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店主戯言00209 2002/10/01〜2002/10/31 "There goes talkin' MOMO"


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2002/10/31 (木)  
【11・1&11・7&8 講演用PPT】

ダウンロードのページに、11・1津、11・7&8大津での講演用PPTを掲示いたしました。
当日の資料配布はございませんので、必要な方はダウンロードしてお使いくださいませ。



【確かにある程度、テクニックで生き残ることができるかもしれませんが、それは早晩行き詰まるでしょう。】

まずは最初に熊本独演会のお知らせの訂正です。
事務局様より。

ご多忙中恐縮ですが、一点だけ訂正お願い致します。

【会場】
『熊本テレサ』 ⇒ 『熊本テルサ』

ということで、お詫びして訂正いたします。

昨日は、久しぶりのさいたま新都心にて、鹿島建設関東支店鹿栄会さんでの講演でした。

この会は、鹿島建設関東支店の協力会社さんの会なのですが、日頃、地場型中小建設業の皆さんとばかりお話をしていますと、大手からの仕事を中心に受注されている皆さんというのは、また違ったミームを持った皆さんであることを感じてまいりました。

ただ思うのは、大手の下請けを中心とした皆さんも、公共工事依存型の皆さんも、「金魚論」の概念枠の中では同じ存在なのだな、ということです。

つまり、建設業というものは、受注産業なのであり、「仕事(餌)があってなんぼ」のものでしかないのです。

確かに、鹿栄会の皆さんは公共工事に依存した存在ではないかもしれませんが、その餌を出しているのが、公共(官)なのか鹿島建設なのかの違いぐらいしかないように思えたのでした。

つまり、依存する存在としては同じようなものだ、ということです。
(この認識に誤りがありましたらご指摘ください)

そういう環境の中で、「制度慣行(IT化)=環境×原理」という方程式を機能させることを考えるのは大変困難な作業なのです。

つまり、建設業を取り巻く環境は、「仕事がない」なのであり、それと「現場で稼ぐから建設業」という原理の乗数としてIT化は存在するのですが、この「仕事がない」という環境変化の下では、制度慣行をどうしようとする前に、原理そのもの、つまり建設業であることを変えざるを得ないような圧力が強く働きかねない、ということです。

久しぶりに北海道のA木さまの某MLへの発言を引用してみます。

阿座上さんと桃知さんの決定的な違いは「解答」があるかないかです。

建設業界を取り巻く現状認識やこれからの方向性はほぼ同じなのですが、阿座上さんは建設業も他の製造業と同じように時間管理の概念を導入し、生産性を向上していけば勝ち残れると主張しています。

つまりテクニックの生き残り戦略です。そこには「仕事がない!仕事が無くなる!」という前提はありません。
確かにある程度、テクニックで生き残ることができるかもしれませんが、それは早晩行き詰まるでしょう。

今、そこを気付いているのは葉月会だけ…。技術者に対する価値観教育の重要性を知ったみなさんは先を歩いているんですよ。

最近、業界の方々と話せば話すほど「葉月会のメンバーは進んでいるなあ〜」と実感します。
みなさん、知らず知らずのうちに力が付いていますよ。
大リーグボール養成ギブスや鉄ゲタのように…。

会計学からの中小建設業経営へのアプローチとは、私の言葉では第一種情報(量と価格の情報がその代表的なもの)を重視したものだと理解しています。

そして、その多くは、A木さまのご指摘のとおり、前提としている環境が右肩上がりの製造業全盛の時代を引きずっています。

でも、市場というのは第一種情報だけで動いているのではありませんし、制度慣行としての「テクニック」が、製造業で成功したものがどこでも通用する、という考え方自体が既に「正解の思い込み」に陥っている、というのが私の主張です。

つまり、その市場認識が会計学からの問題解決アプローチの限界なのです。

市場が第一種情報だけの世界であるならば、多くの地場型中小建設業は、自らが建設業であるという原理を放棄しなくてはならなくなるでしょうし、昨日ご一緒させていただいた、鹿栄会という鹿島における系列のような存在も存在自体が否定されることになるでしょう。

なぜ鹿栄会はあるのか?
なぜ地場型中小建設業は存在するのか?

それらは経済合理だけの存在ではないはずです。

アマルティア・センの言葉を借りるならば、市場を第一種情報だけのものと考えている方々は「合理的な愚か者」にしか過ぎないのです。

公共工事依存型の地場型中小建設業は単なる金魚なのか?
公共工事は単なる経済不合理なのか?

経済合理を主張する人たちは、本当に経済合理だけで生きているのか?
その経済合理の正当性とは誰が主張しているものなのか?

その正当性を自らがきちんと証明できるのか?

こんな私の質問にさえまともに答えられない方々が、盲目的に市場原理の正当性をいい、そして公共事業を批判していることが多いのです。

そもそも経済合理性だけで、中小建設業や公共工事を批判することの無意味さに気づかないような方々が、偉そうに「語る」ことが当たり前のような時代風潮に、私はそら恐ろしさを感じているのです。

2002/10/30 (水)  
【熊本独演会】

桃知@自宅では雑用ばっかし・・・です。
取り急ぎ、11・22熊本独演会のご案内を掲示いたしました。

また熊本でお会いいたしましょう。>ALL



【奈良県のビラ撒き】

桃知@小山から朝帰りしてきました。(^_^;)

つまりは、みんなと一緒に飲んでいるうちに、つい遅くなってしまったわけで、昨晩は小山のホテルへご一泊という次第なのでした。

早速斉藤さんからメールが届いておりました。

おはようございます。斉藤です。
昨日はありがとうございました。
やっぱり先生の講演は、細胞一個一個が興奮せずには聞けないですね。
それは、内容はもちろんのこと先生が発しているパワーに直接触れるからなんでしょうね。
私の知り合いにヒーリングの先生がいるんですが、ヒーリングでは人間を肉体とエネルギー体(オーラ)の複合体と見るそうで、ミームとは一緒とはいえないものの、似てる部分もあるように思います。
先生は霊感が強いとおっしゃってましたが、それはエネルギー体が強いとも言えるみたいです。興味があったらHPを覗いてみてください。http://www.so-u.com/
話がそれましたが、要は先生のパワーは「スゴイ」ということが言いたかったのです。
私は、少しずつでも先生の読まれている本を追っかけていこうと思います。
栃建協、青経連の方でもご指導、宜しくお願いします。

くれぐれも御自愛ください。
それでは。

斉藤さま、大変お世話になりました。
私がどんなパワーを持って話しをしているかは、自分では知る由もないのです。

でも、聞いていただいてる皆様が、何がしかのエネルギーを感じていただけているとすれば、それがミームなのかもしれません。

さて、今朝は空気が澄んでいて小山のホテルから富士山がとてもきれいに見えましたが、目覚めはあんまりいいものではなくて、ちょっと頭が痛いのでした。

昨晩の二次会の席では、ちょっと腹が立つことがありまして、その当事者さまは、なにか私の逆鱗に触れちゃったようで、かなり私にやり込められたはずです。

でも、何がきっかけで私が怒り出したのかなんて、実はあんまり詳しくは覚えてはいないのです。
私という人間もいい加減な存在なのです。

ただ、私が怒るパターンというのはある程度決まっていることは確かです。
多分「知ったかぶり」に頭にきたはずです。

私は知らない人間になれなれしく知ったかぶりで話されるのが一番嫌いなのです。

その人間がどの程度の人間なのかなんて、ちょっと話しをすれば簡単に窺い知れることなので、普段は無視しておくのですが、時々我慢ができないような方に出会うときもあって、まあそのときは私も言わしてもらうことにしております。

それで言ったからってなにかいいことがあるかと言えば、そんなことはないのであって、まあ、無意味なことをしたな、と思うのでした。

ところで、昨日の小山行きの際、上野駅浅草口でサラ金のティッシュ配りに紛れて、気になるビラ撒きさんがいたので、催促してビラをもらってきました。

それは奈良県土木部さんのもので、「奈良県には、まだまだ道路整備が必要です。」という内容のものです。

→ビラ表
→ビラ裏

このようなビラを上野駅近辺で配ることの効果はさておいて、自治体の土木部が、東京の常民(つまり都民です)に対して「奈良県には、まだまだ道路整備が必要です。」と訴えようとする、その目的とか背景を考えてみると面白いだろう、と思うのです。

この手の陳情ビラは、今までの行政側の常識であれば、直接、奈良県土木部の名前で配布することはなかったのではないでしょうか。

私なら、このビラはでっち上げでもなんでも、奈良県という地域社会に住む住民からの訴え、という形を取るでしょう。

しかし、このビラを作って配っているのは奈良県土木部なのです。
これは行政側の開き直り(破れかぶれ)のような気もします。

ということで、今日は夕方はさいたま新都心までお出かけして、鹿島建設関東鹿栄会での講演です。

2002/10/29 (火)  
【『桃論』瞬間風速ベストセラープロジェクト】

桃知@自宅でメールでごちゃごちゃ仕事をしている、でありました。
これから風呂に入って小山へおでかけいたします。

岐阜県庁のMさままらメールが届いたりしたものだから、なにかうれしくて速攻で引用してしまうのでした。

お久しぶりです。Mさま@岐阜県です

毎日ドットコムの方は拝見しておりましたが、何かもうすごい勢いで、
まるで縄跳びのタイミングに合わせられず、横でうろうろしていた状態
です。(^^ゞ

> ということで、11月は「生桃知月間」です。
> 『桃論』も出ます。

楽しみです。が、すごい、本当にわき上がるようなエネルギーで
頂点まで達している感じです。うまく表現できませんが・・・

> 私の活動は取るに足らないようなとても小さなものでしたが、
> それこそ地を這うような活動を続けながら次第に大きなもの
>となっていっていることを実感してしています。

ご本人も感じていらっしゃるですね。
桃知who?
って県庁内で言われまくっていたあの時が懐かしいですね。

でもまだまだ道の途中でもあるのだろう、極めるまでは
まだまだとも感じておられるとも思います。
聞き飽きたかもしれませんが、くれぐれもご自愛のほど。

陰ながら声援を送っております。
では。

いつも暖かいご支援痛み入ります。m(__)m

> 『桃論』も出ます。

ということですが、現在、<『桃論』瞬間風速ベストセラープロジェクト>なるものが進行中です。
これはどういうものかといいますと、こういうものです。

 さて、10月20日にお願いしました、桃論の同時期同場所での購入の件ですが、他のmomo関係での打ち合わせの結果、以下の購入先に統一しようということになりました。なお、30日の出版披露パーティーに参加の人はもれなく1冊もらえます。

八重洲ブックセンター
http://www.yaesu-book.co.jp/
オーダーは
http://www.yaesu-book.co.jp/freeorder/index.html

です。紀伊国屋や、丸善、アマゾンもありますが、多くの場所でベスト10の紹介があるという理由で選定いたしました。それぞれお取引の書店があろうかと思いますが、よろしくお願いいたします。

 また、15日が発売日ですので、できれば2週間以内の注文をお願いしたいと考えています。つまり、2週間、ビジネス書ベスト10を目標にしたいと考えております。

ベスト10の発表先
http://www.jmam.co.jp/best/best.html
http://www.yaesu-book.co.jp/best-seller/index.html

(By 郡上の平井さま)

まったくありがたいことなのでございます。

目標は「打倒!ハリーポッター」(by次郎さま)なそうで、そうなったら11月30日は「祝勝会」でございますね。(笑)

しかし、私をネタに遊んでいただいているわけで、河原乞食としての芸人としては、河原乞食冥利に尽きるのであります。



【今日は小山へ行ってきます】

昨日は午前中歯医者へ行ってきまして、治療はやっと終了ということになりました。
私の場合、独立後の移動の日々のせいにして、歯の治療をおろそかにしていたものですから、それこそ1年ぐらいの長きにわたって歯医者通いを強いられたわけです。

特に浅草に引っ越してからはそれはなかなか面倒なものでして、よくもまあ、蕨通いが続けれれたものだなぁ、と我ながら感心しているのでした。

そして昨晩は夕方は新宿へ打ち合わせに出かけ、お酒も飲まずに帰ってきたました。

私は帰りの道すがら、いつも「導き地蔵」の前を通るものですから、お賽銭をたまにあげるのですが、昨日はなんか面倒になって、道路から100円玉を賽銭箱に向かって、アンダースローで投げたのでした。

そしたらですね、その100円玉が、お賽銭箱には入らずに、お水が入ったコップにゴールしたわけです。

私は思わずガッツポーズをしましたが、なにかバチがあたるかもしれないので、今日出かけるときには丁寧にあやまって行こうかと思うのでした。

バチがあたったせいか、昨晩はなぜか溜まった疲れがどっと出て仕事をする気にもなれませんでしたので、日経ビジネス2002・10・28を読んでいました。

お題は『道路倒産 官業はなぜ暴走するのか』というものです。
これは、経済合理性から見た、日本の道路行政批判です。

私は公共工事を無条件で批判する方々は批判していますが、それは公共事業を無償件で擁護しているわけではありませんので、この記事はそれなりに納得して読んでおりました。

確かにいらないものはいらないのです。そして、それをわかりながらやめられない「暴走する官」を批判した記事であることで、私にはそんなに違和感をもてないのです。

つまり、この記事は公共工事批判というようりもヒエラルキー・ソリューションの限界を経済合理の視点から見たもの、ということができるでしょう。

そういう反省も「公共工事という産業」を議論するときには必要なものであることは言うまでもありません。

いやむしろ、その反省こそが、今後の公共工事のあり方を探し出す基本的な視座だと思っています。

私は「パブリックワークプロジェクト(公共工事)」という言葉が好きです。

それはまさに公共のために行われるものであることで、公共事業足りえるのだと思います。

その視座があれば、単純な「脱ダム」や「脱道路」といった意見が如何に公共の視点に根ざしたものでないかも明らかになるはずなのですね。

ということで、今日は午後から小山の斉藤組さんでの講演へ行って参ります。
帰りは遅いですね。

2002/10/28 (月)  
【11月は生桃知】

昨晩は疲れていたせいか、早く眠ってしまったものだから、今朝は4時30分に起床して、ももこむ通信を書いて配信しました。

内容は11月に予定されているオープンセミナーの案内です。
11月に予定されていますオープンセミナーの案内は以下のようなものです。

11月1日(金)
■三重県CALS/ECフェア(三重県津市)

