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No.3 98/04/12〜98/04/18  

BUCK UP! 建設CALS/EC 桃知の独り言
[翌日の独り言]

98/04/18
(土)

[前日の独り言]
TCO】
TCO(トータル・コスト・オブ・オーナーシップ)と言う言葉をご存知でしょうか。ネットワークの端末管理費用とでも理解してください。米国ではPC一台あたりの年間維持費用は5000ドルから10000ドルといわれ、有力ベンダーであるマイクロソフトやコンパックなどは、こぞってTCO削減のためのソリューションを展開してきています。
日本サン・マイクロシステムズは、日本語対応のネットワークコンピュータ(NC)のリリースをアナウンスしました。企業用のLAN端末に的を絞った低価格端末の登場となります。javaがいよいよ実用的に使われることとなりますね。各企業がどのような反応を示すか非常に興味深いものがあります。
Windows95の成功の陰で、アプリケーションを個別(端末毎)に準備するPCは、個人利用の便利さはあるもののトラブルが多く企業レベルでの管理運用には非常に維持費のかかるものです。
パソコンの低価格化が進む現在、NCの価格的な優位性は薄らいできているでしょうが、アプリケーション管理をサーバー側で一元化できるTCOメリットは大きいと思いますね。
さて、導入側の反応はいかに。。。。
[翌日の独り言]

98/04/17
(金)

[前日の独り言]
わかってないな〜
週間文春4月23日号に作家津本陽氏の「高橋是清に学ぶ大不況の生き抜き方」なる特別寄稿が掲載されています。未だ読んでない方は読まなくとも良い内容ですから読む必要はありません。
津本氏の主張は、まず織田信長を引っぱり出してきて、信長があと10年生きていたら日本はヨーロッパに攻め込んで短期間にヨーロッパを征服したことであろう。戦国時代日本の国力は世界屈指だった、等の「昔の日本はすごかった論」からはじまり、
日本人というのは、ポテンシャリティーの高い民族。
理論を実際の生活に役立てる応用力が他民族より日本人は優れている。
と、最近は馬鹿らしくてだれも口にしない「ジャパン・アズ・NO1」的な脳天気な理論を展開、そして、今の不景気は本当に不景気なのだろうか「実は言われるほど苦しくない」というのが本音なのかもしれませんね。などと、首つった零細企業の経営者が化けて出てきそうな事を平気でおっしゃる、未だにバブリーなお方なのです。
それで、高橋是清が何で出てくるかっていうと、「是清は、ケインズ理論など無い時代に、同様の経済政策をとっている。金を出すときに、国家予算の半分ぐらいを思い切って出し、一気に景気を戻します」「そういう離れ業の効果、心理は、同じじゃないのかと思いますね。」ですって。挙げ句の果てに「信長のような、荒鍬をふるってしがらみを切り拓く腕力を持った政治家が、登場しやすい時代ではないでしょうが。もっとも経済力が豊かな時代には、強力な政治家は登場しにくいといいます。国が潰れるか否かの状況に立ち至ってない、逆説的な証かも知れませんね。」ですって!
確かに、アノミー的な社会ではヒーロー待望説がまかり通ります。ファシズムなんてそれの典型なのです。でも、国が潰れようがどうしようが、そんなことより自分と彼女の関係の方が大事な事を僕らは多くの先人の犠牲の上に学んできている事を忘れてはいけません。だれもヒトラーの再来を望みはしません。
津本氏の寄稿は「民族」としての日本人を褒め称えている一方、高橋是清を引き合いに出すことで、庶民のヒーロー待望論(昔の社会学的な理論で国民が動いていると思っている)を語り、結局、強力なヒーローが出てこないのはそれほど庶民が困っていないからだというとんちんかんな話なのでした。いわゆる「知識人階層」にこういう人って結構多いのよね。わかってないな〜。
皆さんも「活字」は注意して読みましょうね。
[翌日の独り言]

98/04/16
(木)

[前日の独り言]
【G7共同声明】
G7の共同声明が発表されました。
共同声明の骨子は
一、日本が直面する課題は深刻で、効果的な財政措置と構造改革の迅速な実施が重要。
一、対外不均衡につながる為替の下落会費が重要。
一、アジアでの金融市場安定の回復に向けた進展を歓迎する。
一、国際金融システム構造強化に向けた取り組みを再確認する。
と言うものですが、日本の経済危機の深刻化は現在もその度合いが深まっている、という認識では各国一致しているようです。アジアの経済大国として欧米諸国と肩を並べる日本ではありますが、所詮世界経済での地位は低いのです。最近は世界経済のお荷物状態ですからね。
しかし日本の経済対策は考え方が古るすぎると思うのです。実体に即していません。ケインズ的な経済政策の終焉はとっくに訪れていると思うのです。経済は生体の解明されていない生物の様なものです。病気の時の処方箋は実は大した根拠の無いモノなのかも知れません。うまく薬が効くといいですね。でも、これからの皆さんの生活はもっと苦しいものになると思っていた方がいいかも知れません。
東証の終値は1万5千円代でしょうか?
[翌日の独り言]

