくるというのでは、辞めるわけにはいかないじゃないで
すか。

そういう経営をしてきたのが悪いと言われればそれまでですが、
そういう経営しかできない業種であったことも事実でもあるわけ
で。。。

まぁ、愚痴を言っても仕方が無い。とにかく辞めるわけにいか
ないのなら、とことん突き進むしかないのでしょう。で、後は、
破滅しちゃえばいいんですから。(笑)

それはそれとして。

フリーウェイは料金が無料(フリー)だからフリーウェイ。日本
はハイウェイですから、関所があるのもしゃぁないのでは?

ではまた。眠いのでまた寝ます。(笑)

フリーウェイの話は,日本のハイウェイもさっさとフリーウェイ化しろということね。



【千葉から帰る】

千葉から八木沢さんの車に便乗して帰ってきた。
所要時間は1時間足らず。

高速道路さえその機能を十分に果たしていれば当然に千葉も近いものだと思う。
途中に関所のような料金所が2箇所。

今という時代ゆえか,なにか不自然さを感じる。
フリーウエイとは信号がないからフリーウェイなのであって,信号ならぬ関所がある道路って何なのだろうと思う。

道路公団も民営化がささやかれているが,私は公団っていうのは,もともと民間ではできない事業を行うから公団なのであって,民営化は無理だと思う。
つまり答えは廃止である。

これからの高速道路の建設は一般道路財源で行うべきだと思う。
そして道路公団が抱えている何兆円かの負債は,道路政策失敗税として国民から徴収すべきだと思う。

そうしないかぎり,国民は正しく何が問題なのかが理解できないと思うのだ。
そんなことを道すがら車の中で話してきた。

それからこんなことも話した。
地場型中小建設業の抱える問題とは実は撤退障害なのではないか。

やめたくてもやめれない事情。
本当は建設業から撤退したいのに撤退できない事情。

そういう事情の緩和措置こそ,政策なのではないだろうか。
今の政府のやり方,つまり市場メカニズムに業界再編を全てを任せるようなやり方は政策と言えるのだろうか。

市場の暴力に苦しむ方々がいたずらに増えるだけである。
そういうものを政策とはいえないだろう。>竹中平蔵大臣様。

ところで昨日の講演は,箇条書きのよううな講演ではあった。
遠く鹿児島や秋田からの参加者もおられたと聞いた。

ご参加いただいた皆様,ありがとうございます。

それから主催者三人組さん。
石井さん吉谷さん,後藤さん,本当にお世話になりました。

私にとって千葉というところはは未開のジャングルのようなものである。
未開であるゆえのよさも大切にはしたいかとは思うところがないわけではない。

だが,思い切り森林伐採をしてしまいたい気分もある。

2001/09/08 (土)  
【四ツ谷,横浜そして今日は千葉】

あっというまに土曜日。
私の近辺では相変わらず電子入札関係の情報が飛び交っている。

しかし,そんなのもはどうでもいいでしょう。っていうのが私の正直な感想である。
コップの中の小さな嵐でしかない。(嵐にもなってない。)

私は当然にCALSウオッチャーではある。
それも当然に建設業界(それも地場型中小建設業)からの立場でそれを見ている。

ITベンダーでも,ましてやお役所の立場ではない。

それは,CALSがどのように地場型中小建設業を変えていくのか。
もしCALSが行われることで地場型中小建設業に変化の必要があるとすれば,それはどのようなものなのかということを考えるという視点である。