11月7日(木)8日(金)
■建設業IT推進大会(滋賀県大津市)

11月15日(金)さいたま市
■「CALS/ECは発注者側に有利な内容で進んでいる。
 企業にとって有効な電子化とは何か、どのように経営に役立てる
 のか、今まで疑問に思っていた事が解決できる研修会。」

11月18日(月)札幌市
■空知建協 土木の日

11月22日(金)熊本市
■第二回熊本独演会

11月26日27日28日
■(恒例?)京都三連戦
 11月26日(火)園部国際交流会館
 11月27日(水)みやづ歴史の館
 11月28日(木)宇治市文化センター

現在、以下の二つについては開催詳細をご案内しております。
2002年11月7日(木)・8日(金) ■建設業IT推進大会(滋賀県大津市)
2002年11月1日(金) ■三重県CALS/ECフェア(三重県津市)

そのほかのセミナーについても逐次詳細をお知らせしていきますが、11月18日(月)の「札幌」での土木の日のイベントは定員が200名さまということで、たぶん空知建協さんからのご案内だけで定員確保ができてしまう予定とのことで、改めて当サイトではご案内を行わない予定です。

この札幌でのイベントは、午前10時30分から午後5時30分という長いものですが、内容は充実しています。

セミナープログラム
   第一部(プログラムコードA) 午前 10:30〜 12:00
      テーマ「岐阜県におけるIT化の戦略的取組みについて」
      講師 (財)岐阜県建設研究センター 
          建設CALS/EC研修センター長 森 幸男 様
   第二部(プログラムコードB) 午後 13:00〜 14:30
      テーマ「郡上建設業協会におけるIT化の戦略的取組みについて」
      講師 (社)郡上建設業協会 理事長  前田 守廣 様
   第三部(プログラムコードC) 午後 14:45〜 15:45
      テーマ「空知建設業協会におけるIT化の戦略的取組みについて」
      講師 (社)空知建設業協会 副会長  坂田 憲正 様
   第四部(プログラムコードD) 午後 16:00〜 17:30
      テーマ「中小建設業の戦略的IT化のススメ」
      講師 情報システムコンサルタント  桃知 利男 様

つまり、このイベントは『桃論』「第6章 事業者団体によるIT化の取り組み」のLIVE版なのです。
つまりこれは、10時30分から続けて聞かないと意味がありません。

先日、北海道建設部長 菅原久広氏を訪問した際にこのイベントの主旨をお話ししたところ、「私が行く」とおっしゃってくださいったぐらいのものでございます。

なんとか一般の方々にも参加できるような方法を考えてみたいと思います。

それから、11月15日のさいたま市での講演は、主催が埼玉県建設業協会青年経営者部会と関東建設青年会議 CALS/EC検討委員会、ということで定員は80名様ですが、一般の皆さんがどの程度参加できるかは問い合わせ中です。

これはお題が凄いですね、私が考えたものじゃないのですが、「CALS/ECは発注者側に有利な内容で進んでいる。企業にとって有効な電子化とは何か、どのように経営に役立てる のか、今まで疑問に思っていた事が解決できる研修会。」っていうのは、言い得て妙な、素晴らしいネーミングではあります。

そして、11月22日の熊本独演会。
今回はトライネットの熊谷社長がゲストスピーカーでございます。主催は桃熊会(とうゆうかい)というNPOのような団体さんでありまして、既に西日本建設新聞サイトに開催案内が掲載されております。
http://www.wjc-news.co.jp/event/event.htm

当サイトでの正式なご案内は少々お待ちくださいませ。

それで11月26日27日28日は恒例?となりました京都府さま主催の京都三連戦があります。
今回は、郡上建協の前田理事長をゲストスピーカーとして、 11月26日(火)園部国際交流会館、11月27日(水)みやづ歴史の館、11月28日(木)宇治市文化センターの3箇所での講演を行います。

ということで、11月は「生桃知月間」です。
『桃論』も出ます。

私の活動は取るに足らないようなとても小さなものでしたが、それこそ地を這うような活動を続けながら次第に大きなものとなっていっていることを実感してしています。

皆さんのご支援に深く感謝いたします。

2002/10/27 (日)  
【帯広から帰る】

今日は、帯広の宮坂建設工業さんの社員さん向けに、午前9時30分から午後1時30分まで講演をしました。

私のIT化論の話し、つまり、『桃論』の概略をお話ししましたが、いかがなものだったでしょうか?

お昼をはさんでの講演でしたので、私はガス欠を考慮して、ウイダーinゼリー エネルギーインを二つほど用意いたしまして、始まる前とたった一度きりの10分間の休憩の時に160kcalのエネルギーを補給したのでした。

講演後、タイ料理屋さんでシーハビールを飲みながら昼食として、その後帯広空港まで送っていただき、 JAS 156 便 とかち帯広 16:20 発 → 羽田 17:55 着で無事帰ってきたところです。

帰りの首都高はちょっと渋滞気味でしたが、なんとか7時ごろには浅草へ戻って参りました。

宮坂建設工業の皆さん、大変お世話になりました。

ということで、今日はおしまいです。
疲れましたね、やっぱり。

2002/10/26 (土)  
【@帯広】

桃知@帯広です。今日は、
札幌 11:48 スーパーおおぞら 5号 帯広 14:10
で移動してまいりました。

「このスーパーおおぞら」は、振り子式の列車でありまして、「スーパーあずさ」や「しなの」と同じ原理のものです。

私はこの振り子式の列車はあまり得意ではありません。
いつも酔いますし、変に疲れるのです。

けれども、今日の「スーパーおおぞら 5号」は、なぜかとても快適なのでありました。
思うにですが、グリーン車のシートの出来が結構よいわけで、そのせいかもしれません。

ちなみにこのグリーン車の一人がけシート(3列なのです)には、AC電源コンセントまでついています。

→私は酔うと困るので、車中ではPCは開きませんでした。

車中で昼食を取るため、昨日次郎さんからおすすめのあった「ミクニBOX」@1200円を購入しました。

箱がとても小さくて、小さめのお茶碗ぐらいでしょうか。
最初にこれを手にしたときには、「これが1200円・・・」という驚きを一緒に運んできてくれます。

しかし、ふたを開けてみますと、中身はとても充実しておりまして、こんなものが「丼もの」状態で入っております。

・北海道、標津沖のカラフトマス
・松茸、マイタケ、人参、ゴボウ、インゲン、レッドムーン(赤い皮のジャガイモ)、鴨肉。
・ホタテ、ウニ、ズワイガニ、真つぶ貝。
・「ほしのゆめ」という道産米にオリーブオイルでソテーした野菜と、紅鮭のフレークを混ぜ込み、コンソメ風味で味付け。
・オリジナルソース→フォン・ド・ヴォーとバルサミコ酢のソース。
          これが全体に振るかかっております。

移動中、内田康夫の『中央構造帯』を読もう思ったのですが、気が変わって、『エア・ドゥ 夢はなぜ破れたか』という本を読んできました。

ということで、私はこれからちょっと夕飯の時間まで遅めの昼寝をしようと思います。
結構疲れております。

2002/10/25 (金)  
【@札幌】

桃知@札幌です。

午後からの空知建協での会議を終え、北海道庁へ移動し、北海道建設部長の菅原久弘氏と面談させていただきました。

11月18日の「土木の日」のイベントのPRをかねての訪問でしたが、私たちがやろうとしているIT化が、単なる国のCALS/ECとは違ったものであることをお話ししましたところ、大変興味を持って聞いていただきました。

北海道はいまや閉塞した空気に包まれていますが、もう一度発注者と業界が一体となって道民とともに「公共工事」のあり方を考える、それが自治体の行うCALSだ、と私は主張し続けるのです。

長野県からメールが届いていました。

やっと後かたづけが終わりまして、HPの日記を拝見し、長野からのメール
が少ないのはいかん、とメールさせて頂いております。(^^;

(ざっくり)

おかげさまで約延べで2000人ほどの来場をいただけました。

CALSというより、建設業のIT化へのアプローチ自体がまだまだこれか
ら、という長野県です。なにしろ受注業者さんの声が聞こえてきません。桃
知さんの信州のお弟子さん方に、是非発注者の我々にも届く声を挙げて頂け
るようお勧め下さい。(それとも県は相手にされていないのかなあ。。)

早速に次回は、との声も聞こえてきていますので、来年も行えるようにした
いと考えています。
是非再度お越しいただけますよう、今度は万全の準備でお迎えいたします。
(ピッチのアンテナとかADSLとか夜の部とか(^^;)

ありがとうございました。

これは主催者の立場からのメールでございますね。
ありがとうございます。

来年はもっとたっぷりと時間をくださいませ。(笑)

『なにしろ受注業者さんの声が聞こえてきません。桃知さんの信州のお弟子さん方に、是非発注者の我々にも届く声を挙げて頂けるようお勧め下さい。』

この言葉を信じようじゃありませんか。

私の主張はいつも一緒です。

『中小建設業はもっと声を出さなくちゃいけない』ってことです。



【今日はこれから北海道です】

桃知@久しぶりに自宅で目覚めました、です。

まず、浅草桃塾は、予約の方を含めると満員御礼となりました。
みなさまの厚いご支援に感謝申し上げます。m(__)m

今日はこれからANA 057 東京(羽田)(0900) - 札幌(千歳)(1035)で札幌へ飛びます。

自宅は7時45分に出れば十分間に合う予定ですが・・・

今回の北海道ツアーの目的は二つあります。
まず今日は、空知建協の方々との会議がございます。

メインは来月の18日に予定されている「土木の日」記念イベントの打ち合わせ&秘密の打ち合わせです。

明日は帯広への移動日となっておりオフですが、明後日は、帯広の宮坂建設工業さんで社内勉強会を行います。

北海道はかなり寒いと聞いておりますので、今回の北海道ツアーは、皮のジャケットに皮のジーンズといういでたちで参ることにしました。

さて、11月はオープンセミナーがたくさんあるのですが、今回はまずは二つのイベントを掲示いたしました。

2002年11月7日(木)・18日(金) ■建設業IT推進大会(滋賀県大津市)
2002年11月1日(金) ■三重県CALS/ECフェア(三重県津市)

オープンなセミナーでは、三重県、滋賀県とも初見参でございます。
お近くの方は是非においでくださいませ。

さて、四日市のお友達であるYOUさまからいかのようなメールをいただいておりました。

11月1日は津で講演会なんですね。
ご成功お祈りしています。

今下記のようにオフ会の企画をしています。
桃知さんは、たぶん移動日か東京でしょうね。

とりあえず、こういうことを企画しているというお知らせです。
もし、お知り合いの方でJAZZピアノとおしゃべりに関心がある人
がおられましたらご紹介くださいませ。

気温の差が激しい季節です。
お身体ご自愛くださいね。
では、また。
    

★★★★★★★★★★★★★★★★★★
JAZZライブオフ会 パート3

秋の夜、音楽と美味しい料理とお酒があれば大人の時間です。
仕事から離れ、くつろぐひとときを過ごしませんか?
人生は出会いがあるから楽しい。
あなたのご参加をお待ちしています。

ピアニスト パンダ岡崎さん
YOUと同じ放送大学で学ぶ学生仲間です。
18歳からピアノを始めて、今ではプロ。
JAZZピアノの講師も勤めておられます。
結婚式、パーティ、歌手のバックで演奏と、あちらこちらで引っ張りだこ。
普通の人だけど、ピアノの鍵盤を触るとその場の空気を変えてしまう不思議な魅力が
あります。

11/3(日)
18:00〜20:30頃
場所 Vee Jay  四日市市鵜の森1-2-15(0593-51-7440)
会費 5000円(飲み物&お食事付)

準備の都合がございますので、お早めにお申し込み下さい。
申込み先  
you1212@infoseek.jp
詳しくはYOUのホームページをご覧下さい。
http://www.cty-net.ne.jp/~yoshiaki/

私は当日松阪から東京へ戻らなくてはなりませんので、残念ながら参加できませんが、お近くの方は是非にご参加くださいませ。

2002/10/24 (木)  
【いただいていたメール】

さて、現在は午前3時25分でありまして、私は昨晩肉を食べてすぐに寝てしまったものですから、目覚めも早いわけです。

さて、最近は書ききれていない話しも多いのでして、今日はその辺りをまとめて書いてみたいと思います。

まずは、延岡の上田工業の伊藤さまからいただいていたメールです。

 昨日(10/16)、九州保健福祉大学の会議が延岡でありました。そのとき、岡山市に
住む、理事長から「大学建設のホームページと現場管理室を見ています。厳しい工程
の中で、一生懸命に仕事されている様子がよくわかります。大変いいことだと思いま
す」と、評価をいただいたとの報告がきています。桃知さまの、おかげで、発注者か
ら、評価されることができました。ありがとうございました。

