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店主戯言050201 2005/2/1 〜2005/2/15 "There goes talkin' MOMO"


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2005/02/15 (火)  
【悪党・宮崎にて書く】

午前7時起床。
宮崎は雨。

昨晩は、ふくやにて、ホルモンで一杯から始めた。
ハッシーさん○木さんと一緒だった。
こうして七輪で焼く豚ホルモンは、宮崎では比較的ポピュラーなようで、似たようなスタイルのお店は多い。

が、ふくやが一番というのが、地元人ハッシーさまのご意見である。
たしかにうまい。
ただし豚ホルモン、焼くのは店主である。
はい、どうぞ、と言われるまで食べてはならない。


さて、今回の旅のお供である。

希望格差社会

山田昌弘(著)

2004年11月10日
筑摩書房

1995円(税込)




Amazonのレビューを読むと、かなり厳しい批判もされているようだが、オールド・エコノミーの代表の様な、地場型中小建設業と地域の関係を見続けてきたわたしには、共感が持てる。

今我々が直面している問題は、経済的なもの以上に心理的なものであり、それは山田氏が指摘しているように「希望」の格差なのだろう。

希望が少しでももてれば、どのような困難にでも立ち向かえる。
現状に絶望することもない。

それは間違いじゃないだろう。
希望があれば、自殺することも、自暴自棄の犯罪に走ることもないだろう。

しかし、村上龍じゃなけれど、この国にはなんでもあるけれども、希望だけがない。
山田氏はその原因を、ニュー・エコノミー化を中心に考えている。

わたしの語彙で言えば、スケールフリー性と言い換えても、さほど間違いではないだろう。
リスク化と二極化である。
(二極化というと50:50のように思えるが、実際は例の80:20であろう)

問題はその対策なのだが、山田氏は「公共的取り組みの再建」の中で、二項対立(つまり、オールド・エコノミーとニュー・エコノミー)のハイブリッド的対策を考えている。

ただそれは、山田氏も指摘しているように、従来の公共政策の延長では無理である。

山田氏の提案は「個人的対処の公共的支援」なのだが、この提案はまだこなれていないように思えるし、問題提起ぐらいにとらえていていいだろう。

この問題を皆考えているわけで、そこにはまだ答えがないのだ。

しかしこれは、私の行っている事業者団体ベースのIT化の考え方に近い。

わたしの事業者団体ベースのIT化の意義

・環境の変化を知る
・自己否定的に変態する
・適応度を高める

その具体策としての「IT化」

ということで、この話題は、とても興味深いものなので続きは後日にでも。
本日は、宮崎地区建設業協会さまで協会イトラネット開始セレモニーである。

終了後、最終便で帰京予定。

2005/02/14 (月)  
悪党・本日〆切と明日〆切を連絡す

2005年2月17日(木)北海道情報産業クラスター・フォーラム(札幌市)
は、本日が申込みの〆切。

それから、急遽載せた
2005年2月16日(水)中小企業組合のための情報化戦略セミナー(外部リンク)
は〆切が明日(15日)。

まあ、あわただしい。
けれども、やっぱり沢山の方々に聞いて欲しい、見て欲しい、っていうのは、表現をする者のサガである。

沢山の方々のおいでをお待ち申し上げております。m(__)m



【悪党・今日は宮崎へ移動する】

午前7時起床。
浅草は晴れ。

今日はバレンタインデーとかいうやつだけれども、♂を46年もやっているわりには、あんまり縁のない日である。

朝起きて、一晩寝かせたPPTを確認してみた(このPPTについては昨日の戯言に書いた)。
やはり一晩寝かせるとアラは見えるもので、(↓)の画像を1枚追加し、ある部分を削除した。

この画像は、ダンカン・ワッツの「スモールワールド・ネットワーク」からの引用である。

スモールワールド・ネットワークスモールワールド・ネットワーク

ダンカン・ワッツ(著)
辻 竜平/友知政樹(訳)

2004年10月28日
阪急コミュニケーションズ

2940円(税込)



