ももちとしおの店主戯言 99/05/16〜99/05/31

桃知利男って何者?インデックス | 5月前半へ| 6月へ著作権店主へメール


99/05/31 (月)  
【ますますファンになった一読者様より】

相変わらず、読者様のメールシリーズでお茶を濁す桃知でございました。。。、

> > では何故こんなにパソコンパソコンと騒いでいるのでしょうか。(騒いでいるのはパ ソコン業界だけか。)
>
> 私の視点では、インターネットとEmailを業務的に使用できる手段と して唯一だからですし、インターネットの精神文化を取得できる、唯一の入り口だからです。

インターネットの精神文化と云うもののすばらしさは、まさに今こうして距離の離れた所で(あえて)見ず知らずの人と意見交換が出来るシステムの恩恵にあずかっていると云うことです。しかも大した費用もかからず(ボランテア精神にあふれた)、老若男女誰でも使用できるインターネットのすばらしさを一人でも多くの人に知ってもらいたいと思う気持ちでいっぱいです。
パソコンパソコンと騒いでいるのはハードウェア重視のメーカーと一部のOSソフト会社だけでしょうか。

> > > それは便利だからです。
> > 私(独学パソ歴3年生)は自分の業務においてこれほど便利な道具はないと思ってお ります。
> > CADで図面を書き出したら「変更なんてどんと来い」だし、積算や予算書なんて「おち ゃのこさいさい」です。
> > 冗談はこれくらいにして、本当のパソコンのお仕事は我々のルーチンワークからの解 放です。
>
> 僕は、このような部分を二次的に考えています。必修ではないということです。
> つまり、コミュニケーションツールとしてのPCが、業務でも使えることを 理解していただけるような流れでコンサルテーションをしています。
>
> まずは、インターネットの精神文化の理解と、コミュニケーションです。

先生の言わんとするところは、実務的なソフトのことではなく、その精神そのものの理解と活用でしょうか。
「業務でも使えることを理解出来るようなような流れ」と言うところに非常に興味を引かれまして、ぜひコンサルを受けてみたい気持ちでいっぱいです。

> > 誰でも出来る仕事は機械にお任せして、人間の頭でしかやれないお仕事に頭を使わせることです。
> > 高橋社長がおっしゃる通りの「想像力」を使うお仕事に使えばよいのです。
> > そしてさらには、パソコンによって得られたデジタルデータを会社のみんなで共有化する事がもっとも大事なのではないかと思います。
> > そこがうまくいけば、現場の人間も本社の人間もみんな同じ情報を共有化して同じ価値観を持つようになり、企業文化も何にでもチャレンジする技術屋集団が生まれてくるのではないでしょうか。
>
> 問題は、この企業文化を何処に求めるのかと言う事ですが、それはインターネットの精神文化なのだと思います。それが、僕が主張しつづけているところでもありますね。
>
> それは、自らPCを使って、情報を収集し、活用し、発信する、ということでもあり、デジタルコミュニケーションしいては、来る情報社会での自己 の存在確認だと考えています。
>
> ですから、このような社内文化を形成する作業こそ情報化なのであり、PCと、インターネット、Emailが活用できる環境はそのための基盤ツールとしは最低限の必要事項なのでしょう。
>
> そして、何度も僕が言うように、最大の原動力は経営TOPの考え方なのです。
> 経営者が、この企業文化構築のための情報化、インターネットの精神を理解しない限り、どのような情報化も失敗する確率が高いと僕は感じています。
>
> > 「パソコンが使えない(使わない)からクビだ。」とは絶対言わないでください。
> > 人間関係の修復から始めていただきたいものです。
>
> この理論から言うと、まずクビにならなくてはいけないのは、経営者本人でしょう。(笑)
>

極端すぎた言い方だったかもしれませんが、私の意図することは先生のおっしゃる通り経営TOPの考え方と従業員へのモチベーションの与え方だと思います。
ましてや私の立場が経営者でもなく社員でもなく単なるスタンドアロンなので、それぞれの立場に立たれている方を慮るよしもありません。