 大学ホームページ開設、3ヵ月でアクセス数は3300を数えることができました。少
ないのか、多いのかはわかりませんが、1月平均1100人もの方から、見ていただいて
いることは、うれしいことだと思っています。

この「大学のホームページ」というのは「九州保健福祉大学薬学部1工区(4号棟)新築工事」のHPです。

ほめられたのは、HPというようりも、現場がきちんときちんと施工されている、ということだとは思いますが、ITが建設業でもなにかしらの役に立つことができているようでうれしく思うのでした。

最近設けられたゲストブックを拝見しますと、一般の方からの書き込みがあるようで、私はここでどのようなコミュニケーションが行われるのかが、とても気になってはおりました。

さて、22日23日の講演に対する感想が届いておりました。

まずは、22日の神戸での講演関係から。

■10・22神戸

昨日の、国土交通省、竹中平蔵氏、リチャード・クー氏の話など痛快で時間を感じさせませんでした。
とはいえ痛快と笑っていられるような状況ではありません。
私ども建設コンサルタント業界も、倒産、廃業も目立ちます。
その上、横須賀方式など採用された日には、今まで30年余り、努力して築いてきた技術力は、全く意味をなさなくなります。
それぞれの立場で、公共事業の重要性やその中での業者選定の方法のあり方など、市民に向けて訴えていく努力も必要と感じました。
いずれまた接点があると感じております。その節には昨日話せなかったことも伺いたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

先日、神戸市教育会館 6階 大ホールにて「中小企業のIT化について」の講演を聞かせて頂きました。
兵庫県の○○行政書士事務所 ○○○○と申します。今後、建設業のクライアントにアドバイスしていくのに大変、勉強になりまりました。又、関西での講演がありましたらぜひ、出席させて頂きたいと思います。ありがとうございました。

おはようございます!兵庫県の○○です。
昨日は本当にありがとうございました。
やっと官民一体の時がきました、そのスタートに記念すべき講演でした。
これからも、どうぞ宜しくお願いします。
まずは、御礼まで。

以上、3件のメールをいただいておりました。
最後のメールは御依頼主様からのメールなのですが、私はこれを読んでしびれました。

『やっと官民一体の時がきました』
発注者さまにこの意識があれば、後は業界側がそれにいかに答えるか、ということだと思います。

兵庫県の行うCALS/ECは、それこそその取り組みが始まったばかりですが、今後の発展をお祈りいたしたいと思います。

『兵庫県のCALS/ECは兵庫県と兵庫県の建設業界の戦略』でなくてはなりません。
そしてその視野には、最初のメールにありましたように、「市民社会」がいつも存在していなくてはならないと思うのです。

■10・23長野

本日長野市にて桃知商店の親父さんの話しを聞きました。もっと近くで顔を見ながら話しをしたくなりました。
当社の社是は「よく遊び、よく遊べ」です。

長野からのメールはこの1件だけをいただいておりました。(笑)

このメールは、11・30桃論出版記念パーティへの参加申込のコメントに書かれていたもので、昨日の1時間30分に満たない私の講演を聴いていただいての早速のリアクションにとても感謝しております。

昨日の私の長野講演は、アジテーションのようなもので、それは意識してそうしたものなのです。

ですから、はじめて私の話を聞いた方は、「なんて過激なおやじなんだろう」と思われたはずです。

しかし、私の話は冷静に考えてみれば当たり前の話しにしか過ぎません。

それは受発注者双方に対して「CALS/EC」が有効に機能するための「態度」を要求するようなものなのです。

つまり、「公共工事という問題の前では、技術論的なIT化などなんの役にも立たないのです」

電子入札に対応しようが、電子入札に対応しようが、それが受注優位の要因になるはずもありません。

「公共工事という問題」とは、中小建設業の力の及ばない要因で仕事が減り続けている、という問題なのです。

IT化がこの命題をのり超えて機能するためには、公共工事の当事者である、受発注者双方の「態度」が最初の問題となる、ということです。

ですから、私は昨日の講演の最後をこう締めくくりました。

「長野県にとって、長野県の中小建設業は重要な産業なのか」

もし、重要ではない、という答えが発注者側(当然に知事もです)から聞こえてくるようであれば、長野県のCALS/ECは形骸化された「絵に描いた餅」にしかなれない、ということです。

■ちょとホロっとした話し

桃知さん ○○です。来月14日よろしくお願いします。
今日は長野とんぼ返りでお疲れさまです。

中津川の串カツやで一杯お願いしたのが11月11日、あれから3年も経ってしまいました。
桃知さんの進化に 僕はとても付いていけず 最近は沈黙です。

桃知さんに講師をお願いしたこと、少し後悔しています。それは僕自身に対してですけれど。

貴重な時間を4時間もいただいたのに、具体的に内容をお願いできない能力のなさを恥じています。

いま、店主戯言に載った桃論の目次を見ながら、少し元気が出てきました。本文を読みたいと思いました。

4時間でどの程度お話いただけるのか不安(研修生が理解できるか)ですが、研修生も30才前後の若手です。事務系も技術系も混在しています。

第一章から第4章は必須です。ミームもコアコンピタンスも。
第5章のL19 L20も、第6章のL23も桃知流の解説もお願いしたいと思います。
結局 桃論 すべてをお話していただきたいと。

なんだか やはり まとまりません。すみません。

とりあえず よろしくお願いします。

○○さん、毎度です。
中津川で串カツを食べたのは3年も前のことなのですね。

このメールを読んだ時、「しなの」は中津川の付近でございました。
私は、当時を思い出し、とても懐かしい思い出に浸っていたわけです。

私は11月14日に中部地方整備局の職員さまの研修にお呼ばれしているのですが、テキストに「桃論」を選んでいただいたこと、深く感謝しております。

この研修を受けられる方々が、日本で一番最初に「桃論」を読まれる方々になるわけですから、『貴重な時間を4時間もいただいたのに、具体的に内容をお願いできない能力のなさを恥じています。』ということですが、そんなことはございません。

私自身も、若い方々の意見をお聞きできる機会を設けていただいたことに感謝する次第です。

ということで、今日は少々長くなりました。

他にも、掲示しなくてはならない、オープンセミナーのご案内もあるのですが、それは、本日帰宅してから、ということにさせてください。

2002/10/23 (水)  
【@美濃太田】

桃知@シティホテル美濃加茂です。
本日の移動距離は、新神戸→長野→美濃太田で1,044.3Kmでございまして、そのほとんどを特急しなので過ごしていましたから、体の調子はよくはありません。

それにお腹が空きました。
とりあえず生存確認にこのサイトを更新して、私は・・・「肉が食いたい」ので、
肉を食べに行ってきます。

注)生肉ではありません。★\(^^;

2002/10/22 (火)  
【@神戸】

桃知@神戸メリケンパークオリエンタルホテルです。

目の前に「さんふらわぁ こがね」(阪神-松山-別府)が停泊しておりまして、早朝からなにやら作業をしているわけで、腹に響くような重低音に目が覚めてしまいました。

◆38万ヒット

さて、まずは38万ヒット関連ですが、今回のゲッターの皆様は次の通りでした。

380K-1 スーさま@Fe関係
380K   田口さま@桃塾2期生
380K+1 大月さま@SGS

皆様ありがとうございます。m(__)m

まだ景品は決まっておりません。^_^;
が、『桃論』の発刊に向けて、なにかノベルティでも作ろうかと思っておりますので、少々お待ちくださいませ。

◆昨晩

昨晩は、神戸市 北野 創作会席料理 「能芭亭」(http://r.gnavi.co.jp/k104900/index.htm)にて、太田ジオさん二死満塁さんと久しぶりに懇談をすることができました。

なにか本当に久しぶりのような気がしていますが、それだけ私は関西には来ていなかった、ということなのでしょう。

季節の会席料理に、兵庫県稲美町にある伊澤本家の「倭小槌(やまとこつち)」という大吟醸をいただいたのですが、話しがはずめば、お酒もおいしいものです。

こうして、関西の地にも、語り合える友人をもてたことに、改めて感謝したいと思うのです。

◆浅草桃塾開催のお知らせ

かねてから予告しておりました「浅草桃塾」のご案内を掲示しました

ということで、本日は10月22日神戸市教育会館 大ホールで講演です。

2002/10/21 (月)  
【事前お知らせのようなもの】

まず最初に、一お連カウンターが38万を数えるようですので、また遊んでやってください。
今回の景品はまだなにも考えておりませんが、前後賞も設けたいと思いますので、いつものように店主へメールでお願いいたします。

それから、熊本独演会のPart2を11月22日に開催できることになりました。
これは後ほど詳しいご案内をいたしますが、今回のゲストはトライネットの熊谷社長でありまして、飯田と熊本というのは、私から見れば同じ「馬食」文化圏なわけで、絶対にマッチするんじゃないかな、と思っております。

それから11月1日は三重県の津で講演があります。
そして11月7日8日は滋賀県の大津市で二連戦、と「津」つながりの講演会が11月上旬に並びます。

どちらも建協さん主催(なのかな?)なので、地元の皆様には既にご案内が届いているかと思いますが、案内が届かない方で、私の講演に興味のある方は店主へメールをくださいませ。

ということで、今日は、夕方神戸へ移動しますが(詳しくは昨日の戯言をご覧くださいませ)、それまでは珍しく「家事」をしなくてはなりません。

ですので、ただいま準備中であります「浅草桃塾」の開催ご案内で参照していただく『桃論』目次をここに貼り付けて今日はおしまいです。

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『桃論』目次  (これは原稿段階のもので出版に際しては若干の変更があります)

はじめに −「なぜ」を知ろうとする心−
■「中小建設業のIT化」を考えるということ
■本書の読み方
第一章 本書の立場
Lesson1 本書の立場
■金魚論と本書の立場
■中小建設業のIT化=環境×原理
第二章 IT化ってなに
Lesson2 インターネットという革命
■IT化を語るという立場
■IT化認識の基盤
■現代社会はIT、それもインターネット社会である
Lesson3 私の身の上ばなし
■クルーグマンのおはなし
■私の革命
■答えのないコンサルタントの「わからない」という方法
■私の身の上ばなしのまとめ
Lesson4 インターネット社会
■インターネット社会の方向性
Lesson5  コミュニティ・ソリューション
■ヒエラルキー・ソリューションとマーケット・ソリューション
■公共工事における問題解決方法の閉塞
■コミュニティ・ソリューション
■ソーシャル・キャピタル
■IT化ってなに(IT化と情報化の簡単な分別方法)
Lesson6  ミーム論
■思考の眼鏡
■ミームという眼鏡
■なぜ社長の車は高級車なのか
■ミームってなに
Lesson7  市場とミーム
■売り手と買い手のミーム
■主流のミームが文化を形成する
■主流のメカニズム
■ミームが産業を束ねる
Lesson8  IT化のミーム論的位置づけ
■情報としてのミーム
第三章 中小建設業
Lesson9  開発主義と中小建設業
■中小建設業とは
■開発主義の裏側で
■ヒエラルキー・ソリューションの問題点
Lesson10  IT化はなぜ遅れたのか
■ちいさなサンプル
■なぜIT化は遅れたのか
■ふたつのヒエラルキー
■公共工事の構造
■市場のルールによるIT化の阻害
■対極のルールの失敗
Lesson11 対極のルールの失敗
■制限付一般競争入札批判
■現行の入札制度の問題点
Lesson12 正解の思い込み
■経営者の不信感
■正解の思い込み
■教科書的な情報化は「正解」なのか
■「仕事はある」という環境理解の誤り
第四章 市場
Lesson13 市場の相互作用
■社会的交換から経済的交換を位置づける
■信頼というメタ情報
Lesson14 信頼ってなに
■ふたつの相互作用
■情報の二分類
■三種類の相互作用
■情報の非対称性
■取引費用と機会費用
■選好基準は複雑である
■信頼と安心
Lesson15 コア・コンピタンスとしての技術のミーム
■技術のミーム
Lesson16 中小建設業の技術のミーム
■コア・コンピタンス
■ふたつの技術のミーム
■ふぐ屋の技術ミーム
■中小建設業のコア・コンピタンス
Lesson17 公共工事ダメダメミーム
■安心の担保
■公共工事はだれの共有地なのか
■安心のシステムの崩壊
Lesson18 発注者と市民社会
■発注者は豹変する
■発注者と市民社会のエージェント問題
■権威の崩壊
■自らが環境を変える
第五章 IT化概論(企業編)
Lesson19 中小建設業のIT化の意義
■IT化はなぜ必要なのか
Lesson20 ふたつの前提
■IT化のためのふたつの前提
■現場のIT化
■コミュニケーション
■テレワークという考え方
■イントラネット
■イントラネットは零細企業に必要か
Lesson21 IT化への三つのポイント
@経営者のリーダーシップ
■トップダウン
■IT化における頻度依存行動
■IT化熱血社長とIT化頼りなし社長
■IT化のベクトル
■経営者は自らコンピュータを使えといわれても・・・
A組織的な取り組み
■IT化プロジェクトチーム
■IT化キーマン
■総論賛成・各論反対
■合意形成
Lesson22 イントラネットふたつの実践
■ふたつの実践
@現場状況報告
■現場状況報告からはじめよう
■伝達から共有へ
■現場状況報告から始めるということ
A入金状況報告
■入金状況報告
第6章 事業者団体によるIT化の取り組み
Lesson23 自治体版CALS/EC
■CALS/ECについて
■国土交通省のCALS/EC
■自治体のCALS/ECはCALSを越えて
Lesson24 事業者団体のIT化
■ふたつの目的
@事業者団体の新しい役割の確立
■CALS/ECに対応するとは
■インターネットの精神文化
A個々の会員企業に対するIT化誘引の提供
■目標の策定
■郡上建設業協会(岐阜県)による取り組み
まとめのようなもの
あとがき -公共工事を議論しよう-