つまり、現実はスケールフリーだけでもないのだ。
カットオフが働く。
つまり、金持ちだってますます金持ちになるとは限らないのだ。
人間社会の資源は有限なのである。

ということで、これから宮崎行きの準備をしなくてはならない。
なので今朝はここまで。

2005/02/13 (日)  
【悪党・二つの講演用PPTを作成していた】

午前8時起床。
とは言え、今は既に午後3時30分を過ぎているわけで、間の抜けた更新である。

今日は、2月16日岩手県中小企業団体中央会さまでの講演用PPTの作成をしていた。

一通り出来上がったので、一晩寝かせて、明日の朝再確認して納品する予定だ。

この講演は、じつは建設業向けではない。
しかし、事業者団体向けのIT化講演なのである。

この講演では、次のトポロジーを説明する予定でいる。

多様性とは異質なものを認める、異質なものを自らが受け入れることであるが、異質なものをハイブリッドするとき、その二項だけではハイブリッドはできなくて、蝶番としての基底が必要なことは昨日も書いたとおりだ。

今回の基底はコミュニティである。
それは有る意味当然である。
なにしろ、コミュニティ・ソリューションとしてのIT化を説明するわけだから。

ネットワーク論から言えば、今我々の身の回りでおきている不条理は、ランダムとスケールフリーという、異なるネットワークの特性のせめぎあいの結果と説明することができる。

それは、マーケット・ソリューションとヒエラルキー・ソリューションのせめぎあいと言ってもよいし、新古典主義経済学とケインズ経済学のせめぎあいと表現してもよいかもしれない。

ただせめぎあいのままだと、つまり金子郁容氏がコミュニティ・ソリューションにおいて指摘するように、異質な二項だけではその二項は対立してしまうのだ。

しかしわたしが求めているものは対立ではなく、ハイブリッドな哲学なのだ。
そのためには、つまりこの異質な二項をハイブリッドするのは、やはり蝶番が必要だ、ということだ。

大切なことは、それをどう見極めるか、ということなのだが・・・。
つまり、時代を見る眼、情報を見る眼が必要だということだ。


そらからもう一本、2月15日 宮崎地区建設業協会さまでの、協会イントラネット正式運用開始セレモニーでの、講演用PPTの作成も行っている。

こちらは時間に限りがあり、冗長な話もできないのだが、次のような、自治体の行うCALS/ECのトポロジーを簡潔に話したと考えている。

このセレモニーはお祝いの意味もあるので、Photo cinemaを使った、お祝い用のプレゼンテーションも行う予定である。

尚、この15日のPPTは、26日の地域再生フォーラムU(北海道岩見沢市)につながっていくのだし、16日のPPTは、25日の北海道ゼロックスApeosFair2005(札幌市)へとつながっていく。

わたしの思考は繋がっていくわけだ。
まあ、使い回しともいう言うが・・・。(笑)

2005/02/12 (土)  
【悪党・蝶番について記す】

午前6時起床。
とは言え、今は既に午後4時になろうとしているわけで、間の抜けた更新である。

三連休の中日ということもあり、まあ、明日もあるさ的な思考が働いてしまい、緊張感が欠落している。

ということで、今日はトポロジーの簡単な考え方の説明でも書いてお茶を濁そう。

基本は、上の図のである。
じつは、この三つの輪は、異なる二つのもののハイブリッドの理解には好都合なのだ。

BとCのハイブリッドの場合、BとCの交わるところに「意味」は生まれる。

例えばB=音楽、C=画像とでも考えてみれば、BGM付の画像の効果を意味する。

でもそれは、BとCの二つの輪だけで、説明がつくだろうと思うかもしれない。
が、それは甘いのである。(笑)

BとCの二つを結びつける、蝶番がAなのだ。
結びつける接着剤でもよい。
それがないことには、そもそも二つは結びつかないし、無理やりくっつけたところで「意味」は大したものになるわけもないのだ。

2005/02/11 (金)  
悪党・「スープカリーの匠」を食う

午前6時起床。
浅草は晴れ。でも寒い。

北海道発の新しいカレーにスープカリーがある。
わたしも、北海道では何度か食べているし、この戯言でも紹介をしている。

大手食品メーカーのハウス食品が、そのスープカリーに着手したようで、それを偶然発見、入手した。
「スープカリーの匠」である。早速ご紹介しよう。
この商品には、二種類ある。
濃厚辛口と芳醇辛口。
お湯で温めるレトルトタイプ。
でも、温めれば出来上がり、というわけにはいかない。
まず温めるのは具とブイヨン部なのだ。
カレーは後から加える。