結論から言おう。
つまり,今の電子入札は地場型中小建設業へ変化を求めるものではないということだ。

ましてや,それで地場型中小建設業の経営がよくなるとか,受注量が増えるとか,IT化のインセンティブになるものでもない。
そういうものである。

だから,私的(地場型中小建設業)にはどうでもいいことなのだ。
そこで利権の発生する皆さんはごちゃごちゃと騒いでいればよい。

しかしその議論には,建設業界(特に地場型中小建設業)のための戦略がないことに気づかなければならない。
業界のことなんてこれっぽっちも考えられてはいない。

今言われている電子入札なんて,所詮お役所の業務の合理化にしかすぎないのだ。
マスターベーションはいつもむなしい(見ている方はもっと馬鹿らしい)。

だから,地場型中小建設業はそれを冷ややかな目で見ていればよい。
結局一番面白かったメールはこれ(↓)。

KEN platzの記事で以下のようなことが書いてありました。
おまえら四の五のいわずについてこいみたいな感じがにじみ出ているような・・・・
・・・・・・・・・・

http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/KNP/contents/0002573.phtml

昨日は午後から動き始めて,四谷三丁目のJALシティで,久しぶりに日経BPの高橋氏と野中氏とお茶。
珈琲ご馳走様でした。

しかしお二人とも顔色よくねぇなぁと思う。
もっと業界を元気付けてくれなきゃいけないのに,それじゃ困るわねぇ。

その後,ちょこっと移動して某社と秘密会議。
5時30分過ぎに終了。この段階で予定時間を30分程オーバー。

急ぎ四ツ谷駅までTAXIで移動。中央線快速に乗り,東京駅で東海道線に乗り継ぎ横浜まで。
横浜駅に着いた段階で予定よりも35分遅刻。

横浜駅からはタクシーで中華街の名店(であるらしい)華正楼本店まで。
予定から1時間ほど遅刻して到着。

まあそれから,みんなで楽しく会食。
うまかったし楽しかった。

その後,横浜からはタクシーで蕨へ戻る。
ちょうど1時間しかかからなかった。

高速道路が本当に高速道路だった。
金曜日の夜だというのにね,素直に喜んでいいものなのかと思う。

電車で帰るよりも各段にはやいし,体は楽ではあった。
まあ,その代わりにお金はかかるけれどもね,タクシーを利用するのは移動だけが目的ではないのだからそれでいいのだ(バカボンのパパか)。

帰宅後直ぐに寝る。
泥のようにだ。

今朝は6時に目覚める。
よく寝た。夢を見たのかどうかも覚えていない。

そして本日は千葉で講演である。
私は開業当初というか一番最初に人様で話す機会を,実は千葉でいただいたのだ。

それは,今では伝説となった(?)幕張でのPC Wold EXPでの講演はない。
ゼロックスさんのあるプロジェクトの中での仕事であった。

とても小さな部屋で,本当にわずかな方々にむかっって,私の第一声は放たれた。
今の私の基本的なスタンスはその時以来なにも変わってはいない。

今日は,その私の講演の原点のような千葉にて話ができる。
また千葉で講演をする機会を設けてくださった方々に感謝しよう。

2001/09/07 (金)  
【ビーナス・フォートもしくは傘がない】

久しぶりの方からメールが届く。

相変わらずのご活躍、陰ながら応援させていただいてます。
先月、@NIFTY C-PAS の記事を拝見しました。
とても判りやすく響くものがあり・・・家入さんの記事とのコントラストが
また面白く、感慨深く読ませていただきました。
家入さんには、以下のように感想をお伝えして笑われました。(*^o^*)

> 私の中のイメージは・・・
> 家入さんはランドマーク。桃知さんは商店街(地下街含む)。
> うまい例ではありませんが、お台場でいうと
> 『フジテレビとビーナス・フォート』

その後すぐに『桃知さんにもお便りしたいなぁ〜』と思いつつ、
今日に至っておりました。(^^;)

なるほどねぇと読んではいたが,ところで「ビーナス・フォート」って何だろうという疑問がふつふつ。
わたしやこの手はさらさら疎い。

早速,Googlで検索すると,なんだかよくわからないが桃色を基調としたホームページがなるほどなのねぇではあるし,9月16日はモモ ブライダルフェスティバルで私がでている(わけがない。モモはso-netの熊である)。