私が退社した会社の前の社長は絶えず情報発信をしていまして、社内報・ヴォイスメール等ありとあらゆる手段で社員たちにモチベーションを与えていました。(当時はインターネットはありませんでした。もとい、普及していませんでした。)
今思うとまさに先生がおっしゃっている企業文化の構築を実践していたのでありまして、当時の私はうるさいくらいの情報の多さに辟易していました。
退社して今個人で活動していますと、前社長のことを懐かしく思うと共に、桃知先生がおっしゃていることを実践されていたのだと気づかされます。
そしてその前社長とは、現在E-mailを通してまだお付き合い(前社長はご隠居している)があるところにインターネットの精神が生かされているのではと思っております。

情報を発信したいと思う一存でE-mailを差し上げておりますが、まさに戯言としてお受け止め手くれれば幸いと存じます。
何度ものRE-RE-mailを差し上げてお忙しいお時間を無駄にさせたことを陳謝致しますと共に、お付き合い頂いたことを心から感謝しております。

ますますファンになった一読者より

99/05/30 ()  
【西からのメール】

CALSのMLでおなじみの西原さんからのメールから。

■最近のお客さんのCALS度
ちょうど1年前位に初めてCCE-TALKへ投稿した時、自分の関与先で情報化を認識している社長は独りもいない。と書きましたが、1年を過 ぎてだんだんパソコン、インターネットと言う言葉が社長さんから聞かれるようになってきました。かなりレベルの低い話ばかりですがうれしい 限りです。

今よく聞かれる話が「パソコン教室どこいったらいいの」ってのが多いです。自分にはパソコン教室にいくって発想した事もないのでなんとも 答えずらくなるのですが、そういう事を考える社長が出来てたのはうれしいです。

つい昨日顧問先の社長と話してましたら(従業員5人ですが)「組合は○○高速引っ張ってくる話とかばっかりしないで、組合にコンサルタントなんかを呼んで経営の事をアドバイスしてもらうとかしないと市内の業者は全部駄目になる」なんて事言っていました。(中略)、こういった話が出てきだすと案外「組合から中小建設業の情報化」といった流れが早くに動き出すかもしれないです。

西原さんは、自らの仕事を通じて(中小企業診断士・社会保険労務士・行政書士の事務所にお勤め)、中小建設企業の情報化に尽力されている方で、その接点の多さは僕の非ではないでしょう。

僕は、中小建設企業とのかかわりを、限りなくボトムアップ的に持ってきているのですが、西原さんのそれは、僕さえもトップダウン要因の一員としてしまう程、さらにボトムアップ的です。

僕は、(特に)行政書士の皆さんのこのようなアプローチを非常に評価しています。
中小建設企業が情報化に目覚める大きな要因は、何といっても自治体の長の意識ですが、その場合にでも、非常に沢山存在する建設企業をサポートできるのは、実はベンダーではなくて、建設企業を知り、かつ情報化を理解された、選ばれた(すべててではない!)行政書士の皆さんなのかもしれないと考えています。

西原さんは、最近個人でホームページを開設されました。ご覧下さい。
URL http://home4.highway.ne.jp/nisi/

99/05/29 (土)  
【もう一丁】

とても良い点をついたメールが届きましたので、本日二発目です。

しかしねぇ。そういう社員って多いとも思うんだわ。日々与えられた仕事のみを黙々とやっていて、会社に言われたからという理由だけで嫌々新しい環境を受け入れ、心の奥底では「こんなもん俺らにやらせんじゃねーよ」と思っている社員って。

建設業って経験職でもあるわけで、何よりも経験が優先する場合が多々ありますし、実際、経験が必要な場面が多いのも確かなんだけど、それゆえに新しいものに対して拒否反応を示すってのはありますね。うちの会社もそうだもの。

しかし、新しいものを取り入れた場合に順応性も高いのが技術者でもあるわけで、要はいかにスムーズに導入させられるかというのが経営者の手腕なんでしょう。

そのためには、経営者自らが新しい知識を積極的に吸収していかなくちゃいけないんでしょうね。

(中略)
(とある方の話しとして。。。。)

コンピュータの導入、特にCALSの場合、一番のネックとなるのは、コンピュータの操作方法でも、キーボードアレルギーでもないんだそうです。

一番の問題は、文章作成能力なんだそうで。

何事も電話1本で済む世の中になって、文章を書くという習慣がなくなった現代ですが、電子メールというのは完全に文字の文化なわけです。しかしながら、文章を書くという経験や習慣を忘れてしまった人にとって、文章を書くというのは非常に苦痛なんだそうです。