と言っても、やることはかき混ぜるだけ。
それだけで出来上がり。

立派なゆで卵が、丸ごとひとつ入っている。

味はかなり本格的。
かなり辛い。

ご飯は、できればあまり粘り気のないものの方がよいだろう。

2005/02/10 (木)  
【悪党・横浜で反省の行為】

午前4時起床。
横浜は桜木町のホテルにて。

昨晩は、石川町のLプラザにて講演。
中間法人横浜市舗装協会さまの研修会に招かれてのことである。

横浜市は、ご存知のように入札制度の改革の影響もあり、地場の建設業界は揺れている。
そんな中での講演である。

普段と違うのは、横浜市は日本第二位の人口を誇る大都市だ、と言うことだ。
昨晩の受講者の方々は、都市型の中小建設業の経営者の皆さんなのである。

そこにわたしの不安はあったのだが、講演後の懇親会でお話をうかがう限り、都市型とは言え、同じ地場型の中小建設業なのである。
抱えている問題に違いはないようだし、講演も概ね好評のようで内心ホッとした。

講演で私が強調したのは、社員に対する投資に対する考え方であった。
人に投資するということだ。
それを今の時代背景に沿いながら考えていくことで「IT化」という考え方が生まれている。

つまり、環境変化に対応できる(対応しようとする)のは唯一ミームでありジーン(遺伝子)ではない。
つまり、主役はそのミームを宿した人間なのだ。
我々は、唯一ミームを鍛えることでしか、環境変化に対応する術を持たない。

だからこそミームを鍛える。
その為の投資がIT化だということだ。
(誤解を受けると嫌なのであえて補足しておくが、IT化とはIT技術論ではない)


経営とは本質的には投資に対する回収の繰り返しである。
いささか単純な表現を用いれば、回収−投資=利益である。

しかし、中小建設業は、本質的な意味での「投資」は行っていなかった。
しかし、それは当然のことでしかない。

そもそも、建設業という商売は受注産業である。
先行投資は基本的には必要はない。
出来高に応じてお金が入り、完成すれば引き渡す。

∴ 受注金額−必要経費=利益

投資の必要のない産業。
とても身軽な産業なのだ。
(しかし現実は身軽ではない。それは家族のように社員とその生活を抱えているからだが・・・)

このことが、今、多くの中小建設業を窮地に追い込んでいる。
例えば、VEとか総合評価システムといった入札制度では、中小建設業はまったく蚊帳の外に置かれる。

これらの入札制度は、「投資」(技術開発への投資)を行ってきた企業にしか門戸を開かないのだ。
それはゼネコンを見れば一目瞭然だろう。

ゼネコンは技術開発部門を抱え、技術開発に対する「投資」を行ってきた。
先行投資である。だから回収しなくてはならないのは、資本の理論では当然のことでしかない。

投資したのであれば、開発技術を売らなくてはならない。
そのためにはVEとか総合評価システムといった入札制度が必要なのだ。

これは、わたしがずっと主張してきているゼネコンと中小建設業の「機能」の違いなのだ。
中小建設業はゼネコンを小さくしたものではないし、中小建設業を100倍してもゼネコンにはならない。
つまり、まったく異質なものなのである。

それが長い間棲み分けをしていたわけだ。
流行の言葉を使えば「共生」である。
多様性を認めるということだ。

その異質なものを一緒の制度の中で二元論的に一緒くたにしてはならない。
それを理解しない入札制度の改革は、複雑系である現実の中で、予想もしない結果を生むだろう。

制度の問題は慎重でなくてはならない。
なぜならば、制度の問題は最終的には人間、つまり生命の問題となって跳ね返ってくるからだ。

というような理解を持って(実際には、これは、マーケット・ソリューションとヒエラルキー・ソリューション、スケールフリー・ネットワークとランダム・ネットワークの対比を持って説明しているのだが)、では、わたし達が今できることはなにか、今からできる投資とはなにか、を考えているのが、わたしのIT化論なのだ。