まあ,例えれば,家入氏は大型店舗,わたしゃさびれ逝く駅前商店街ってところなのでしょうか。
なんだかよくわからないが,まあよしとしよう。

ところで,昨日の新幹線での帰り。
東京駅が近づいてくるころ。

新幹線の窓から見える併走する山手線の電車の中にじっとしている人々。
そして,いつもと同じような東京の街の灯り。

それらを見ていて,ふと,「なにか止まっているようだなぁ」と感じた。

別に雨が降っているわけでもないのに,頭の中では井上陽水の「傘がない」の一節がりリフレインしていた。
「都会では自殺する若者が増えている・・・」

日本全国,北海道から九州までお邪魔して感じるのは,アノミーな世の中だなぁという,なんとも己が救われない気持ちである。
自殺者は年間3万人を越えている。

それは,今という時代は決していい時代ではないということだろう。
この国は,変化に直面しながらもただ立ち尽くしているようにしか見えない。

いったいその閉塞感というのはなんなのであろうか。
芥川龍之介のいう「ぼんやりとした不安」なのだろうか。

でも本当ははっきりとした不安となってきているのだろうと思う。

ということこで,今日は午後から四谷近辺で打ち合わ2件。
その後横浜中華街まで移動してまた打ち合わせ。

午前中は何もする気はない。

2001/09/06 (木)  
【美濃加茂から帰る】

午前中で美濃加茂市建設業協会さんでの仕事は切り上げ。
そのまま亀井さんと美濃加茂市内の「らいん」というラーメンやさんへ直行。

実は昨晩もここで晩飯を食べた(大盛のラーメンと揚げ餃子)のだが,これが実に私好みなのであった。
今日は,昨晩メニューを見ていて気になっていた「にんにく焼き飯」をオーダー。

店は大変繁盛していて満席状態なのだが,皆さんはラーメンを食べている。
にんにく焼き飯なぞを頼んだのは私以外いないようである。

一瞬のあせり。

オーダーしてしばらくすると,店中ににんにくの臭いが充満してきた。
それも半端な臭いではない。

そして届いた現物は具のない(ごまが少し混じっている)色の悪いチャーハンであった。
それに少々の刻みねぎと紅生姜が添えてある。

当然にすさまじいばかりのにんにくの香り。
しかしだ,食べてみると,これが実にうまい。

下品な味ではある。
決して昨日今日知り合った女性と食べるようなものではない。

しかし,それがどうしたというくらい強烈な個性である。
私的には久々のヒットである。

美濃加茂へ出かける楽しみが一つ増えたというものである。
しかし,臭い。

13:00丁度の特急ひだで岐阜へ移動。
さすがに己の体がにんにくのオーラで包まれたような気がして,美濃太田駅でブレスケアを購入。

2.3粒飲むと書いてある説明書に逆らって5粒ほど飲む。
小心者である。

タクシーで向井先生の事務所へ行っていろいろと打ち合わせ。
その後名古屋を16:48発の「のぞみ」で帰る。

蕨駅着後,なぜかやたらと腹が空いていて,いつもの焼肉屋で晩飯。
「まる」と「しびれ」と「レバ刺」を食べた。

またしても下品な食い物ではある。
これも,決して昨日今日知り合った女性と食べるようなものではない。

確かに客層も(うちを含めて)酸いも甘いも知り尽くしたようなカップルばかりである。
だからこそ,そこにはリアリティがある。

下品こそ真実である(笑)。

帰宅後,エクスチェンジ2000のSP1をダウンロード。
今回の美濃加茂行きでは確認しないでいって失敗したものである。

とにかく一度ここをごらんあれ。
http://www.microsoft.com/japan/Exchange/downloads/2000/SP1/ESSp1_ja.asp

ダウンロードしなくてはならないファイルの数もさることながら,各ファイルの大きさに注目いただきたい。
それと28.8Kbpsでダウンロードしたときの所要時間もだ。

いくら専用線とは言え,OCNエコノミーではとてもダウンロードする気にはなれなかったし,たとえダウンロードしたところで,今日は帰ってこれなかっただろうというような値である。