98/04/15
(水)

[前日の独り言]
【本日の一覧表】
本日のお買物
パソコンラック 6,999円 自分のパソコンライフを、こたつから脱出させようと考えたわけですね。。。
いす 15,999円 いすだけは、ちょっとだけこだわってみました。
電動ドライバー 3,980円 全て組立式なのです。しかし、桃知はドライバが苦手です。
手の皮が薄い&握力が弱いのです。たまたま破格の品物を見つけてしまい買うしかなかった。。。一応リョービ製。
電源延長コード(ドラムタイプ) 1,980円 電動ドライバのコードが届かないと困ると思って5Mものを1個買ってみました。桃知は結構心配性なのでした。
ということで、桃知のパソコンライフは、こたつからの脱出には成功したのですが、これ書いてる現在、桃知はこたつにいるのです。。。。
ノートPCは便利だなぁ。。。。
[翌日の独り言]

98/04/14
(火)

[前日の独り言]
【どうしようかなぁ】
頭の中で、あのフレーズがいつもリフレインしているのです。
♪どうしようかなぁ(どん・どん)やめておこうかな(どん・どん)ていう清涼飲料水のCMのメロディですね。。。パソコンショップでPCを目の前にして。。。お昼は奮発してウナギ、でも。。。。晩酌のビールをもう一本、でも。。。。最近はふりまで入っちゃっていますね。現在、ももちの人生「どうしようかなぁ」に支配されています。
というところで、ももちは新しいPCを一台仕入れようと思っているのです。現在のマシンは借り物なのでそろそろ自前のを用意しようかなと思った次第です。
ただし、ももちは貧乏なので、予算は全部で30万円以内。この全部っていうのがやばいのよ。
ターゲットは「ノートPC」です。ThinkPad380がほしいのだけれど。。。。予算が。。。とほほ。。。
[翌日の独り言]

98/04/13
(月)

[前日の独り言]
コアコンピタンス
高校受験の準備をしている頃、ある教諭がハンカチを一枚取り出し、その一つの端を指で摘んでこう言った。「ハンカチは君自身の全体的な学力だとする。君のもっとも得意な学科を今指で摘んでいる部分とする。さて、この最も得意なものを上に持ち上げるとどうなるか。。。。ハンカチ全体が上にあがるだろう。。。。」
まだ純粋無垢だった(笑)自分は、この話に妙に納得してしまい、最も得意とした学科を集中的に勉強するする事になったのだが、結果は。。。。希望の高校に入れた。それと同じ方法で希望の大学にも入った。
コアコンピタンス(core competence)という言葉をよく見かけるようになりました。これは、競合他社のどこにも引けを取らないような、技術、開発力のように企業の中核となる能力のことですが、SOHOに代表される個人事業主さんの、お互いのコアコンピタンスをネットワークを通じてお互いに相互補完しあえば結構強力な「バーチャルコーポレーション」ができそうですよね。

[翌日の独り言]

98/04/12
(日)

[前日の独り言]
平家物語は普遍の法則か
毎日・毎日不景気な話ばかりで嫌になってしまいます。自分たちを取り巻く環境の変化のスピードには、ついていくだけでも至難の業です。こういう時ってつい目先の事ばかりに気を取られしまって、予見(先を考える)ということができなくなりがちです。渦中にあっては、自分がどんなところにいるのかも判らなくなりがちです。そんなとき、鳥のように高い視点から見下ろすことができればいいと言われています。これ、すなわち鳥瞰するって事ですが、どこから覗き込もうとも、「何にも見えない」と言うのが日本経済の現況かもしれません。。。。。。って言うよりも、あんまり高いとろから見ているから、遠すぎてなにが起きているのか理解できないって事なのかもしれません。
経済的に落ち込んでいる時代に、国をマネジメントするというのは大変な事ですね。誰が首相をしても、どの既存の政党がやっても同じ事なのかも知れません。ただ判ってきたことは、政治に経済を動かす力が無いという事実と、米国的な「グローバル化」「シンボル化」「情報化」をキーワードとした経済システムが容赦無く日本を巻き込んでいる事実です。
桃知が社会に出るとき、「日本興業銀行」は我々文系学生の就職先の人気度では常にトップクラスでした。それが20年も過ぎないうちに落ちる所まで落ちちゃった。。。。山一しかり、拓銀しかり。。。。まるで「平家物語は普遍の法則」の証明じゃないですか。。。。でもその一方でしっかり生きている会社もある。でもその会社だって今後の事は判らない。内なるライバルがいなくなったと思ったら、海の向こうからもっと強力なライバルがやってくる時代ですからね。。。。。
こんな時代に求められるキーワード「夢・希望・勇気」。。。。。。自分たちを乗せてくれる「メイフラワー」は現れるのでしょうか。スペースシャトル「エンデバー」でもいいで〜!

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