ということで、昨晩の、自らの講演を振り返り、可能な限り「言葉」にしてみた。
これが、反省の行為である。

今日は通勤時間帯を避けて浅草に戻る予定。

2005/02/09 (水)  
【悪党・北の大地で吠える(その2、その3)】

オープンセミナーのご案内に、北の大地で吠えるシリーズ、その2と、その3を追加した。

2005年2月17日(木)北海道情報産業クラスター・フォーラム(札幌市)
→これは締切が迫っていますので(2月14日)、お申し込みはお早めに。
懇親会もありますので、お時間のある方は是非懇親会にもご参加ください。

2005年2月25日(金)北海道ゼロックスApeosFair2005(札幌市)
→この講演は、建設業というカテゴリにとらわれないIT化論を展開する予定です。
特に、IT化における情報としての「言葉」や「画像」や「音」、つまりミームの役割に注目しながら、効率化と合理化にとどまらない、人間の表現(それは成長の過程である)ツール、そして人間を成長させるものとしてのIT化の可能性を考えていきます。

北の大地でお会いいたしましょう。
(無事終了いたしました)


【悪党・北の大地で吠える(その1)】

午前6時40分起床。
浅草は晴れ。

今月後半は、北海道での講演が続く。
今日は、その中から、空知建協主催の地域再生フォーラムUのご案内である。

昨年は、北大の山岸俊男先生をお迎えしての地域再生フォーラムを開催し、大変好評であった。

今回のゲストは、岩井国臣国土交通副大臣である。
政治家、というと、なにか政治的な思惑とか、胡散臭さを感じる方もおられるだろうが、今回はそんな意図はさらさらない。

純粋に、岩井氏の思想的な部分にスポットライトを当てている。
岩井氏が、最近の政治家にありがちな、日和見的、ポピュリズム的姿勢ではなく、しっかりとした国家観、地方観、そして技術論をお持ちであることは、氏のサイトや著作を読めば明白だろう。→http://www.kuniomi.gr.jp/

劇場国家にっぽん

岩井国臣(著)

2004年7月22日

新公論社

1575円(税込)



既に、先月末に打合せにお邪魔させていただいた。
わたしは、中沢新一語(中沢氏がその著作で使っている語彙を多用するという意味)を使ってお話させていただいたが、当然に、なんの違和感もなくコミュニケーションができた。


わたしの演題は、「狡兎に三窟あり−地域再生のトポロジーとは−」にさせていただいた。

それは例えばこのようなものである。

これは、劇場国家にっぽんにも出てくる「後戸」の考え方の応用系である。

ということで、2月26日は土曜日なのだ。
羽田から1時間30分あれば新千歳に着く。
そこから岩見沢までは、JRで1時間ちょっとである。
つまり、そんなに遠くはないのだ。

岩見沢は雪の多いところだけれども、その雪さえも溶かすような、熱いフォーラムになるのじゃないかと、わたし自身が胸をわくわくさせている。
当然に懇親会もある。(笑)

■ 空知建協 地域再生フォーラムU
開催日時: 2006年02月26日 13:30 より16:30
開催場所 :岩見沢市 岩見沢平安閣 4階 平安の間

詳細
基調講演 
 「狡兎に三窟あり−地域再生のトポロジーとは−」
 情報システムコンサルタント 桃知利男

特別講演
 「地域再生と公共事業」(仮題)
 国土交通副大臣 岩井国臣氏

開催趣旨
 本フォーラムは昨年に引き続き、地域に信頼される建設業のあるべき姿を求め、公共工事の真の「顧客」である市民と一緒になって地域再生の方策を考えようとするものです。(主催者趣旨より抜粋)

お問合せ先 (社)空知建設業協会
電話:0126-23-1836  URL http://www.ku-ken.net

2005年2月26日(土)地域再生フォーラムU(北海道岩見沢市)

2005/02/08 (火)  
【悪党・岐阜県建設産業再生ポータルサイトに感心する】

午前7時30分起床。
浅草は曇り。

岐阜県 建設政策課 建設産業担当さまよりメールをいただいていた。

 平素は、岐阜県政に多大のご協力をいただきまして誠にありがとうございます。

 当県でも、建設産業の再生により注力することとなり、その一つの有効な手段として「建設業のIT化」を重点戦略として位置づけています。

 その施策を着実に推し進めるために、建設業者、県などの相互の情報交流を促進することが必要です。

 そこで、「岐阜県建設産業再生ポータルサイト」http://www.gifu-ks.net を設置しました。

 このサイトから、桃知商店さまへリンクをさせていただきました。また、お時間のあるときにご覧いただければ幸いです。

それで、昨日もメールをいただいた。

  2005年2月22日(火)岐阜県大垣市ソフトピアジャパンにて行われる桃知先生のオープンセミナーを「岐阜県建設産業再生ポータルサイト」に掲載させていただきました。
ご連絡させていただきます。