なので今日はSP1を当てるのはあきらめて,自宅でダウンロード。
うちはCATVであるが,本当にあっという間にダウンロードは終了する。

CALSだろうがなんだろうが,早い回線さえあればなんとでもなると実感する瞬間である。



【電子入札について】

電子入札について以下のようなmailをいただいた。

岐阜で5件の電子入札、横須賀市でも・・・と
自治体ベースのCALSが続々と立ち上がっている様子ですね。

しかし・・・・
入札方式が国が行おうとしているそれとは、それぞれ異なるとの事。
いいのだろうか・・・?

かつて太平洋戦争当時

海軍の誇る戦闘機ゼロ戦は20ミリ機関砲を備えていました。
その破壊力たるや、一撃必殺の攻撃力だったそうです。
陸軍の誇る戦闘機「疾風」も20ミリ機関砲装備です。
やはり破壊力は米軍機の比ではなかったそうです。
両機とも、洗練された機体設計や、工夫された装備など
終戦後の連合軍の調査団を驚愕させたそうです。
しかし、なんと同じ国産同士の航空兵器でありながら、
そして同じ口径の機関砲でありながら、両機の弾丸の
互換性が全く無かったということです!
陸軍と海軍では「規格」が違ったそうで、全く互換性が無い。
そこには、陸・海軍それぞれの「面子」があったり、
「利権」があったりして統一されなかったそうです。

かたや相手国のアメリカ機
海軍機と陸軍機はともに7.7mm機銃です。
当然に破壊力は日本機と比べるのも可愛そうなくらい非力。
しかし、アメリカのすごいところは
徹底した「標準化」のもとに、陸・海軍機は当然として
軍艦の機銃、歩兵の小銃にいたるまで、この7.7mm「規格」が
徹底しており、弾丸の相互互換性が確保されていたらしいです。

個々の性能は劣っていても、それが標準化され、圧倒的な数に
固まると恐ろしいパワーになってしまう事は歴史に学ぶまでも
ありませんよね。

国と自治体がしっかり二人三脚を組んで、将来を見据えて
カジ取りしてもらわないと。
「やっぱり、この方法は上手くないです。違う方法にします。」
なんて事になったら
結局ツケを払わされるのは、建設業者さんだけでなく
国民・県民全体なんですよね・・・

なんだか、寒気がします。
この底抜けの「やばさ」はしばらくおさまりそうもないですね。

一言いっておけば,岐阜の実験はJACICのシステムを借用したものだろうし,横須賀市はそもそもCALSではないと横須賀市自身が言っている。

私は電子入札の「異なる部分」に関して言えば,なんら心配はしていないし,そもそも電子入札の方法なんてどうでもいいと思っている。
現時点では,いろいろな電子調達が試されるべきだとも考えている。

電子入札のプロトコルの違いを云々いうような議論は,えてして木を見て森を見ない議論に陥りがちである。

電子入札導入のインパクトは,例えばそれがパソコンを使えないと入札できないというような目先の問題ではない。
入札(調達)が電子化されることで最も受注者側が考えなければならないこととは,多様な調達方法が現実的に可能になるということである。

それはデジタルによる市場のオープン性ゆえのものであるが,例えば,今までの入札方式(指名競争入札)の遣り方を単にデジタル化しただけなら,それこそ談合でもなんでも可能なのであり,受注者にしてみれば,願ったりであろう。

この場合,国と自治体の電子入札プロトコルの違いなどはたいした問題にはならない。
むしろ表層では大げさにその違いを問題扱いするだろうが,それはその深層にある問題の本質を覆い隠すためでしかないだろう。

公共調達が電子化されることで,受注者側が直面する問題とは多様な調達方法同士の競争にある。
それは例えば,オークション方式であり,CMであり,VEであり,性能規定であり,PFIかもしれない。
横須賀市方式をそこにいれてもいい。