確かにある程度訓練をしないと、自分の意見を簡潔、正確に文章化するというのは難しいかもしれませんね。よくネット上で文章のすれ違いで喧嘩になったりすることがありますが、あれって、文章を書き方が悪かったり、読み方が下手だったりするのが原因ってことが多いですもんね。微妙なニュアンスを表現できないという。

まぁ、そんなわけで、こうやって気軽にメールを書けるというのは結構特殊能力なのかもしれないですな。(笑)

以下、珍しく店主が書きます。。。。。。☆\(--;)

そうなのです、デジタルコミュニケーションの世界と言うのは、実は恐ろしくアナログなのであり人間臭いのです。私が、昔書いた独り言を思い出しました。基本は、サウンド・オブ・サイレンスなのであり、コミュニケーション手段としての文章の復活なのですよ。

ナレッジマネジメントの世界でも、結局、暗黙知が形式知と変化するには、ドキュメント化される必要があるわけで、声を記録し、その内容を単語単位で検索できるシステムでも実用化されない限り、我々はしばらくの間、文字に想いを託す必要があるでしょう。

その反動として、人恋しさはますます増殖します。
これは、バーチャルな世界から現実社会への回帰作業で、これが正常に行われないと人格壊す確率が高いですからね(笑)。

ですから、同軸のベクトルを共有できる生身の人間との交流と言う意味で、そして、現実社会での自らの存在を確認するという意味で、オフラインややface to faceの重要性ますます大きくなるのでしょう。

例えば、いくら人恋しくても、渋谷の人ごみのなかにぽつんと一人でいるよりは、たった二人でも、同じベクトルを持つもの同士が語り合った方が、己の存在の確認がどれだけ容易か。。。。。

PCが使えても使えなくとも、それはたいして意味はないのかもしれません。
問題は、デジタルな世界で如何に自らを表現できるのかということなのであり、自分がこの世界の片隅で、しっかりと生きているということを如何に表現するのか、そして、それを如何に自らが確認できるのかということでもあると思います。


【一昨日の戯言と昨日の高橋さんの意見に対する意見】

いやぁ、店主は楽してますね(笑)。本日もいただいたメールの紹介です。

【昨日の戯言】シリーズを楽しく拝読させていただきました。
現場代理人のセリフがとても気に入っております。
「やりたければやれば。....俺たちの仕事は工事だから。...」
少なくとも半分くらいの現場代理人はこう思っているのではないでしょうか。
汗と埃にまみれた真夏の現場に常駐したことのない人々(特定の人を指してはおりま せん)、特に経営者や内勤者・営業には並々ならぬ反感を抱いております。
我々はこんなに一所懸命やっているのに、涼しいところでパソコンで遊んでいる奴の 言うことにはかまっていられないよ。
これが本音です。
でも問題はパソコンではありません。
本社が何か新しいことを考え現場に押しつけると現場では、「言い出しっぺがやれば。 」と必ず反論します。
これは本社と現場の関係がうまくいっていないからに他なりません。

だんだん問題がすり替わってきているようです。
私は「パソコンができるからよし」という言い方は反対です。
経営者は一つの判断をしなければなりません。
「パソコンは使えるが仕事は知らない新入社員」と「パソコンは使えないが仕事は出 来る中堅社員」を選ぶ(リストラする)としたらどちらを選びますか。...と。
もし【昨日の戯言】シリーズの問題の焦点がこのレベルだとすればあにはからんやで す。
パソコンはあくまで道具に他ならず、使える使えないは本人のスキルの問題だけだと 思います。
ドラフターの代わりにCADを使い、積算・予算管理には積算ソフトや表計算ソフトを使う。
そんな感じでよいのではないでしょうか。
そろばんや計算尺を使える人が無理やり電卓を使う必要はないと思うのです。