 主催の事務局には了承をいただいております。

 私どもの「岐阜県建設産業再生ポータルサイト」は、先生の著書「桃論」でも主張されている「コミュニティソリューション」に少しでも資するようにとの目的で開設・運営されています。

 サイトの運用開始後、まだ間もないのですが、先生の著書やホームページを参考に改善をしていきたいと考えております。

 これからもご支援・ご指導を賜れば幸いです。

ということで、遅ればせながら、「岐阜県建設産業再生ポータルサイト」を拝見させていただいた。

うん、さすが岐阜県だ。
台所事情が苦しいのは、日本全国どこでも同じだろう。

ともすると、ここに素朴な市場原理やレッセフェールを持ち込み、淘汰を再生と勘違いしている種(地方行政)も多い(岐阜県のお隣のN県なんかはその典型だろう)。

しかし、岐阜県は違う。
ちゃんと建設業再生という視座を持ち、その中に「建設業のIT化」を重点戦略として位置づけている。

改めて、岐阜県を見直した朝である。

2005/02/07 (月)  
【悪党・岐阜県からほめられる】

午前6時15分起床。
浅草は曇り。

今日は、岩手建協さんにて会議。
上野発 8時58分の はやて で出発。

会議終了後、Uターンで帰京予定であり、夜は九州からお客さんがおいでになられる。

さて、オープンセミナーのご案内に、
2005年2月22日(火)講演:岐阜県大垣市ソフトピアジャパン
を掲示した。

本当に久しぶりの岐阜講演なのだが、今回は特別な意味合いがある。

じつは、岐阜県の建設CALS/ECの推進に貢献があったとして、岐阜県建設CALS/EC推進協議会(会長 岐阜県副知事 棚橋 普様)から表彰されることになったのだ。

その表彰式が2月22日。
今回の講演は、それにあわせての記念講演のようなものなのである。

こんな輩が表彰されていいのか、という戸惑いもあるが、ほめられることは正直嬉しい。

批判を受けることもエネルギーであれば、褒められることもまたエネルギーなのである。
2・22大垣は、記憶に残るよな講演にしたいと思う。

2005/02/06 (日)     インデックス
※【悪党・ちょっと考えた】

当サイトを擬似的にRSSに対応させてみた。
RSSリーダーへの登録は(↓)で。
http://myrss.jp/rdf/r420549c2bb05c5591.rdf?v10

RSSリーダーを使うことで、少しは更新の確認が楽になるかな・・・と。



【悪党・三条でのお仕事について語る】

午前5時30分起床。
浅草は快晴。

2月4日、中小企業三条校で行った講義用PPTを掲示した。

 2・4中小企業大学校三条校講義用PPT(おまけ付)
   →BD050204.zip -zip 4.67MB(掲示終了→必要な方はメールにてご連絡ください)

講義の際、資料の配布は行わなかった(理由は後述)。
なので、これは本来、受講者の皆さん向けのサービス(というか義務)なのだが、どなたでも自由にダウンロードしご活用いただければ、作成者としては、これ以上の幸せはないわけだから、皆さんどうぞご自由に!なのである。

さて、今回のPPT配布だが、おまけをつけてみた。
このおまけは、最近、勉強(というか練習)しいるPhotoCinemaで作成したもので、講義の要点を自動プレゼンしているようなものだ。

解凍後、「BD050204」フォルダ内にある、index.htmlファイルをクリックしていただければ、ブラウザが正常に動くPCなら問題なくご覧になれるだろう。

ただし、フォトシネマを観るには、Shockwaveプラグインが必要なので、お持ちでない方は、お手数ですがこちらからダウンロードしてほしい。

さて、なぜ講義の際、資料の配布を行わなかったのか、について簡単に。

今回の講義は、PPTだけでも4種類の別々のPPTを使って行っている。
それは、受講者の皆様の理解度に差があることを想定しているからで、講義を進めながら、受講者の反応を確認しながら、その内容に微調整をかけるためにだ。

