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店主戯言0030401 2003/04/16〜2003/04/30 "There goes talkin' MOMO"


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2003/04/30 (水)  
【「愚」と云う貴い徳】

■熊本講演は、いよいよ明日です

5月1日 くまもと県民交流館パレアは明日に迫りました。
まだまだ満席には余裕がございますので、皆さんお誘いあわせの上でおこしいただければ、幸甚でございます。m(__)m


■「愚」と云う貴い徳

それはまだ人々が「愚(おろか)」と云う貴い徳を持っていて、世の中がいまのように激しく軋み合わない時分であった。殿様や若旦那の長閑な顔が曇らぬように、御殿女中や花魁の笑いの種が尽きぬようにと、饒舌を売るお茶坊主だの幇間だのと云う職業が、立派に存在して行けた程、世間がのんびりして居た時分であった。(谷崎潤一郎、「刺青」より)

わたしの自宅の一番ご近所に住んでおられる芸人は、たぶん、快楽亭ブラック師匠だと思うのですが、そのブラック師匠の毒演会(ほんとうにこう書いてある)が、昨日、地元浅草の木馬亭で開かれましたので顔をだしてきました。(当日2,800円)

ブラック師匠のメインの出しものは、長篇歴史ドキュメント落語「HIROHITO」(たぶん、まだ未完成の作品)。これは4月29日という日にあわせての出しものだと思いますが、寄席ならではのはなしなのであって、TVでは絶対にオンエアされることはない、というようなものです(面白かったですが・・・)。

それじゃ、これを聞けないことはとても損なのか、といいますと、まあ、そんなことはないわけで、聞けたらそれはそれで楽しいし、聞けなくとも別にどうした、というものでもありません。

そういうものを、飛び石ではありますが、連休の一日をさいてお聞きに来られた方々は、ざっと見渡したところ60名程度。浅草には、確かに(といっても、かろうじて)、「世間がのんびりして居た時分」の空気があるひとときがあります。

そして、この日のめっけもんは、内海文化QR(漫才)という漫才コンビです。これは、名前のとおり、本職は文化放送(ラジオ)の局アナで、セミプロというより(アナウンサーだけあって)しゃべりはプロですし、ネタも結構面白い、へんな存在です。

世の中には、わたしの知らない芸人さんがまだまだ沢山いらっしゃいますが、その知られていない芸人としての自分を、どうやって売り出すのか(つまりチャンスをつかむ)という時に、どんなに小規模でも興行を打ち続けるということ、若しくは興行に参加すること。

つまり、先人達がやってきたような、ヒューマン・モーメントを中心とした売り込み方法の重要性のようなものを、こういう演芸を観るたびに感じてはいます。かつてはこれにTVでもプラスされれば万々歳だったのだと思います。

つまり、浅草の芸人の多くは、ほとんどがヒューマン・モーメントにたよって生きているのですが、最近はTVも浅草に棲む芸人さんを余り扱ってはくれませんので、本当にF2F(でつくりあげたソーシャル・キャピタルのようなもの)に頼った世界で生きているなぁ、と感じるのです。

私のいう、バーチャルの世界で、広くて薄い紐帯をつくっておられる方々はまずは居ません(バーチャルの住人である私がお目にかかっておりません、という意味です)。

ホムペ(ホームページのこと)は一応あるにはあるが、ほとんど更新されていない。
芸人のホムペは案外そんなものばかりです。出演スケジュールさえわからないようなものが多いのも事実です。例えば、昨日のブラック師匠の毒演会にしても、インターネット上では探し出すことはできませんでした。

ですから、演芸場に足を運びたくとも、どうすることもできないでいることも多いのです(特に立川流一門)。

このあたりは、一度、木馬亭でも借りて、若手芸人相手にでも講演でもしようかな、と馬鹿なことを考えるのも、「人々が「愚(おろか)」と云う貴い徳を持っていて」という時代の空気を、浅草という土地がかろうじて維持できているからなのだろうな、と思うのです。


さて、本日は連休の狭間、三重県は津市、そして岐阜へいってきます。
ご挨拶だけの予定で日帰りです。

2003/04/29 (火)  
【好評につき禁煙中】

今日はみどりの日、ご近所の幼稚園では「葉っぱの日」といっておりましたが、なんともなネーミングではあります。

うどん★人2号さまよりメールをいただきました。
内容は禁煙ネタでございます。

うどん★人2号でございます。
「好調禁煙中」「見事に禁煙1週間達成」「まだまだ禁煙中」の文字をみて
嬉しくなって思わずメールをお送りいたします。
しかも、「頑張んなくとも禁煙はできてしまって」いるなんて、
「素晴らしい〜!」の一言に尽きます。

以前、建築の設備関係の仕事をしていた際、喫煙の頻繁な部屋の
大型空調機のフィルタをはずして見てゾクッとしたことがあります。
どす黒いタール状のものがたら〜り.......人間の肺の中も同じ!?!?
以来、私はもうもうと立ちこめる煙の中では、頭が麻痺してしまい
宴席の最中でもこっそり抜け出すような始末です。

吸わないと綺麗、机も肺も、パソコンも、みんな綺麗です。

私は、桃知さんはじめ、「煙草を吸うけど、移動の電車は禁煙席でないと」と
いう方は、
皆さん、マチガイなく禁煙できると思っています。
それは「吸わない時(人)の苦しみ(ちょっと大袈裟?)」が判っているからです。

そして美味しい物に目の無い方も同様。
美味しい食べ物の味を、ほんの一息で崩してしまう煙草の煙、
特に旬の香りを楽しんだり、微妙な味加減を心地よしとする日本の料理には
煙草の煙の前には、あまりに無防備です。
そんな時に、煙草を吸うような無粋な事は無しですよね。

***
禁煙を続けてきたのに、あっけなく破れてしまう時は、飲酒時が多いそうです。
ついついお酒で気が大きくなって、「1本くらい....... (-.-)y-~~ 」と
自分に寛大になってしまうようですが、
周囲が吸わずにいれば、そんな気にもならないそうで。
そんな事で、桃知さんが訪問する先の皆様、くれぐれも........(^x^)

(辞めたいと思っている方を見ると、ついつい...の余計なお世話でした。)

さて、私が禁煙を始めたのは、病気になったせいなのです。

この病気は、世間一般では風邪というやつですが、わたしがかかったのは、わたしが過去体験したどのような風邪ともタイプが違います。

症状は、のど、気管支を中心とした痛みと「せき」で、ひき始めこそ、発熱と悪寒がありますが、問題は熱がなくなってから続く「せき」なのです。

これはかなりつらいです。(ぜんそくのような感じです)