では何故こんなにパソコンパソコンと騒いでいるのでしょうか。(騒いでいるのはパ ソコン業界だけか。)
それは便利だからです。
私(独学パソ歴3年生)は自分の業務においてこれほど便利な道具はないと思ってお ります。
CADで図面を書き出したら「変更なんてどんと来い」だし、積算や予算書なんて「おち ゃのこさいさい」です。
冗談はこれくらいにして、本当のパソコンのお仕事は我々のルーチンワークからの解 放です。
誰でも出来る仕事は機械にお任せして、人間の頭でしかやれないお仕事に頭を使わせ ることです。
高橋社長がおっしゃる通りの「想像力」を使うお仕事に使えばよいのです。
そしてさらには、パソコンによって得られたデジタルデータを会社のみんなで共有化 する事がもっとも大事なのではないかと思います。
そこがうまくいけば、現場の人間も本社の人間もみんな同じ情報を共有化して同じ価 値観を持つようになり、企業文化も何にでもチャレンジする技術屋集団が生まれてく るのではないでしょうか。
「パソコンが使えない(使わない)からクビだ。」とは絶対言わないでください。
人間関係の修復から始めていただきたいものです。
桃知先生はどう思われますか。?

99/05/28 (金)  
【昨日の戯言に対するご意見に対する店主のメール】

> 桃知商店のお客さまは、いかがでしょう。

当店の関与先は、全てTOPダウン、私の関与が始まる際に、社長から全社員に対して、情報化の目指すところを一発かましてもらいます。
凄い社長は、ついてこれなければ遠慮無く辞めていただくとも言います。
普通このぐらい言われてやらなかったら、会社としても、その社員の必要性は感じませんよね。。。



【昨日の戯言に対するご意見に対する意見その1】

早速、高橋工務店、高橋社長よりご意見をいただきましたので掲示します。

桃知さん、こんにちは高橋邦夫です。

> さて、↑の○○戯言は見事に失敗しつつあります。

そうすっと、、OOはすべて、「桃知」か「店主」ですね。(^^;
桃知さんが、コンサルしている取引先様の従業員の方からですか?

店主注:(あのなぁ〜おらのお客さんとこにはいるわけないじゃない、、こんな人!)

> 現場代理人さんの意見は、「パソコン使えないと仕事が進まないように
>やりたければやれば。。。だって、俺たちはパソコン使ってるほど
>暇じゃないからね。一日中クーラーにあたって仕事してる○○さんが
>入力してよ。
>俺たちがパソコン使わないで業務上の支障が出ても俺たちは知らないよ。
>だって、俺たちの仕事は、工事だから。。。」というものなのです。

ん〜〜〜ここまで行くとこの会社様は「どうしようもない」会社ですね。
そういった従業員は早めに「手を打つ」事が大切ですが、うてない経営者ですと、「先」がないかと??。

> やれやれ。。。
> ここまで来ると、何言っても無駄かなという感じです。。。
> 建設業に限ったことではないのかしらん?

何を言っても無駄でしょう。笠原常務さんが言ってますが、パソコン使えばいつも遊んでいると思っている人達が多い業界だから、しょうがないでしょう。

しかし、、、(^^;

「仕事は遊びじゃない」といいますが、「遊び心」を忘れてしまうと面白くない。
我々技術者は、いつも新しいことに対して「遊び心」で取り組んでそれを「真剣」に商売に生かしてきたはずです。その心を忘れて自分は「技術者」だとは、「片腹痛い」ですね。(なんか時代劇みたいだ(^_^;)

建築屋に限らず「インターネット」も「パソコン」も「遊び心」を持って、新しい「技術」を自分のものにする「努力」を持たない「技術屋」はいらないですね。

例え、それが「ひょっとして物にならない」ものでも「面白い」と感じない「技術屋」は技術屋じゃない。使わないと困る時代がそこまで来ていると、認識しているのに「いちゃもん」つける奴は、いらない。(クビだぁ〜)と、、大きな声でいえる「経営者」になりたいですね。(^^;

現場では、工程・工事に合わせて「柔軟」に対応する「技術力」が必要です。
「想像力(創造力)」が必要です。それに対応できる柔らかい「思考」が無い奴は「現場の人間」「技術屋」じゃない、、と思います。

********************<<<<<*>>>>>********************
大正12年創業  株式会社  高橋工務店
高橋  邦夫
http://www.asahi-net.or.jp/~zd8k-tkhs/
********************<<<<<*>>>>>********************