2002/10/20 (日)  
【明日からの予定(旅の日々)】

桃知@のぞみ72号です。

本日は、郡上建協にてSE的な仕事を少々行いまして、お昼に郡上建協に見学においでになられていました栃木建協のIT委員会の皆さんと一緒に吉田屋のうなぎを食べ、その後、栃木建協さんチャーターのバスに同乗させていただいて、岐阜羽島駅へ移動し、帰りの新幹線まで1時間近く待ち時間のありました栃木建協のみなさんとはそこでお別れして、一足先に帰路に着いているところです。

郡上建協のある八幡町は、基本的にはH"が使えるはずなのですが、協会の近くだけH"のエアーポケットのようなところで、H"がまったく使えないのでした。

メールはケータイを使って送受信しておりましたが、どうやらケータイのバッテリーの残量も怪しくなってしまいましたので、このサイトの更新は帰宅後にすることにしました。

ですので、(↓)の【桃塾】は、早朝に書いたものですが、皆さんのお目にかかるのは夜ということになります。

今日は四日ぶりの我が家ということになりますが、帰宅するや否や、明日からも、旅の日々となります。

明日は、22日の講演を前に神戸入ります。
そして、太田ジオさんと西原さんと夕餉をいただきながら気の置けない秘密会議をする予定です。

22日は、オープンセミナーのご案内にも書いておりますとおり、神戸市教育会館 大ホールで講演をいたします。

たくさんの皆さんにおいでいただければと思います。
講演会終了後は懇親会を準備いただいておりますので、皆さんとの意見交換も楽しみです。

お酒のみがありますので、当然にこの日も神戸に泊まります。

さて、問題は23日です。
この日はなんともは恐ろしい日でございます。

まず、(↓)で長野まで移動します。
新神戸 7:38 のぞみ 4号 名古屋 8:45
名古屋 9:00 *(ワイドビュー)しなの 7号 長野 11:53

そして、長野市メルパルクNAGANOでの講演をいたします。

1時間ちょとしか時間がありませんが、最近短い講演も結構それなりにこなせる自信がありまして、これもたくさんの皆様にお越しいただければと思うのです。

それで、この講演が終わりましたら、きびすを返して、(↓)で美濃加茂市まで移動しなくてはなりません。

長野 15:44 (ワイドビュー)しなの 26号 多治見 18:14
多治見 18:29 太多線 美濃太田 18:57

これは結構疲れるはずです。
美濃加茂では「にんにく焼き飯」でも食べて元気をつけようか、とか今から考えておりました。(笑)

23日は美濃加茂市で宿泊し、翌24日は美濃加茂市建協さんでシステム設定をし、終了後帰宅することになっていますが、何時に帰れるか・・・なのでした。

でも、なるべく早く帰りたいのでして、なぜかというと、翌25日は、ANA 057 東京(羽田)(0900) - 札幌(千歳)(1035) で北海道へ飛ぶのです。

自宅は8時近くに出れば間に合いますが、私は行動する2時間前に起床しないと体が動かない人なので、6時前に起きなくちゃいけませんからね、24日はなるべく早く帰りたいのです。

25日は空知建協さんで、11月18日に予定されている「土木の日」の催しの打ち合わせ等を予定しております。

この11月18日「土木の日」の催しというのは、札幌での講演会を予定しているのですが、建設CALS/EC研修センター(岐阜県)+前田郡上建協会長+私というラインナップで「岐阜県スペシャル」を北海道にお届けに参りたいと考えています。

当然に空知建協さんの事例発表も予定しております。

これはつまり、「「桃論」の第6章 事業者団体ベースのIT化』のLIVE版なわけで、期待しておいてもらってかまいません、なのです。

25日は当然に札幌泊、そして26日は帯広への移動日なのです。

札幌 14:00 スーパーおおぞら 7号 帯広 16:18を予定していますが、夕方までに帯広入りすればよいので、この辺りは臨機応変にというところです。

27日は、宮坂建設工業さんでの講演を午前中から行いまして、JAS 156 便 とかち帯広 16:20 発 → 羽田 17:55 着で、帰宅する予定になっております。

なんとも強烈なスケジュールとなってしまっているのですが、おいしいものをしっかりと食べて(笑)、元気に乗り切らなくてはなりませんね。



【桃塾】

桃知@雨にけぶる郡上%午前六時のお寺の鐘が鳴っております。

昨日の桃塾はさながら桃塾寄席の様相でありました。
出し物(笑)は以下の通りでした。

井出さん(丸井建築事務所/塾生)
臼井さん(土屋組/塾生))
秋元さん(マイルストーン・コミュニケーションズ/ゲスト)
八木沢さん(八伸建設/栃木建設業協会/ゲスト/第1期塾生)

(なかいり)(笑)

熊谷さん(トライネット/真打)
向井先生(向井建築事務所/岐阜県建築士事務所協会/真打)

4時間の授業枠で、6件の事例発表ですので、それこそ寄席のように出し物が次から次へと変わるわけす。

はっきり言って、これは面白いのでした。
一人一人の持ち時間は短いのですが、それがかえってよいのかもしれません。

けっして「講演」のようなぎょうぎょうしいものではなくて、それぞれの方々が身の上話をするような寄り合いのような会をすることができました。

この寄り合いのような会というのは、結論を急がない、という特徴があります。
それぞれが、自分の知る範囲の話をする。そしてそれを聞く。

学ぶというのは、これに尽きるような気がしています。

それで私の仕事といえば、でしゃばらずに、ただつなぎをコーディネイトすることに徹していたわけです。

この桃知一門の発表会のような会があってもいいなぁ、と思ったのでした。

ただし、これは一門向けで、一般の方々向けには無理かもしれないなぁ、と思ったのも事実です。

前回の桃塾が終わってから、ある方に私は次のようなメールを書きました。

桃塾の特徴は、普段は絶対に見せてもらえないライバル会社の取り
組みを、皆さんオープンに喋ってくれることでね、こんなの日本国
中探してもうちにしかできないのよ。普通だったら、お願いしても
見せてくれないわね。

これは、私と関与先さんとの信頼関係の賜物だと私は思っているの
ね。ここから、私はコミュニティ・ソリューションの可能性を見つ
けたわけだ。

でも、この事例発表も1回目からはできないのよ。
やっぱりわからないなりにも、私の考え方を皆さん聞いているから
ね、受講生の皆さんにも聞く準備ができるているわけでね、ただ表
面的に見たり、真似たりするものとは、ここで決定的にちがってく
るんだわね。

そして、私は、私の関与先さんが、ああして喋るようになることを
ひとつのコンサル目標にしているわけでね、彼らはああして、また
強くなっていくんだよ。前田さんのようにひとり立ちしてくれたら
それは凄いことなわけだね。

そうそう、次回は最初からひとり立ちしている向井先生と、もう一
人の師匠である熊谷さんの登場だわね(笑)。

やっぱり彼らはとりなんだよ。

昨日は桃塾最終回ということもあり、受講生の皆さんとゲストスピーカーの皆様と主催者であるCALSセンターさんのほかに、栃木建協IT委員会さま総勢13名+秋野さま(空知建協)+北沢さま(北沢建設/長野県飯田市)も加わり、賑やかに打ち上げをいたしました。

東京ではなく、岐阜で行ったこの桃塾の2回目が成功なのか失敗なのかは、これはまだわかりません。

今回の桃塾に何らかの形でかかわってくださった皆様が、自らの問題に対して、何らかのアクションを起こしてくだされば、それで私は満足なわけです。

そして、その取り組みを次回の桃塾(またあればですが)で、また目に見えるような形でお見せいただければうれしく思います。

また、お会いいたしましょう。

2002/10/19 (土)  
【また松茸を食べた。ウフ】

今は大垣におりまして桃塾最終回の最中でございます。

小郡からの旅程は以下の通りでした。

小郡(山口) 8:32 ひかり 360号 新大阪 10:38
新大阪 10:40 ひかり 218号 岐阜羽島 11:32

昨晩も周防市の「浜」にて、井原社長と松茸のすき焼きを腹いっぱい食べてしまいました。

井原社長によれば、昔の山口県徳地町は「松茸しか」食えないようなところであったらしくて、その中でも砂糖醤油で炊いた松茸が一番うまかった、ということなのでした。

今回は、井原社長が松茸を持参していただきまして、やっぱり松茸はすき焼きがうまい、という私の意見を尊重していただきまして、松茸のすき焼きということになりました。

今回の目から鱗は、すき焼きに「ごぼう」なのでした。
井原社長はごぼうが好物らしくて、すき焼きに「ごぼう」は当たり前のようなのでしたが、私は「ごぼう」入りのすき焼きは初めてなのでた。

感想は、「うまい!」に尽きます。

ごうぼう入りのすき焼きはうまい。
当然松茸が入っていたので最高である。

ということで、私は調子にのって、昨晩は午前様なのでした。

2002/10/18 (金)  
【ふぐを食べた(プリプリ)】

桃知@小郡です。

昨日の井原組さんでのスタートアップ勉強会は、午後4時から午後9時までという夜間クルーズ。

その反省から、本日の第二班の勉強会は、開始時間を1時間早めて午後3時からとする予定です。

昨日の勉強会終了後は、井原社長と一緒に、周防市にある「ゆうき」さんへ移動して遅めの夕餉としました。

ここは山口ということもあり、でてきたのは「ふぐ」でありました。

とにかく一通り全部いただきましたが、今月の私は食物開眼月間のようで、先日の松茸に続き、「私が今まで食べていたふぐってなに?」というようなものでした。

とにかく「ふぐ刺し」は身が厚く歯ごたえはプリプリなのです。
味の素(もちろんあの「味の素」ではありません)もばっちり効いていて、こういうものをうまいと言わずに、なにをうまいというのでしょうか。

親方曰く、「生きているふぐを薄くひけるわけないでしょう」とのことで、正しい天然もののふぐの見分け方まで教えていただきました。

そして、驚きの初体験は、白子酒。
この時期まだまだ白子は小さいのですが、それをすりつぶして燗酒に入れて、よくかき混ぜていただきます。

日本酒がまったく別のお酒に変わってしまいます。
暖かいカクテルのような感じでした。

その後、から揚げが出てきましたが、これも驚きのもので、ふぐの肩甲骨?のようなところです。親方曰く、「ぶつ切りのから揚げはニセモノ」ということらしいですが、それも納得できるほど、おいしいものでした。本当にプリプリ。

ここで土瓶蒸がつきます。
これもうまくて、ヒレ酒がすすみます。

そして、鍋ですが、まずは、身の部分を鍋で炊きます。
そして、松茸とふぐの皮と身の間の部分と、ふぐ刺しにできなかったちょっとあかみがかった部分をしゃぶしゃぶでいただきます。

そして最後に野菜を入れて食べます。

おしまいは雑炊で閉めましたが、ここまでくるとかなりおなかは満ちております。
でも二杯食もべました。

以上、大変大変おいしくいただきました。
本当にご馳走様なのでした。

親方曰く、「白子が一番うまいのは2月」ということなので、これはツアーを組んで食べにこないといけませんね。
だれか一緒に「ふぐツアー」を企画しませんか?

それから、昨晩の周防への移動中に、浅草で楽しんでいる空知の皆さんから電話がありました。

皆さんは、私と入れ替えに浅草にやってきたわけで、私の行き付けの隠れ家である「杉」で、楽しまれていたのです。

そしてうれしいお言葉をいただきました。
「師匠の11月30日のお祝いには、葉月会全員で参加します」

いとうれし、なのでありました。

2002/10/17 (木)  
【桃論の広告】

今朝は5時に起床して、昨日書けなかったメールへの返事を大急ぎで書きました。
約20通ほど。

今はこの戯言を書いていますが、これが終わったら、ANA 693 東京(羽田)(1010) - 山口宇部(1145)で山口へ飛ぶ準備をしなくてはなりません。

ちなみに今は7時15分です。

私の家から羽田までは、TAXI+高速で、順調であれば27分前後でつきますが、何が起こるかわからないので、8時45分ごろには家を出ようと思います。

ということで、今日は昨日届いたCAD&CG11月号に掲載される「桃論」の広告のゲラを掲示しておしまいです。

CAD&CG11月号「桃論」広告(PDFファイル 1.13MBもありますので要注意!)