はっきりいってSARSか肺がんを疑っていました(笑)。

ただ、感染能力はそれほど強くはないようでうすが感染はするようです。
ので、私とかかわりのある皆様は要注意です。私はマスクを常用していますが、飲む時にははずしていますから・・・

最初は息子がこの症状にかかっておりました。
私は息子からもらい、今は、家内がひき始めの状況です。(かなり長い潜伏期間があるように感じます)

なにかに対するアレルギー症状的なものもあるようなのですが、今ひとつはっきりとしない病気なのです。

それで、私の禁煙は、この「せき」に対する自己防衛なのです。

2003/04/28 (月)  
【まだまだ禁煙中】

昨日は、岩手からお客様がみえられ、午後4時少し過ぎから、ひさご通りの米久で、牛鍋をつつきながら一献してしまったので、午後9時には一家そろって就寝してしまいました。

そのせいで、今朝は午前3時に目が覚めたのですが、せっかくの早起きですから、三文の徳とばかりに仕事をはじめました。

まずは、5月2日の熊建人吉支部での協会ベースのIT化の取組みで使用する資料を作成。
これは、事前調査としておこなっていました、IT化アンケートの集計結果をまとめたのですが、あらためてみてみると、人吉の皆さんは、これからIT化を始める事業者団体としては、総じてレベルが高い、と感じました。

ただし、多くのところがそうであるように、個々の企業格差(温度差)も大きいのも事実ではありますが、その温度差をなるべくちいさくしていく(底上げ)の作業が、事業者団体が行うIT化の取組みなのですから、これから1年、頑張らなくてはいけないな、と肝に銘じた次第です。

それから同じく人吉支部で使うイントラネット(Microsoft GroupBoard2)の設定をし、とりあえず5月2日の説明会は準備はOK。


■禁煙中

宮崎の伊藤さまより。
禁煙がんばってください。5/1お会いします。

力強いメールです。5/1とは、くまもと県民交流館パレアでの講演会のことです。
いつも遠くからありがとうございます。

とりあえず、頑張んなくとも禁煙はできてしまっていいますが、なぜでしょう。

お嬢・2号さまより

こんにちは。
お嬢・2号です。禁煙続行中ですか??

昨日、会社でメーカーに「工事写真管理ソフト」のデモを行ってもらいました。
現場にデジカメが導入されて、ずいぶんたちますが、
写真管理については、「以前より現場の作業が増えた」と、不満がでていました。

しかし、いまさら工事写真台帳なんて使えませんし
いろいろ簡単にみんなが使えるソフトはないものかと、あちこち調べていたところ、
某メーカーのものでしたら、タダでデモができますよ、と代理店に言われたので
現場の人たちに集まってもらい、約1時間半ほど、デモを行ってもらったのでした。

結果、みんなの反応は、ここはいいけど、これは使いにくいというような、
ま、想像していたものとなりました。
しかし、私はソフトを購入する、しないは別として、
みんなが、それぞれ質問したり、ためしに操作させてもらったりと、
自分で、知ろうとしていた行動に、ああ来てもらってヨカッタと、素直に思えたのでした。

あとで、上司と話していたのですが、
「少しずつかもしれないが、みんなの意識はかわりつつあるのではないか?」
と言われ、自分は自分だけが、なんだか妙に切迫しているだけで、
みんなも、個々にいろんな角度で、「どうしたらいいか」ということは
考えてるのだな、と思いました。
それは、目に見えて、わかるものでなくて、
やはり、そんなことすら、何もわからないのであれば、本当に救われないのかもしれないけど
もうほんの少しのキッカケなのかもしれない、のかと。
なので、カッコをつけるわけではなく、施工図書きの私がほかにできることはと、考えたら
具体的には、昨日やったように、
みんなが、集まったり、話できたり、意見言い合えたりという
小さくても、そんな場を作ることであったり、
そういうことなのかもしれないな、と感じたのでした。
しかし、それは、ほんとうは、それは難しい。
だって、人間性も重要なことでしょう。
大事なことだと、伝えるのは難しい。だから、ときどき、怖いと思うし、
一人ぽっちになっちゃうんじゃないか、クビになっちゃうんじゃないかって、思ってしまう自分がいて、
でも、やっぱり、それでも、みなさんががんばっていることを
わたしは、ここを通じて、知っているから
絶対に、思っていることは、やめない。
長くなりましたが、昨日おもったことを
ももちさんに、話したかったので、メールしました。
間違いもあるだろうし、でも、少しずつ変化は見られる、そんな気がします。

では、くれぐれも健康第一で☆

Thanks!

2003/04/27 (日)  
【AirH"PHON】

■好調禁煙中

桃知@見事に禁煙1週間達成であります。(いつまで続くやらなのですが・・・)

昨日おうかがいしました平和建設の長谷川さまがいわれておりましたが、仕事中にタバコをすうことによる無駄のようなものを、わたしも最近感じています。(笑)

当然、平和建設さんは見事に全面禁煙なのですが、禁煙して感じたこと
→なによりも、机が綺麗。(笑)

平和建設さんの印象
→会社中綺麗。

■AirH"PHON

さて、今回の出張中に、家人にお願いをして、H"の端末を、AirH"PHONE AH-J3002Vに機種変更しました。

AirH"PHONの特長は、抜群のインターネット親和性です。
その中でも、わたしが一番嬉しいのは、通常使っているメールサーバーに直接アクセスできる、つまりpinkhip@dc4.so-net.ne.jpの送受信が、PHSの電話機でできてしまうことです。

今までは、ケータイにメールを転送するように設定したり解除したりするのを、so-netのサイトへ接続して設定しなくてはなりませんでしたが、ようやく、それをしなくてもすむようになったわけです。

当然にインターネットアクセスのプロパイダとしてso-netを使うことができます。
→わたしはその設定にしました。(CLUB AirH" forAirH"PHONEのサービスを使う予定がないので・・・)

さらには、Compact HTML対応のブラウザ(SSL対応)を搭載していますので、携帯端末用ウェブサイトなどの閲覧できます。つまり、普通のホームページも閲覧することが可能です。

わたしは、アウトルックで管理している自分のスケジュール等を、Web経由で確認できるようにしておりますので、PIMのように使うことができるのです。

それも、AirH"の定額制のデータ通信サービス「つなぎ放題コース(32kパケット方式)」を使っていますから、データ通信に関しては通信料を気にしなくてもよい、つまり、いくら使っても通信料は定額という嬉しさもあります。

それから、充電がパソコンからUSB経由でできたりするのですが、このAirH"PHON、モバイラーにはかなり使いこなしがいがあると感じております。

2003/04/26 (土)  
【@宇都宮】

桃知@宇都宮です。
昨日は今市市にて、栃木建協日光支部さまの講演。

講演内容は極めてミクロなIT化のお話。
つまり、企業ベースでのIT化について。

決して簡単な話ではないのですが、毎度、熱心にお聞きいただき、深く感謝いたします。m(__)m

講演会&懇親会終了後、宇都宮へ移動して2次会、3次会・・・

わたしは、まだ本調子ではないので、日付が変わる前におやすみさせていただきましたが、久しぶりの宇都宮の夜はとてもたのしかったです。ありがとうございました。m(__)m