それぞれの調達方式が己の優位性(それは公共調達の場合,国民益,住民益への貢献度が唯一のメトリックである)をアピールしながら競争し共存する時代となるだろう。

だから,mailの方がいわれるように電子入札プロトコルが統一されたとしても,受注者にとっての『底抜けの「やばさ」』は,決して消えるものではない。

問題は,調達方法にあるのであり,国民益,住民益への貢献度というメトリックにあるということだ。

つまり,さらに突き詰めれば,電子入札方式はこのような多様な調達方式が共存することを前提としたものでなければない。
電子入札を全ての公共工事で行うために,その電子入札方式がサポートできる唯一(複数かもしれない)の調達方式だけを強要するとすれば,それこそ問題ではないのだろうか。

このような思考を技術論は忘れがちである。
というよりも,そういう本質部分を無視したコップの中の嵐こそが,今のCALSの問題点だと私はことあるたびに指摘している。

思考の自由を忘れないことである。

2001/09/05 (水)  
【美濃加茂にて】

久しぶりによく寝た。
そのせいか,今日はすこぶる体調がよい。

昨日仕事をしていると,以下のようなメールが届く。

今日の建設工業新聞の1面拝見させていただきました。
記者さんから取材を受けられたのですか??
凄く良くまとまってますね。

もしまだご覧になっていらっしゃらなければ今いらっしゃる場所にFAXしますが!!

早速FAXで送っていただいた。
なるほど,この話をしたのは4月か5月頃だったなぁと思い出す。

それから4ヶ月ほど経過して,公共建設市場(当然民間市場も)を取り巻く環境はますます厳しさを増している。
ただし,一言いっておけば,まだ小泉内閣のいう痛みを伴う構造改革なんてなにも始まっていない。

ただ,市場メカニズム浸透は,公共建設市場だろうが民間建設市場だろうが,皆さんが意識しようとしまいと進展しているということなのだ。

私はそれをずっと言い続けてきた。

ITといえば1年前は「革命」だった。
今は,ITといえばその後ろにつくのは「不況」である。

しかしグローバリズムとIT革命は表裏一体で進展していることを忘れてはならない。
革命は終わったわけではない。

終わったのはITが魔法の箱か打ち出の小槌だと思い込みたい幻想だけである。
「IT革命は資本主義本来の姿に立ち返る革命である」(小室直樹)がリアリティを持って響いてくるだろう。

案の定,小泉内閣(正確には竹中大臣だろう)の構造改革路線に対する反発がここに来て大きくなってきた。
それはそれでよい。

問題は今建設業界は何をしているのかということである。

ということで,今の状況に,なにか物凄い怖さを感じながら,今日は昨日の仕事の続きに向かう。
つまり,今日もシステム屋さんだな。

2001/09/04 (火)  
【美濃加茂にて,とほほ。】

桃知@美濃加茂市である。
本日は予定通り美濃加茂市建設業協会さんで仕事。

本日は新しいサーバーにWin2k ServerをインストールしてDNSServerを構築。
の予定だったのだが,ServicePack2をオンラインで当てていて問題発生。

ネットワークが異常に遅くて,ファイルがダウンロードできないのである。
ああ,と思い'netstat -n' コマンドを実行すると,"SYN_SENT" を含む行が大量に表示。

C:\Inetpub\Scripts\root.exeもしっかりあり。
Code RedUだわな。

立ち上げてものの10分もしないうちに見事に感染。
恐るべしCode RedU。

別にバックアップするデータもないので,直ぐに再インストールすることにする。
とはいっても時間はかかるのである。

今度は,ネットワークから遮断してセットアップ。
どんな阿保でも失敗からは学習するものである。

セットアップ後にIISをアンインストール。
それからネットワークに接続して,再びServicePack2をあてる。

今度は順調。
というところで本日の仕事はここまで。

明日予定しているSBS2000のインストールでも同じ問題が発生するのは確実だなぁ。
しかし,とほほ。。。である。

ということで,これから亀井さんと晩飯。


【生はもっと面白い】

昨晩は,四ツ谷の後楽鮨で,小田原から小関夫妻にもおいでいただいて,浦和の友人である小栗さんの独身喪失のお祝い。
気の置けない方々との楽しい会話と楽しいお酒は本当に体に心地よい。