【昨日の戯言に対するご意見】

昨日の戯言に対してのご意見メールをいただきましたのでご紹介いたします。

5/27 22:31)○○戯言( 【 】内が違うところ)
【○○】から言わせてもらえば、パソコンが使えない等という方の言い分は、【全く理解しようとも思わない】ものでして(【○○は】ほとんど独学だからね。)やれ社員教育だ、パソコン教室だと騒ぐのはいったいなんなのか、と【全くあきれる限りです】。

(中略)

【○○】商店の教育方針は明確です。パソコンを使わないと出来ない仕事(特に金からみ)をシステムに組み込むことです。☆\(--;)
それで、「自分で覚えるように」。。。☆\(--;)

(中略)

以上、特に後半部分は【冗談ではありません。真剣です】。。。

さて、↑の○○戯言は見事に失敗しつつあります。
なぜか?
現場代理人さんの意見は、「パソコン使えないと仕事が進まないようにやりたければやれば。。。だって、俺たちはパソコン使ってるほど暇じゃないからね。一日中クーラーにあたって仕事してる○○さんが入力してよ。俺たちがパソコン使わないで業務上の支障が出ても俺たちは知らないよ。だって、俺たちの仕事は、工事だから。。。」というものなのです。

やれやれ。。。
ここまで来ると、何言っても無駄かなという感じです。。。
建設業に限ったことではないのかしらん?

桃知商店のお客さまは、いかがでしょう。

99/05/27 (木)  
【目標:全ての社員がインターネットと電子メールを使える環境を構築する】

朝からなに(↑)書いてんでしょうね。(笑)
しかし、中小建設企業の自社の情報化における最初の目的とは、「全ての社員がインターネットと電子メールを使える環境を構築する」である必要があります。はっきり言えば、これ以外は後回しでいいのです。

インフラは簡単にできますから(電子メールの使用がパソコンの一人一台体制にあるゆえに、予算の問題はありますけれど。。。)、問題は、リテラシィの部分ですね。

私から言わせてもらえば、パソコンが使えない等という方の言い分は、はほとんど理解に苦しむものでして(わたしゃほとんど独学だからね。。。。)、やれ社員教育だ、パソコン教室だと騒ぐのはいったいなんなのか、と思ったりもするのでした。

しかし、そうも言っていられないので、ご希望があれば、イリテラシィの方々への教育も桃知商店のお仕事の一つではあります。。。あんまり気が進みませんが(笑)。

桃知商店の教育方針は明確です。パソコンを使わないと出来ない仕事(特に金からみ)をシステムに組み込むことです。☆\(--;)
それで、「自分で覚えるように」。。。☆\(--;)

以上、特に後半部分は冗談です。。。桃知は熱心に手取り足取り全てのクライアントの皆さんが充分なPCリテラシィを確保できるまで、飽きることなく教育することで有名です(こう書くと、さらに嘘っぽいなぁ。。。)。

99/05/26 (水)  
【メールマガジンはどうした?】

熱心な読者様から、メールマガジンはいかがいたしましたか?というメールをいただきました。
そう言えば、今月は連休明けに発行したっきりになっていましたね。。。。ごめんなさい。m(__)m

決して忘れているわけではないのですが、今月はなんかやけに時間の経つスピードが早いような気がします。一日なんて、あっというまです。

現在桃知のCPUは処理能力がほとんど限界状態でして、まあ。。。その。。。です。。。。。^^;



【自治体CALS】

とある方に書いたメールを下敷きにして若干変更して掲示します。。。手抜きです。^^;

自治体が行う建設CALS/ECは、地場の建設企業にとっては、非常にインパクトの強いものにならざるを得ません。
CALSの本質を追求すればするほど、現在の自治体−地場建設企業で構築されている、ネポティズム的信頼関係に基づいた基盤は弱くなることになります。

自治体CALSの出現は、多くの地場の建設企業の皆さんにとっては、彼方の話しであった、建設CALS/ECが突然に目の前に現れ、正に黒船襲来の感があるのでしょう。この不安は相当のものがあるのではではないかと想像しますし、それは自治体側にも同じようなインパクトを与えるのでは無いでしょうか。