今日は、これから水戸へ移動しましすが、わたしは、一旦、新幹線で上野へでて、そこで常磐線ひたちに乗り換えるつもりでおりましたが、昨晩、轟さまより、小山から水戸線なるものが出ているとの情報を得ましたので、本日はそれを試してみたいと思います。

宇都宮 9:30 ラビット 小山 9:56
小山 10:04 水戸線 水戸 11:29

しかし、轟さんからクイーンのケーキをいただいたのですが、これも水戸まで持っていくことになります。
はたして、日持ちは大丈夫なのだろうか、と心配しております。(笑)

2003/04/25 (金)  
【広報】

■(社)空知建設業協会IT化アンケート調査結果

顧問先であります、空知建設業協会さん(北海道)の、正会員及び準・賛助会員さま向けIT化アンケート調査の結果が、同建協のホームページからダウンロードできるようになっておりますのでお知らせいたします。

 (社)空知建設業協会のホームページ

手前味噌ではございますが、空知建協さんの取組みは、かなりしっかりとしたものです。それは、机上の絵空事ではなく、地に足のついたものあり、発注者からの押し付けでもなく、自らの身体にそくした、つまり実践レベルでのIT化の理解とそのITリテラシィの高さ、そしてなによりも、IT化を協会レベルで推進するときの、その心理的なエネルギーの高さが保たれている、ということにおいてです。

この空知建協のIT化の取組みは、道内ばかりでなく、全国レベルでも、よいお手本といってもよいと思います。既に道内のいくつかの発注者さんが見学に来られております。

今年度は、その取組みを、正会員だけではなく、準・賛助会員さまにも広げ、空知地区の建設業のITリテラシィの底上げをはかる予定です(だから、準・賛助会員さまのIT化アンケートもあるのです)。

そして、私のIT化の基本方針にのっとり、広く広報活動をしていきます(法政大学エクステンション・カレッジ講義のゲスト講師にもお招きしております)ので、たぶん、全国の皆様のお目に止まる機会も増えてくるかと思います。

空知建協のIT化を担っている委員会は、「広報IT化推進委員会」というのですが(おそらく同じような委員会は日本全国探しても存在しないだろう)、IT化のもっとも大切な目的に一つは、広くて薄い紐帯ををつくりだすことであり、その実践がバルネラブルとしての広報なのですから、これでいいのだ、なのです。


■てんこく

ももち篆刻 ←は、桃熊会の馬場口さんからのプレゼントでいただいたものです。

今月の10日に、熊本市へ大西さんの応援活動をしにいったさいに、馬場口さんからいただいたものです。

現在なにに使おうかと思慮中ですが、とても楽しいデザインなので、デジタルな書類に画像データとして忍ばせようかな、と思っています。

それから、てんこくについての詳しい説明は、馬場口さんが店主のてんこくサイト、アートてんこくドットコムをご覧くださいませ。サンプルをみているだけでも楽しいですし、「店主日報−中小企業IT化への道草−」を毎日更新されておられます。

◇アートてんこくドットコム
 → http://www.art-tenkoku.com/


■桃熊会より

桃知先生、皆さま。
Tデス。

☆桃知先生、太田先生

なんか凄いことになってきておりまして
両先生のPPT拝見しても良く判らないのが
正直なところです。

きっと2,500円(3,000円でも5,000円でも同じことですが)
ではお値打ちの4時間になると思います。
(皆さま、映画やプロ野球の入場料をお考え下さい)
そう言えば、あの熊本の2,500円高い!と仰った方は
どうなったのでしょうか?
ぜひ、ご来場頂きたいところです。

また両先生のプレゼンピッチ拝見して、鳥肌立ちました。
きっと今回のセミナーは充実度で過去最高かと思います。
(ついていけるかな・・・て感じです)

Tとしては、アドレナリンが充満するのと、脳味噌が
許容オーバーして、紅蘭亭の(中華)料理は喉を通らないと
思いますが、靴を間違えない程度、最低限しっかりと
食べたいと思います(笑)。

多分、過去のどの講演よりも、常に最新版の方が内容は深くはなっているのです。それは、講演の出来(面白いとか面白くないとか)とは関係なく、その取り組んでいる内容においてです。

ただ、それを前面に出しすぎてしまいますと、学者先生の難しい話を聞いているような状態になってしまうわけで、それであれば、あえてわたしの話を聞くよりは、著名な大学教授でも招いた方がよくなってしまうでしょう。

そこであえて、「桃知」と声をかけていただけるような努力っていうのは、当然にわたしもしているわけで、つまり、わたしは芸人としての自分の芸を常に磨こうとしているのでございましてね、それを今風にいえば、プレゼン能力とでもいいましょうか、まあ、そういうものです。

ということで、5月1日 くまもと県民交流館パレア は、かなり深い内容を、楽しくお聞きしていただけるように芸を磨いて参りますので、大勢さまのご来場をお待ちしております。

それから、5月8日 ウェルサンピア山形 、こちらも宜しくお願いします。


■タバコは止めようかな、というおはなし

本日は栃木建協日光支部さんの勉強会で今市市へお邪魔します。
4時間の講演と懇親会を予定しております。

懇親会終了後、宇都宮で一泊して、明日は、平和建設さんでのスタート・アップセミナーのために水戸まで宇都宮から直行いたします。まるで徳川家に引き寄せられているかのごときでございますね。

ところで、今日明日と、二日連続で4時間枠の講演をする予定ですが、肝心のわたしの体調といえば9割方の快復でございまして、今月では過去ベストの体調という感じになってまいりました。

なにしろ、咳き込むことがなくなりましたので、呼吸も楽ですし、しっかりと声がでます。
これは、なによりもタバコを止めているのが効いているのだと思いますが、よい機会なのでこのまま永久に止めてしまおうかなと考えていました。

ただ、ここ二日ばかり、やたらと食欲があるのも確かですし、タバコの代わりに口に入れているのど飴の量も、最近やたらと多くなってきています。たぶんこのままだと太ることになるのでしょう。

ですので肥満予防のために、タバコをすうべきかな、とも考えるのですが、少しばかり太ったところで、手持ちの服が着れなくなるぐらいのことですし、腹がでたところでいまさらでございますしねぇ・・・と、禁煙を続行中なのでございました。