小関さんは,私の講演記録である『平成13年6月18日 中部建設青年会議における講演から 「公共建設工事市場のIT化に伴う中小建設業の受注戦略と問題点・対応策」』を3時間かけて読んだといってくれた。

ありがたいことである。
この講演記録と,昨日掲示した講演用のPPTをあわせて見ると,私の講演を聞いたことがない方でも,なんとなく雰囲気だけでも感じていただけるのではないだろうかと思う。

PPTを掲示したせいか,昨日の当サイトへの総リクエスト数(インデックスのアクセスカウンターとは違う)は1621。
これは普段よりも500程多い数である。

PPTのダウンロードも210件程あったようで嬉しい限りである。
しかし,言っておかなければならないことがある。

生はもっと面白い。(^o^)b
→つまり千葉講演へ急げである。

さて,本日は以下の予定で美濃加茂まで移動。
9:13 京浜東北線 東京 9:47
東京 10:00 *のぞみ 47号 名古屋 11:36
名古屋 11:43 (ワイドビュー)ひだ 7号 美濃太田 12:21

久しぶりでシステム屋になりきっての仕事である。
SBS+建設業協会版GroupBoard(初公開)を美濃加茂市建設業協会へ導入する。

当然に美濃加茂市当局とのコラボレーションを前提としている。
岐阜県での自治体レベルでのCALSの取り組みは,ようやく市単位で動き出す。

ここまでくるには確かに時間はかかった。
しかし,確実に変化に向かって動いている。

このサイトをお読みいただいている貴方。
貴方は動いていますか?

2001/09/03 (月)  
【今週の読書】

今週の読書は『週刊東洋経済2001年9月1日号』としたい。
(でも今日新しいのが出る日だから既に店頭にはないとは思うが。)

特集は「無形資産」経営の衝撃,である。

まあ,東洋経済が扱うのは大企業中心というところなので若干のニュアンスの違いは承知でいうが,私の最近の論調は,地場型中小建設業におけるコアって何だろうと考えたときに,結論は,この「無形資産」としての生産能力である「アイディア・スピード・実行力」しかないだろうということなのだ。

それは各社によって違う。
違うことこそ利益の根源であろうと考えている。

最近の私の講演はこの部分をそれじゃ具体的にどうしましょうかというところで終始しているといえるだろう。
それで,この部分をうだうだと書きたいのだけれども,今の私にはとてもその時間はない。

と言って書かないのも癪に障る。
そこで発作的に思いついたは,ダウンロードのページに,最近私が使っているプレゼンピッチをのせておこうということです。

手抜きではありますが,ご興味のある方はご覧くだされば幸甚です。
ZIP形式圧縮で1270KB もあります。m(__)m

それと,リンクの設定は一部私のPC用専用の部分がありますので,うまく開かない箇所があるかと思います。
あらかじめご了承ください。

ダウンロードのページ

2001/09/02 (日)  
【Still Living(僕らはみんな生きている)】

松阪 8:15 近鉄特急(名古屋−伊勢志摩) 近鉄名古屋 9:29
近鉄名古屋 9:29 徒歩 名古屋 9:44
名古屋 9:48 のぞみ 6号 東京 11:28
東京 11:42 京浜東北線快速 12:09