6時間の講義である。
予定通り、という講師の勝手で講義を進められたら、受講者は退屈な時間を過ごすことになってしまうだろうから。

それで、この4つのPPTを全て印刷配布することは無駄以外のなにものでもないだろう。
600枚はある。
でも、使わない部分の方が、圧倒的に多いのだ。

さらに、PPTを印刷配布してしまうと、受講者の皆様の視点が、下を向いてしまうのである。

つまり印刷画面を追いかけてしまう。
それでは、PPTを利用する意味が、そもそもなくなってしまうだろう。

ということで、今回はメモ用紙だけの配布。(笑)
わたしは、6時間、わたしに集中していただくことに専念できたわけだ。

2005/02/05 (土)     インデックス
【悪党・静かにしている日】

午前9時起床。
浅草は晴れ。

平和建設さんがホームページを開設された。
http://heiwa.cc/

長谷川さまより。
現場のホームページは(今は現場が佳境で忙しいので)担当者達が
忙しくってふうふうの状態でありました。

本日、今関部長担当の現場(人がいなかったので部長が代人をする。)
多分これは部長にとって最後の担当現場となると思いますが
ホームページ公開の良い記念になると思って現場ヘッドラインに
無理やりに押し込んでしまいました。(笑
今関が「日々之吉沼」と名づけて自分で毎日所長日記を書くようです。
サイボウズ前はキーボードを見るのも嫌だったことを思い出すと
この変化と部長の努力には頭が下がり本当に感慨深いものがあります。
そして密かに日記を楽しみにしている私であります。(笑

ブログが中心のホームページです。
■社員の思いを言葉に(社員が全員参加でブログを書いています。)
■私の回転木馬(私のブログ)
■現場ヘッドライン(現場HPから日記をリンク、まずは3つ)
■スポットライト(社員紹介があります。トップは大槻です。)

社員のブログを中心に構成されたという意味では、今風の、多分かつてなかったようなサイトになってくだろう、と思う。
期待しております。

ということで、今日は静に過ごすことになっている。
理由は秘密。(笑)

2005/02/04 (金)     インデックス
【悪党・三条にて】

午前6時30分起床。
中小企業大学校三条校へ来ていた。

今日は午前9時40分から講義開始。
今は、朝食をとりながらの、行儀の悪い更新である。
昨晩は、三条市内の「そね」さんにて、久しぶりに日本酒をいただきながら、名物の卵焼きをいただいた。


飲んで宿舎に帰り、さて寝ようとしたのだが、今日の講義で、フォトシネマで作ったプレゼンでも織り込んでみようか、と思ったのが運のつき、凝りだすとダメだな。(笑)

最初のインスピレーションが一番いいみたい。(笑)

2005/02/03 (木)     インデックス
【悪党・BOSE AM5Vのトポロジーで遊ぶ】

午前6時30分起床。節分、浅草は晴れ。

わたしが、自分の仕事部屋で使っているスピーカーシステムは、BOSE AM5III というものだ。

BOSE AM5III スピーカーシステム

購入して4年程経った。
元々非常にコストパフォーマンスの高いシステムだったが、使い込んでも、素晴らしさは変わらず、日々、わたしを楽しませてくれている。

しかし、これを初めて見たときには驚いたものだ。
何と言っても、その単純な構成にである。

「こんなんで音がでるんかいな」

まず小さなキューブ型のスピーカーが四つある。

そもそも、このキューブが、かなり小さいので、心配になったりするのだが、そのキューブが二個一組で、左右の高中音ユニットを構成している。

そして、やや大きめの箱がひとつ。
これがスーパーウーハーで、重低音部分を受け持っている。

つまり、重低音には指向性がないので、わざわざ二つ作ることがない、ということなのだろう。
まあ、合理的と言えば、合理的なのだが、その合理性はとても哲学的である(それは後ほど)。

フツー、スピーカーといえば、下(↓)の写真のようなものを思い浮かべるだろう。

わたしも長いこと、こういう箱型の、ひとつの箱に、高音部と低音部のスピーカーが組み込まれた、左右対称で、ふたつ一組のものが、スピーカーシステムなのだ、と思い込んでいた。