2003/04/24 (木)  
【ジンギスカンの思い出】

八木沢さんのサイトを覗いたら、カネヒロのジンギスカンのことがでていました。
このジンギスカンは、昨年、北海道は夕張郡長沼町を訪問した際に、市岡さんにご馳走になったのですが、これはたしかにおいしいものでございました。

一方、空知郡は滝川の方々にいわせると、ジンギスカンといえば、滝川の方が本場であり、松尾のジンギスカンはうまいぞ!とのことなのです。

まあ、一度わたしが、公平な目でジャッジして差し上げますので、滝川のジンギスカンを一度食べさせてくださいなと思うのであります(これは催促ともいう)。

それで、このジンギスカンなのですが、子供の頃によく食べていたことを、なんとなく思い出したのでした。

あの頃に食べたのは、冷凍された円形のスライスされたものでしたが、うちは貧乏でしたから、めったに牛肉は食べさせてもらえなかった代わりに、時々マトンが食卓にでていた記憶があります。スタイルは、当然ジンギスカンでした。

それも家の中でやっていた記憶があるのですが、あの頃わたしが住んでいた家は、立派なあばら家でしたから、それこそ自然換気は完璧ですし、どんなにおいを出して飯を食べようが、近所から苦情をいわれるようなことのない時代でした。

家族そろってのジンギスカンはとても楽しかったことをおもいだしたのでした。

その頃に比べれば今は、牛肉を食べたいといえばいつでも食べることのできる時代ですが、ジンギスカンはちょっとやそっとではできないことに気づかされます。

マンションのベランダでやったら、苦情来るだろうなぁ・・・



【5月1日熊本講演での講演について】

■5・1熊本講演用PPT

5月1日 くまもと県民交流館パレアでの講演用PPTが出来上がりましたのでお知らせいたします。
必要な方は、ダウンロードのページから取得してください。

5・1熊本講演は、太田ジオさんとの二人会ですので、当然に大阪二人会の延長上にあります。
であれば、大阪と同じものを演じるのがスジなのかもしれませんが、それではお客さんのためにもわたしのためにもならない、と勝手に考えていまして、先にお知らせしておりましたように、超『桃論』?−場の生成とそのマネジメントについてのミーム論的IT化アプローチその1−という、なんだかわからない演題で議論を展開しようというのが、今回のアジェンダになっております。

この演題についてですが、れはどういうことかといいますと(できれば今回のPPT 31ページをご覧ください)、

・認識その1
例えば、会社の業績(利益が出たとか、売り上げが上がったとか、そういうもの)っていうのは、経営者が直接的にコントロールできるものではない(まあ、私のような個人事業主は別ですが・・・)。

ですから、経営者(マネージャー)は、組織を経営(マネジメント)をする必要があるのです(わかりますか?)。

・認識その2
それでは、組織を経営する、ということはどういうことなのでしょうか。
まず、組織の業績(現在と未来)は、組織を構成する人々の、事業行動(現在)と学習(未来)によって左右されていることに注目します。

・認識その3
さらに、その事業行動と学習は、一人ひとりの半自律的な個人の意思決定と心理的エネルギーによって決定されることを理解します。

(「半自律的な個人」についての説明は講演でしますが)組織とは、一見、それぞれが勝手に意思決定をしている、自律的な個人の集合体のように思われていますが、じつは、それぞれの構成員が、互いに情報的相互作用を行うことで、互いに影響を受けあいながら意思決定をしているのです。

・認識その4
つまり、組織とは、構成員の情報的相互作用の場なのであり、経営とは、その情報的相互作用から人々の事業行動と学習までのプロセスをマネジメントすることだと考えることができるかと思います。

わたしがミクロ的に展開している(つまり個々の企業ベースのことです)IT化というのは、情報的相互作用で伝播されるミームを扱うという意味で、伊丹敬之教授のいう『場のマネジメント』の考え方に非常に似た理論構造を持っていることに気づかれると思います。

そしてもう一つ、このPPT31ページの図は、「正解の思い込み」がなぜ起きてしまうのかを考えるヒントになっていることに気づいてくださればと思います。

つまり、図の一番下にある「経営の手段、設計変数」というのは、正解としての「経営手段」なのです(つまり、ISO9000sとかの経営のためのシステムです)が、この(だれかが正解だという)経営の手段さえ導入すれば、わが社もきっとうまくいく、と思い込んでいるのが「正解の思い込み」なのです。

この図は、企業業績とこの経営システムの間に、人々の情報的相互作用をベースとした、意思決定プロセスが存在していることを表していますが、経営とは、企業業績とこの「経営手段」の間を埋めるもの(場→人々の情報的相互作用)のマネジメントなのであり、つまりそれができないと、どのような立派な「経営手段」であっても、それが業績向上には結びつかないのは当然のことなのです。

そして、この「場」(情報的相互作用の場)を見るための眼鏡が、私のいうポチとしてのミームなのであり、私の展開するIT化とは、経営としも情報的相互作用の場のマネジメントであるということなのです。

今回の講演は、このようなはなしを展開していきます。ですので、極めてミクロ的な経営論になってしまうかもしれませんが、しかし裏主題は、当然に「私の身の上ばなし」であります。

 ダウンロードのページ

2003/04/23 (水)  ▲
【飯田から帰る】

飯田から帰ってまいりました。

いいなかライナー 4号 飯田駅 9:04 → 中津川 9:58
中津川 10:13 *(ワイドビュー)しなの 4号 名古屋 11:02
名古屋 11:20 のぞみ 56号 東京 13:00

本当は、岐阜県庁に寄ろうかなとも思ったのですが、身体が本調子でありませんので、今日は一路帰ってきてしまいました。岐阜県庁さまへは、また日を改めてご挨拶にお伺いいたしたいと思います。m(__)m

飯田から東京へは、新宿までの中央道高速バスが本当は便利なのですが、このバスは、窮屈(4人掛けシート)でございまして、これで4時間の旅程はかなりしんどいのです。

例えば、私が鹿児島空港→熊本県人吉市の移動に利用している高速バスは、3列シートで、前後の座席間隔も十分にあり、「しなの」のグリーン席ぐらいの快適さを保証してくれています。これであればバスでもいいのです。

なに贅沢をいっているんだ、とお思いでしょうが、体調も天候も悪い時に、4時間のバスの旅は、想像以上身体への負担は大きいので(天候がよいと違います。中央道は景色はよいのです)。