それから、昨日いただいた、「桃論」出版記念パーティの申込にあったメッセージがとてもうれしかったので、掲示させていただきます。

はじめまして。私は、建設業という業界が大好きです。今一番関心があるのはCALS/ECについて。建設業界が本当に変わっていくのかどうか、それはものすごい構造改革になると思っています。どんな方々のお集まりなのか想像もつきませんが、きっと、これからの建設業界を変えてくださる方たちが大勢いらっしゃるだろうと思うと、お話を拝聴できるだけでも幸せです。場違いの場所に行きそうな不安もありますが、著書だけでも頂きに行かせて頂きます。

恐縮してしまいました。
お会いできることを楽しみにしております。

それでは、夜にでも時間があればまた書きたいと思います。
では、行ってきます。

2002/10/16 (水)  ▲
【To Doリストのようなもの(もしくは連想して思い出す)】

X23のセットアップをしながら、「桃論」出版記念パーティの案内状の作成と、それを送る段取りをしているものですから、私の部屋は乱雑極まりないのです。

マルチタスクで仕事をこなさないと、本当にどうしようもない、という状態なので、やっていることは支離滅裂なのでした。

例えば、AirH”のカードの設定をしながら、案内状の送り先データベースを作成し、返信用のハガキや、送付用の封筒を印刷し、そして届き始めた「桃論」出版記念パーティの参加申込メールへの返信を書いている、というような按配なのです。

そして、明日からのツアーの段取りの心配もしなくてはなりません。

明日から二日間は山口県にお邪魔します。
井原組さんでスタートアップ勉強会をしてきます。

→実はこの準備ができていません。★\(^^;
→最優先で、今日中にやらなくてはならない仕事です。
→それから、着替えをホテルに送っておかなくてなりませんね。

そして土曜日は大垣桃塾の最終回。
小郡から新幹線で直行します。

今回も前回に引き続き事例発表大会ですし、懇親会の段取りも受講生の方々が自主的に行ってくれていますので、ここの心配はいりません。

19日の懇親会終了後、私は郡上へ移動します。
20日は郡上でSE的なお仕事。

→この仕事の為の機材を今日中に送っておかなくてなりません。

21日からも、神戸→長野→美濃加茂→北海道ツアーというハードな日程です。
→このツアーの段取りもしなくてはなりませんね。

→ああ、そうだ、今日は請求書を2通書かなくてはなりません。

まあ、これがもともとの私の仕事のスタイルだ、といえばそうなのであって、個人事業主であることの喜びというか、悲惨さを実感してしまっているわけです。

友人からメールをいただきました。

YOUです。桃知さん、こんにちは。
いよいよ本が出版されるのですね。
素晴らしいことです。
私も嬉しく思います。
少しでもご縁のある方が成功するのを見ているのは
喜びであります。

私のHPもお蔭さまで10万アクセスを超えました。
桃知さんのページと数字は随分違いますけどね。
私なりに嬉しいです。

では、また。

YOUさん、ありがとう。
こういうメールは、日々の業務に押し流されそうな、殺伐とした私の心に染み入るのでした。

YOUさんのサイトはこちらです。
http://www.cty-net.ne.jp/~yoshiaki/

そういえば、YOUさんのサイトの「友達の部屋」に何か書く約束をしたまま忘れてしまっていることを思い出してしまいました。★\(^^;

YOUさんしばらくお待ちください。

と書いたら、まにあ1号さんに依頼していた原稿のことを思い出してしまった。
まにあ1号さん進み具合は如何でしょうか?

ということで、昨日いただいた「桃論」出版記念パーティの申込に添えられたメッセージからいくつかご紹介します。

待望の「桃論」出版おめでとう御座います。
これからも迷える地場型中小建設業に「救いの手となる」道標を宜しくお願い致します。
参加人数をお知らせ下さい、引き出物として師匠にもお使い戴いている、我社のOE-1ミニ缶を人数分ご提供致します。

小川さま、ありがとうございます。m(__)m
OE-1って、なにもの?というかたは、(↓)のサイトをご覧くださいませ。

リバー産業さん
http://www.river2000.com/

そして、タロサから。

ども。タロサです。

当日は浦和レッズ対横浜FマリノスのJリーグ2ndステージ最終戦
がありますので、そこで浦和の初優勝を見届けてから浅草へその
喜びを分かち合いに伺おうと思います。

つうことで参加いたしますのでよろしくお願いいたします。

J1第2ステージは、浦和は絶好調ですね。
11月30日の駒場の試合は2:00からですから、優勝?の余韻を持っておいでいただければ、これはうれしい限りなのです。

ということで、現時刻は2002/10/16 (水) 4:43:14 AM。

もう一仕事したら、ちょっと眠って今日は歯医者にも行かなくてはなりません。

2002/10/15 (火)  
【桃論出版記念パーティのご案内】

この連休中の私の仕事といえば、X23のセットアップと、11月30日に予定されている、「桃論」出版記念パーティ開催の案内を作成し続けていたことでした。

昨夕は銀座の伊東屋まで出かけ、A4版のカット紙と角6型の封筒と、ハガキを購入してきて、現在自宅でせこせこと印刷をしておりまして、それは現在も続いております。

案内書はMicrosoft Publisherを使って作りました。
案内書の印刷は順調なのですが、私のポンコツプリンターであるEPSON PM830Cは、どうもハガキの印刷が苦手で紙詰まりばかりおこしてしまうので、急遽、EPSON PM800DCを引っ張り出してきて、ハガキの印刷だけはこちらで行っています。

明日中には、取り急ぎ案内をお送りしなくてはならない皆さんには、郵送の手続きができそうです。

これとは別に、熊谷代表世話人から、普段このサイトに訪れていただいている皆さんにも、出版記念パーティに参加していただけるようにしたらどうだろう、というご提案がございましたので、「桃論」出版記念パーティ開催のご案内を作成しました。

参加申込フォームも作りましたのでご利用ください。

今回の出版記念パーティには、来賓と呼ばれる方々はおりません、本当に有志だけの手作りの立食式で肩ひじ張らない和やかな会にしたいと思います。

どなたさまもお気軽にご参加くださればと思います。

2002/10/14 (月)  
【まあ、順調 】

昨日の夕方は、秋葉原へ、ThinkPadX23用の増設メモリを購入に行ってまいりました。

浅草からは、TAXIで参りましたから、いつものとおりT-ZONEを目指して行ったらですね、あら、T-ZONEがない、のでしいた。

つい半年ほど前(私は半年ぶりに秋葉へ行ったのです)に、T-ZONEのあったところは、LAOXの経営するASOBICITY(アソビシティ)という、本当に楽しそうなお店になっておりました。

まあ、楽しそうなのはいいのですが、そこには私のお目当てのモノはございませんので、そこで、T-ZONEのPC DIY SHOPへ行って、PC-133MHzのSDRAM 512MB(プリンストン製、28,900円・税抜き)を購入して参りました。

おかげさまで、私のX23は+512MB程仕事場が広くなり、物理メモリは正味640MBとなりました。

ノートPCでも、このぐらいメモリを積むと、まあ、それなりに快適なものではあります。
アプリケーションの起動や切り替えのスピードは確実に早くなるのでありました。

X23は一通りのセッテングが終わり、あとはモバイルの通信環境を作れば、一応仕事に差し支えない程度には動くと思います。

それから、アウトルックのデータ移行がうまくいかない点は、受信日が2001年1月1日以降のメールデータは、うまくエクスポートできましたので、通常は問題ないかと思うのでした。

しかし、なぜ2000年12月31日以前のデータがpstファイルとしてエクスポートできないのかはわかりませんし、まあ、どうでもいいと諦めてはおります。

ということで、今日はこれから、11月30日の「桃論」出版記念演芸会(ってかいたけれども、春風亭美由紀さんのスケジュールあわず)のご案内を作成する予定でおります。

2002/10/13 (日)  
【X23をセットアップ中】

昨日は、茅野駅発午後5時47分のあずさで、秋葉原駅まで行くことができましたから、午後8時30分ちょと過ぎには、自宅に戻ることができました。

宮澤組さんから、お土産に松茸をいただいてしまったものですから、お話を聞いていておいしそうだなぁと思った、すき焼きにして早速いただいてみました。

感想は、私が今まで食べていた松茸っていったいなんだったの、というものでございます。
世の中にはとんでもないものがあるわけで、ああ・・・知らなきゃよかった、かもしれません。

それから、新しいノートPCが届いておりましたので、うだうだとセットアップをはじめました。

機種は型落ちのIBM ThinkPad23X(2662-EFJ)で、いまだと、このモデルは15万円台で買えてしまうのです。

この機種を使うことで、私は始めてWindows XP Professionalを使うのですが、Win2000からの移行は戸惑うところも多いのでした。

それから、このX23ですが、型落ち機種ですから、OSからなにからすべて古いまですので、最新版のサービスパックもあてなくてはなりませんし、それなりの手間はかかります。

Windowas Updateをしたところ、なにやら二十数件のパッチをあてなくてはならなくて、すべてをあてて、OfficeXPをインストールし終えたところで、午前3時をまわっておりました。

当然に眠いので、作業はそこまでにして眠りました。

今朝は目覚めれば午前8時30分。
早速、私の日々の業務の中では一番重要なアウトルックのデータをコンバートしようとしたのですが、今までのデータがうまくpstファイルに落ちません。

どうやら、業務処理用に作っている受信メールホルダのメールがうまくコンバートできていないようでした。

このホルダには約1万7千件のメールが添付ファイル付で保存されていますから、これは移行できないと困るのです。

とりあえずCSVファイルに落として、データの移行をしてみましたが、これには受信日の項目が無くて、受信日でソートができていないということをがわかりました。

なので、一度これはペンデングして、ホームページ・ビルダーをインストールし直して、この戯言を書いている次第です。

今日の浅草はとてもいい天気です。
夕方近くに秋葉原まででかけ、X23用に増設メモリを購入して、帰りがけにでも、上野駅南口前に新しくオープンした、牛タン屋のねぎしにでも寄ってこようかと思います。

2002/10/12 (土)  
【大移動?】

昨日は、美濃加茂市建設業協会さんのシステム設定ではまりまくってしまいました。
どうしてもDNSが外から見えない。内側からはちゃんと機能する。

そもそも、グローバル側で、DNSサーバーがpingを返さない。
なんだ?

ルーターの問題かとも思い、何種類か交換してみたけれども、結局何を使ってもダメ。
手詰まり。サポートが15日の午前中まで休みなので、それから対策を考えることにした。

なものだから、(↓)の予定はまったく意味をなさず。
美濃太田 14:51 太多線 多治見 15:20
多治見 15:36 中央本線快速(名古屋−中津川) 中津川 16:12

結局、2時間ほど遅れて中津川駅に。
そこから「いいなかライナー」で飯田まで移動の予定だったのですが、1時間近くも時間がある。

仕方がないのでタクシーで飯田まで移動しました。
15560円也。

ホテルへチェックインした時には、もう疲労困憊で、ぼろぼろ。
午後7時30分に、予定通り北沢さんがお迎えにおいでくださったので、近所の韓国料理屋さんで、ビールをたくさん飲みました。

生気の抜けた私の体に、ビールが染み渡ると、急に元気になってきて、結局午前0時近くまで、11月30日の出版記念演芸会の段取りをしておりました。

ということで、11・30桃論出版記念演芸会は、連休明け早々にでも、皆様にご案内をしたいと思います。

案内状(案)
桃知利男師匠の出版を祝う会

 なにやら世情騒がしい秋ですが、皆様にはお変わりなくお過ごし
のこととお察しいたします。
 さて、このたび、桃知利男師匠が著書「桃論 中小建設業IT化サ
バイバル論」(エクスナレッジ)を出版いたしました。
 そこで、この度の出版を機に師匠のますますのご発展を願って激
励・祝賀会を開くことにいたしました。
 師走のお忙しい時期に恐縮ではございますが、万障お繰り合わせ
のうえ、ご参集賜りますよご案内申し上げます。

発起人

(順不同)

        世話人
        ------------------------
       
      記
日 時 平成一四年十一月三〇日(土)
    午後七時開宴
場 所 浅草ビューホテル 4F 飛翔V
会 費 一万五千円(著書をお持ち帰り頂きます)

立食式で肩ひじ張らない和やかな会にしたいと思います。
勝手ではございますが、電子メールにてご出席のご返事を十一月八
日までに頂戴したくお願い申し上げます。
なおご出席の節は平服でお願いします。

事務局

------------------------------------------------------------
浅草ビューホテル
〒111ー8765 東京都台東区西浅草3ー17ー1
電話:03ー3847ー1111 FAX:03ー3842ー2117
http://www.viewhotels.co.jp/asakusa/

まだ、事務局が決まっておりません。(笑)

さて、今日は、宮澤組さんでイントラネットの勉強会をして、終了後浅草へ帰ります。
多分、夜11時ごろになるでしょうね。

2002/10/11 (金)  
【イメージ】

今朝は、昨日書いた(↓)の【昨日書いた今日の戯言】をアップするだけで、何も書かないつもりだったんだけれども、目覚めれば食客さまよりメールが届いていたので、少々。

○○@食客です。

毎日からんでいるようで恐縮です。

「身体性を伴うリアルな空間と如何にかかわれるのか」の
一節にまたまたからみます。

表出=表現論からすれば、

イメージ(像)とは、概念(抽象的論理)が屋上屋を重ねていく
事に対する、身体的な引き戻しという定義です。

つまり、人間はやっぱり、自分の身体が及ぶ範囲でしか了解
(本当にわかった)しないので、抽象的な話になればなるほど、
それをイメージ(像)化して、身体に引き寄せるのです。

逆にいうと、像化しうる思想や表現こそが、何者かである
(最終的に残る思想や表現)ということだと思い決めれば、
よいのではないですか。

もう桃知さんの言っていることは、土建屋のおじさんには
むずかしすぎて、ついていけないことは自明です。
それを、桃知さんのキャラクターや表現の身振り(つまり
身体的イメージ)で共感を呼ぶわけで。
それを「話体の表現者」(=芸人<>食客)と呼んでもよいのでは?