まあ、ステレオのの装置を単純に考えれば、こうなるわな、という仕組みではある。
そして、このふたつのスピーカーが作り出す音楽の場を、図で表せば、下のようになるだろう。

この場合、定位(ステレオの立体的効果を感じることのできる位置)は、この左右の音の重なり合いの中心に出来上がるが、それは非常にデリケートなものである。
それを、古いオーディオマニアは楽しんでいたわけだ。(笑)

しかし、それも、既に過去の話でしかないかもしれない。
なぜなら、BOSE AM5III スピーカーシステムのトポロジーはこうであるからだ。(↓)

つまり、スーパーウーハーを独立させることで、輪が二つから三つになるのだ。
では、二つから三つになることのメリットはなんだろう。

それはなによりも、同程度の容量の密閉型のスピーカー・システムでは、想像できないほど豊かな重低音を醸し出すことだ。
それは独立させたウーハーの賜物だろう。

スピーカー・システムを自作したことのある方なら容易に理解されようが、密閉型のスピーカーシステムでは、どうしても重低音量が不足する。

そのことで音像の腰が高くなり、落ち着きがなくなる。
つまり、表現力が乏しくなる。

しかし、BOSE AM5III は、ウーハーを独立させることで、ふたつ一組の密閉型のスピーカーシステムで、苦労して表現しようとしていたものを、軽々と実現してしまっている。
あっけにとられる、といってもいいぐらいだ。

そして次なるメリットだが、その豊かな重低音を基底にしているおかげで、定位の範囲(ステレオ効果を体感できる範囲)が広い、ということだろう。
つまり、定位の範囲は、二つよりは三つの方が、遥かに大きくなることを証明してみせている。

そして表現力。
独立した重低音を基底に持つことで、音像の腰が据わっている。
その安定した重低音を足場に、左右に分かれた中高音は、キラメクような音像を、脳内に作り出すのだ。

それは躍動感であり、華やかさでり、繊細さであり、楽しさであり、悲しさでもある。
表現力である。

つまり、これらのメリットは、重低音がしっかりしていることで可能となるものだろう。
つまり重低音を基底としているのである。

BOSEは基底を独立させ、それを鍛えたのである。
そのことによって、中高音部分も生きたのである。

BOSE AM5III の成功の秘密はそこにあるのだろう。

この三輪車のトポロジー、
スーパーウーハーが作り出す重低音は、ラカンで言えば無意識なのである。
中沢新一で言えば、対象性の思考の基底として無意識であり、後戸なのである。


以上、朝飯前に、BOSE AM5III スピーカーシステムのトポロジーで遊んでみたけれども、この関係性は、「種の論理」ではとても大切な考え方であるので、理解していただければ、と思う。

二元論的にハイブリッドさせる必要があるもの(現実の世界はそればかりだが)、例えば、略画と密画、形而上と形而下、帰納と演繹、そのような二項対立的な概念をハイブリッドさせる時、そこにはもうひとつの項を設ける(加える、独立させる)ことが肝要さ、ってことだ。

これを中沢新一は対象性の思考の基底としての無意識、後戸と呼んでいるのだ。

だから問題は、BOSEが重低音を鍛えたように、どう無意識を鍛えるか、なのだが、これにマニュアルはないのさ。
でも、鍛え方は、岡田斗司夫のオタクの定義に書いてあるのだけれども。曰く、

才能だけではオタクにはなれない。
オタクになるためには、天文学的な経済的、時間的、知性的投資を必要する。
努力と精進、そして自己顕示欲が門を開ける鍵である。
(笑)

2005/02/02 (水)     インデックス
【悪党・オタク的思考】

午8時起床。
浅草は晴れ。

喘息の状態がよくないので、予定を変更しながら、安静にしていた。

ジャン・ボードリヤールの「消費社会の神話と構造」(この本についてのレビューは後日掲載予定)ではないが、モノについて考える時間が最近多い。

特にモノとのオタク的な関係性って、じつは凄いのじゃないのか、と「アニメ文化」の理解のまとめと平行しながら、オタク的思考についても、まとめをしていたりする。(笑)