なので、本日は、あえて、御大尽コース(JRはすべて禁煙グリーン)を利用しました。

料金は高速バスの4倍以上かかるし、乗り換えも多いですし、コストだけを考えれば、高速バスを使わないやつは、多分大バカなのです。

しかし、例えば今日のわたしのように、帰宅後の疲労具合とその疲労が仕事をするに対する影響なんていうものを考えると、あながち高コストとはいえないのです。

というか、自宅についてからの疲労具合を考えると、お金にはかえられないところがある、と自分を納得させないと、いけないのですね(笑)。

取り急ぎ。

2003/04/22 (火)  
【これから長野県飯島町へ】

桃知@岐阜です。
これから、名古屋まで出て、高速バスに乗り、名鉄バスセンター 09:30→飯島 11:51で長野県飯島町へ移動です。

そして夜は、久しぶりに飯田に宿泊です。
これは、ことことと飯田線に乗って移動しようかと考えておりました。

ということで、今朝は、ばたばたと忙しいのでここまでですが、49万ヒットは、鹿児島県は阿久根建設のSさまでした。おめでとうございます。m(__)m

では、行ってきます。

2003/04/21 (月)  
【今日は岐阜へ】

■49万

(昨日から移動してきました)たぶん、もうすぐ49万ヒットのはずなのですが、一お連カウンターの調子がこのところずっと悪く、なんだかよくわからない状態です。

それでも運良く49万ヒットをゲットされた方は、それはとても強運ということでしょうから、恒例により、粗品を差し上げたく思いますので、店主へメールをくださいませ。

多分、オリジナルのポロシャツになると思いますが、現在在庫がありませんので、少々お時間をいただければと思います。


場のマネジメント 伊丹敬之(著) NTT出版 1999年1月30日

『場のマネジメント』
伊丹敬之(著)
NTT出版
1999年1月30日
■5・1熊本講演のPPT作成中

5月1日 くまもと県民交流館パレアでの講演用のPPTを作成していました。

今回のは、ちょっとばかり毛色が変わっていて、超『桃論』?−場の生成とそのマネジメントについてのミーム論的IT化アプローチその1−というアジェンダを設けて作業をすすめています。

ベースになっているのは、当然に『桃論』ですが、伊丹敬之教授の『場のマネジメント』を、ミーム論的視座で読み、場のマネジメント=ミーム・プールのマネジメント、というようなアプローチを試みています。

例えば、『桃論』では、ミームが情報的相互作用で伝達されるものであり、個人がミーム・ビークルであるように、個人の集合体としての企業や組織にもミーム(主流のミーム)が存在し、そのミームこそがコア・コンピタンスなのだ、といっていますが、『場のマネジメント』は、経営とは、そもそも情報的相互作用をマネジメントすることなのだ、といっているわけです。

つまり、とてもよく似ているのです。(笑)

これは組織観=情報的相互作用の場、組織における人間観=情報的相互作用をするヒト、が、『桃論』と同じなのだからなのですが、そうであれば、『桃論』でのミーム論的IT化アプローチに、さらに、この『場のマネジメント』の考え方を取り入れるとどうなるのかな?という試みをしているのでした。

ただ、この『場のマネジメント』は、大規模組織向けに展開された組織マネジメント論のため、たぶんに内向的(ミクロ)であり、閉じられた組織のマネジメントに、ミームを問題解決策として使おうとする傾向があります。

ご存知の通り、『桃論』はミームを問題発見ツール(ポチ)とし、問題解決ツールではない、としているのですが、これは、私が議論の対象としている地場型中小建設業の組織にくらべ、『場のマネジメント』が対象としている複雑な大規模企業が、組織的に複雑なためだと考えます。

このあたりを、5月1日までには消化できた講演ができればと考えています。
尚、PPTは、今週中には、ダウンロードできるようにいたします。

ということで、今日の私は岐阜へ移動し、内藤建設さんへ。
本日は岐阜泊。明日は名古屋経由で長野県入りします。

体調はだいぶ戻ってはきましたが、まだまだ本調子ではありません。

2003/04/20 (日)  
【on and on】

■お嬢・2号さまより

お嬢・2号です。
お体はどうでしょうか?無理は禁物です。

今日、「綾戸智絵」さんのジャズコンサートへ、母親と行って来ました。
関西人の綾戸さんのトークは、最高で、歌もピアノも、ずん、と心臓に響く
そんな、気持ちの良いライブでした。

曲の中で、「On And On」という歌を披露するとき
綾戸さんは、「オン エンド オン・・・・積み重ねです。日々積み重ね。
day by dayでもいいかな。」と、言われました。

私は、心の中で、反芻していました。
積み重ねる。簡単なようで、すごくむつかしく、大事なことだな、と感じました。

私は、ももちどっとこむへアクセスしている人達は
きっと、オン エンド オンなのかな、って、うまくいえませんが・・。

よし、やっぱりがんばる。

わたしは、綾戸智絵さまは、TVでしか拝見したことはありませんが、病気のことを感じさせない、馬力のある「おかやん」という感じの素敵な人、という印象を持っています。

「On And On」という曲は、(多分)ステファン(スティーブン)・ビショップの「ケアレス」というアルバムに入っている曲でしょうね。優しい曲で私も好きな一曲です。

LIVEに出かけるというのはいいものです。アドレナリンが湧き出てくるようなLIVEにめぐりあえた時には、なにものにもかえがたい満足感があります。その逆もまた然りですが。

歌でも落語でも演劇でも、たぶんなんでもそうなのでしょうが、そこで演じられる作品(つまり芸)というものが、演者という人間の生き様(修行でもいいや)なりの表出であるとき、そのゆるぎない技術に裏づけされた魂の波動のようなものが、わたしの魂と共振するような瞬間の心地よさ、とでもいいましょうか、そういう瞬間が好きです。

芸は、けっして世の中を変えることはできませんが、私たちの魂をかき回してくれ、心理的なエネルギー(passion)が生成されることを手助けしてくれることは確かでしょう。

そうして、元気になれる。
そして、また明日も頑張れる。

2003/04/19 (土)  
【ぼちぼちいきましょう】

■一頭や

昨晩は、久しぶりに浅草で食事をしました。「一頭や」さんというお店で、お肉を食べるならここ、と杉の女将さんが薦めていた店です。

私は時々むしょうに「肉が食べたい」と思うときがあって、それはどちらかというと、体調不良のときが多いようです。

ただ、私が「肉をたべたい」というときは、これは焼肉ではなくて、鉄板焼なのです。
一頭やさんは、平城苑という焼肉チェーンのお店ですが、浅草の4階建てのお店の最上階には、ちゃんと鉄板焼のフロアーがあるのです。

わたしは、くもりひとつなく磨き上げられた鉄板が大好きです。

あの燐とした鉄板の上での職人さんの仕事をみていると、きちんとした鮨屋(つまり、汚れ一つないカウンター)での鮨職人の仕事のように、料理が物理的に胃袋の空間を埋めるものではなく、なんだかよくわからない付加価値を持つ瞬間というのを実感することができます。