酔っぱらって支離滅裂ですが、とりあえず。

イメージに関しては、私は食客さんの意見と違うところはありません。

なので、バーチャルな世界で築かれたコミュニティにしても、自らの身体性の枠内でしかコミットできない限界を感じています。

だから、私はこう書いたのです。

しかし、これが身体性を身体性を伴うリアルな空間と如何にかかわれるのか、という命題に立ち向かうのは結構しんどいものです。つまり問題はここなのです。

例えば、情報リテラシイを私は「人間の力」といっていますが、それは身体性を伴わないバーチャルな世界でやり取りされる情報の裏側にあるようなものを見る(読む)ような力だと感じています。

この「人間の力」が、身体性を伴ったリアルな空間との関係性の中で身に付くものであることで、私は内にこもることの限界を感じています。

私は、文字を手に入れた(つまりすべての国民が読み書きができるようになった)こと以降、読むということに関しては、今までの世界と何も変らないのがインターネットの社会だと思いますが、ところが「書く」ということ、つまり、情報を発信するということ、自らを表現することに関しては、今までの世界と明らかに違うと感じています。

それを「桃論」では、金子郁容の言葉を焼き直しながらこう書いています。

世の中が平準化するということは、それだけ既存の組織やシステムの多くが無力化することを意味します。これは、逆説的には従来は認められていなかったさまざまな微小な力が影響力を発揮しやすくなることを意味しています。個人がインターネットを活用することで、情報の発信、受信の機会、能力の発揮の機会が大きく増えて、それを生かして社会の活動の中に自らが参加していくことの可能性です。

私は、この文脈の中で「ミーム」を語っているのですが・・・

そろそろ時間がありません。
そろそろお仕事モードに。

私の「芸人論」については後ほど。
これは始めたらとまりません。



【昨日書いた今日の戯言】

10月10日、東京駅を17時53分発ののぞみ25号に、なんとか間に合って、ようやく私は車中の人になったのでした。

車中では、ホームで購入した柿の葉寿司をほうばりながら、五木寛之と沖浦和光の対談録である、『辺界の輝き−日本文化の深層をゆく−』岩波書店,2002年を読んでおりました。

近頃は、「宮本常一の本を読んでいます」などというメールまでいただいてしまうわけで、私の「この国の文化」についての興味は、かなりの方々に感染しているようで、この「戯言」のなんやら怖いところを見た感があります。まあ、インターネットがミーム・プールであれば当然のことではありますが。

私が、こうして「この国の文化のかたち」を考えるようになってしまったのは、「地域」や「コミュニティ」というものを意識して追いかけていると、「ソーシャル・キャピタル」という、コミュニティにおける信頼の蓄積のようなものの存在を意識せざるを得なくなってしまったからだと感じています。

感じている、と書いたのは、実はまだ確信はないからです。

ただし、私が議論の対象としている地方の中小建設業、その方々が活躍されている「地方」を訪れて思うのは、ロバート・パットナムがいうところの、「ソーシャル・キャピタル」なんて、ほとんど無くなってしまっているのではないか、という強い思いなのです。

今や、中小建設業とそれを取り巻く既得権益は、地域社会からほとんど信頼を失ってしまった存在でしかありませんが、それは中小建設業が失ったものというよりは、地域社会全体が失ったものではないのだろうか、と考えています。

それは、最近急になくしてしまった、というよりは、なにか、この国が経済的に豊かになる過程で失ってしまったもの、というような気がしているのです。

そして、その経済的な豊かさの限界を見る今、私たちの血が生み出したともいうべき「ソーシャル・キャピタル」の欠如は、自らのアイデンティティーの無さという不安を感じているように思うのです。

私は、今現在、この国の近未来について明るい将来像を描くことはできませんし、その原因が、私をして自らのアイデンティティーの無さという不安が大きな要因ではないかと感じています。しかしそれを確かめる術はありませんが、ただ、それは、多くの人たちが感じている不安ではないかと思うのです。

のぞみ25号は予定通りに名古屋駅に滑り込み、名古屋駅11番ホームから、特急飛騨に乗り換え、岐阜までの切符しか持たない私は、車中で追加分の料金を払い、飛騨は5分遅れで美濃太田駅につきました。

美濃太田駅前のホテルにチェックインし、この文章を書いて今は10月10日午後9時15分。
小腹が減りましたので、これから外へ出てなにか食べて来ようかと考えておりました。

そしてこの文章がアップされるのは明日(10月11日)の朝。
明日は朝から忙しいのです。

2002/10/10 (木)  
【マーケットぼろぼろ】

昨日も書いたけれども、なんだ今日の株価は・・・
頭にきて仕事どろころの話じゃないじゃないか。

小泉+竹中じゃだめなんだよ。
このままじゃ東京三菱さえもたないだろう。

こんな経済政策を支持してきた方々は、自分の馬鹿さ加減を知ればいい。
けれども、そんなことよりも何とかしないと、銀行も生保ももたない。

不良債権処理は積極的にしなくちゃならない。それは批判しない。
でもそれはデフレ圧力を強めるだけなんだ。

世の中によいデフレなんてあるわけないじゃないか。

やるんだったら、フルコースを準備しないといけない。
景気対策は必要不可欠なんだよ。


【脳みそが痺れるようなもの】

まず、10・23長野ITフォーラムでの講演の案内を、オープンセミナーのご案内に掲示しました。→10月23日長野市メルパルクNAGANO

入場は無料です。とても短い時間(1時間15分)ですので、「桃論」入門編のような形になりますが、一生懸命やりますので是非においでくださいませ。

今日は、切羽詰った原稿書きをぎりぎりまでやって、夕方美濃加茂市まで移動します。
それから、浅草桃塾の会場の申し込みにも行ってこようかと考えていました。

明日は、美濃加茂市建協さんでシステムの設定をやった後、長野県飯田市まで移動となります。

鬱の方は晴れたのかというと、決してそういうわけでもなくて、まあ脳みそが重いのではありました。

うどん星人2号様より、以下のようなメールをいただいておりました。
ご心配いただきましてありがとうございます。m(__)m

一連の原稿執筆の様子を「店主戯言」で拝見しつつ、
実はもっと早く、桃知さんが校正をすませた頃にメールをお出ししようかなと思って
いました。
何かというと、「原稿執筆が終わった後にやってくる、どうしょうもない鬱々とした
気分」の事です。
大プロジェクトを無し終えた後には、時々そんな事がありますが、脱稿後の桃知さんは
次々とPPTの資料を作成し、講演をこなし...と、そんな事とはまるで無縁のように見
えましたので、
控えておりました。

でも、今日とうとう「年に1度あるかないかの鬱状態」とありましたので、
こうしてメールを書かせていただきました。
私も昨年暮れ、12月頭に原稿が仕上がり、校正もすませ、
それまで原稿にかかり切りで放っておいた仕事を、次々片づけだした半ば頃、
突然「何もできなく」なりました。
しなければならない事や納期の迫ってる仕事があるのは、嫌という程わかりきってい
るのに、
何もできなくなり、一日、一日...と無駄に過ぎゆく日々を思うと、
さらに自己嫌悪に陥り...という悪循環を続けて、しまいには何もしていないのに
だるくて、だるくて、起きているのもつらく、つい横になってしまうところまで行き
ました。

一番ひどかったのは、「文章を書く(あるいは、メールを打つ)」という事に対する
抵抗でした。
校正段階で、ああ、ここはこう書くべきだった、こういう構成にすべきだったという
後悔のようなものが沸々とあったのですが、それがずっと払拭できずに、
どこか頭の中に残ってしまったようです。
そのために、日常何十件とこなしている仕事のメールの返信でさえ、
思うようにできなくなってしまいました。
元々私は俗に言う貧乏性で、何かしていないと居られないタチで、
仕事に手がつかない理解しがたい状態を、常にパソコンに向かって座っているという
事で
ごまかそうとしたのか、他愛もないゲームを呆然と意味もなく夜中までやっていたり
しました。


そこでどう解決したか.........書ければいいのですが、実はないのです。
(ごめんなさい)
何も役に立たないメールですが、原稿を精魂込めて書き上げた後は、
気持ちが込められていればうるほど、おそらく誰もがきっとこんな
「年に1度あるかないかの鬱状態」になってしまうのだろうと思います。
そう思えば、そんな状態に浸っている自分を、もう一人の自分が外から客観的に見守
る事もでき、
突然、重い雲のような鬱々した気分も晴れていくのではないかと思うのです。

あるいは.....
奥様がどうだったかはわかりませんが、10ヶ月間大事におなかの中で育ててきた赤ち
ゃんが、
突然ある日外に出て、それからが不眠不休の忙しさとなるのに、
突然きてしまうマタニティーブルーと同じなのかもしれません。
原稿執筆と出版........まさに産みの苦しみだと思うのですけど。

以前を思い出して一ついえるのは「頑張って」と言われなく事でした。
「頑張ってしまった」ので「ただただ、なにもできない」状態になってしまうのです
から。
桃知さんが「頑張らない」でいる状態は、きっと私達が「スゴク頑張っている」のと
同じくらいの状況かもしれませんが。

とにかく、頑張らないでください。
それから、(いわれなくても...でしょうが)美味しい物を沢山たべてください。


P.S.
「〜ひばり くん!」を書き出して、途中で原稿を落としてしまうほどの江口寿史も
また、きっとがんばりすぎてしまったのだと思います...(笑)

まあ、特に頑張っているわけではなくて、脱力しているわけでもなく、脳みそが痺れるような経験をしてしまったものですから、脳みそが痺れるようなこと(つまり、自分の興味の範疇)でしか、脳みそが動かなくなってしまっているような状況なのですね。

なので、今の興味の範疇である、「この国の文化」については、ここ数日かなりの量の本を読んでいるわけで、でも、本業の方はやりたくない、というかつまらない、脳みそが痺れないのです。

2002/10/09 (水)  
【ちょっと調子がでてきた】

ちょっと人間がまともになってきたのか、朝から雑用をガンガンにこなしています。
まだ雑用だ、というところに、私の今回の症状の重さが出ています。★\(^^;

宅急便だけで、今日は8個も送り状を書きましたし、溜めまくっていたメールへの返信もようやく書いている、というような、まったくお気楽な按配です。返事が遅れております皆様ごめんなさい。m(__)m

ようやく締め切り間際の原稿にも手をつけたのですが、なんでこれが普段にできないのか、と考えるとまた自己嫌悪に陥るので、考えないことにして気分転換にこの戯言を書いているのです。

それにしても、「東京株式市場で日経平均株価はバブル経済崩壊後の安値を更新した。終値は前日比169円56銭(1.95%)安の8539円34銭で、1983年6月10日(8500円48銭)以来19年ぶりの水準となった。」(日経)なわけで、つまり、株価は19年前に戻ってしまったっていうことですが、これで8,500円を切ったら、日本の銀行なんてどこももたないでしょうね。いよいよメルト・ダウンということでしょう。

この期に及んでも、まだサプライサイド的な政策じゃないとダメだ、なんていっているのは、本当に政治経済を知らないでしょうね、と思うのです。

それはそれを支持している国民の責任でもあるわけで、もう、責任者出てこい、なんて言っても遅いんじゃないでしょうか。
ポピュリズムの弊害がもろに出てきているように私には思えます。

さて、今朝書いた風の王国がらみのメールをいただきました。
食客さま、いつもありがとうございます。

○○@食客です。

仕事の気分転換(^^;)に戯言ページを見たら、
ちょっと気になったので、またまた一言。

桃知さんが最初の頃に言っていた、インターネットによって
作られる人間関係こそ、現代版漂白民のコミュニティでは?

サンカが日本列島の尾根伝いに漂白のコミュニティを形成し、
海洋民が黒潮・親潮に乗って琉球弧を形成するように、
ネット上で漂白型コミュニティが生まれつつある、と考えれば
必ずしも負け組みと考えなくてもよいと思います。

インターネットのアナ-キーなコミュニティに対して、国家は
秩序を持ち込もうとして、いまそのせめぎ合いの場にいる、
というのは、以下の話にもつながりますね。
(山本の論文から私が勝手に抽出したもの)

----------------

「高度情報主義国家」とは−山本哲士『高度資本主義国家論』から−

・市場原理や交換原理そのものが変わり得ない中で、情報技術が
情報様式の新たな次元を構造化していく力として働かせている

・情報が商品化されるという高度資本主義社会を脱して、
情報が資本化され「情報交換=商品」と「情報生成=資本」の分立、
対立が生起している高度情報主義世界に進もうとしている

・これ(上記の対立)は国家秩序そのものを非国家化するパワー関係を
働かせるため、国家の高度化が、高度情報主義国家としての情報装置
統制に入ることを示す

・情報技術は文化技術/社会技術/思考技術等を含めた技術世界を、
日々の生活世界へ再構成している。半導体の複層的働きは、
思考技術/哲学技術そのものが、物質秩序の象徴的な編成を変えてしまう
ものとして技術化されているのであり、
それは、空間世界を構成する新しい社会技術となって、
近代市民社会の社会技術とは設計原理が異なる次元を切り開いている

・市民社会の原理は、産業社会の大量生産の経済原理と同じく、
「最低限のよりよいものをより多く」という社会技術の設計原理からなる。
それに反して、情報技術の設計原理は「個々に応じた最高のものをひとり
ひとりに」という社会環境技術の設計原理からなる。
これは、分配様式(=環境界)を根本から変える(=社会の非実定化)

・社会学的<情報>観や文化主義的<情報>観が示したような、
情報の多様性が、高度情報技術において算出/生成されていく上、
このような情報様式が、新たな社会(編成/非編成)を生み出しており、
高度情報主義国家がそれを国家の最終局面として統制しようとしている、
ととらえる