自治体の行うCALSの目的は、国の行うCALSの動向を見据えて、そのCALSの世界で通用できる、生き残れる地場建設企業の育成にあるのだと思います。

さらに、建設CALS/ECが、建設省(国)と日本の建設業界(大手ゼネコン)による、世界の建設市場でのリーダーシップ確保のための戦略であるように、自治体が行う建設CALS/ECは、自治体と地場建設企業が、日本の(あるいは世界の)建設市場でリーダーシップを確保するための戦略である必要があるのだとも思います。

この意味で、自治体が行うCALSの試みが、建設省、土工協を始めとする大手ゼネコン主導で行われるのではなく、視点は、地場の建設企業の真の競争力強化におかれることを願っています。

さすがに桃知はいいこというなぁ。。。。☆\(--;)

99/05/25 (火)  
【憂鬱二題】

◇おしりのおでき
気が付いたら、おしりにおできができている。出物、腫物ところかまわずとはいうが、困ったものだ。
僕は圧倒的に座っている時間の方が長いので(移動している時も仕事しているときもね)、これはホントに困ったことだ。。。。早く引っ込んでくれるととても嬉しいのだが。。。。。さて、どうなることか。。。。憂鬱なり。

◇ん?
関与先のServerが外から繋がらない状態?
原因はどうやら僕の作ったServerではないようだが。。。。なんか憂鬱なり。

99/05/24 (月)  
【ビル・ゲイツ@思考スピードの経営−デジタル経営教本−】

この本は、僕が最近移動中に読む確率ナンバーワンの地位を確保しつづけている、ご存知ビル・ゲイツ@マイクロソフト会長の著作です。

まだ読んでいない方は、桃知にだまされたと思って読んでみましょう。面白いですよ。

ビル・ゲイツは、こと経営に関しては、ものすごくオーソドックスでまじめな取組みをしているように僕には思えます。彼の経営に対するスタンスは、良くここで出てくる、ドラッカーやフォレットの考え方の延長上にあると考えて良いのだと思います。

99/05/23 ()  
【CASSIOPEIA】

個人的には仕事量というか脳みそ処理能力がピークの状態です。^^;
特に問題なのは、ゼロから発想の必要がある仕事があること。。。。ダメな時なず〜っとダメだったりするし、突然満員電車の中で突然閃いたりするし、書きとめておかないと忘れたりするし。。。。。

と言うわけではありませんが、愛用のWindowsCEマシン、モバギUが壊れた(やっぱりあのボディは弱い)ので、取り急ぎ、長野県飯田市の山田電気でCASSIPEIA A-60を購入しました。

なんで飯田市の山田電気なのかというと、まあ仕事先だったというのもありますが、なんか量販店は専門店より安いのですよね。

今回は、49,800円の店頭価格から1,000円値引いてもらって購入。希望は税込み五万円ぽっきりだったのですが、まあ良しとしましょう。秋葉より安い!

このA-60は20日に購入したのですが、翌日、僕のモバイル・メインマシンのCF-S21が壊れてしまいましたので、CF-S21が復旧するまで、A-60でメールの読み書きが出来たのは不幸中の幸いでありました。

僕は、CASSIOPEIAの初代が発売されて時に即購入した人なのですが、その時はあんまり使わないまま何処かへ行ってしまった(笑)のです。しかし、今回は改めて、良いマシンだなと感じています。当時の僕は、モバイル環境で仕事することも無かったですから、このマシンが目指すところを理解できなかったのでしょう。

こうして使ってみると、なんと言っても、このマシンの魅力は太陽の光が大好きだということです。
モバギUがDSTNのカラー液晶ゆえに、太陽の下ではほとんど使い物にならなかったのに比べると、なんか非常に嬉しいし、モバイルマシンの本質を見る思いがするのでした。

でも、相変わらず文字入力は反応が遅いですね(笑)。モバギUはこの点は凄いマシンだと感じていましたから、なおさらかもしれません。
しかし、お出かけメールマシンとしては、大きさ、電池での稼動、液晶の見やすさと、こりゃ最高の部類じゃないかなと感じている次第でした。

僕は、CEマシンの場合、SIIのMC-6530でPIAFSを使った通信環境をメインに構築しますが、Windows98とか95とかが、ネゴシエイションの設定が結構いい加減でも繋がるのに対して、CEはこの辺はものすごくシビヤだったりします。僕は複数のISPと契約していますが、CEの場合はMBNがベストISPだったりします。