オタクと書くと、多くの方々は偏見の目を持っておられるだろう。
しかし、それはオタクに対する誤った理解でしかない。

過去の不幸な事件が、なにかオタクと関係があるような報道をされたおかげで、オタクの居場所は極端にせまくなった。

イメージ的には、オタク=根暗、だろうか。

しかし、それはオタクではない。
オタクは、暗くない。
お宅は、引きこもりでもない。

わたしがオタクという言葉を使うとき、その定義は、岡田斗司夫氏によるオタクの定義を援用している。つまり、

1・進化した動体視覚、つまり、映像に対する感受性を極端に進化させた「眼」と、
2・高性能のレファレンス能力、つまり特定ジャンルにとらわれず、ジャンル間をクロスオーバーする能力と
3・飽くなき向上心と自己顕示欲を
もつ人間たち。

才能だけではオタクにはなれない。オタクになるためには、天文学的な経済的、時間的、知性的投資を必要する。努力と精進、そして自己顕示欲が門を開ける鍵である。



オタクに対する誤った理解とは、マニアやコレクターとオタクを同一化してしまっていることだろう。

岡田斗司夫氏の定義にあるように、オタクとは、偏った趣味性のことではない。それは定義の2と3にあきらかである。

オタクとは「特定ジャンルにとらわれず、ジャンル間をクロスオーバーする能力と飽くなき向上心と自己顕示欲をもつ人間たち」なのである。

オタクの思考の対象は限りなく広いのである。
なので、アニメオタクや、○○オタクなどの呼び方は誤りである。
オタクはオタクであり、○○オタクと称せられるのは、マニアのことである。

さて、オタクの定義、特に「ジャンル間をクロスオーバーする能力を、わたしは中沢新一のいう「対象性の思考」に重ね書きしながら理解しようとしている。

それは多分に「無意識的」なものであり、インスピレーションに溢れている。
それは近代科学の非対称性の思想とは対極をなすだろう。

しかし、わたしが実際に接しているオタク的方々を見ていると、実に頼もしいのだ。

マリアビリティが高いというか、この時代変革への適度度が抜群に高いように思えて仕方がない。

つまり、わたしのIT化のいう、適応度の問題に何らかのヒントを与えてくれる方々なのである。→オタク。

2005/02/01 (火)     インデックス
【悪党・shuffleで遊ぶ】

午前8時30分起床。
浅草は晴れ。

昨晩は、というか今朝方5時頃まで仕事をしていたので、目覚めたはいいが、2時間ほどエンジンがかからずにいた。

私は決して林檎が嫌いではないが、モバイル生活が多いので、モバイルPCという観点から使用するPCを選択してきたので、独立後は、Macはまったく使わないできた(かつては2台ほど所有経験はある)。

そんな中、iPod shuffle を購入してしまった。
久しぶりの林檎マークのおもちゃである。

これは本当に軽くて小さくてのだ。
もう愛用してきたMDは持ち歩けないな。

これは1GBモデルで、約240曲程度は持ち運びが可能。

そんなことで、手持ちの曲を、早速MP3形式で転送してみた。

shuffleというぐらいだから、選曲される曲順の意外性こそ命のようなものだ。
が、その楽しさは経験してみないとわからないものだなぁ、とつくづくと感じた。

長年アルバムを聞く、ということに慣れていると、アルバムを通して感じられるコンセプトというか、主義主張というようなものを感じながら音楽に接しようとしてしまうのだが、こいつが提供する世界は、まったくそんなことには御構い無しなのである。

予定調和というものがまったくない。
骰子一擲おおはずれ、こそが楽しさなのである。

選曲のロジックはわからないが、そのshuffleぶりは、見事なカオスを作り出すわけで、ジャミロクワイの後のアグネス・チャンなんか、海馬が振動しているののがわかるぐらい、脳みそがくすぐられる。(笑)

じゃ、次回もそうかといえば、そうはならない。
まったく、裏切られることの快感を楽しんでいるようなものだ。

なので、詰め込んだ曲も、ヒット曲というよりは、基本的にはB面(たぶんレコード盤がなくなった今、この言葉も死後だろうな)シリーズのようなものをわざと選んでみた。

アーティストも広範囲、ジャンルも広範囲、ただし落語は入れなかった。(笑)
それで現在、130曲、600MBほど詰まっている。

せっかくなので、事務所で仕事中も、親機(PC)で、iTurnesでshuffleを楽しんでいる。
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