一頭やさんは、お店の方の対応もアットホームですし、お値段もリーズナブルでおいしいお店です。
しかし、金曜日の夜だというのに、お客さんは多くはありません。

杉の女将によれば、とても混んでいるとのことだったのですが・・・
やっぱり、不況なのでしょうね。

そういえば、ススキノも人出は寂しかったようですし、行き帰りの飛行機も空席が目立っていました。


■イノベーション

メールを出しておきながらなんですが、始めにお断りしておきます。
このメールの内容はハッキリいって、自分自身に当てたようなものです。

(ざっくり)
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実は3月末、勤めておりました会社が事業停止となり、突然に失業状態となりました。
それ自体は、今の世の中珍しいことでもないので、次を探そうと前向きに考えたのですが、
いざ次の仕事を考えたとき、一体自分はこれから何をすればよいのか、何が出来るのか・・・
まったくみえなくなっていました。

当時、私は建設業界の情報化を推進したいと言うあいまいながら、強い思いがありました。

(ざっくり)

しかし、そこでは以前のような建設業界情報化の推進と言う、当時思い描いていたものが
いつのまにか、自社製品の販売に摩り替わっていました。
次第に、せっかく築きかけていた色々な人たちとのお付き合いも疎遠となり(自らそうしたのですが)、
正直、今こうして桃知さんにメールをしていることも、恥ずかしく、申し訳ないように思っています。

今までのキャリアは、恥ずかしながら自分ではそれなりのものであると思い込んでいました。
しかし、現実に求職活動をしていくなかで、そんな思い込みが妄想であったことに気付くのに
時間はかかりませんでした。
結局、今現在の私は何も持っていない事に改めて気付いたのです。

○○を退社したとき、私も
パラダイム転換型イノベーション
をおこしたのだ、と言う気持ちでした。
桃知さんは、いまだ「答えはない」と仰っていますが、私は明らかに失敗してしまったようです。

振り返ると、私は常に組織の中で不満の対象を探していたに過ぎなかったのではないかと思います。
その不満が限界に近くなってくると、新しいものを求めるフリをして、別なところへ逃げていたのだと。


桃知さんは覚えていないかもしれませんが、初めて桃知さんにお会いした時の事は今でも鮮明に覚えています。
正確には、思い出しました。
池袋で、コーヒーを飲みながら、何とはなしにいろんな話を聞かせてもらいました。
この人に追いつこう、いつかは肩を並べて歩けるようになろうと、そう思って帰路に着いたのを
今、やっと思い出しました。
あれから約5年、追いつくどころか、もう姿も見失ってしまったようです。

今、こうしてメールを書いているのは、その時の気持ちをもう一度思い出すためです。
これから先、当時の思いのまま、また桃知さんに追いつく道を歩けるかどうかはわかりませんが、
たとえ違う道に進んだとしても、あのときの思いと勇気を思い出し、再出発をしたいと思います。
そのための第一歩として、
ただ建設業の情報化を語れる仲間がほしく、突然メールを送った5年前のように、こうしてメールを書いています。

これから、もう一度パラダイムの転換を試みます。
このメールを送信できれば、その勇気が出ると勝手に思っています。
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ここまで読んでいただいたことに、感謝いたします。
これからも、お体にお気をつけてご活躍されることをお祈りいたします。
ありがとうございました。

ここに、このメールを載せるのは、たぶんに反則なのかもしれませんが、私が(広く薄い紐帯のなかのひとりとして)このメールに共感してできることといえば、このメールをここにさらすことぐらいしかありません。

今まで建設業(特に地場型中小建設業)で生きてきた方々の何割かの方々も、このメールの方や、私のように、人生のイノベーションを、半ば強制的にしなくてはならない時代が、エポックとしての今の時代なのかもしれません。

それは失業という究極の要因がなく、運良く職を失わないままでもです。

「公共工事という産業」は、オールド・エコノミーであるがゆえに、時代のエポックで通用するようなポテンシャル(性能)を、マクロ的(業界)にもミクロ的(働いている方々個人)にも持ちえないのが実情なのだと感じています。

それは、企業もそうであるように、個人でさえも、今までと同じようにはいかないのだ、ということです。

でも、今までと同じようにいかないといっても、それでさえ経路依存的なものであることには違いありません。

つまり、わたしは、一筋の時間軸上に存在する私なのです。
そして、肉体的には、わたしは死ぬまで私でありつづけるのです(生物学的な変化はありますが)。

であれば、わたし自身が変わろうとすることとはなにか、と考えれば、それは第一に、わたし自身の肉体ではなく、精神的なもの、そのなかでも、己の精神が足場とするパラダイムの変化である必要があるのだと理解しています。

では、そのためにはどうすればいいのか、といえば、そもそもこの時代がエポックなのですから、準備された「答えは」などはない、ということです。

であれば、「答え」は自分で探すしかありません。
ですから、わたしは、パラダイム転換型イノベーションというようなものを試しているのです(これが「わからない」とう方法です)。

わたしの5年間は、パラダイム探しの5年間といってもよいかも知れません。
それで、なにかわかったのか、といえば、まだはっきりとは「わからない」のです。

しかし、真性のバカであった5年前に比べれば、相当わかってきたような気がしているのも確かです(気のせいかもしれませんが)。

わかってきたような気がしている部分を、こうして、さらすことで確認しているのが、今のわたしだ、ということもできるでしょう。

ということで、またお会いできれば嬉しいです。

パラダイム
〔paradigm,「範例(=動詞・名詞などの語形変化の典型的な例)について示した表」の意のギリシャ語に由来〕〔おもに科学史で〕その時代・社会において、一つの分野に属する学者のほぼ全員が共通の大前提として認めている、研究の基本的手法や問題意識(の手本)。〔事物を認識する基本的態度や問題の選択・設定・取扱い・解決の方法など理論体系の枠組を包括的に指す用語。広義では、その分野における思考の枠組や学問(芸術)の方法論、共通の基準の意にも用いられる〕

Shin Meikai Kokugo Dictionary, 5th edition (C) Sanseido Co., Ltd. 1972,1974,1981,1989,1997


2003/04/18 (金)  
【継続することの力】

http://www.geocities.co.jp/WallStreet/6950/さまより

体調は、よくなりましたか。
私も、両膝の痛み、胃袋の痛み、歯も悪いで悪戦しています。

ところで、自分のHP、昨夜見たら5000を越していました。2.5ヶ月で5000を数えたこ
とになります。この、じわっとくる感動は、はじめて味わいました。酔っぱらってい
ても、残業で遅くなっても、内容が虚ろでも、とにかく毎日更新だけはやりました。
その積み重ねでしょうか。桃知さんが以前おっしゃられた更新されないHPは腐ったHPというのがわかるような気がします。
また、掲示板の書き込みやメールなどで、たくさんの顔を見たことがない人たちとの交流も生まれています。2年前には、インターネットも電子メールもなんのこっちゃ、というあの頃の自分では、予想も出来なかったでしょう。
こういう状況を作り出していただきました桃知さんに、感謝です。