上記のとおりで松坂から帰る。
寝不足ゆえ車中はずっと眠る。

そして帰ってきてからも眠る。
夕方に目覚めて溜まっているメールの返信を書きながら,FOXでWWFを見る。

WWFといっもパンダのマークの動物愛護団体ではない。
これはアメリカのプロレス団体である。

私はプロレスファンだが,今一番好きな団体はと問われれば,間違いなくWWFと答える。
ここはプロ意識の塊である。

どうすればお客が喜ぶかを貪欲に探求している団体である。
CATVに契約してWWFを見るようになってから,日本の団体のプロレスがどうもつまらない。

ここはどう見ても「がちんこ」ではない。
大げさで嘘っぱちでゴシップまみれのアメリカンスポーツエンターテイメントである。

でもメジャーである。
そして徹底的に面白い。

ここでも日本の若者が頑張っている。
TAKAみちのく,TAJIRI,船木。

彼らは,イチローや佐々木や野茂などのメジャーリーガーの日本での扱いと比べれば(一部のプロレス専門誌を除けば),完全に無視されている存在ではある。

でも,彼らもまた米国で活躍するメジャーなのだ。
すばらしい若者たちだと思う。

そして今私のPCの脇には,昨日名古屋駅で購入した「NewsWeek」がある。
表紙に踊る『鬱病ニッポン 企業戦士を自殺に追い詰める救いなき社会』という文字が悲しい。



【松坂にて】

桃知@エースイン・松阪である。
つまり松阪のホテルにいるわけですが,エース インねぇ。

エース イン ザ ホールといえば最後の切り札だけれども,エースイン・松阪じゃなんだかわからないわなぁ。
最後の切り札は松阪にいるということか。

午前4時,変な時間に目覚める。
隣の部屋からうしがえるの鳴き声のような重低音のいびきが響く。

眠れねぇっていうの!

昨日は,松坂の丸亀産業さんで勉強会(スタートアップセミナー)。
その後,下村町の「まつさか」で炭火焼の焼肉をご馳走になる。

生キモ(関東ではレバ刺ですね)がとてもおいしい。
すじの塩焼き,塩ホル,このあたりの内蔵系がやたらにうまい。

さすが松阪である。
松阪といえば,高級和牛である松阪牛を思い浮かべるが,庶民はこっち(つまり内臓肉)だそうである。

わたしゃもともと内臓系には目がないのでね,当然にビールは進むしね,痛風体質には悪いのはわかっているんだけれども,やられたねぇ,こりゃである。

それと昨晩は久しぶりに腹の底から笑えた。
内容はとても書けない。

ガメラさんありがとう(謎)。

さて,一昨日の豊橋での講演の感想が届く。

昨日(31日)は、建設業の今の実態について、又、今後のあり方について大変勉強になりました。
零細企業の厳しさを、再度認識させていただきました。
官僚社会と競争社会の間を右往左往して行き場が見えない現実、講演で言われた様にISO・資格等の問題では、今後の建設業には、逆行して小回りのきく建設業とはなりません。
書類の簡素化、経費の削減はどこに行ってしまったのでしょうか。
法律とは怖いものです。
建設業(日本)は、どこに行っていまうのでしょうか。国益(国民)を本当に考えているのでしょうか?
今は、責任の追及ばかりでいやになります、今に『のこぎり主任』等が出来そうです。

まあ,公共事業のアカンタビリティの問題なのだろけれども,このあたり,日本のお役所にはイマジネーションができないかもしれない.

それは,業者(建設業者)とのコミュニケーションができていないという問題なのだが,公務員倫理規定なんていう悪法で自らを縛り付けてしまったツケはおおきいだろう。

まあ,業者側の責任も無きにしも非ずだが。

そして出版ネタ。

最近ときどき、バベルの塔のことを思い浮かべます。
あの壮大な建設事業が、言葉が通じなくなるというコミュニケーションの問題で中断
してしまうというのはなんて象徴的なイメージだろうと。
きっと古代から建設事業のアキレス腱はコミュニケーションにあったのでしょうか。