僕はOutlook98でスケジュールやタスクを管理しているので、その同期が簡単なのは何物にも変えがたいCEの魅力であります。液晶が太陽の下で見やすいことの利点は、連絡先やスケジュールを確認するときには何物にも変えがたいこのマシンのアドバンテージを感じます。

99/05/22 (土)  
【パソコンが壊れたけれど直した】

いつもこのページを書いているマシン Let's note CF-S21が突然起動しなくなってしまいました。
Windows98がまったく起動できない状態で、Safeモードでも立ちあがりませんでした。

起動しようとするとHDDの同じところをなども読みに行っているのがわかりますが、その後見事に意味不明の例の文字がでて、起動不能という状態です。

解決方法:
これを思いつくまでにものすごく時間がかかった。(T_T)

まず、電源を入れる、Windowsの旗がでてくるまえに、F8キーを押す。
そうすると、起動方法がセレクトできるので、4番目(たぶん?)のConfig.sysやAutoexec.batのドライバー読みこみを一行ずつセレクトする方法で、Config.sysまで実行、後はキャンセル。
これは、メモリを確保するためね。

それで今は懐かしいDOSプロンプトが出てくるので、そこから
c:>\windows\options\cabs\scandisk と打ち込んであげます。
そうすると、DOSプログラムのスキャンデスクが起動して、一通りの処理をします(今回はここではなんの問題もない?)。

スキャンデスクが終わると自動的にクラスタスキャンンが始まりますので、これも実行。
今回はここで1不良クラスタが見つかりました。もちろん修復!

これで再起動したら復活。。。といっても最起動一発目は、あの変なアラビア文字のようなものが出てきてスキャンデスクをしているらしい状態になりますが。。。。
で、それが終わると、自動的にリブートされ、見事Windows98が立ちあがっきたのでした。

こう書くと、案外簡単なように思えるでしょうが、わたしゃこれを考え付くまでにはえらい時間がかかったのよ!
今日秋葉原まで新しいノートPCを買いに行こうかとも思ったのでした。

でも、BOHOは粘りだけはあるので、そう簡単にお金を使うようなことはしないのでした。。。^^;



【申請・届出等手続の電子化に係る実施計画について】

標題が建設省のHPに掲示されています。。。
っ本当は、昨日じゃなかった。。。一昨日、ある企業さんで勉強会をしている時に、建設省のホームページを皆で見ていてみつけたのよね。。。

その勉強会で、パワーポイントのプレゼンをしている時に、PCが二度程落ちた(例のうんたらかんたら違反ですという青切符ね)のでした。。。。前兆はそのあたりか?

□申請・届出等手続の電子化に係る実施計画について
URL  http://www.moc.go.jp/policy/infinfra/99shinsei.htm

99/05/21 (金)  
【落とした。。。】

いやあぁ〜おとしました。原因は↑です。

99/05/20 (木)  
【知識労働の生産性を向上させるための条件】

現場を担当される方々は、現場と言う一つの事業(プロジェクト)をマネジメントすると言う意味で、限りなく知識労働でありつづけます。

そして情報化の恩恵を最も受けるのは、この現場で働く知識労働者です。

ドラッカー曰く、
『知識労働の生産性を向上させるための条件は、大きなものだけで六つある。
(1)仕事の目的を考える。
(2)働くものが生産性向上の責任を負う。自らをマネジメントする。自律性をもつ。
(3)継続してイノベーションを行う
(4)自ら継続して学び、人に教える。
(5)知識労働の生産性は、量よりも質の問題であることを理解する。
(6)知識労働者は、組織にとってのコストではなく、資本財であることを理解する。知識労働者自身が組織の為に働くことを欲する。』

考証は明日以降です。。。って、こりゃ明かに手抜きである。(笑)

99/05/19 (水)  
【非顧客(ノンカスタマー)】

僕の主張の一つに、情報化に対する経営トップのベクトルは、顧客志向である必要があり、管理志向の内向きのベクトルをもった情報化は意味が無いという主張があります。(参照:建設業情報化の為の5つのポイント」 その1 経営トップのリーダーシップ