5/1、よろしくお願いします。桃知さんも、まだ、飲んだことのない飲み物(もちろんアルコール)を、懇親会に差し入れします。

では。お元気で、ご安全に。

5000カウントおめでとうございます。

継続は力なり、という言葉がありますが、多分、ホームページを更新する作業というのは、好きな遊びをするのとはちょと意味合いが違うわけで、そのはじまりはかなり面倒なものであるはずです。

でも続けることで、習慣性のようなものがついてきて、なにか書かないと、一日が始まらなかったり終わらなかったりするようになってきます。

それで、なにかいいことがあるのか?といえば、それは実行されている皆さまが、夫々にお感じになっておられる、つまり各人によって違うのだと感じています。

例えば、私はそのことで、今の仕事を作り出すことができました。
→詳しくは『桃論』の「私の身の上ばなし」をお読みくださいませ。

自分がなにものかに向かって変わろうとするときに、何かを根気強く続けなければ得られないものというものは、確実に存在するのだ、と考えています。



【なんか疲れてます】

札幌から帰京も疲れが・・・

また後程?

2003/04/17 (木)  
【バカをやめる三つの方法】

桃知@相変わらずの体調不良です。
昨晩は新潟から帰りまして早めに休みました。


新潟県電気工事工業会の皆様、二日間お世話さまでございました。
次回は6月におうかがいする予定です。


こんばんわ  ○○@迎春 です. 桃知さん!お元気ですか!? って言えないですねぇ・・・ その後,体調の方はいかがですか?? 酒が足らない!!なんて,俺のようなことないようにしてくださいよ(笑)

○○は年度末の激務を終え,仕事上の春を迎えることができ,どうにか無事に生きております. 先日,気の合うヤツと久々に呑んだら,大好きなビールがうまかったです.生きている証拠でしょう.

とかいいながら,年度末の激務から解放されたこの時期,溜まりに溜まってたやりたかったこと,しなくちゃいけないことをバンバンとこなしている最中なのですが,やはり,今頃になって会社の上司から文句を言われて,戦闘態勢に入っています・・・ まぁ,ぶっちゃけた話,どぉでもいいことなんですよ. だから,簡潔に話を進めますが,俺から言わせると大したことない人が中途半端な役職に就き,金だけ権限を持っているものですから,喧嘩しちゃったわけです. 喧嘩だけなら別にどぉってことないのですが,俺の本業(地質調査)に全く理解を示さず,儲け口だからと言って金と下請けだけ決めて,挙げ句に成果品が悪いとか言い出す始末で・・・

あら・・・桃知さんには関係ないから,愚痴はこの辺にしておきます. いきなり愚痴ってすみませんでした(汗汗!!)

で・・・そんなこんなで会社内部でもめごとが続いているわけですが,太田社長のHPで見つけたコラムなんですが,

 桃知さんがパネルディスカッションで言っていた言葉が耳についている。よく会社のやる気のある社員から、「社長がITに無関心なのだがどうしたらよいだろうか?」という質問を受けることに対して、「それなら会社を辞めなさい」という答えしかない、ということだった。IT投資をしないのは人生哲学なのだから、それを翻意させようとするのは不可能だし、それに努力しても桃知さんの商売繁盛にはつながらない。。。そんなつまらぬことに多大の労力を費やすのであれば、ITに理解の深い経営者のいる会社にかわったらよい、ということだ。実に明解である。

と,ありました・・・ごもっともです. さすが桃知さんです・・・カッコイイです・・・・
以前,会社の余りの不条理でブツブツ文句を言っていた時のことです.若手社員が「○○さんが先頭立って会社を変えてくださいよ!!」って言ってきました. 彼とは配置部署も専門分野も違う間柄なのですが,技術屋としての姿勢がすごく良く,信頼の置けるヤツなんですよ. でも,彼にはハッキリ言いました. 「オーナー社長が今まで自分のルールで築き上げた会社を俺は変えるつもりはない!提案はするけどね. そんなことで自分の時間を取られるなんてヤダし,やりたいことがまだまだある」・・・・ 俺も「雇われ身」なので,会社のルールには従わなければなりません.今現在,家族が三度のメシを食わせて貰っているし・・・・.でも,それ以上に技術屋なので無駄な時間は費やしたくありません.     営業中心のコンサルはコンサルでない. 若手技術者をパーツにしか思わない技術屋は死刑です.次世代の技術屋を育てられない技術屋はクズなんです.そんな会社,そしてそんなヤツに自分の楽しい人生のジャマをされたくないので,笑顔で手を振りましょう...

さてさて「大阪二人会」の参加をきっかけに,あれからいろいろ考えましたよぉ・・・通勤時間や入浴時間,トイレの中,1分でも時間があれば,自分の考えをメモりましたよぉ...世間様の中での自分の位置.朧気ですが,答えらしきものは見つかりそうです.決して独立をしようというわけでもなく,かといって今までのように「鉢の中の金魚」というわけにもいかず...見た目は会社員で,かじってみると一匹の技術屋だった!! ってな都合のいい話はありませんかね   あはは・・・
自分は,2005年に40歳を迎えます.仮に世間様と同様に60歳まで働くとしますと,自分は20歳で社会に出ましたので,2年後の2005年がちょうど中間点になります. マラソンで言うところの折り返し地点でしょうか..あと2年で折り返し地点ですよぉ・・・その2年で,今の会社でできることをやるだけやって,新しい旅に出たいと考えています. 思い通りに行かないことは覚悟できていますが,そちらの方が楽しいでしょう・・・.  桃知さんや太田さんの生き様を,よぉ〜〜〜く観察したいと思います. すべては模倣から始まります. 桃知さん!! 知らないところで生き様を真似しますよぉ!!

長々と書き込みましたが,途中,不躾な面があればお許し下さい.  元気があれば何でもできる 精神で頑張ってください.