・情報主義国家(の段階?)の特徴は以下のように考えられる
 (1)情報流=光速度が、物流を支配コントロールしている
 (2)情報流のシステムが、あらゆる種別的な生産様式の技術ツールとなっている
 (3)情報のコストは、ひとつでも、多数でも同じコストとして組み立てられる
  (量的差異の意味はなくなったが、量的限界はありうる)
 (4)情報化の社会的浸透によって、社会の非実定化が進む
 (5)情報化は何よりも、分配様式の変容をもたらし、分配の環境空間が
   新たに組み立てられていく
 (6)情報の高度化によって、超国家的なコミュニケーションが支配的な
   交通となっていく
 (7)情報化と世界化がすすむにつれ、国家間の差異が意味無くなり、
   国家間の共同コントロールが要されるが、国家そのものの存在意味はうすれて
いく
 (8)逆に、情報化が場所と世界交通とを直結するため、場所の固有性が、
   ソフト表出力能として要されるようになる

・情報の社会理論の限界は、
 第一に、情報を商品の世界化と重ねて論じる次元からでていない。
 つまり、物流と光速度の情報流との物質的なちがいがもたらす
 社会変容/文化変容がとらえられていない
 第二に、情報を国家そのものの枠をはずす「非国家化の政治性」と
 「地球の情報化」との峻別と相互性が不明確なまま、「情報」が一般化して
 とらえられているにとどまる

------------------------
上記出典は以下。

「吉本隆明が語る戦後55年〈別巻〉高度資本主義国家―国家を超える場所 」
吉本 隆明 (著), 山本 哲士 (著) 単行本 (2002/06/01) 三交社

また、吉本がらみで恐縮ですm(_ _)m

「桃知さんが最初の頃に言っていた、インターネットによって
作られる人間関係こそ、現代版漂白民のコミュニティでは?」

これが、私とITを関係付けているぎりぎりのところ、つまり首の皮一枚なのは確かです。
「桃論」で私はこう書いています。

■私の身の上ばなしのまとめ

 さて、私の身の上ばなしもこの辺で終わりにしたいと思います。ここでは私の思うところを簡単にまとめておきましょう。

 まず、インターネットが革命であることは、マクロ経済学者には理解しにくいだろうということです。なぜなら、彼らの問題解決方法は、個人と問題を切り離すことで成立しているからです。そういう方々にとって、インターネットの存在はファックスの延長上に考えることで十分な理解になってしまいます。しかし、個人の世界イメージの中では、これは「革命」に相当するようインパクトを持っているのです。

 私は、今起きている革命的な変化とは、一人ひとりが生活の基盤としている文化や精神の「革命」であると理解しています。それは個人の革命であり内なる精神の革命です。個人がインターネットを活用することの意味は、第一に情報の発信、受信の機会、能力の発揮の機会が大きく増えるということです。

 その機会を自らの生活の中でどう生かして、いかに自らの社会生活の中で自らの居場所を見つけていくかという問題に、自らが積極的に社会にコミットしていくことで「新しい関係」が構築され編集されていくことを理解することです。そしてそれは、サイバーな空間(デジタルデータが行き交う空間)だけではなく、リアルな空間(現実社会)でもそうであることを知ることになるはずです。

 つまり、インターネットは私に新しい職業を与えてはくれましたが、同時に「私に収入をもたらしてくれる仕事はすべて、面と向かって直になされるものであり、私とお客様とのコミットメントは、私の身体がそこにある世界でおこなわれているものでしかないのです。」これが、インターネットが私に教えてくれたものに他なりません。

 「IT化は建設業を変えるものだ」とする私の立場は、「公共工事という問題」の前では技術論的なIT化などなんの役にも立ちはしない、という現実を超える必要があります。その思考の展開の基盤はここにあります。

 社会とか企業とかが、個人の生活世界イメージの組織であることを理解すれば、組織を構成している個人の価値観の変化は、やがて組織全体を変化させることになることになるでしょう。それは既存の組織における制度・慣行の力が小さくなるということです。つまり環境が変るのです。そして、そこにはさまざまな「新しい関係」が生み出されることになるでしょう。

 例えば、NPOのようなボランティア的な社会的サービスを志向する新しい組織のかたちは、インターネットによって、活動の場を大きく広げていますし、インターネットが市民運動にひとつの新たな経路を与えていることは確かです。ボランティア的な性格を持つ事業では、インターネットはすでに強力な道具とさえなっています。(※ 例:阪神大震災の救援活動におけるインターネットの活用)そして、それらが意味を持つのはリアルな空間での身体性を伴った活動においてである、ということです。

 つまり、私の個人的な問題解決方法である『「わからない」という方法』とか、金子郁要のいう「コミュニティ・ソリューション」のようなスタイルの問題解決方法は、なにもサイバーな空間だけの問題解決方法ではないということです。これは現実社会でも有効な問題解決方法として台頭してくると考えるのです。

 つまり、リアルな空間での新しい問題解決方法を生み出すエンジンになれることで、「インターネットは革命だ」と私はいえるのです。

 そして、インターネットが新しい通信手段として大きなシェアを占めることは、この傾向が相互依存的に一般化するものだと考えています。インターネットユーザーの量的な拡大はやがて社会の質的な変化をもたらすでしょう。それは「今という時代」の精神的な基盤が、インターネットの精神文化とでも呼べるものを基盤としたものに、質的に変化しているということです。

 私は、このような個人的な理解をベースにIT化を考えています。つまりIT化とは、第一に精神文化的な革命を私たちにもたらすものだということです。そしてこの精神文化的な革命は、私たちが身体を伴ったリアルな空間で生きる社会的な存在であるということで、私たちが今までとは違った精神的な基盤をもって、自らと社会との位置関係を確認し始める(編集する)ことを意味しています。私のいうIT化が私たちに教えてくれるものは、現実社会での問題解決方法だということです。

 この自らと社会との位置関係を確認する作業から生まれる新しい問題解決方法が「コミュニティ・ソリューション」です。この問題解決方法が、従来の社会的枠組みの中で機能してきた「ヒエラルキー・ソリューション」や「マーケット・ソリューション」だけでは解決が難しい問題の解決方法として有効かもしれない、というのが本書のIT化論の立場なのです。

 私は「マーケット・ソリューション」や「ヒエラルキー・ソリューション」、つまり、経済学がつくり出したふたつの問題解決方法では、もはや「公共工事という問題」は解決が難しいと考えています。公共工事が抱える閉塞状況(公共工事という問題)に、ボランタリーな問題解決方法である「コミュニティ・ソリューション」が、新しい問題解決方法としてどこまで有効なのかを考えることが本書が行おうとすることなのです。

しかし、これが身体性を身体性を伴うリアルな空間と如何にかかわれるのか、という命題に立ち向かうのは結構しんどいものです。つまり問題はここなのです。

つまり、インターネットは私に新しい職業を与えてはくれましたが、同時に「私に収入をもたらしてくれる仕事はすべて、面と向かって直になされるものであり、私とお客様とのコミットメントは、私の身体がそこにある世界でおこなわれているものでしかないのです。」これが、インターネットが私に教えてくれたものに他なりません。

これを、中小建設業のIT化の文脈の中で、どう実現していこうか、というのが「桃論」を書き終えた私の次の仕事だと理解しています。

そもそも、中小建設業はバーチャルな存在ではありませんし、この国における市民社会なんていうものは、「まやかし」の存在でしかありませんでしたからね。

ああ、悩ましい・・・と考えはじめると、また鬱になってしまいそうなので、この辺でお終いです。原稿書かなくちゃいけません。



【白いわにがきたよ若しくは風の王国】

年に1度あるかないかの鬱状態で、仕事はなにも手に付いていないのでした。

原稿の締め切りは明日だし、なにからなにまでやらなければならないことばかりなのですが、気が焦るわけでもなく、ただただ、なにもできないでいるのです。

まあ、江口寿史の「白いわにがきたよ」状態を知っている人がいれば、そういう状態だと思っていただければよいかと思います。

それで気晴らしにでもと、昨日は東京大丸まで、本当に久しぶりに買い物にでかけ、ブライドルレザーの蝋引きされた財布と小銭入れを調達してきて、それを丹念に磨き、残った時間は、五木寛之の『風の王国』を読んでおりました。

この『風の王国』も、宮本常一がらみで調達した書籍の一冊で、いわゆる「サンカ」や「世間氏」と呼ばれる、非定住の方々を扱った小説です。

これを読んで、ふと昨日書いた『弥生の文化を壊すことで生まれた(開発主義)「この国のかたち」』というフレーズが、恥ずかしいものと思えてきました。

つまり、開発主義以前の日本には、それこそ「いくつもの日本」が自然とあった、と考える方がよい訳で、弥生時代は縄文時代の狩猟採集社会から農耕社会へ移行した時代ではありましたが、大雑把に言っても、弥生時代は日本列島が均一だったわけではなく、沖縄などの琉球列島や,北海道には弥生時代がなかったこと、そして東日本の弥生文化は西日本と大きく違っていたこと、そして少なくとも江戸の終わりぐらいまでは、多様性の文化を認めるところがこの国にはあったことぐらいは、私は既に知っていたことじゃないか、ということです。

それを、弥生の文化と一まとめに呼ぶことはおろかなことでしかありません。

私は、さまざまな地に住むことで、そして、さまざまな地に訪れることで、いろいろな方々と出会い、多少なりとも己の中に多元性や相対性が生まれていることを感じてはいますが、それでもまだ、教科書的な日本や日本文化などという「正解の思い込み」にとらわれているところがあります。

それは、扱っているテーマが「中小建設業」という、日本国中どこへ行っても、金太郎飴の断面のように同じようなものでしかない、戦後の開発主義が生み出した「生き方」ばかりを考えているせいかもしれません。

地域に根を持つ建設業を考える今の私の立場は、「定住すること」を前提としたはなししかできないのも確かなのですが、もしかしたら、定住を前提としないコミュニティというのも、考えることはできるのかもしれないな、と思うのです。

それは、勝ち負けというときの、負けを選ぶ選択ということなのですが、その負けるということで、己の精神の自由のようなものが得られるのであれば、それは決して負けではないのだろうな、と思えるような社会的精神文化構造、そんなものは可能なのだろうか?と、わけのわかんないことを考えて、そうして一日を過ごしてしまったのでした。

さて、今日はがんばりましょう。

2002/10/08 (火)  
【今日は原稿を書かなくちゃいけない】

この戯言も、ついに民俗学(?)について議論ができるところまでこれたのか、宮本常一の名前を二日並べたら、ちゃんとメールが届きました。ありがとうございます。

○○@食客です。

宮本常一と聞いて、ちょっと一言。

札幌独演会の時に、札幌弘栄堂(書店)で、「東西/南北考」赤坂憲雄
(岩波新書新赤版700)をたまたま購入しました。

赤坂君(親しすぎるかな)とは、1970年頃から、同人誌などで
ずっと追いかけてきましたが、最近では「東北文化論」として、
「異人論序説」「柳田国男の発生」「東北学へ」といった著作を
出してきています。

この「東西/南北考」では、「いくつもの日本」という視座を提供し、
「ひとつの日本」のほころびから、「いくつもの日本」を探る未踏の
道行きを辿る、としています。

桃知さんがコミュニティといったことが、ここでクロスするし、
宮本常一の「民俗から見た日本の東と西」を柳田の「常民」
が大和朝廷以降の視座しかないことを指摘しているといいつつ、
その視座には稲作文化、弥生人という限界がある、と指摘
しています。

桃知さんがいみじくも講演で仰った「みんな米を作ってきたんですよ、
北海道はちがうかもしれないが」といった、まさにそこのところに、
日本人の亀裂が走ること、それはコミュニティの再生であるかも
しれないこと、が指摘されている、と私は読みました。

自分が北海道出身であること、稲作文化からは遠く離れていることが、
その発想を素直に納得できるのかもしれませんが。

私は、民俗学の「構造的な思考」のなさには、ついていけないものを
感じますが、赤坂君はそこを十分意識しつつ、なお「いくつもの日本」
を採ろうとしています。

参考までに。

私は、この議論についていくほどの知識は、残念ながらありません。
とりあえず赤坂氏の著作をアマゾンに発注しました。

しかし、赤坂氏のいう「いくつもの日本」というのはわかるような気がします。

例えば、宮本常一が柳田国男の方言周圏論に対して、(控えめながら)東北日本と西南日本の文化相違を指摘していますが(この視座が宮本批判の論拠です)、宮本が一元的に「この国のかたち」というような表現をしていないこと、個人を問題から切はなさいということ、その視座の先には、「いくつもの日本」という視点があるかもしれません。

私がコミュニティという概念に傾倒しているのは、何よりも経済学の限界のようなものを感じているからです。

経済学の限界とは、個人を問題から切り離したところで行われる議論の限界ということです。

この経済学の限界に、アマルティア・センのように「論理」を持ち込むことの可能性は、私にとっては、本当に光明であったのですが、しかし、私たちは、なにをもって「倫理」といえるのだろうか、という現実の前では、私は力ない存在であることを痛感するのです。

それは、私の信じるものとは何か、というときの曖昧さです。
例えば、幸せ、豊かさ、幸福、といったときの己の「ものさし」の曖昧さです。

弥生の文化を壊すことで生まれた(開発主義)「この国のかたち」は、倫理というような、ものさしを失った国のように思えます。

そんなところに、コミュニティは存在できるのだろうか?という疑問は常にあります。
それで私は、町内会ソリューションのシステムを持つ浅草に居を移してみたのです。

私が地方に行って感じるのは「脱臭されたうそ臭さ」のようなものです。

全ての成人が車という個室と会社という家の中に暮らし、その生活から切り離されたところに、年寄りと子供たちがいます。

そこには、人の生活、喜怒哀楽のにおいがしないのです。

そのようなところに、コミュニティは生まれ育つのか?
私の関心はそこにあります。

2002/10/07 (月)  
【鬱か?】

午前中は歯医者へ行ってきました。あと2度ほど通うとお終いらしいです。

昨晩から、今日にかけては、『桃論』の校正作業に励みました。
都合3回ほど読み通して、句読点の位置と文体の修正を徹底して行いましたので、原稿はかなり赤くなってしまっています。