P・F・ドラッカーの「明日を支配するもの」には、非顧客(ノンカスタマー)と言う言葉が出てきますが、最近なるほどな〜と、唸りまくっています(笑)。この考えを読むと、僕の考え方も視野が狭いなと思い知らされるのです。
ちょっと引用します。

『・・・戦略には、市場、顧客、非顧客(ノンカスタマー)、産業内外の技術、さらには、国際金融市場、グローバル経済についての情報が必要である。それら外の世界こそ、事業活動の成果が生まれるところだからである。
 組織のなかには、コスト・センターがあるにすぎない。プロフィット・センターとなるものは、不渡りにならない小切手を渡してくれる顧客である。
 変化はつねに組織の外からやってくる。
 自社の店舗で買い物をしてくれる人たちについては知ることができる。しかし、今日いかに繁栄していたとしても、小売の顧客は、膨大な市場のごく一部にすぎない。圧倒的な多数が顧客ではない。そして基本的な変化が始まり、重大な変化に発展していくのは、それら顧客ではない人たちの世界においてである。』

99/05/18 (火)  
【企業として】

◇企業として
さて、昨日も建設業の経営トップの方とお酒を飲みながら怪談。。。いや会談をしていましたが、そこで感じたこと(と言うよりも、僕と接点のある建設企業の経営者の皆さんと話しをしていて同様に感じること)は、彼らの情報化への取組みのフック(動機)となるものは、決して建設CALS/ECではないのだろうと言う事です。

つまり、情報化について先進的な取組みをされている中小建設企業のトップは、直接、建設CALS/ECを契機に情報化を行っているのではないと言う事ですが、これには二つの意味があります。

一つは、多くの中小建設企業がその受注先としている自治体にとって、建設CALS/ECは彼方の存在である上に、多くの中小建設企業は、自らを自治体の公共事業部門のアウトソーシング先、もっと端的には役所の機能の一部のように自らを位置付けています。

つまり、自らの大口顧客である自治体の建設CALS/ECが進まない限り、自社の建設CALS/ECへの積極的な取組みは、経営戦略上何の意味も持たないのではないかと言う、現時点では、過去からひきずる建設業界の体制に従おうとする意識が少なからず多くの経営トップにはあるということです。

その背景にあるものは、公共事業の大きな目的である「地場経済の振興と雇用の確保」が、ここしばらくの間、小さな変質はあるものの、依然として公共事業の主目的でありつづけるだろうとうヨミです。

それゆえに、自治体−地場型中小建設企業が形成する(官公需法に守られた)公共事業の世界では、建設CALS/ECをキーワードとした、情報化の取り組みが急速に進展することは無いと予想がつきます。

もう一つは、(情報化に積極的に取組んでいる多くの経営者がそうであるように)CALSはたまたまあとから付いてきたようなものであって、その(自社の情報化の)主眼は、来るべき未来を予想し、そこでの自社のあり方を考えた場合、当然に、今、経営者として成すべき本能のようなものとして、もしくは、経営(マネジメント)を行う場合の、当然の結果として、(自社の)情報化に取組むと言う意識です。
それは、情報化を通した、経営者としての自らの夢の実現、自らの存在表現といえるものかもしれません。

この意識の下では、建設CALS/ECをキーワードとした情報化の取組みが、非常にあいまいで、受動的なものであるのに対して、その行動は能動的であり、戦略的なのですが、言ってみれば、それは当たり前の経営なのかもしれません。

先進的な情報化の取組みをされておられる中小建設企業の経営者の皆さんには、この相反する意識のバランスの取り方が非常にうまいように感じます。また、中小建設企業の経営者としては、明かに新しいタイプの経営手法を身につけられているように感じています。

99/05/17 (月)  
【寝る】

酒は飲んだし、小夏も食べた。明日は藤沢、だから寝ます。(笑)

99/05/16 ()  
【MS-Project】

ちょとしたプロジェクトの為に、MS-Projectを使っている。
僕は長期スパンの工程表を書くわけでは無いのですが、短期スパンの細かい仕事もなるべくMS-Projectを使って作業内容を分割してみてみることにしました。

こうして見てみると、自分が本来やるべきところとか、やらなくてもいいこととか、そんな所謂、無駄、無理が理解できるような気がする。。。って、本等に気がするだけなのだがね。^^;

momo
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