でわ・・・

若い人(っていってもいいですよね)は、うらやましい。
ケインズに言わせれば、すべての人間は、将来に向かって死んでいるのですが、私は、生きている時間の可能性は、やはり若い人の方が大きいと感じ、それをとてもうらやましく思います。

いろいろと考え、もだえ苦しむことは、できれば若いうちに沢山した方がよいと、この歳になって後悔気味に感じています。

私は貴方と同じ年の頃、真性のバカでございました。金魚鉢の金魚というか、井の中の蛙というか、狭いコミュニティのなかだけで生きている世間知らずでございました。

そして、そのバカがバカを止めようともだえ苦しみ始めたのは40歳になっておりました。
四十にして迷わず、とは言いますが、私は四十にして迷いはじめたのですから、やはりバカなのでしょう。

私はバカを突破しようとする方法は三つあると考えています。

(1)・発展型イノベーション
(2)・破壊型イノベーション
(3)・パラダイム転換型イノベーション

それぞれについては、また後日詳しく書いてみたいと思いますが、簡単に言えば、(1)は、持っている性能をさらに向上させようとするイノベーション、(2)は、逆に性能を落とすことでのイノベーション、そして私がやろうとした3のパラダイム転換型イノベーションは、自分の人生という時間軸に断層をつくり、自らを今までとは違う空間に置こうとすることで、閉塞からの突破をはかろうとするようなものです。

なぜ(3)にしたのかというと、(1)と(2)は、ある程度(といってもある程度じゃダメなんだな)のポテンシャルが自らの中に出来上がっていることが必要なわけで、私のバカさとは、性能そのもののバカさですから、(1)も(2)もやりようがなかったからです。

それで、その方法がうまくいっているのかどうかは、じつはまだわからないのです。
なので、今のところ「答えはない」のでございます。

しかし、まあ、確実に私と私の環境は変化はしておりますし、三度、三度の御飯を食べることができております。

というところで、今日の私は、空知建協さんの広報・IT化推進委員会へ出席するために北海道へ飛びます。

2003/04/16 (水)  
【@新潟】

午前3時、新潟のホテルで目覚めてしまった。
また寝たら起きられないだろう・・・

■ザ・グレート・サスケ

岩手のミルキーさまより。

 すでにニュース等でご存じと思いますが、みちのくプロレスのザ・グレート・サスケが岩手県議選に1万6000票以上の新記録でトップ当選しました。中央のとらえ方は「覆面レスラーが・・」ですが地元ではマスコミ含め「知名度に加え、サスケの今までの活動が認められた」です。ボランティアや岩手のPR活動にも熱心でしたし、レスラーであろうと、「岩手のためになる人」という観点で選んだという所だと思います。

 私の所にも県外のみちプロファンから問い合わせが多かったので第一声から当選会見まで簡単にまとめてみました。よろしければごらんくださいませm(_ _)m

  http://homepage2.nifty.com/ryuk/gazou/sasuke.html

  でもなぁ・・覆面をとらないと議員やらせない、という声もありますし、すでにAV出演とmojicoのマルチ問題で騒がれていますから、前途多難ではないかと心配しています(;_;)

  覆面レスラーが素顔見られたら引退、というのを誰か県議会の方達に教えてあげてください・・「議会の時だけとれば」ってそういうものじゃないのに。

私は、その昔(デルフィンがいたころ)、時々ですが、みちプロを観戦にでかけていた記憶があります。
最後にいったのは、蔵前に、ジ・アンダーティーカーを招聘して行った興行だったでしょうか。

最近は、みちプロどころか、プロレスのLIVEを楽しむ余裕もありませんから、偉そうなことをいえる筋合いではないのですが、ザ・グレート・サスケさんが岩手県議会選挙でトップ当選されたことは知ってはおりました。

問題は、マスクを着用して議場に入っていいのか、ということなのでしょうが、報道によれば、自民・岩手県議団はマスク着用に反対だそうです。

岩手県は、土地柄、自由党が第一党(サスケさんは自由党推薦だよね)で、自民党は第二会派であったはずですから、そこは数の力で押し切れるかもしれません(自由党は問題視していない)。

しかし、増田岩手県知事は、『「取るべきだ。苦渋や喜びの表情を有権者が読み取れるようにすべきだ」などと苦言を呈している』(今朝の朝日新聞から)そうですし、『自由と自民が、第三勢力の政和会との連携をめぐって争っている最中でサスケさんへの対応も微妙に絡んでいる。』(同じ今朝のく朝日新聞)らしいのです。

しかし、『政和会の所属議員からは「こんな議論をすること自体むなしい」。』(同じく今朝の朝日新聞)
まあ、このマスク問題に関しては、この意見に私も近い感覚をもってみておりました。

そのココロは、マスクをつけて議場に云々の前に、ザ・グレート・サスケというリング・ネームで、しかもマスクをつけたままで立候補できる、という今の選挙のシステムは、ある意味、一個人の複数人格化を認めているようなものです。

つまり、岩手県で県会議員になったのは、あくまでもザ・グレート・サスケという人格なのです。

それは、=みちのくプロレスのザ・グレート・サスケなのであって、マスクを脱いだ時の彼(本名は村川政徳さんというらしい)の人格とは違う、というのもを、彼に投票した方々も今の選挙のシステムも認めているものだと考えられます。

であれば、マスクは、ザ・グレート・サスケの人格の一部であり、マスクを脱いだザ・グレート・サスケは、ザ・グレートサスケではない。であれば、マスクを脱いだザ・グレート・サスケという人格は県会議員ではない。ゆえに、マスクを脱いだら議員として議場に入ることはできない、となります。

しかしこれさえ、多分にプロレス的な背景を知った上での「遊び心」なのであって、選挙のシステムに関しては逆の解釈もできます。

それは、先に、今の選挙のシステムを、ある意味、一個人の複数人格化を認めているようなものだとしましたが、例えばリングネームだろが芸名だろうがペンネームだろうが、かぶりものをしていようが、それはひとりの個人に収斂するものであるから、その使用を認めている、と考えることができるというものです。

この考え方の立場に立つと、マスクの存在は、選挙のシステムとか人格とかの問題を離れます。
つまり、結局はマスクをつけていようがいまいが、それでその人格の違いをいうことはできません。

ですから、この立場での答えは、「どうでもよい」なのです。

サスケさんのマスクの問題というのは、結局は行儀がいいのか悪いのかの問題になってしまっているだけでしょう。

そうすると「プロレスと議会は違うんだ!」という声が出てくるかと思うのですが、それはプロレス者(コアなファン)に対しては、差別的意味をもってしまいますから、階級闘争とかイデオロギー闘争になっていくと・・・終わらない。

しかし、こんな議論ができるのも、そして、なにかこの話題に、とてもほのぼのとしたものを感じるのも、「平和だから」なのだな、と思うのでした。

というところで、今日の私はイントラネット勉強会二日目。
午前と午後のダブルヘッダーなのですが、相変わらず声がでません。

昨晩は、小林理事長のおはからいで、玉子酒をホテルにつくってもらって、はやめに休んだのですが、声は相変わらずハスキーなのでした。

ハスキー
―な
〔husky=果物の皮の(ようにひからびた)〕〔声が〕しゃがれて、よくひびかない様子。〔魅力的と感じる向きも有る〕
用例・作例
―な声
―ボイス

Shin Meikai Kokugo Dictionary, 5th edition (C) Sanseido Co., Ltd. 1972,1974,1981,1989,1997



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