自分で、自分の書いたものを繰り返して読んで思うことは、「偉そうなことを書いているなぁ」という率直な思いなのです。

それで、これを突き詰めていってしまうと、私は必ず鬱になり自己嫌悪にさいなまれることになるので、それを何度も振り切りながら作業をしていました。

しかし、私の心は宮本常一の衝撃から抜け切れない。

今日は、佐野眞一が著した、『宮本常一が見た日本』という本を、歯医者への往復の電車の中で読んでいたのですが、またしても、私の考えなんて「カス」のようにしか思えなくなってしまう。

それぐらい、宮本常一のやってきたことは凄い。
ジャンルこそちがえ、それはある意味、私がいまやろうとしていることなのだけれども、圧倒的な人間力の差に、またしても私は落ち込んでしまう。

私ももっと色々な方々と会話をしなくてはいけない。

ということで、これからお客様が見えられるので、杉までいってきます。

明日は元気になっているか?・・・だな。

2002/10/06 (日)  
【こんどく】

本当は、「休み」と書いて終わろうとしたのですが、今日一日何をしていたかを書いておきたくなりました。

それで、今日は、一日かけて何をしていたのか、というと、宮本常一,『忘れられた日本人』,岩波書店,1984 を、(溜まった仕事もせずに)読んでいたわけで、これを読みながら帰えってきた新幹線の中では、思わず泣きそうになってしまった、というような代物です。

勿論、これは小説ではなく、民俗学の本なので、お涙頂戴のものではないのですが・・・

私が、宮本常一に引かれたのは、本当に偶然に購入していた『塩の道』という本を、「桃論」脱稿後の虚脱の中で読んでからであって、私はつい最近までこの人のことなどぜんぜん知らなかったのです。

その『塩の道』という本は、たぶん、昨年、美濃太田駅のキオスクで購入したもので、読まないままに本棚にあったのですが、桃論を脱稿して一息ついた私は、ぼんやりとこれを読み始めて、その書かれている内容にまずはぶっ飛んでしまったわけです。

その時の感想を素直に書けば、私の思考なんてカスのように思えた、ということになるでしょう。

それで、私の手元には宮本関係の本が四冊届くことになったのですが、その最初の本が、『忘れられた日本人』ということになります。

私は今、コミュニティという考え方に傾倒していますが、宮本常一の世界は、柳田国男の世界とはちがった、生活感溢れるリアルな社会としてのコミュニティというものの存在を教えてくれているのでした。

ということで、私はまた変なものにはまってしまったかもしれません。

2002/10/05 (土)  
【Give Thanks! 一関】

昨日は、無事一関での講演を終了しました。
関係者の皆様、ありがとうございました。そして、ご苦労様でした。

それから、向井田さん、工藤さん、お土産ありがとうございました。

さて、昨日のはなしの内容といったら、私自身が竹中平蔵さま批判をやらないと気がすまない精神状態だったので(なにせ前日の株価は8千円台に落ちていた)、PPTには入れていなかった竹中平蔵さま批判を少しやらかしました。

私のIT化の考え方は、「IT化=環境×原理」という方程式に収斂されているわけで、中小建設業の原理はそう簡単に変らない、とすれば、環境については、それは徹底的にやんなきゃ気がすまない。

もっとも、竹中平蔵さまも、『不良債権の抜本処理に伴う中小企業経営への悪影響に関しては「吸収できる政策を用意しなければならない」と強調。雇用対策など安全網としての施策を不良債権処理策と一体的に示す方針を述べ、「この1カ月間は失敗が許されない真剣勝負だ」と意気込みを語った。』(日経)そうなので、宗派替えでもするんだろうかね、と注意深く動きを拝見しております、と。

それで、仮に宗教替えでもするとなれば、「これまでの政策はなんだったの?」ってことにはなるのだけれども(この責任は取ってもらわなくちゃいけない)、中小建設業を取り巻く環境は、もしかしたら少しは好転するかもしんない、ってはなしをしたのでした。

まあ、かなり期待薄だけれども・・・

・・・しかし、これのどこがIT化のはなしなんだろう、っていう反省は、少し・・・もないのでいた。

再び書くけれども、私のIT化の考え方は、「IT化=環境×原理」という方程式に収斂されています。

その立場で、「中小建設業のIT化」には〈「公共工事という問題」の前では技術論的なIT化などなんの役にも立ちはしない〉という命題を超えようとすれば、環境っていうのはね、現政権の行う経済政策そのものなわけで、これを他人事だと言っておらる方は、単純に脳みそが幸せにできているだけなんだろうねぇ・・・

ということで、それから、ミームのはなしをしたら、3時間30分は終わってしまったのでした。

こうして、私の講演は、ますますわけのわからないものと化していくわけです。

その後懇親会にも出席させていただいて、最終の新幹線に乗って、自宅に戻ったのは、案の定午前0時ちょっと前。

今朝は5時起床。
これから大垣へ行く段取りをしなくちゃならない。

桃塾は終盤になるとやたら参加者が増えまくるわけで、本日のスピーカーは、授業にも参加していただいている内藤建設の村田さんに、ゲストスピーカーとして吉谷土木の吉谷さん(桃塾1期)、それから鹿児島の阿久根建設の井之上さんをラインナップ、それから今回と次回のご意見番として、北沢さん(桃塾1期)にもおいでいただくわけで、ああ、賑やかこの上ないのでした。

今日と次回は、浅草での普段着で大垣まで行く予定、つまり永六輔スタイルだわね。

2002/10/04 (金)  
【ああ、本当にもう一度書き直したい】

本日は、一関での講演のために以下で移動します。

上野 10:10 *Maxやまびこ 37号 仙台 12:06
仙台 12:09 *Maxやまびこ 37号 一関 12:44

講演は、14:00〜17:30頃までですが、その後懇親会に参加させていただき、最終の新幹線である、一関 20:48 やまびこ 56号 上野 23:26で帰る、という強行軍スケジュールが待っていたりします。

明日は「桃塾」なので、今日中に帰っていないと、明日大垣で仕事をすることができなくなってしまうのです。

帰りの新幹線では、きっと爆睡していることでしょう。

ということで、現在は「桃論」の校正作業中でもありますので、車中は、赤ペンでごちゃごちゃとやりながらの移動となります。

もう一度書き直したい、という衝動と戦いながら、誤字脱字、句読点の漏れを根気よく探していく作業なわけで、ああ、本当にもう一度書き直したい・・・

このまま世に出していいものだろうか、と私は一人で悶え苦しんでいるわけで、ああ、本当に恥ずかしい、って、いまさら何を!って言われそうなので、この辺でやめておきましょう。

でも、ああ、本当にもう一度書き直したい。

2002/10/03 (木)  ▲
【まだ美濃加茂におりました】

昨日は作業が長引き(つまり、「はまった」というやつです)、最終の特急に間に合いませんでしたので、美濃加茂市にもう一泊しておりました。

亀井さん遅くまでお付き合いありがとうございました。
今朝は、以下で帰ります。

美濃太田 8:50 (ワイドビュー)ひだ 2号 名古屋 9:37
名古屋 9:44 のぞみ 50号 東京 11:20
東京 11:32 京浜東北・根岸線快速 上野 11:37

今週は『桃論』の校正をしなくてはなりませんし、抱えている原稿も2本ほどこの時期に書いてしまうつもりでしたので、なにかと時間が足りないようです。

と言っても、自分が頑張んなきゃいけないことばかりなので、毎朝自分自身に気合を入れているのですが、この気合っていうやつも、結構いい加減な場合が多いわけで、お昼ごはんを食べる頃にはいつもどこかに消えうせてしまっているようです。

お昼ごはんといえば、美濃加茂市での私のお昼ごはんはいつも決まっていて、ラインというところの中華そばなわけで、最近はこれの中辛に凝っております。

ということで、朝ごはんを食べたら取り急ぎ帰ります。

2002/10/02 (水)  
【@美濃加茂】

■台風

昨晩は、早めに寝たら午前2時ごろに目覚めてしまいました。
美濃加茂は台風一過、雨も上がり静かなものです。

確か、昨年美濃加茂市におじゃましているときにも台風が来ていたなぁ、という気がしたので、調べてみたら02/08/21がそうでした。

私がこれを書いている時点で、台風は岩手県におります。
これから北海道にも上陸しそうです。

被害にあわれました皆様には、お見舞い申し上げます。


■370,000ヒット

370,000ヒットのお祭りは、見事に5人様よりゲットメールが届きました。

369,998  郡上の平井さま
369,999  北海道の小林さま
370,000  東京、某ゼネコンのMさま
370,001  大垣のHさま
370,002  すーさん@Fe業界1号さま

遊んでいただきまして深く感謝申し上げます。
近日中に景品をお送りいたしますので、少々お待ちくださいませ。


■?

さて、私は美濃加茂市でなにをしているのかというと、こんなことをしていたわけです。
以下は本日の作業の準備用に書いたものですが、なんだかわかりますか?

CREATE PPP=0 OVER=eth1-any

SET PPP=0 BAP=OFF IPREQUEST=ON USER=***@ffa.ocn.ne.jp PASSWORD=*** LQR=OFF ECHO=ON

ENABLE IP

ENABLE IP REMOTEASSIGN

ADD IP INT=eth0 IP=219.163.***.*** MASK=255.255.255.248

ADD IP INT=ppp0 IP=0.0.0.0

ADD IP ROUTE=0.0.0.0 INT=ppp0 NEXTHOP=0.0.0.0

ENABLE FIREWALL

CREATE FIREWALL POLICY=net

ENABLE FIREWALL POLICY=net ICMP_F=PING,UNREACH

DISABLE FIREWALL POLICY=net IDENTPROXY

ADD FIREWALL POLICY=net INT=eth0 TYPE=PRIVATE

ADD FIREWALL POLICY=net INT=ppp0 TYPE=PUBLIC

ADD FIREWALL POLICY=net RULE=1 AC=ALLOW INT=ppp0 PROTO=TCP IP=219.163.***.*** PORT=25

ADD FIREWALL POLICY=net RULE=2 AC=ALLOW INT=ppp0 PROTO=UDP IP=216.163.***.*** PORT=53

ADD FIREWALL POLICY=net RULE=3 AC=ALLOW INT=ppp0 PROTO=UDP IP=216.163.***.*** PORT=80

ENABLE TRIGGER

CREATE TRIGGER=1 PERIODIC=3 SCRIPT=reset.scp

CREATE TRIGGER=2 INTERFACE=ppp0 EVENT=UP CP=LCP SCRIPT=up.scp

CREATE TRIGGER=3 INTERFACE=ppp0 EVENT=DOWN CP=LCP SCRIPT=down.scp

美濃加茂市建協さんも、フレッツADSL IP8が使えるようになったので、OCNエコノミーから乗り換えの作業をしています。

この場合、古いルーターではPPPoEが使えないので、新しいものを設定しなくてはなりません。
これはその設定方針なのでした。

でも、あくまでも方針ですから、うまく動くかどうかは実はわからないのです。(^^ゞ

はまると、結構しんどい作業になったりもしますが、最近の私にとっては、原稿書いているよりは実は楽しかったりしています。★\(^^;

実はこの感覚っていうのは怖いものなのですね(謎)。

2002/10/01 (火)  
【10月のはじめにうだうだと】

■一お連カウンター370,000

まもなく(?)、一お連カウンターが370,000を刻みます。
こうして、毎日たくさんの皆様にこのサイトにおいでいただけることが、私の活動エンジンであることは確かでして、心から深く感謝申し上げます。

さて、今回の景品ですが、これも他力に頼りきりまして(笑)、先週の北海道遠征の際に、中山次郎さんからいただきました、桃論+momo空知切手80円バージョンを5シート準備いたしました。



このチャンスを逃せば二度と手に入ることはないという代物ですね。

これを369,998から370,002までの方に、それぞれ1枚づつお送りしたいと思います。
当然に桃グッズをなにか一緒に準備いたしましょう。

適当に遊んでやってくださいませ。


■兵庫県さま、太っ腹

10・22神戸市教育会館での講演ですが、兵庫県さまのおはからいで、一般枠を50名さま分設けていただきました。

1 日時 平成14年10月22日(火) 14:30〜16:30
2 場所 神戸市教育会館 大ホール
3 題目 「中小建設業のIT化について」
4 内容 ・多くの情報を基にした迅速かつ適切な将来の展望について
     ・中小建設業者のIT化推進の重要性
5 講師  桃知 利男
6 定員 50名(総勢200名)
7 費用 無料
連絡先:兵庫県県土整備部企画調整局課長(技術企画担当)情報システム担当
     矢上 ・和木
電話 078-341-7711(内線4339)
FAX 078-362-4433

ということですので、一度私の講演を聞いてみたいというかたは是非にお越しいただければ幸甚です。

2時間枠ということで、短時間ではありますが、なるべく色々なはなしを盛り込めるように頑張ってみたいと思うのです。

この神戸講演は今から結構気合が入っております。


■内閣改造

昨日の浅草は肌寒くて、私の作務衣も秋冬物になりました。
小泉内閣も衣替えしたようですが、真冬にアロハシャツを着てサーフィンでもしようとしているようです。

ということで、私は今日は美濃加茂市建協さんへ参ります。

momo
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