会社内の会話でも、まるで基本ソフトが別々の機械どうしのように接続を試みること
自体が無意味、みたいな感覚になることがあり、そんなときに頭の中にバベルの塔の
映像が浮かんでしまいます。
「プラグが入らない!接続不能!!」のアラームが鳴って、気がついて外に出れば目
の前に壮大な廃墟となったバベルの塔がそびえていた、というような。

もし私が桃知さんの本の装丁のデザインを任されたなら、廃墟となったバベルの塔を
表紙に持ってきたいところです。滅び行く産業の終焉のイメージとして。
問題は裏表紙に何を持ってくるか?廃墟の隙間から生まれ出た新しい命のイメージに
したいところです。
この国にはない「希望」の象徴として。見落とすぐらいの小さい画像にしたいとこ
ろ。
哺乳類の赤ちゃんの眠る横顔?桃の新芽?なんだろう?

良い案が浮かんだらまたメールします。

ついに表紙の話になってしまった。
まだ何も手をつけていないというのに。

夢は野原を駆け巡るなぁ。
皆さんありがとう。

2001/09/01 (土)  
【豊橋にて】

桃知@ホテルアソシア豊橋です。
ホテルの部屋からは遠く三河湾が見えます。

今日は防災訓練だそうですが,穏やかな風景が広がっています。

さて,まずはso-netのメールサーバーですが,昨日の午後3時頃に復活しました。
ご迷惑をおかけいたしました。

独立して以来ずっと使っていて,それこそ一番信頼を置いていたプロパイダなのですが,今回のようにサーバーが完全にダウンしたというのは初めての経験です。

so-netに問い合わせの電話を入れたところ,確かに落ちているということで,こちら(私)の落ち度ではなくて一応安心はしていたのですが,メール依存症の私にはつらい事でした。

さて,昨日は豊橋商工会議所にて,東三土木研究会若手経営者の部会さん主催の講演。
皆さん熱心なご聴講ありがとうございました。

この東三というのは東三河のことだったのですが,昨日初めて判明してわけで,それまではなんと響きの悪い名前なんだろうと思っていたわけです。

講演後「ドイツ」という店で皆さんと懇親会。
ビールをたくさん飲んで帰って参りました。

懇親会で話しの出たことを一つ。
私のコンサルテーション方針というのは,最初はコミュニケーションだけを重視してものです。

業務ははっきり言って一切ないのかもしれません。

しかし,IT化で最初につまずくのはデジタル・コミュニケーション能力の欠如によるコミュニケーションの欠如なわけです。
商売の基本はコミュニケーションです。

例えば,お客様とのコミュニケーション,管理者ならば社員とのコミュニケーション,これができないでは何も始まらないわけです。
コミュニケーション能力の欠如は,何をITでしようが,全てを台無しにする第一原因です。

例えば,IT化で情報は経営者に集中します。

それは当たり前のことで,これを否定してはIT化しても意味がないわけですが,それじゃ,その集中する情報に経営者はどう対応できるのかが(その能力が)最初に問われます。

ここで,経営者が情報発信者に対して何らかの反応を見せない状況が続けば,情報発信者は情報発信をすることをやめてしまうでしょう。

つまり,経営者のコミュニケーション能力が自社のIT化の発展を左右すると私は経験的に理解しています。
ですから,まずはその能力を磨きましょうということです。

業務をITにのせるのはそれからでも遅くはありません。
ITを導入したからといって飛躍的に業務が効率化されるものではありません。

ITは魔法の道具ではありません。
問われるのは,やはり人の人としての能力なのだと思います。

というところで,私は今日は松坂へ参ります。
今日もいい日でありますように。

ところで,夜中に目覚めるとTVでは新宿歌舞伎町での火災の模様が流れていました。
時間は午前2時40分頃。

そのときは怪我をされた方30人(重体27人)との報道でしたが,今ほどTVから流れるのは44人の方が亡くなってしまたという悲しい情報でした。

なにかせつないなぁと思うのです。

momo
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